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「ベビーカー」と「乳母車」と「おんぶ紐」のそれぞれの役割

●赤ちゃんが必死になって戦っている重力

 大人にとっては当たり前のものでも、赤ちゃんにとっては当たり前ではないものがある。それが「重力」である。重力こそ、赤ちゃんは必死になって戦っている相手なのだ。赤ちゃんは生後すぐにニ足歩行ができない。母乳によって免疫力を整え、寝返りを打ち、ハイハイをして、やっと一人立ちすることができるのである。この間、ず~っと重力と戦い続けているのだ。

 人間は寝ると重力は「1G」しかかからないが、立つと重力はその2倍の「2G」がかかるのだ。大人になってしまえば、なんともない重力でも、赤ちゃんにとっては凄まじいほどにまで重い力なのだ。寝ている状態から、立てる状態に移行できるまで、2倍の重力を撥ねのけて立ち上がっていかなくてはならないのである。

 しかも、一人立ちできた所で、この重力との戦いが終わったわけではなく、この重力に慣れるまでに、長い戦いを展開し続けるのだ。よく夫婦が乳幼児や幼稚園児を連れて外出した時に、行きは子供たちが元気に遊び回っているのに、帰り道になってしまうと、子供たちがグッタリとしてしまって寝てしまい、両親が子供たちをオンブするなり、肩に担いで帰らざるをえなくなってしまう。これは子供たちが重力に耐えきれずに、最早、自分で活動できるだけの血液をなくしてしまい、それで眠ることによって、血液の量を増やそうとしているのだ。だから、子供たちが疲れてくると、子供たちが「眠い」「眠い」と言い出す意見は、実は正しいのである。その場合、親が無理矢理に子供を歩かせてはならないのである。

 ベビーカーや乳母車が必要なのは、乳幼児を寝かせることによって、重力から解放させてあげるためであり、乳幼児たちは寝かして貰うと、重力から解放されて、体内で新たな血液を作り出すことが可能になるのだ。そうやって再び二足歩行ができるようになり、重力に慣れていくのである。

 赤ちゃんの重力との戦いは、赤ちゃんから始まり、小学生に上がる頃まで続くと見ていい。それほど長い戦いをし続けるのだ。それほど重力は重いし、赤ちゃんの体が二足歩行に対応できるまでは、それほど長い歳月を要するのである。大人になると、重力も二足歩行も当たり前のものになってしまう。しかし、この地球上の動物の中で、人間以外に二足歩行ができる動物は居ないのだ。その人間でさえも、二足歩行に慣れるまでは6年間近くかかるし、年老いて足腰が弱くなってしまえば、二足歩行が不可能になってしまうのだ。決して二足歩行をすることを当然のことだと思ってはならないのだ。

●「ベビーカー」と「乳母車」

 赤ちゃんが産まれると、すぐさまベビーカーを購入してしまうものだが、一体なぜベビーカーが必要なのか解っている新米ママたちは少ないと思う。ベビーカーは日中の活動において、赤ちゃんが重力に対して疲労した場合、重力から解放させてあげるためのものなのである。

 この必要性からいうと、「A型のベビーカー」は必要だが、「B型のベビーカー」は不必要だということになる。「A型のベビーカー」は「「寝台型ベビーカー」であり、赤ちゃんの成長のために必要だが、「B型のベビーカー」は「椅子型ベビーカー」であり、これは赤ちゃんには不要で、母親のために必要なだけなのである。よく子供が大きくなると、「うちの子はベビーカーに乗ってくれなくて~」と不満を垂れてしまう母親たちが居るものだが、子供は不必要だからこそベビーカーに乗らないのである。

 ところが、実際の育児の現場では、寝台型ベビーカーを購入しなかったり、購入してもサイズが小さくなっており、短期間しか使用できないのだ。これはベビーカーを製造している会社が、ベビーカーは赤ちゃんを重力から解放させてあげるためのものであるという理由を知らずに、ただ大人たちの活動を便利にするための理由だけで製造しているからなのだ。

 ちなみに、ベビーカーの解説をしておくと、「A型のベビーカー」は、赤ちゃんが満2ヵ月から満2歳までが使用対象年齢であって、連続使用時間の目安は2時間程度なのだ。「B型のベビーカー」は、赤ちゃんが満7ヵ月から満2歳までが使用対象年齢で、連続使用時間の目安は1時間以内なのだ。「A型のベビーカー」は頑丈に作られており、巧く工夫すれば、外出時には重宝するのだ。しかし、「B型のベビーカー」は軽量で折り畳み式になっているので、どうしても新米ママたちはこちら側を選んでしまうのだ。しかも、多くの新米ママたちは、連続使用時間の1時間を遥かにオーバーして使用しているのだ。

 こういった観点からすると、日本では余り使用されていなが、「乳母車」というのは、非常に優れた発明品なのだ。乳母車は幼稚園児でも寝れるほどの大きさを持つもので、西ヨーロッパ辺りに行ってみると、これが使用されているのだ。幼稚園児は歩くものだと思っている日本人から見ると、幼稚園児が乳母車に乗っている光景にはビックリしてしまうのだが、これは西ヨーロッパの人たちの方が正しい選択肢を選んでいるのだ。

