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胎盤を食べると、産後の体調の回復が早くなる

●臍の緒jは本来「食用」だった

 今でこそ、助産院を退院する際に、桐の箱に入った「臍の緒」を出産の記念品として持ち帰っているが、昔の母親たちは「臍の緒」を食べていたのである。これは漢方医学の影響で、漢方医学では産婦が「臍の緒」を食べると、産後の体調の回復が早くなるということが解っており、産婦たちに漢方薬として「臍の緒」を食べさしていたのである。だからこそ、臍の緒がまるで漢方薬の薬箱のような箱に入っているのである。昔の母親たちは、あれをパクリと食べていたのだろう。

 この産婦に臍の緒を食べさせるというのは、非常に素晴らしい方法だったのである。すべての哺乳動物たちは出産すると、胎盤を食べているのである。勿論、外敵に胎盤の臭いを嗅ぎつけられて、赤ちゃんが襲われないようにするためでもある。だが、そういうこと以上に、赤ちゃんを産んだ母親が胎盤を食べることで、産後の体調の回復を早めるという効果を狙ってのものなのだろう。

 人間が哺乳動物である以上、やはり胎盤は食べるべきなのである。出産で疲労しきった産婦に胎盤を食べさせて産後の体調を早めさせてあげるべきなのである。そうすれば、産婦が産後の肥立ちがどうも悪くて本調子にならないとか、産褥熱を患ったり、マタニティーブルーで憂鬱になったりすることを防げることだろう。

 だが、しかし、ここで大いに問題になるのが、この胎盤を食べるということに反対している西洋医学の存在なのである。日本から臍の緒を食べるという習慣を駆逐していったのが、西洋医学だからだ。だからこそ、病院で出産すれば、胎盤などバケツの中に捨てられてしまい、廃棄処分されてしまうのである。いかに西洋医学が妊娠や出産のことについて、何も解っていない医学であることの証左であろう。

 俺は出産してから、母親が臍の緒を貰うのは世界共通のことかと思っていたら、そうではなかったのだ。日本人男性と結婚した白人女性たちは、出産した後に臍の緒を貰うと、「ゲッ!」とするらしい。ヨーロッパでもロシアでもアメリカでも、臍の緒を貰うという習慣はまったくないのだ。白人たちは、臍の緒や胎盤の重要性にまったく気づいていないのだ。

●助産婦には事前に言っておく

 産婦が臍の緒や胎盤を食べると、女性ホルモンや母性ホルモンの分泌が非常に良くなり、それらのホルモンの力で、妊娠と出産で拡大してしまった子宮を元の姿に回復させ、乳房を膨張させ母乳が出やすいようにさせるのだ。こういうことを引き起こすことは、人間が人工的に作り出した薬で行うのは無理で、やはり臍の緒や胎盤を食べることでしか、このような効果を引き出せないのだ。

 初産の場合、初めての妊娠と出産だったので、この子宮が元の姿に回復するのが非常に遅くなってしまい、そのためにそれが産後の肥立ちの悪さになって現われてきてしまうのだ。また、初産の産婦に限って母乳の出が悪いのも、初めての育児になるので、まだ乳房が勢いよく母乳が出るようには成長してくれていないのだ。

 二人目以降の出産になると、出産そのものは怖くないけど、後陣痛が恐ろしいと言われている。これは初産の母親たちと違って、子宮が良く動くようになったためであり、出産後に子宮が元の姿に戻っていく際に、激しい痛みを生じさせるのだ。これは初産と二人目以降の出産で、臍の緒や胎盤を食べなかったら、その激しい痛みを軽減させる母性ホルモンが不足してしまい、そのために後陣痛の激しい痛みを引き起こしてしまうのだ。

 産婦が産後の体調回復のことを考えるなら、やはり臍の緒や胎盤を食べるべきだが、日本では臍の緒を記念品として貰う習慣はあっても、臍の緒や胎盤を食べる習慣はなくなってしまったので、事前に助産婦には臍の緒や胎盤を食べることに重要性を説明しておき、その上で出産した際には、臍の緒と胎盤を取っておいて貰うことだ。

 胎盤は食用となるので、出産後に無理矢理に胎内から出してしまわないことだ。出産しても臍の緒をそのままにしておき、1時間30分以上、裸のままの赤ちゃんを床の上に置いておき、その後にゆっくいりと後産で胎盤を出していけばいい。胎盤は自分のホルモンを調整するものなので、胎盤を無理矢理に取り出してしまうと、その胎盤にストレスがかかり、安全ではないホルモンになってしまうのだ。ホルモンという非常に大事な物を扱う以上、慎重になって取り出すことだ。

