子守唄は赤ちゃんを安らかな眠りへといざなう
●なぜ、子育てに歌が付き物なのか?
昔から日本人の生活には歌が付き物だった。恋愛をすれば歌を歌い、結婚すれば歌を歌い、子供ができれば歌を歌い、と歌が至る所にあり、歌が生活に密着していたのだ。今でもカラオケボックスは繁盛しているし、喉自慢大会も盛況である。日本人の生活から歌を取り除いてしまっては生活そのものが瓦解してしまうのだ。
自分たち夫婦がいつまでも円満でいたいのなら、自分がいいお母さんになりたければ、自分が巧い育児をしたいのであるならば、歌を歌えばいいのだ。歌を歌えば気分が朗らかになり、すべての物事が巧く行き出すことだろう。どんなに困難なことが訪れても、歌を歌いながらやってしまえば、簡単に成し遂げることができるのだ。
結婚しているのに夫婦喧嘩が絶えない夫婦たちも、家事を放棄してしまっている妻たちも、育児で困り果てている母親たちも、必ずといっていいほど歌を歌っていない。歌を歌わないからこそ、気分が落ち込んでしまい、結婚しているのに配偶者と揉めてしまい、結婚しているのに妻としてやるべきことをやらず、赤ちゃんを産んだのに子育てすらまともに行えないのだ。
なぜ子育てに歌が付き物かといえば、歌を歌わずに育児をやっても、それは大変に苦労するものになってしまうからだ。育児をしながら歌えばこそ、育児は簡単な物になって、僅かな労力で育児を成功させることができるのだ。これは古来からの「生活の知恵」であるのだ。この生活の知恵を無視して、自分勝手に育児を行ってしまえば、育児は大変に苦労するものになってしまうのだ。
育児の仕方を教わる時、育児テクニックを教わっても、歌までは教わることはない。このため新米ママたちは「頭でっかち」になってしまい、理屈先行で育児を行ってしまう原因になっているのだ。いくら育児本を読みながら育児をやっても育児が巧く行かないのは、育児本には新米ママが歌を歌うことの重要性が述べられておらず、そのために僅かな労力で最大の成果をもたらす育児を行うことができなくなってしまうのだ。
●子守歌は眠りへと誘導する
育児の際に使用される歌の中でも最も重要な歌が「子守唄」である。子守唄こそ、寝ようとしない赤ちゃんを、いとも簡単に眠らせてきた魔法の歌なのだ。子守唄が存在しているということは、昔の母親たちは赤ちゃんというものは、自然には寝てくれないということが解っていたのだ。母親が寝かしつけない限り、赤ちゃんは就寝しないものなのである。
なぜ、子守唄が赤ちゃんを睡眠に誘導するかといえば、それは子守唄が低音の歌であるということに尽きる。母親の低音の声は、赤ちゃんを眠りに誘いやすいのだ。人間は高音の歌を聞くと、気分が高揚するが、低音の歌を聞くと、気分が落ち着いてしまい、眠り易くなってしまうのだ。
学校の授業でも、講演会でも、議会での演説でも、壇上に立っている人が低音で喋られたら聴衆は眠たくなってしまうのだ。授業中に居眠りを叱られたことのある人は、確かに授業中に眠ってしまったことは悪いことだが、生徒を眠らせるような喋り方をする教師の方にも落ち度があるのだ。相手を眠らせたくなければ、自分がいつもより少し高音で喋るべきなのである。
逆に相手を眠らせたいのであるならば、いつもより少し低い声で喋ればいいのだ。子守唄というものは、母親が歌うにしては、非常に低音の歌ばかりなのだ。赤ちゃんは低音の歌を聞かされ続けると、睡魔に襲われ、静かに眠ってくれるようになあるのだ。子守唄こそ、赤ちゃんを寝かしつける最大の武器なのである。
夜間にテレビを見ることがなぜ危険なのかというと、夜という本来ならリラックスし、眠りにつこうとする時間帯に、高音の声を聞かされてしまい、そのために脳が活発に動いてしまい、寝るべき時に眠れなくなってしまい、そのために寝ても疲れが取れなかったり、不眠症になったりしてしまうのである。テレビを全く見るなとは言わないが、テレビの視聴時間はなるべく制限して、特に就寝前の30分前は絶対にテレビを見ないことである。そうすれば睡眠によって疲労が充分に取れ、翌日もパワフルに活動することができるようになるのである。
●「眠りを誘う音楽」「元気を出させる音楽」
