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赤ちゃんの「心の傷」を癒すもの

●自己制御できない人々の深い心の闇

 人間が精神的独立をし始めた頃に得られるのが、「自己統御」であるといっていい。若者が思春期に精神的自立を成そうとしていく時は、自分を自分で統御するというのが一番難しく、自分が感情的に成ってしまったり、性欲を暴走させてしまったり、自分の生活費すらきちんと管理できないものだ。そうやって青春時代を過ごして、社会に出て働き、精神的自立を成し遂げていくと、自分の感情を制御し、性欲を暴走させることなく、生活費もきちんと管理することができるようになるのだ。多くの人々にとって、自己統御がしっかりとできるようになるのは、結婚を機にそれまでの自分を捨てて、夫婦で人生を歩んでいこうと決意した辺りからであろう。

 しかし、この世には自己制御ができない人たちが居る。結婚適齢期を過ぎても結婚できなければ、恐らく自分の感情すら制御できない人たちだし、かといって、結婚したとしても、夫婦が自己統御できなければ、それそれで悲惨な結果にしか成りはしない。結婚はあくまでも自己統御ができているであろうという目安であって、自己統御できる人たちが結婚すれば、結婚生活がバラ色になるだけであって、自分が結婚するための条件を満たしていなければ、結婚は確実に破綻していくのだ。

 もしも、本人が「心の病」を負っているなら、自己統御は不可能になってしまうことだろう。「ADHD」(注意欠陥多動性障害)のように、いつも落ち着きのない人や、「PTSD」(外的外傷後ストレス障害)のような症状を発してしまい、いつも他人の目が気になる人は、精神的自立を果たすというのが、非常に困難になるので、いつまでの自分の心を抑えていくことができないのだ。

 また、精神的に自立していなければ、洗脳されてしまう危険性があることだろう。淫祀邪教や社会主義やフェミニズムに洗脳されるような人々は、精神的自立を成し遂げていないばっかりに自己統御ができず、洗脳力の強いイデオロギーに触れてしまうと、自分の心をガバッと鷲掴みにされてしまうのだ。

 麻薬犯罪は悪いことだというのは、誰もが知っている。人を殺すことは悪いことだというのは、みんな知っているものだ。それなのに、自己統御できないばっかりに、悪の道に走り、麻薬に手を出したり、殺人事件を引き起こしてしまう人たちが跡を絶たないのだ。よりによって知的エリートたる大学生が麻薬に手を出したり、我が子を児童虐待で死に至らしめるという母親たちだっているのだ。

 自己統御できない人たちの心の闇は、相当深く、そして暗いのである。自分の心の中にある心の闇が、自分の心を暗く覆い尽くしてしまい、自分を自分でなくさせてしまい、悪行に走らせるのである。実は、この心の闇は満2歳までの間に起こったことが、自分の心に心の傷をつけてしまい、それが自分の成長と共に大きくなり、心の闇となっていくのだ。要は、自分が赤ちゃんの頃に起こったことが、大人になって復讐を仕掛けてくるのである。

●出生時の心の傷を癒すもの

 人間が最も深く心の傷を負う時は、実は「出生時」であるのだ。赤ちゃんはそれまで母親のお腹の中に居たので、それがいきなり外界に出て来るのである。これは人間が経験するであろう最大の衝撃であって、その瞬間をきちんと祝福された状態にしておかないと、生まれたての赤ちゃんの心は傷ついてしまうのである。

 この点に関して、病院での出産は、最悪までに赤ちゃんに心の傷を負わしてしまうのだ。病院での出産状況が、余りにも非人間的になってしまったからだ。殺風景な場所に生まれてきてしまえば、その赤ちゃんは殺風景な人生を歩んでしまうものなのだ。しかも、出生後に母親と赤ちゃんが切り離されてしまえば、赤ちゃんには最大級の心の傷を受けてしまうのだ。どの哺乳動物でも出生後に母親と切り離される赤ちゃんなどいないのである。

 しかし、助産院で出産すれば、いいというわけではない。助産院でも、母親の出産の仕方が拙いと、赤ちゃんは心に傷を負うものなのである。赤ちゃんがこの時間に生まれたいと思っているのに、母親の方の事情で遅れてしまったり、早すぎてしまったりすると、赤ちゃんは自分の母親とどうしてもタイミングが合わず、心の傷を負ってしまうのだ。

