自然な形の授乳の仕方
●子泣き授乳こそ、授乳の仕方の基本
自然な形の授乳とは、「子泣き授乳」である。授乳は原則として、赤ちゃんが泣いたら与える。この「子泣き授乳」を出産後当分の間、長らく繰り返していくと、赤ちゃんの仕草が解るようになり、大きくなってくれば、赤ちゃんが泣かずとも、母乳をねだる仕草をすれば、母乳を与えていけばいい。
子泣き授乳は新米ママにとって有難い授乳の仕方なのだ。新米ママの脳は、赤ちゃんの泣き声を聞くと、脳から母性ホルモンが分泌され、乳房に母乳を出すように命令するのだ。従って、子泣き授乳を何度も繰り返していけば、新米ママは母性ホルモンをより多く得られることができるし、乳房も機能が向上し、母乳の出も良くなってくるのだ。
新米ママが行う授乳の仕方で最も不自然なのが、「定時刻授乳」である。「定時刻授乳」とは決まった時間になったら赤ちゃんに授乳するという授乳の仕方だ。病院の医者たちが盛んに指導しているが、この定時刻授乳を行うと、新米ママは母性ホルモンを多く得ることができず、乳房も発達せず、母乳の出も悪くなってしまうのだ。出生後は2時間置きに赤ちゃんは泣いて母乳を欲しがるので、この赤ちゃんの要求を無視してしまうと、母親は赤ちゃんの気持ちが解らず、赤ちゃんも大きくなれば、凄まじい反抗を繰り返してくるのだ。赤ちゃんにとって自分が泣いても母乳をくれない母親は、「産みの母親」であったとしても、「育ての母親」ではないのだ。
出産後、育児で深刻な悩みを抱えたくないのであるならば、まずは子泣き授乳の原則をきちんと守って授乳していくことだ。新米ママが子泣き授乳の原則さえ守れば、授乳でのトラブルは大半が自然消滅してしまうのだ。子泣き授乳をやらないからこそ、授乳で様々なトラブルが発生してくるのである。、
核家族で育ってしまうと、どうしても赤ちゃんの泣き声には参ってしまうのだ。赤ちゃんの泣き声を聞きたくないから、定時刻授乳を行ってしまい、赤ちゃんが泣く前に母乳を与えてしまうのだ。そうすると、新米ママは授乳で様々なトラブルを抱えこむようになってしまうのだ。赤ちゃんの泣き声は、実は新米ママにとって非常に大事な声なのである。
●縦抱き授乳は、授乳の仕方を楽にさせる
赤ちゃんは生まれた当初、首が据わっていないので、新米ママが赤ちゃんを横に抱いて授乳するしかない。この「横抱き授乳」の仕方を生後三ヵ月までにきちんと習得しておくことだ。なぜなら、この横抱き授乳こそ、授乳の仕方の基本スタイルで、これがきちんとできていれば、いくらでも応用技を使えるようになるからだ。
横抱き授乳で気をつけるべき点は、新米ママが下を向いて赤ちゃんの顔を見ながら授乳してしまうために、鼻呼吸ではなく、口呼吸になってしまうことだ。口呼吸になってしまうと、空気中の細菌がダイレクトに入ってきてしまうようになるので、危険な母乳を作り出してしまうのだ。
もうひとつは、新米ママが猫背で授乳してしまうことだ。猫背で授乳すると、母乳の出は悪くなるし、乳房の機能も発達してこなくなってしまうのだ。猫背の女性に限って、ペチャパイの女性が多いのはそのためだ。授乳をする際は、胸を張って、赤ちゃんを少し高い位置で授乳することだ。猫背の女性は日頃から意識的に胸を張るようにして、猫背を強制していくと、乳房も大きくなってくるし、スタイルも良くなってくるのだ。
生後3ヵ月を過ぎて、赤ちゃんの首が据わってくれば、赤ちゃんの体を立たせて、「縦抱き授乳」が可能になってくる。縦抱き授乳をさせると、授乳する際の腕の負担が大いに軽減するし、赤ちゃんの飲みっぷりを良く見れることができるようになるので、授乳に充実感が出て来るのだ。
「赤ちゃんが可愛くて可愛くて堪らない」という時期は、縦抱き授乳ができるようになった時期からであろう。縦抱き授乳ができれば、授乳でのトラブルは殆どなくなるし、赤ちゃんの顔も体も赤ちゃんらしい顔や体になってくるからだ。いくら赤ちゃんといえども、出生後暫くの間は、半漁人や宇宙人のような顔つきをしているし、体も大層貧弱だからだ。それが自分の授乳によって赤ちゃんらしい赤ちゃんになっていけば、どれだけ新米ママに喜びを与えるかは計り知れないのだ。
●赤ちゃんに母乳が適正量だと
①母乳を勢いよく飲む
新米ママが定時刻授乳などせず、子泣き授乳を行っていれば、赤ちゃんにとって母乳は適正量になる。赤ちゃんにとって母乳が適正量だと、授乳の際に、母乳を勢いよく飲んでくれるようになるのだ。赤ちゃんもお腹がすいていない時には飲みたくないので、赤ちゃんが母乳を欲していない時に授乳させてしまえば、赤ちゃんへの母乳は過剰になってしまい、逆に健康を害してしまい、病気をしやすい赤ちゃんになってしまうのだ。
②熟睡する