 ちなみに、椅子型ベビーカーはアメリカ合衆国の覇権の広がりと共に、世界各国に広まっていったのであり、日本のベビーカーもこの影響下にあるのだ。世界中の母親たちは不必要な物を買わされて使用しているのだ。このため乳幼児たちは充分に寝れることができず、足腰の弱い子供に育っていってしまうのだ。

●おんぶ紐の必要性

 日本においてはベビーカーが主流になる前は、「おんぶ紐」が使用されていた。「おんぶ紐」は重力から解放させることはできないが、日中の活動において、赤ちゃんを適度に運動させ、疲労させることによって、その結果、夜間において熟睡させることが可能になるのだ。

 赤ちゃんは母親とおんぶ紐によって体を密着させられると、母親の心臓音を聞くことができ、非常な安心感を得るのだ。赤ちゃんの時におんぶ紐をされた赤ちゃんは、思春期に自分の存在に対して不安感を覚えることもなく、順調に成長していくことができるのだ。赤ちゃんの時に母親の心臓音を充分に聞いていないと、自分の自信を持てない人間になってしまい、思春期になって道を逸脱してしまうようになるのだ。

 おんぶ紐は母親にとって非常に便利なものなのである。赤ちゃんもハイハイができるようになると、勝手に動いてしまうので、家事をする時など邪魔で仕様がないのである。そんな時は赤ちゃんをおんぶ紐で抱っこしてしまうと、赤ちゃんに邪魔されることなく、家事をこなすことができるのだ。おんぶ紐が昔の日本の母親たちに使われ続け、今でも日本の母親たちに使われ続けるのには、ちゃんとした理由があるのだ。

 おんぶ紐を使って赤ちゃんを抱っこしていると、母親にそれだけ赤ちゃんの体重がかかるので、そうとうな運動になり、母親に体力をつけさせ、健康にしてくれるのだ。おんぶ紐を使用している母親と、おんぶ紐を使用していない母親を比べてみれば、おんぶ紐を使用している母親の方が体力にも健康にも圧倒的に勝っていることだろう。育児は意外と体力を使っていないので、こういう所で体力を使っていると、自分の健康を増進することになるのだ。

 おんぶ紐の欠点は、赤ちゃんを重力から開放して、新たな血液を作らしてあげさせないことと、おんぶ紐を長期間使い続けてしまうと、赤ちゃんがガニ股になってしまうのだ。だから、おんぶ紐がいくら便利だからといって、おんぶ紐だけを使い続けるのではなく、ベビーカーや乳母車も併用して使用していけばいいのだ。

●時と場合に応じて使い分けよう

 道具というのは、決して万能ではない。1つだけの道具を使用していれば、それがどんない便利な道具であっても、必ず弊害が出て来るものなのだ。それゆえ、いくつかの道具を持って、それらを交互に使っていき、相互補完しあうからこそ、より便利になり、弊害の少ない生活を営めるようになるのだ。

 おんぶ紐は家事をする時には絶対に欠かせない。ハイハイができるようになったら、赤ちゃんは何を仕出かすか解らないからだ。おんぶ紐は近場の外出でも重宝できる代物だ。母親にとっては、或る意味、ベビーカーを使うよりも動き易いのだ。日常の食料品を少量だけ買いに行く時は、ベビーカーよりも、おんぶ紐の方が便利であろう。

 ベビーカーも母親が行動範囲を広げるには、欠かせないものだ。ベビーカーで買うべきは、A型のベビーカーなのだ。ベビーカーを買う際は、慎重に選んで買った方がいい。そのベビーカーを使って広範囲に亘って行動するものだし、しかも最初の赤ちゃんだけが使用するわけではなく、第二子、第三子の赤ちゃんも使用するからだ。安さに釣られて粗悪なベビーカーを買ってしまい、使い勝手の悪さに悩まされたりすれば、いずれ使用しなくなってしまうからだ。よくゴミ捨て場にベビーカーが捨てられているのを見かけるが、いかにその母親がちゃんとした物を購入しなかったかが解る。

 日本では余り使用されていないが、「乳母車」というのは絶対に必要なのだ。「A型のベビーカー」で入りきらなくなったら、次は「乳母車」に移行させるべきなのである。親子で外出した際に、子供が「疲れた!」「もう歩けない!」「眠たい!」と言ってきた時は、遂々その子供の意見を否定して、「ちゃんと歩きなさい!」と叱ってしまうものだが、実はその子供の意見の方が正しいのだ。重力に耐えきれなくなったからこそ、母親に泣きついているのである。

 赤ちゃんは大きくなっても、幼稚園児までは、乳母車が必要だということを知っておいた方がいい。自宅が狭ければ乳母車の置場に困るが、自宅が大きいのであるならば、乳母車を購入しておいた方がいい。乳母車があれば、その子供はきちんと重力に耐えるだけの体力を持った子供に成長することが可能になるのだ。

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