 また、折角生まれてきたのに、父親が出生直後に性別にケチをつけるというのも、その赤ちゃんに深い心の傷を負わす原因になってしまうのだ。例えば、男の子を強く熱望する余りに、女の子が生まれてきてしまうと、「なんだ女の子か!」と言い捨ててしまったり、逆に女の子を強く熱望する余りに、男の子が生まれてきてしまうと、「なんだ男の子か!」と言い捨ててしまうと、その赤ちゃんは生涯に亘って心の傷を負い続けてしまうものなのだ。両親が最初にな投げかける言葉は非常に大切なのである。

 赤ちゃんは知能が発達していないので、赤ちゃんは知らないだろうと思うのは大間違いで、赤ちゃんはきちんと覚えているものなのだ。しかし、人間は4歳か5歳になると、急激に変わって新たな成長を仕出すので、それ以前の記憶を消し去ってしまうのだ。その現象が起こる前なら、赤ちゃんは出生時の記憶を覚えているものだし、それが4歳か5歳になると忘却すると同時に、無意識の世界へと沈澱していくだけなのだ。

●育児での心の傷を癒すもの

 赤ちゃんが出生時と同じく心の傷を負ってしまいがちな場所が、育児の現場においてである。これは大方、母親が未熟なために、赤ちゃんの心を汲み取ることができず、そのために赤ちゃんが欲していない行動を平気で取ってしまい、それによって赤ちゃんの心に傷がついてしまうのだ。

 赤ちゃんは生まれてから長らく話せないので喃語やベビーサインを送って母親と会話をしようと仕出す。だが、新米ママの場合、未熟なために、赤ちゃんの喃語やベビーサインに気づいてやれないので、どうしても巧く意思疎通が図れず、赤ちゃんは母親の遣ること成すことに自分の心を痛めてしまうのである。

 また、赤ちゃんと意思疎通の図れない母親は往々にして、育児ストレスで一杯になるものである。育児ストレスで母親の心がここに在らずの状況になってしまうと、赤ちゃんは凄まじいまでに不安を覚えてしまい、それによって赤ちゃんの心に傷がついてしまうのだ。育児をする時は、とにかく真剣になって赤ちゃんに向き合ってさえいれば、それだけで赤ちゃんは嬉しいものなのである。

 赤ちゃんにとっては満2歳までは、どうしても母親を必要とするので、その間に母親が働きに出て行ってしまい、自分が保育園に預けられようものなら、深く心に傷を負ってしまうものなのだ。保育園に赤ちゃんを預けると、赤ちゃんが大泣きするのは、このためなのである。あれだけ大泣きして、心に傷がつかないわけがないのだ。通常の育児で、どんなにヘマをやらかしても、赤ちゃんはあそこまで泣かないものである。

 赤ちゃんに性格が露わに成り始めると、女の子の場合、その性格は明らかに母親そっくりになってしまうものなのである。それゆえ、女の子が何かを仕出かすと、母親の方は「一体誰に似たんでしょ!」と吐き捨てて、女の子の気持ちを大いに害してしまうものなのである。これは女の子を育てた場合、どの母親も経験することなのである。

 その一方、男の子は成長が遅いので、男女平等だと思い込んでいる母親は、遂々、女の子と比較してしまい、「男の子ってバカなのよ!」と吐き捨ててしまうのだ。この場合、男の子は何も言わないものだが、だが、実際には心に大きく傷を負ってしまうのだ。男の子が思春期になって不良の道に走ると、手がつけられなくなるのは、子供の頃に母親にバカにされてしまって、心に傷を負っているからなのである。

●心の傷を癒すボディーマッサージ

 赤ちゃんは出産時でも育児をされている時でも、心に傷を負ってしまうものなのである。心の傷は肉体上の傷ではないので目には見えないが、この心の傷こそ、その赤ちゃんの心を歪めてしまい、その後の人生を誤らせてしまうものなのである。もしも、心の傷が深ければ、その心の傷は心の闇へと成長していき、その人を悪の世界へと引き摺り込んでしまうのだ。

 だからこそ、その心の傷を癒すのに必要となるのが、「ボディーマッサージ」なのである。赤ちゃんに対してせっせとボディーマッサージを施していくと、いかに心の傷を負ったとしても、赤ちゃんの心の傷は癒されていき、心を完全円満なものにすることができるようになるのだ。

 赤ちゃんが大泣きして、母親の心を惨憺せしめる時は、赤ちゃんを泣きやまそうとする努力をするだけではなく、「赤ちゃんは相当に心を痛めているのだな」と思った方がいいのだ。育児というのは、誰がやったとしても、赤ちゃんに心の傷を負わしてしまうものなのだ。完璧に育児を遣り遂げる母親など、この世には存在しないのだ。どの母親も多少なりは赤ちゃんに悪いことをやってしまうものなのである。

