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赤ちゃんの最初のもっとも大事な仕事は胎便を排出すること

●母親がびっくりするほどの胎便

 出生直後の赤ちゃんは決して閑人ではない。出生直後に、まずは自分の母親を確認しなければならないし、新生児黄疸を防止して脾臓を成熟させ心臓を変化させなければならない。そして出生直後の最大の仕事が胎便を排出することなのである。この「胎便の排出」こそが、赤ちゃんにとって最初の山場になるのである。

 赤ちゃんは10ヵ月間もの間、母親の胎内にいたわけではあるが、その間に溜まった老廃物や毒素を出生直後に大放出しなければならないのである。胎便は赤ちゃんにとって宿便であって、これを排出しないと、胎児としての自分が終わらず、外界に適応できなくなってしまうのだ。

 なぜなら、赤ちゃんの大腸に胎便を溜め込んでいると、大腸が外界に適応できるように巧く機能してくれず、大腸から汚い水分が腎臓に供給されて、その汚い水分が腎臓から全身へと駆け巡ってしまうからだ。こうなってしまうと、赤ちゃんは外界に適応できるように自分の体を変えていくことができなくなってしまうのだ。

 昔から、この赤ちゃんの胎便を排出させることに、母親たちは全力を尽くしてきたのだ。胎便は「カニババ」とか「カニクソ」などといわれて、この胎便が通常に排便とは異なっていることに気づいていたのだ。胎便を排出してしまえば、赤ちゃんはほとんど病気をしなくなるのだ。これは日本の母親たちが長い長い歴史の中でたくさんの経験を積み重ねていって獲得した貴重な経験則であるのだ。

 病院で出産してしまうと、この胎便の排出の絶対重要性を無視してくるために、病院で生まれた赤ちゃんはどうしても病気がちになってしまうのだ。出生直後に胎便を排出できなかったために、大腸が外界に適応できるように変形してくれず、そのために、どうしても内臓が巧く機能してくれず、それによって体の至る所で病気を発症させてしまうのだ。

●出生直後の48時間耐久断食

 胎便の排出は、母親の授乳の仕方と深い関係がある。母親が赤ちゃんに授乳してしまえば、赤ちゃんの内臓はその母乳を消化吸収することに追われてしまうので、胎便の排出にエネルギーを回せなくなってしまうのだ。だから、まずは赤ちゃんの胎便の排出が完全に終わってから、授乳するという方法が考え出されるのだ。

 赤ちゃんを出産したら、生後48時間にわたって、赤ちゃんに断食をさせるのである。生後48時間で胎便はすべて出し切ってしまうのだ。出産後48時間にわたって赤ちゃんに授乳させないというのは、驚かれるかと思うが、赤ちゃんは3日分の水と食料を体内に持っているので、決して水分不足にも栄養不足にもならないのだ。寧ろ、その間を利用して、赤ちゃんに胎便を排出させるのである。

 たださすがに赤ちゃんは母乳を欲しさに烈火のごとく泣き出すので、その際は、赤ちゃんが泣いたら、「薄い天日塩湯」を哺乳瓶に入れて飲ませるのだ。お湯は絶対に40℃以下にすることだ。天日塩を使うのは、天日塩の力を利用して、排便をしやすくするためだ。これを行うと、赤ちゃんは胎便を排出しやすくなるのだ。

 しかも、出産直後に母乳を与えず、出産後48時間経ってから授乳させようとすると、乳房がちゃんと膨らみ、初乳がきちんと出てくるのだ。多くの母親たちが初乳の少なさに嘆いているのと大違いなのだ。初乳というものは、実は出産後48時間耐久断食をするように作られているのだ。

 初乳は赤ちゃんの栄養補給を行うだけではなく、赤ちゃんの免疫力を決定的にさせるものなので、きちんと初乳を与えることだ。但し、初乳を与えるのは、出産の翌々日の午前7時を過ぎてからにすることだ。午前7時前では赤ちゃんは排便をする時間帯なので、午前7時を過ぎてから、初乳を与えることだ。

●出生直後の24時間耐久断食

 出生直後の48時間耐久断食は、胎便排出に凄まじい効果がありながらも、出産した翌日に赤ちゃんが大泣きしてくるので、母親の心情が害されてしまうという最大の難点があるのだ。そこで出生直後48時間耐久断食をさせるのではなく、その半分の出生直後24時間耐久断食を行うという方法もある。

 胎便は5回以上排出すると、胎便の大半を出したことになるのだ。胎便の大半を出し終わるのは、大体、出生してから24時間後であるのだ。だから、出産してから赤ちゃんには何も与えず、赤ちゃんに胎便排出を優先させ、胎便の大半を排出し終わったら、赤ちゃんに初乳を与えればいいのだ。

 出産後24時間だと、初乳は多くは出ないが、出ることは出る。但し、初乳を与えてしまうと、翌日の赤ちゃんの排便がなくなってしまうので、その後の赤ちゃんの排便には気をつけて排便をさせることだ。胎便をすべて出し切ったわけではないので、その後の排便で赤ちゃんは残りの胎便を出していくからだ。

 赤ちゃんが排便をしたなら、きちんと褒めて、赤ちゃんにとって排便をすることが快感になるように仕向けるのだ。排便の回数の多い健康な赤ちゃんだと、1日10回以上はしてくるので、苦労がらずに排便の処理をしていくことだ。絶対に赤ちゃんが排便したのに、面倒臭いといってオムツを換えないようなことはしないことだ。

