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赤ちゃんを早くから歩かせない ~「のんびり」「ゆっくり」「待ちながら」育てることの重要性~

●赤ちゃんは生後1年の間は歩くべきではない

 初めての赤ちゃんを産んだ夫婦にとってみれば、赤ちゃんの成長のペースがどのようなものかを知らず、「とにかく早くにハイハイができるようになって欲しい」「とにかく早くに歩けるようになって欲しい」と願ってしまうものだ。しかし、その早くに歩かせようという考え方自体が間違っており、赤ちゃんを重大な危機に陥れてしまうことになるのだ。

 赤ちゃんの哺乳期間が最低でも2年間である以上、一人歩きを完璧にこなせるようになるタイムリミットは、生後2年なのである。どんなに成長の早い赤ちゃんでも、赤ちゃんは生後1年の間は歩くべきではないのである。赤ちゃんを歩かせず、充分に寝かせ、お座りさせ、ハイハイさせる歳月が、赤ちゃんにとっては非常に重要なのである。

 赤ちゃんを早くから歩いてしまうと、立ち所に免疫力が弱くなってしまうのだ。赤ちゃんが自由に動けるようになるということは、外界の細菌をより多く体内に入れてしまうということなのだ。そのため、免疫力が低ければ、すぐに病気に罹ってしまうようになるのだ。赤ちゃんは生後6ヵ月で母乳からの抗体を全身に張り巡らせることを完了し、生後2年で自分で抗体を作り出せることができるようになることを考えると、早期歩行は赤ちゃんにとって非常に危険なのである。

 もうひとつは赤ちゃんの血液不足である。赤ちゃんは生後3ヵ月で血液の総入れ替えを完了させ、それから徐々に血液を増やしていくのだ。赤ちゃんが一人歩きするためには、大量の血液を必要とするので、せめて生後1年の間は一人歩きさせない方がいいのだ。血液が多くなればなるほど、栄養や酸素が全身に供給されて体を大きくしていくことができるし、その多くなった血液の圧力を利用して、重力に耐えうる圧力にまで高めていくのだ。血液は睡眠中に生産されるので、だからこそ、赤ちゃんというものは睡眠時間が異常に長いのである。睡眠時間を多く取ることで血液を増やし、二足歩行が可能になるような体に変えていくのである。

 赤ちゃんのとって「免疫力の問題」と「重力の問題」は、それこそ全身全霊をぶつけて格闘しているのであって、この2つの問題を簡単にクリアできないからこそ、一人歩きをしないでいるのだ。母親がいくら赤ちゃんが歩けるようになることを願っても、赤ちゃんは自分に必要だからこそ、一人歩きをしないのだ。

 「這えば立て 立てば歩めの 親心」と言われるくらい、どの親も赤ちゃんを這わせ、立たせ、歩かせることに焦ってしまうのだ。しかし、その焦る気持ちを捨てて、赤ちゃんに目線を合わせてあげることだ。赤ちゃんにとって一人歩きできない期間は非常に重要なのだ。そして、赤ちゃんは動かないからこそ非常に可愛いのであって、赤ちゃんといえども動き出せば、その可愛さは減少していくものなのであるということを知っておくことだ。動けない赤ちゃんに対して成長を急がせるのではなく、赤ちゃんが動けないからこそ、充分すぎるほどの母性愛を注いであげればいいのだ。

●背骨の歪みは万病の元

 赤ちゃんの骨はまだ柔らかいので、早くから歩かせようとしたりすると、背骨が歪んでしまうのだ。人間の頭部は非常に重いので、その頭部を支えるために、背骨が歪んでしまうのだ。しかも、日本民族は他の人種に比べてみても、頭部が大きなモンゴロイドに属するため、日本民族であるなら頭が大きくなっており、そのため早期歩行による背骨の歪みの危険性は高くなってしまうのだ。

 現代の日本人を悩ます「 頭痛」「首の痛み」「肩コリ」といったものは、その人が頭を使いすぎたり、運動不足や、栄養が悪いことも原因であるが、その人が赤ちゃんの頃に早くから一人歩きをさせられてしまったからこそ、頭や首や肩の筋肉が充分に発達せず、背骨が歪んでしまっているからこそ、非常に治りにくい病気になってしまっているのだ。

 整体師のもとで治療を受けたのなら、いかに背骨の歪みというのが、万病を引き起こす原因となっているかを知ることであろう。赤ちゃんの頃はまだ背骨が充分に発達していないので、赤ちゃんの背骨の成長を促すために充分な睡眠を確保してあげ、一人歩きし始める期間を遅らせてあげればいいのだ。そうすれば、背骨を充分に発達させることができ、背骨を歪ませることがなくなるのだ。

 「脳疾患」や「心臓疾患」のように突如として襲いかかってくる病気も、背骨の歪みが起因しているのだ。先進国では頭脳労働をせざるをえないし、ストレスがかかる仕事もこなさなければならない。そのため、どうしても頭部や心臓といった大事な器官に病気が発生し易いものなのだ。だから休養をとって脳を休ませてあげたり、ストレスから解放させてあげたりするのは勿論のことだが、それ以上に赤ちゃんの時に一人歩きを早くからさせず、充分に背骨を発達させ、将来、脳や心臓に異常が起こらない大人にしてあげることも必要なのだ。

 新米ママも育児疲労で体が疲れきっているなら、布団の上ではなく、床や畳の上に寝て、背骨を休ませてあげることだ。背骨に歪みのある母親なら、育児をしていると、他の母親たちよりも多くの育児ストレスを感じてしまい、育児疲労で体が疲れきってしまうからだ。育児疲労を感じたり、自分が赤ちゃんに対して感情的になって怒っているようであるならば、一旦育児を停止して、骨休みをすることだ。できれば、背骨を伸ばしストレッチを行うことだ。これらのことをするだけで、育児疲労が多いに減少するものなのだ。

