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赤ちゃんを硬い布団の上に寝かせろ

●赤ちゃんにとっての睡眠の意味

 赤ちゃんは出生すると、とにかく1日中寝ている。これは赤ちゃんにとって睡眠が最も必要であるからこそ寝ている。胎内では羊水に守られ、重力を感じない程度の世界に居たのに、出産によって重力を感じ、その重力と戦わねばならないからだ。大人にとっては当たり前の重力でも、赤ちゃんにとっては非常に重たい見えざる力なのだ。

①母乳の消化吸収

 赤ちゃんは母乳を飲むと眠ってしまう。その間、母乳の消化吸収をしているのだ。母乳のように、胃に負担がかからず、すぐさま消化吸収が始まる食べ物であるならば、すぐさま寝てしまった方が、消化吸収にエネルギーを集中させることができる。人間は哺乳の時期を過ぎれば、固形物を食べるので、胃での消化の作業が終わるまでは寝てはならないのだ。

②体の修復

 赤ちゃんは睡眠を取ることで、傷ついた体を修復しているのだ。赤ちゃんが何もしてないのに、体が傷ついているとは思いも寄らないだろうが、赤ちゃんは起きている時に、泣くなり、母乳を飲むなりして、赤ちゃんなりに体を使っている。体を使えば、それだけ体が傷むのであり、その傷ついた箇所を周囲民中に修復させるのだ。

③成長を促進

 睡眠すれば成長ホルモンを分泌して、成長を促すのだ。「寝る子は良く育つ」と言われるが、赤ちゃんの成長に絶対欠かせないのが、睡眠である。睡眠が多ければ多いほど、成長が促進される。人間の成長期は19歳まで続くので、それまでは充分に睡眠を取らして成長を促すことが必要なのだ。

④新たな血液を作る

 人間の血液は睡眠中に作られる。赤ちゃんの血液は出生前と、出生後では成分が異なるために、血液の総入れ替えを行っている。この作業が終わるのは生後3ヵ月辺りまでなので、この期間は昼夜の別なく睡眠を行って行かざるを得ない。更に血液量を増やしていき、寝がえりを打ったり、ハイハイをできる状態にまで持っていくのだ。

●ベッドよりも布団

 赤ちゃんは1日の殆どを睡眠に充てている以上、寝具が物凄く重要になってくる。赤ちゃんに適した寝具なら、赤ちゃんの睡眠を効果的にさせることができるが、赤ちゃんに適さない寝具なら、赤ちゃんの睡眠を破滅的にさせてしまうからだ。赤ちゃんの睡眠を考えるなら、「ベビーベッド」より、「布団」の方が断然いい。

 初めての赤ちゃんだと、遂々ベビーベッドを買ってしまいがちだが、実はベビーベッドは必要のない寝具なのだ。赤ちゃんにとっては、目が覚めたら、自分の近くに母親が居てくれることが、最大の安心感を齎す。そうであるならば、母親は自分の布団の横に赤ちゃんの布団を敷いてあげればいい。

 しかも、布団の硬さというのは、実は草原の硬さと同じであって、赤ちゃんにとって最高の寝具なのだ。これを上回る寝具はこの世のどこにもない。日本のご先祖様はよくぞ、この素晴らしい寝具を開発してくれたと思う。布団が草原と同じ硬さであればこそ、赤ちゃんは最適の睡眠を取ることができる。

 育児をしていく上で重要なのは、母親も硬い布団に寝ることなのである。母親が硬い布団に寝れば、育児で傷んだ体を充分に修復でき、睡眠中に成長ホルモンを分泌でき、新たな血液を作り出すことができるのだ。そうなれば、母乳の出が非常に良くなり、赤ちゃんに充分すぎるほどの母乳を与えることができる。

 赤ちゃんの夜泣きで充分な睡眠が取れないのであるならば、1日20分間の昼寝をすればいい。1日20分間の昼寝で、濃度の濃い睡眠を取ることが可能になり、睡眠不足を解消することができる。赤ちゃんは午前零時を回ってから夜泣きをするので、午後9時頃には就寝してしまい、夜泣きをされる前に充分な睡眠を取ってしまえば、夜泣きもそれほど苦痛ではなくなる。夜に用事をこなすよりも、朝に用事をこなしてしまった方が、睡眠不足に悩まされなくて済むようになる。

●赤ちゃんが起きたら、とにかく赤ちゃんの体を動かしてあげること

 寝ている赤ちゃんは重たくなる。これは睡眠中に新たな血液を作っているためで、睡眠中に徐々に体重を増やしていく。そのため、赤ちゃんは目が覚めた時点で、増えすぎた血液のために、かなり血液が鬱血している状態になっている。それゆえ、赤ちゃんが目を覚ましたら、抱っこするなりして、赤ちゃんの体を動かしてあげるようにする。そうやって血液の循環を良くしてあげるのだ。

 赤ちゃんの体を充分に動かしてあげないと、床擦れを起こすし、髪の毛が生えなくなるし、寝たきり老人同様の症状を起こしてくる。しかも、血液が鬱血している状態なので、血液が充分に回らず、免疫力を低下させてしまい、病気に罹り易くなってしまう。赤ちゃんが起きている時は、とにかく赤ちゃんの体を動かしてあげることが、最善の病気予防なのである。