 特に、どうしても仕事に行かなければならない母親たちは、赤ちゃんを大泣きさせて保育園に預けている以上、仕事を終えたら赤ちゃんにボディーマッサージをしてあげて、赤ちゃんの心の傷を癒してあげることだ。この作業をするだけで、赤ちゃんの心の傷は取れていくものなのだ。

 どんなに疲れていても、沐浴の後にささっとボディーマッサージをやってしまえば、数分で終わってしまう作業なのである。こんな作業で心の傷が癒されていくのだから、育児をしている母親にとっては非常に有難いものなのである。しかも、ボディーマッサージをすれば、赤ちゃんの寝付きが良くなるので、寝かしつける時間すら短縮できてしまうのである。

●心の傷をつけるのも人なら、心の傷を治すのも人である

 心の病を精神科医たちは、薬の投与で治そうとしているが、心の病は絶対に投薬では治らない。殆どの精神病は、出生時や育児で心を傷付けられたことが原因で発症してくるものだからだ。乳幼児の時に負ってしまった「心の傷」こそが精神病の根本的原因で、精神科医たちがこれが精神病だと認定しているのは、表面的に現われてくる症状にすぎないのだ。だから、精神科医たちがいくら治療しても精神病は治らないのだ。

 病院で出産する率が上がっていくと同時に、精神病を発症する大人たちも増え、学校で男女平等を洗脳されてしまった女性たちが増えるたびに、凶悪犯罪を仕出かす大人たちも増えていったのだ。そもそも妊娠や出産が病気でない以上、病院で出産すべきではないし、育児は母親が中心的になって行う以上、男女平等に取りつかれてしまえば、まともな育児すらできなくなってしまうのだ。その大人たちの滅茶苦茶な出産や育児によって、赤ちゃんたちは心に無数の傷をつけられてしまい、それが大人になってから、自分で自分を苦しめていくようになるのである。

 この世には、完全に正しい人などいないものだ。いかなる人であっても多少の悪事はやってのけるのである。だから、新米ママが傷つけたものは、新米ママの手で治すのである。母親だからこそ、赤ちゃんの心の傷を治すことができる。心の傷をつけるのも人なら、心の傷を治すのも人なのである。

 完璧な母親を目指すより、いかに試行錯誤し、失敗してもそれをきちんとカバーできる育児の仕方の方が現実的である。赤ちゃんを産み育てていったなら、出産時でも、育児をしている最中でも、何かしらのミスをやってしまうものなのである。そういうミスをしたとしても、ボディーマッサージを赤ちゃんに施すことで、そのミスをカバーしてしまえばいいのである。

 赤ちゃんの方も、心の傷が癒されたなら、明朗快活になって元気一杯になっていくものなのである。その姿こそが赤ちゃんとして正常な姿なのだ。そうすれば新米ママの方も、育児をすることに無数の喜びが溢れ出てくるものなのである。赤ちゃんの笑顔こそ、新米ママの育児疲労をすべて吹き飛ばし、最大限の喜びを与えてくれるものなのである。自分の赤ちゃんに心の傷を負わせてしまった場合、赤ちゃん以上に心を傷つけているのは、何よりも新米ママ自身なのである。だからこそ、育児を巧く行えれば、自分の心に傷がつくことがなくなり、自分自身も明朗快活になって元気一杯になっていくのである。 

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コメント

タマティー様
こんばんは
先日教えて頂いたサラダに海苔!とても美味しかったです!エゴマドレッシングを作り食べましたが、家族にも大好評。母乳の強化にも良くて美味しいしありがたいです

ところで、この記事のPTSDという病ですが…
私もそうかもしれません…常に人の目が気になるのです。だから、計算して行動してしまいます。そんな自分が好きではありません。神様も嫌がると思います。
赤ちゃんの頃、心に傷をおったのでしょうか…?
自立もしていませんし…。どうすれば治りますか?