●基本的には「ナマ」で食べる

 日本では臍の緒や胎盤を食べる習慣がなくなってしまったために、臍の緒や胎盤の食べ方は解らないと思うが、基本的には「ナマ」で食べることだ。ナマじゃないと、細胞が死んでしまうからだ。決して加熱処理してしまわないことだ。あくまでも「ナマ」で食べることだ。出産する前までは自分のお腹の中に入っていたので、絶対に安全である。

 産後の体調回復を目指すものだから、産後に食べてしまうことだ。勇気を持って、「パクリ!」と食べてしまおう。ただ、初産の産婦には、非常に大きな勇気が必要であることは、特筆しておく。二人目以降の出産をした母親になると、自分の体内に既に母性ホルモンが出ているので、産後に「臍の緒や胎盤を食べてしまいたい!」という食欲が湧いてくるので、その食欲には忠実になって食べてしまおう。

 もしも、食べきれない時は、胎盤を「ひと口サイズ」に切って、冷凍保存しておくことだ。それをその後、母乳の出が悪くなった時に、ひと口サイズの物をパクリと食べると、母乳の出が非常に良くなるのだ。胎盤を冷凍保存した場合は、凍ったままの胎盤を食べないことだ。凍った胎盤を食べると、内臓が冷えてしまい、有効な効果が得られないのだ。あくまでも自然解凍させて、冷たくない胎盤を食べることだ。

 臍の緒はすべて食べてしまわないで、記念品として持ち帰るものは残しておこう。やはり、こういうのがあると非常に有難い記念になるからだ。赤ちゃんが成長して大きくなった時、「お前の臍の緒はこれだよ」と教えておけば、母親の権力は絶大化するからだ。母親にとって臍の緒は、まさに伝家の宝刀なのだ。

 産婦が臍の緒や胎盤を食べると、産後の肥立ちが良くなり、母乳の出が良くなるだけでなく、老化を防止することができるのだ。女性は33歳を過ぎると老化が始まっていくのだが、産後に臍の緒や胎盤を食べると、この老化のスピードが物凄く遅くなり、いつまでも若差を保つことができるようになるのだ。

 特に40代後半で女性ホルモンの分泌が急激に減少して行く際に、多くの女性たちは更年期障害に侵されてしまうのだが、産後に臍の緒や胎盤を食べておくと、この更年期障害の発症を食い止めることができるのだ。出産する時期が10代や20代であったとしても、産後に臍の緒や胎盤を食べなければ、自分が40代公判や50代になって更年期障害を発症してしまうことになるので、自分の未来を見越して、きちんと食べておこう。

●産後に羊の胎盤を食べよ

 人間の臍の緒や胎盤が、女性にとって健康にいいということは、他の動物の臍の緒や胎盤も人間にとって健康にいいということである。産後にどうも腰痛だなと思ったり、どうも母乳は出るんだけど量が少ないと思うなら、「羊の胎盤」を食べればいい。羊の胎盤を食べれば、産後に起こる不調を回復させることができるのだ。さすがに羊の胎盤はお店では売っていないので、羊を飼っている牧場にいって、牧場主に事情を説明して、羊の胎盤を売ってもらえばいい。但し、牛や豚の胎盤は病原菌の問題で危険なので、絶対に羊の胎盤に限定しておくことだ。牛で代用させるなら、牛の子宮でも食べればいいだろう。

 初産の場合、最初の出産ということもあって、産後に母性ホルモンの分泌がイマイチになっているので、病気ではないのだけど、なんか体調がどうも芳しくないという、得体の知れない不調に襲われることがあるのだ。これは自分の体内で母性ホルモンが分泌され始めたことによる不調なので、病気ではないのだ。それゆえ、この不調で絶対に病院には行かないことだ。下手をすれば、精神病院送りにされてしまし、そうでなくても、薬漬けにされてしまい、より体調を悪化させてしまうことになるのだ。

 そんなことよりも、とっとと二人目を妊娠して出産してしまうことだ。三人目の赤ちゃんを産めば、母性ホルモンの分泌が活発になり、自分の体もそれに対応して、体の不調は消え去ってしまうのだ。それまでは、羊の胎盤を食べたりして、産後の得体の知れない不調を防いで行けばいいのだ。

 生まれて初めて赤ちゃんを産んだとしても、母親としては初心者ということなのである。最初から行き成り完璧な母親になれるわけがないのだ。産後に母性ホルモンが分泌され始め、自分が健康であったとしても、自分の体すらまだ母性ホルモンに慣れているわけではないのだ。それに慣れるまで、病気ではないんだけれど、体調がどうもおかしいというのは、当然の現象なのである。

 自分の体調を万全しようとしたり、自分を完璧な母親と思うのではなく、最初の赤ちゃんの育児をせっせと励み、早いうちに二人目、三人目の赤ちゃんを産んでいくことである。そうすれば自分の体も母性ホルモンに慣れ、体の不調は吹き飛んでしまうのである。自分が一人前の母親になるには、それだけ多くの時間が必要なのである。

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