現代の新米ママたちが昔の母親たちよりも勝るもの、それは音楽プレイヤーを持っているということだ。この音楽プレイヤーこそ、昔の王侯貴族でもできなかった贅沢を可能にさせてくれるのだ。自由自在に音楽を聞けるということは、どれほど凄い威力を持っているか計り知れないのだ。
例えば、クラシックの中には赤ちゃんを眠りに誘う音楽も多数存在するのだ。ゆっくりとしたテンポの曲調であれば、赤ちゃんは眠りに落ちやすいのだ。どの曲を聞かすと、自分の赤ちゃんが眠り易くなるか、実験していって、探り当てていけばいい。赤ちゃんが眠ってくれる曲を見つけ出せれば、赤ちゃんを寝かしつける苦労が激減することだろう。
眠りを誘う音楽があるなら、目を覚まさしてくれる音楽もあるのだ。その曲を朝っぱらかければ、優雅な1日が始まることになる。朝は1日のリズムを決めてしまう大事な時間帯なので、まずは自分の好きな曲を1曲聴いて、自分の気分を高揚させてしまうことだ。そうすれば、1日をエネルギッシュに過ごすことができるようになるのだ。
自分の子供に早いうちからピアノやヴァイオリンを習わせるよりも、まずは赤ちゃんの時から音楽を聞かせておくことだ。赤ちゃんは視力は弱いのだが、聴力は凄くいいので、大人では聞き分けられない音でも聞き分けられる力を持っているのだ。音楽センスのない大人というのは、自分が赤ちゃんや子供の頃に音楽に充分に接していなかっただけなのである。人間はチャンスを与えない限り、その持てる能力を開花できないのである。
新米ママが欲を出し過ぎて、我が子を絶対音感の持ち主にしようなどとは決して思わないことだ。音楽はまずは楽しむことが一番大事なので、母親が必死になってしまうと、その音楽の大事な部分が失われてしまうのである。肩肘を張らずに音楽を聴いていれば、自然と音感は身についていくものなのだ。
●リズムが解ると、間違いが起こらない
歌というものが、なぜそこまで重要なのかといえば、歌を歌ったり、歌を聴くことで、「リズム」というものが出て来るからだ。家事でも育児でもリズムを持ってやってしまえば、いとも簡単にこなすことができるのである。歌を歌いながら料理でもしてみれば、どんなに料理の下手な女性でも巧く料理を作ることが可能になるのだ。
家事も育児もすべてリズムが解れば簡単に巧く行き出すのだ。赤ちゃんが母乳を飲むのも、リズミカルにやっているものだし、オムツ交換もリズミカルにやってしまえば、苦痛になることはない。授乳を手早く終えてしまおうとか、オムツ交換を手短かにやってしまおうと思うのではなく、リズムを持って行うようにすればいいのだ。
リズムがなければ、どうしても自分が一方的になってしまうのだ。赤ちゃんが動けない時に、母親が一方的に育児をしていたら、赤ちゃんが動けるようになると、赤ちゃんも一方的に行動し始め、母親を非常に困らせる赤ちゃんになってしまうのだ。赤ちゃんにとっては、母親がどのようなことをしても、母親の育児がリズミカルになっていなければ、不気味に感じてしまうものなのだ。
新米ママなら育児の仕方はぎこちないものだ。初めての赤ちゃんならそれが当たり前だ。かといって、そのままで良いわけではないのだ。何度もチャレンジし、歌を歌いながら、リズミカルに育児ができるようにしていくことだ。これは決して難しいことではない。歌を歌いながら育児をしていれば、自然とリズミカルになっていくものだ。
テレビの普及によって失われたものの一つに、母親たちの歌声があげられる。母親たちが自分で歌を歌うのではなく、誰かの歌手の歌を聞く側に回ってしまったのだ。歌を歌っている歌手は歌声を披露することで、お金を儲けることができても、そのために母親たちから歌が失われ、家事や育児でトラブルを起こし、結婚すら巧く行かなくなってしまったのだ。
歌の良し悪しは、歌声が巧い下手ではないのだ。その人の気分が高揚すれば、自然と出て来る歌声こそ、最も素晴らしいものなのだ。結婚できた喜びが歌になり、妊娠できた喜びが歌になり、育児をする喜びが歌になるのだ。そういう遣り方で歌を歌っていれば、リズムもちゃんと整い、間違いが起こらなくなるのだ。
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