投稿: ゆきりん | 2012年4月17日 (火) 20時02分

 ゆきりんさん、人の目を気にしないで行動する人はいないって!
 それに計算して行動するってのは、合理的な行動っていうんです。

 「心の傷」が社会的に問題になるけど、多くの場合、出生時のことが大本の原因になっているんです。
 出生直後に母子を切り離すのはダメなんですな。
 赤ちゃんにとっては母親の鼓動が聞こえなくなるので、非常に不安になってしまうんです。
 それと照明。
 胎内は暗いので、行き成り照明が明るい所に出ると、これまたビックリしてしまうわけなんです。

 助産院の中には、照明を暗くしている所もあります。
 その手の助産院だと、生まれてくる赤ちゃんは殆ど泣かないんですね。
 それに出産後に母子が一緒にいるから、その後の夜泣きで悩まされることが殆どなくなるんです。
 如何に病院で間違った出産法をやっているのか良く解りますよ。

 まずは自分の母親に自分の出生時の状況を聞いてみることですね。
 ゆきりんさんも既に母親だから、自分の母親の意見を冷静になって聞けると思います。
 それと日記でもつけて、自分の日々の思考や行動をチェックしてみることですよ。
 無駄なことをやっていると、どうしても心が歪んでいくものですよ。
 トドメは夫婦でボディーマッサージをすればいいんです。
 疲労が物凄く取れるので、やった後は爽快感がありますよ。

投稿: タマティー | 2012年4月18日 (水) 07時13分

タマティー様、いつもすぐにお返事くださり有難うございます
昨日、三女だけでなく長女と次女にも初めてボディーマッサージをやってあげたんですが、二人ともすごーく嬉しそうにしていまして、寝つきもよく、今朝も「お母さん、今日もやってね!!」
と言ってくれました。
二人はやむを得ない理由で1歳のときから保育園に入れてしまっていたので、心の傷も大きいんじゃないかと思います。
今まで、「褒めずに育てる」ということを良しとされてきていた(ある方からの指導です)ので、出来るだけ褒めないようにしていました。
長女はそんなこともあってか、超マイナス思考のネガティブ子供ですかわいそう・・・

小学校卒業までにあと2年あるので、ボディーマッサージで愛をたっぷりと注ぎ、取り戻してあげたいです。

話は変わって、ご相談なのですが、主人が3年前に人間ドックで肝血管腫が見つかり、去年の8月で18ミリのサイズでした。
経過を見ていきましょうとは言われているのですが、ちょっと心配です。
我が家の食生活ですが、ざっと書きますと、
玄米+雑穀・お味噌汁・煮物(ジャガイモ、大根が多い)・きんぴら・ひじき・切り干し大根・たまに酢の物・胡麻和え・サラダ・たまに焼き魚・高野豆腐・・・といった感じで、お肉はほとんど摂らない感じです。あ、でもウインナーやベーコンは多いです。
日曜日のお昼はスパゲッティ―や焼きそば、うどんなどの麺類メニューをよくやります。
何か問題点はありますでしょうか?あ、あと主人はよく12時くらいまではテレビを見ているので寝るのは12時過ぎが多いです。起床は6時くらいです。
ここですかね・・・やっぱり

投稿: ゆきりん | 2012年4月18日 (水) 10時02分

 ゆきりんさん、解ってんじゃん! 
 就寝時間が遅すぎ!
 睡眠時間足りてるのかな~。
 人間は1日7時間半。体を横たえる必要性があるので、睡眠時間が6時間切っていれば、体のどこかが傷むって!

投稿: タマティー | 2012年4月19日 (木) 07時05分

タマティー様、有難うございます。主人に伝えました。
7時間半ですね。横たえないといけない・・・。私も気をつけます。

睡眠をまずはきちんととるようにして、あとは何か食べたり飲んだりしたほうがいいものってありますか?
私のガングリオンの件で教えて頂いてから、主人も一緒にどくだみ茶は毎日飲んでますが。亜麻仁油も一緒に摂った方がいいでしょうか・・・?

心の傷ですが、母に聞いてみます。破水から始まって、もちろん病院で出産したということは聞いたことがあります。
私が助産院で出産したとき、「私の時とは全然違う!」と言っていたので、違ったんでしょうね

計算高いということを「合理的」と言ってくださるタマティー様・・・。  私の周りの人たちとはだいぶ違います。
人生って何なんでしょうね。何が本当なんでしょう。最近深く考えさせられます。あと30~40年の人生を無駄に過ごさないよう、タマティー様に教えて頂きながら、勉強していきたいです。
日記、つけてみます。人の悪口とか書いちゃいそうだなあ
昔は私、こんなじゃなかったんだけどなあ・・・
最近自分がどんどん醜くなっていってる気がします。

投稿: ゆきりん | 2012年4月19日 (木) 10時35分

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