 新米ママたちが眠っている赤ちゃんを抱っこしながら、家の中を歩き回っているのは、実は素晴らしい行動だといっていい。睡眠中でも体を動かして貰えば血液が鬱血することなく、全身に回ってくれるようになるからだ。新米ママたちが自然と行ってしまう行動には、赤ちゃんの成長を促す機能が備え付けられていたのである。

 母親が育児や家事や仕事で忙しいからといって、赤ちゃんを動かさないでいると、赤ちゃんはどうしても鬱血気味になってしまい、免疫力を下げてしまい、病気を発症してしまう。もしも、自分の赤ちゃんが病気に罹り易いのであるならば、自分が赤ちゃんを動かしていないことを疑ってみた方がいい。

 余りにも忙しく、赤ちゃんに構う時間がないのであるならば、おんぶ紐で赤ちゃんを抱っこしながら動いてしまえばいい。赤ちゃんにとっては寝ているだけで充分に体を動かしてくれることになるので、血液が鬱血しなくて済むようになる。自分の仕事もできるし、赤ちゃんの鬱血を取り除けるし、一石二鳥なのだ。

●乳幼児突然死症候群

 赤ちゃんを産んだ新米ママにとっては「乳幼児突然死症候群」というものを聞いたことがあるだろうが、これは「ミルク」と「ベビーベッド」のコンビが生み出した病気なのだ。赤ちゃんはミルクを飲むと体を冷やしてしまう。特に腸を冷やしてしまい、機能を低下させてしまう。腸が弱れば奇麗な水分が供給できなくなるので、最も奇麗な水分を必要とする心臓の機能を低下させてしまう事になる。

 しかも、その赤ちゃんを柔らかいベビーベッドで寝かしてしまうと、赤ちゃんは充分に母乳を消化吸収できず、疲労回復もできず、新しい血液も作れなくなってしまう。赤ちゃんにとって柔らかいベッドは、常時、緊張状態をもたらしてしまうので、その緊張状態が余りにも長く続きすぎると、突然死を引き起こしてしまうのだ。

 ベッドが柔らかければ、赤ちゃんはグッスリと眠ってくれるだろうと思い込むのは、完全に間違っている。大人ですら柔らかいベッドよりも、硬い布団の方が熟睡できる。柔らかいベッドでは熟睡できるどころか、体が緊張し続けてしまうので、逆に疲労困憊になってしまう。

 日本民族は古来より「母乳」と「布団」の組み合わせで育児を行ってきたのだから、この伝統をそう簡単に手放してはならない。母乳も布団も赤ちゃんにとっては最適な代物なのだ。これらに取って代わる物はこの世には存在しない。いくら時代が進もうとも、育児には進化も進歩もない。いくら「時代遅れ」と言われようが、昔ながらの育児をしてしまった方が、結果的に最高の結果を生み出せるのだ。

 医者たちは日本の伝統的な育児を古臭いものと看做して、首尾一貫して日本の伝統的な育児を否定してきた。それに代わるものとして、アメリカ式の育児の仕方を輸入し、それを普及させようとしてきた。しかし、アメリカ合衆国の歴史など僅か数百年程度なのである。そのような国民の育児の仕方に優れたものがあるわけがない。育児はその民族の数千年に及ぶ試行錯誤の結果なのだ。その成果を手放してしまえば、伝統に復讐され、自分たちが悲惨な目に遭うだけなのである。

●晴れた日には布団を干そう!

 両親の布団の横に、赤ちゃん用の小さな布団がちょこんと置いてある。この風景こそ、日本民族の伝統であり、ほほえましい光景なのだ。母親の横で赤ちゃんが寝ていれば、夜泣きしてもすぐに対応できるし、非常に便利な物なのである。アメリカ式に両親と赤ちゃんは別室で寝て、赤ちゃんが夜泣きをしたら、母親がその部屋に行って、ミルクを与えるというのでは、面倒臭くて仕様がないのだ。こんな非合理的な育児の仕方など学ぶべきではないのである。

 日本のように高温多湿の国では、ベッドのように敷きっぱなしにしてしまえば、ダニの温床に成りかねない。定期的に天日に干さざるをえない。だからこそ、ベッドよりも布団の方が最適なのである。布団はそれこそ日本の自然環境に適応すべく生み出されたものなのだ。

 布団の湿気はダニを作り出すので、晴れた日には布団を干そう! 布団を干せば、赤ちゃんがダニにやられることもなくなるであろう。特に夏場は赤ちゃんがアセモになりやすいので、頻繁に干してあげ、乾燥した布団を使用できるようにしてあげればいいのだ。赤ちゃんのお肌のトラブルは激減することだろう。

 赤ちゃん用の布団は1枚だけで使用するのではなく、替えの布団を持っておくと良い。育児をしていると、いつ何時、布団を水で濡らしてしまうかもしれないので、替えの布団を持っておくと、非常に便利なのだ。2枚の布団を交互に使っていけば、布団も傷まなくて済むようになる。

 この世に最高の育児があるとするなら、それはその民族が伝統的に行ってきた育児の仕方なのだ。現在、生きている我々がどんなに研究した所で、それに取って代わることはできない。母乳育児も、布団で寝かせることも、日本民族の歴史上の無数の母親たちがやってみて、これで良かったからこそ遣り続けてきた。現代の豊かさに思い上がって伝統を捨ててしまうのではなく、頑なに伝統を守って育児をしていくことだ。そうすれば、自分にとっても最適な育児ができるようになるのだ。

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