●早期歩行は「ガニ股」「X脚」「O脚」を作り出す

 日本人には男性なら「ガニ股」が多いし、女性なら「O脚」や「X脚」の女性は多いものだ。これらも早くから一人歩きをさせてしまった結果であるのだ。日本民族は頭がでかく、それだけ脳の容積量が多いのだから、一人歩きの期間はゆっくりでいいのだ。白色人種や黒色人種たちの頭の小ささを見てみればいいのだ。それだけ彼らは脳の容積量が少なく、そのため一人歩きを早くしたとしても構わないのだ。しかし、頭の大きい黄色人種はそうは行かないのだ。脳の容積量が多いために、一人歩きの時期を遅らせねばならぬのだ。

 日本の男性になぜガニ股が多いかといえば、一人歩きの時期を早めたことと、「おんぶ紐の使いすぎ」にその原因があるのだ。男女では成長差が異なり、男の子の方が遅く発達してくるので、男の子の赤ちゃんに余りにも長い時間、おんぶ紐を使用し続けてしまうと、股関節が変形してしまい、ガニ股になってしまうのだ。ガニ股は見た目が悪いだけでなく、忍耐力の不足に直結し、非常にキレやすい大人を作ってしまうことになるのだ。ガニ股の男性に限って、怒りっぽい人が多いのはこのためである。

 日本の女性になぜ「O脚」や「X脚」が多いかといえば、一人歩きの時期を早めたことと、「アヒル座り」にその原因があるのだ。正座こそ日本人を短足にさせてきた最悪の座り方なのだが、この正座は子供にとっては苦痛であり、正座を崩した「アヒル座り」を選んでしまうようになるのだ。このために股関節が曲がってしまい、O脚やX脚になってしまうのだ。

 日本民族の体型を考えるなら、「歩行器」というのは一切必要性がない。赤ちゃんに早くから歩行器をつけさせてしまうと、股関節や足が曲がってしまい、その変形が大人になってから目立つようになってしまうのだ。赤ちゃんの骨は未だ柔らかいので、曲がり易いので、歩行器を使って無理矢理に歩かせるようなことをしなくてもいいのだ。

 自分の赤ちゃんの足を美しいものにさせたいのであるならば、赤ちゃんの時に充分に寝かせ、ハイハイをさせ、一人歩きの時期を遅らせてあげることなのだ。そして正座やアヒル座りを禁止し、椅子の生活に慣らさせ、ピョンピョンとジャンプさせたり、縄跳びをさせてあげれば、美しい足の形に育っていく筈だ。できれば、小学生になったら、シューマイスターがいる靴屋さんに行って、自分にフィットする靴を作って貰うようにすれば、他人の追随を許さない美しい足にさせてあげることが可能になるのだ。

●赤ちゃんは自分に必要だからこそ、一人歩きをしない

 新米ママなら育児の経験値が少ないために、どうしても育児に焦ってしまい、しかも、他の赤ちゃんたちが一人歩きをし始めたら、我が子も一人歩きをするべきだと思いこんでしまう。しかし、赤ちゃんの成長には個人差があり、しかもその個人差は赤ちゃんによっては非常に激しいものになるので、他の赤ちゃんの成長の度合など全く参考にならないのだ。我が子は我が子なりのマイペースでしか成長できないのだ。

 だが、病院で赤ちゃんを産んでしまうと、医師が新米ママの前で、生後間もない赤ちゃんを掴まえて、「原始歩行」を見せてしまうので、何も知らない新米ママは「赤ちゃんは産まれてからすぐに歩けるんだ~」と思い込んでしまうのである。原始歩行は赤ちゃんが一人歩きをしたのではなく、医師が赤ちゃんの体を宙に浮かせたからこそ、赤ちゃんがバランスを取るために足を動かしたに過ぎないのだ。原始歩行は歩行ではないのである。

 赤ちゃんというものは、生まれてからすぐに歩き出したりしないものだ。免疫力も、骨も、血液も、まだ一人歩きをできるような状態になってはいないのだ。赤ちゃんは生後1年間かけて徐々に一人歩きができるようになるために、自分の体を変えていくのである。それまでは動けないし、お座りだし、ハイハイなのだ。これらこそが生後1年以内の赤ちゃんがするべきことなのだ。

 赤ちゃんは自分にとって必要だからこそ、一人歩きをしないのだ。初めての赤ちゃんなら一人歩きを早くにしてほしいという早る気持ちは解る。しかし、新米ママが理解しなくてはならないのは、「一人歩きをしないことの必要性」なのだ。いつも寝てばっかりいる赤ちゃん、お座りしかできない赤ちゃん、ハイハイしかできない赤ちゃん、どれも赤ちゃんにとってじゃ必要なのだ。これらのことを赤ちゃんが充分にするからこそ、生後1年を過ぎて、やっと一人歩きができるようになるのだ。

 育児をしていく中で、最も危険なのは、学校や大学で競争をしてきた癖が抜けきらない母親たちなのだ。若い時は競争して強くなっていかなければならい。しかし、育児では競争は必要ないのだ。赤ちゃんのペースに合わして、母親が見守り、深い愛情を注いでいくしかないのだ。赤ちゃんの動きというのは、大人から見ればどれも鈍いものなのだ。だが、その鈍さこそが赤ちゃんのペースなのだ。だから、焦りながら育児をするのではなく、赤ちゃんの鈍いペースに合わせて、のんびりと育児をしていくことだ。こんな育児はかったるいと思うかもしれないが、「ゆっくりと進むからこそ、最も早いスピードで育っていくことができる」のだ。育児の中には、この手の「育児の逆説」がいくらでも横たわっているものなのだ。

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