生後間もなくの赤ちゃんは起きているのは、母乳を飲む時だけである。そのため母乳が足りてさえいれば、すぐに眠ってしまい、熟睡してくれるのだ。赤ちゃんが熟睡したかどうかは、寝ている時に笑顔になってくれるかで解る、寝ている最中に突如「ニコッ」と笑い出すので、新米ママはきちんとチェックしておこう、赤ちゃんの笑顔は母親としては至福の瞬間でもあるのだ。
③排便排尿がきちんと行われる
赤ちゃんに母乳が足りていれば、排便排尿がきちんと行われるのだ。排便排尿を甘く見ないことだ。排便排尿をきちんとしないからこそ、赤ちゃんは病気になってしまうのである。母乳を飲んでいれば、赤ちゃんのウンチもオシッコもそうは臭くないので、せっせとオムツを交換したり、オムツを洗ったりしていくことだ。
保健所の定期検診や、病院での診察などで、赤ちゃんの太り過ぎが指摘されて、改善を求められるが、これは気にしないことだ。赤ちゃんはまだ動けいない以上、太って当然だからだ。赤ちゃんは太ることで成長していくし、体を病気にならないようにしているのだ。太っている赤ちゃんもハイハイを始めれば、自然とスマートになってきて、一人立ちできるようになる頃には、スリムになっているものなのだ。
それよりも、赤ちゃんを連れて外に出かけ、外気浴を盛んに行っていくことだ。ずっと家の中に居ては汚い空気を吸い続けるために、病気になってしまうものなのだ。外出して外の新鮮な空気を吸っていれば、病気に罹りにくくなるのだ。自宅の近所にある緑の多い所を探して、そこで外気浴でもして楽しんでいればいいのだ。
●他の母親たちの授乳の仕方を観察せよ
新米ママだと、どうしても授乳の仕方には不安になってしまうものなのである。初めての作業であり、授乳に慣れていないので、いまいち授乳の仕方が解らないのだ。そういう時は、他の母親たちと仲良くなって、他の母親たちの授乳の仕方を観察することだ。他の母親の授乳シーンを見ていると、授乳の仕方が巧くなるだけでなく、母乳の出も良くなってくるのだ。
人間は群生動物なので、一人っきりで育児をしてしまうと、通常なら簡単に解るものでも解らなくなってしまうのだ。自分がどんなに深刻な悩みを抱いていても、他の母親たちの育児を仕方を見れば、簡単に解ってしまうものなのだ。育児をする際は、絶対に孤独にならないことだ。赤ちゃんを産んでいるからといって、自分だけが特別な育児ができるわけがないのだ。他の母親たちも似たり寄ったりの試行錯誤を重ねながら、育児に取り組んでいるのだ。
但し、他の母親たちと仲良くなってくると、競争が始まってきてしまうので、これだけは注意することだ。赤ちゃんの成長には個人差があるので、たとえ自分の赤ちゃんの成長が遅くても、絶対に深刻な悩みを抱かないことだ。育児書に出て来るような平均的な赤ちゃんはこの世には存在しないのだ。どの赤ちゃんも赤ちゃんだけど、赤ちゃんはみんな同じではなく、みんなに違いがあるということを、素直に認めることだ。
育児が成功するかどうかは比較的早い段階で出て来てしまうものなのだ。授乳の仕方はその最たるものなのである。赤ちゃんが生まれてから、子泣き授乳を一つ一つ丁寧に行っていけば、その後に授乳でトラブルを起こすことは格段に激減していくのである。丁寧に授乳を行わず乱雑に行っているからこそ、後に授乳でトラブルが発生し始めるのである。
赤ちゃんの授乳などそんなに時間のかかるものではないのだ。だったら、それに真剣に向き合って丁寧に授乳をすればすぐに終わってしまうものなのだ。それなのに授乳で手抜きをしよう仕出し、僅かの時間や労力を得て喜び、その後にそれを何百倍も上回るトラブルを抱え込んでしまうのである。
「正直」という倫理は、育児において非常に大事なのである。正直というのは、解ってもいないのに、解ったふりをするなということなのである。最初は誰だって授乳の仕方が解らないのだから、一つ一つ丁寧に行っていかざるをえないのである。それなのに、乱雑にやったり、手抜きをしたり、誤魔化したり、ズルをしたりすれば、育児は上達しなくなるのである。育児において虚偽を働こうする精神で育児に取り組むと、いかに巧く取り繕っても、母親としての成長はピタリと停止してしまうのである。たとえ赤ちゃんを産んだしても、その母親に正直という倫理がなければ、「母親失格」になってしまうのは当然なのである。母親失格の母親が育児をすれば、育児で無数のトラブルが発生するのは必然なのである。育児において、何も完璧な母親など必要なのではないのだ。育児において、きちんと正直という倫理を持って育児に取り組んでいけば、まともな母親になっていけるものなのである。
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