 赤ちゃんをずっと寝かしておくのではなく、赤ちゃんが起きている時は、母親は赤ちゃんを抱いてあげるなりして、赤ちゃんの血行を良くしてあげることだ。赤ちゃんは寝っぱなしでいると血行が悪くなって排便の回数が減少してしまうので、赤ちゃんを動かしてあげることで血行を良くして排便の回数を多くするように仕向けてあげるのだ。

●胎便排出後からの24時間耐久断食

 母性本能の強い女性であるならば、出産直後の赤ちゃんに母乳を与えたいというのは、母親として当然に沸き起こってくる感情なのである。こういう母親に授乳を禁止させることは、彼女たちの心情を深く害することになるので、こういう時は仕方がないが、出産後すぐに初乳を与えても構わない。

 但し、初産の場合は、初乳はほとんど出て来ない。二人目以降の出産なら、初乳は出てくるが、量はそれほど多くはない。だから、決して初乳の量の少なさに対しては、不安がらないことだ。初乳は出産後48時間経たない限り、大量に出て来ることはないのだ。初乳の量よりも、その少ない初乳にも拘わらず、赤ちゃんがちゃんと初乳を飲んでくれることに感動を覚えるべきだろう。

 出生直後の赤ちゃんに母乳を与えてしまうと、赤ちゃんは翌日には胎便が出なくなってしまう。赤ちゃんは母乳の消化吸収を優先させてしまうからだ。しかも、出生後2日目に母乳を与えても、赤ちゃんは余り飲まなくなってしまう。お腹の中に胎便があるために、それほどお腹がすかないのだ。

 胎便は翌翌日から出て来る。赤ちゃんが胎便を排出し始めたら、母乳を与えるのを禁止し、それから24時間断食させることだ。胎便を排出させることに最優先させるのだ。赤ちゃんが母乳を欲しがったら、「「薄い天日塩湯」を哺乳瓶で与えて、胎便の排出を促してあげることだ。

 必ずしも24時間の断食と限定するのではなく、胎便が派出され終わるまで、断食を続けさせることだ。ウンコの色が、黄色くなってくれば、胎便の排出は終わりである。それまでは黒色や茶色のウンコをしまくるので、これらのウンコをきちんと出させてあげないと、胎便を出し切ったことにはならないのだ。

●一体、どの方法がいいのか?

 一体、どの遣り方がいいかといえば、やはり「出生直後48時間耐久断食」だろう。これを行えば、胎便はすべて排出することができるし、しかも、母親の乳房が膨らみ、充分な初乳が出て来るからだ。では、一体なぜ、赤ちゃんは胎便を排出し終わる前に、母乳を欲しがるような仕草をするのであろう?

 これはやはり人間の赤ちゃんは未熟児状態で生まれてきてしまうことに深い関係があるのだと思う。人間は脳を巨大化させてしまったために、人間の赤ちゃんは出生後すぐさま立って歩くことができない。普通の哺乳類の赤ちゃんであるならば、立ちあがることによって、自分の体に地球の重力をかけ、その重力の力によって胎便が出やすいように仕向ける。しかし、人間の赤ちゃんは出生直後に立つことができないために、どうしても断食という形でしか、胎便を排出させることができないのだ。そのくせ脳は巨大化しているので、母親に母乳を欲しがる仕草ができるだけの知能を持ち合わしているのだ。

 この赤ちゃんの脳に重点を置くなら、出産直後に初乳を与えてしまうのも、決して悪くはないのだ。ただ、その場合は胎便の排出が困難になtってくるから、胎便を排出し始めたら、24時間耐久断食させて、胎便をすべて排出させてしまわなければならないのだ。胎便がこういうことをしなければきちんと出てくれないというのは、やはり人間は他の哺乳動物は違うレベルの進化を遂げてしまったからなのである。

 出生直後24時間耐久断食は、出生直後48時間耐久断食と出生直後に母乳を与えてしまう遣り方の丁度中間に当たる遣り方になる。これをやれば、赤ちゃんの胎便を排出させることもできるし、母親が初乳を与えたいという感情をもきちんと満たしてあげることができるのだ。

 人間の赤ちゃんに胎便をきちんと出させるには、この三つの遣り方しかないので、赤ちゃんを産んだ母親は、自分で考えて、自分の意志で選択していくことだ。この胎便さえ排出できれば、赤ちゃんは健康になり、病気を発症しなくてすむようになるのだ。この胎便を排出させないような育児を行っているからこそ、健康な筈の赤ちゃんは病気をしまくるようになるのである。

 初産の母親にとっては、胎便の量の凄さにはビックリすることだろう。胎便排出の重要性を自分の子供たちに教えておくためにも、赤ちゃんが胎便を排出するたびに写真を撮っておき、いかに胎便の量が多く、いかに胎便の回数が多いかを、写真にして残しておくことだ。この写真ほど、将来、自分が生んだ子供たちが大人になって結婚する時に、役に立つものはないのだ。

 赤ちゃんは胎便を排出すると、体重が激減する。しかし、その体重も、生後7日から10日で赤ちゃんは体重は、出生直後の体重に回復してくる。だから、赤ちゃんの体重の減少には心を悩ませないことだ。胎便を排出する赤ちゃんなら、誰もが通る経過なのだ。特に初産の母親はこのことを知らないために、赤ちゃんの体重減少に驚いてしまうので、赤ちゃんは胎便排出によって体重が減少し、その後に体重を回復してくるということを、予め育児の知識として持っておくことだ。

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