« 赤ちゃんの一人歩きのために、新米ママができること | トップページ | 赤ちゃんの成長遅延 »

「口呼吸の禁止」と「オシャブリの使用」

●二足歩行の功罪

 人類は進化の過程で二足歩行を選んでしまった。自然界において、二足歩行は決して素晴らしい歩き方ではないのだ。獲物を獲得しようとするなら、ライオンや虎やチーターのように四足歩行の方が断然優れている。もしも、二足歩行で高速に走ろうとするなら、恐竜のティラノサウルスのように、前屈みになり、尻尾を後方に突き出して、二足歩行をした方が断然優れているのだ。人間の二足歩行は走るのには遅く、狩猟するのには余りにも不適格な体型をしているのである。

 それもそのはずで、人類が二足歩行を開始して、まず食べ始めたのが「根菜類」だからだ、根菜類を食べることによって大腸を進化させて、それによって脳を発達させていったのである。次に食べ始めたのが動物の骨の中の骨髄であって、他の肉食動物たちが食べ残していった骨を取って食べることで、胃を発達させて、その高いエネルギーを使って、更に脳を発達させたのである。人類は骨髄を食べても肉食動物ではないのである。だからこそ、人類は他の肉食動物たちとは明らかに違う体型になってしまったのである。

 狩猟をするには余りにも不適格な二足歩行が、一体人類にどのようなものをもたらしてくれたかは、赤ちゃんが二足歩行を開始した日々を見ていると良く解る、まずは「行動範囲の拡大」である。二足歩行ができなかった時は、原則として家の中を中心に活動をしているが、二足歩行が出来始めると、行動範囲は一気に広がっていくのである、

 次は「知能の発達」である。二足歩行をすれば両手が自由に使えるので、知能が一気に高くなっていくのだ。手を使うことがいかに知能を高めるかは、赤ちゃんが一人座りを始めた頃から、顔を表情が豊かになり、喃語も増え、他人とのコミュニケーションの遣り取りも断然巧くなっていくのだ。

 そして「言葉の使用」である。背筋を伸ばした状態で二足歩行ができてしまうと、声をきちんと発することができるようになるのである。赤ちゃんに二足歩行をさせていくと、それまでは喃語だったのに、いつの間にかに喃語がきちんとした単語になり、単語が2語文章になり、3語文章になって、複雑な会話をしていくことが可能になるのである。

 逆に二足歩行に罪があるとするなら、それは喋ることができてしまったために、「口呼吸」をすることが可能になってしまったということである。哺乳動物はどの動物も鼻呼吸である。鼻には空気を浄化する機能がついているので、それによって安全な空気を吸うのである。しかし、口呼吸だと空気を浄化する機能がないために、空気中の細菌をダイレクトに受けてしまい、そのために様々な病気を発症してしまうのである。

●なぜ、口呼吸が危険なのか?

 なぜ、口呼吸が危険かといえば、空気中の細菌がダイレクトに入ってしまい、それによって人間の免疫に異常を引き起こしてしまうからなのである。人間は二足歩行をすることで、偶然にも言葉を発する機能を持ったが、口呼吸をするために口や喉を変えていったわけではないのである。口にも喉にも細菌を封じる能力がないのだ。

 一番解り易いのが、赤ちゃんが喃語を喋り始めた頃から、大量のヨダレを垂らすことなのである。赤ちゃんは一人立ちができなければ鼻呼吸しか行わないのだが、喃語を喋ることは、口から空気が入ってくる危険性を伴うので、赤ちゃんはヨダレを垂らすことで、免疫力を高めているのだ。ヨダレには殺菌効果があるので、口の中だけではなく、口の外にまで出すことによって、その殺菌効果を充分に使用しているのである。

 もうひとつは、赤ちゃんは手を口に突っ込んで、手をしゃぶるのである。新米ママだと赤ちゃんのおしゃぶりをやめさせようと手を引っこ抜こうとするのだが、赤ちゃんは相当強い力で手をしゃぶっているので、母親の筋力を以てしても抜けないのである。とするなら、これは単なる癖ではなく、赤ちゃんが何かしら必要があるからこそやっているのである。それは口呼吸の阻止である。赤ちゃんが口に手を突っ込んでしゃぶっていると、それは「母親の愛情不足だ」といわれるのだが、それはそうなのではなく、赤ちゃんが喃語を喋れるようになってしまったがために、口呼吸を阻止するために、赤ちゃんが自然に取っている行動なのである。

 しかし、赤ちゃんが二足歩行を開始してしまうと、徐々にヨダレを垂らさなくなり、常に手を口に突っ込むよりは、手を自由に使った方が動き易いゆえに、口呼吸の危険性を封殺することをしなくなってしまうのだ。そのために赤ちゃんの中には口呼吸を仕出す赤ちゃんたちが大量に出始めてしまうのである。

 人間は口呼吸をしてしまうと顔が歪んでしまい、そのために「出っ歯」や「隙っ歯」や「歯並びの悪さ」となって現われ、顎がずれてしまい、非常に顔つきの悪い人間になってしまうのである。「口呼吸をしている人に美男美女はいない」と言われるが、まさにその通りであって、鼻呼吸をしないからこそ、顔が歪んでしまうのである。

●口呼吸が引き起こす病気

①小児喘息

 口呼吸は空気中の細菌がダイレクトに入ってくるので、喉や肺が細菌によって侵されてしまう。そこで喉や肺が細菌を追い出そうとする症状が、小児喘息である。赤ちゃんは小児喘息になりやすく、小児喘息になれば治療は困難を極める。当たり前である。いくら薬を投与しても、その赤ちゃんが細菌を侵入させてしまう口呼吸をしているからである。それゆえ、医者が治療困難な小児喘息でも、口呼吸を禁止させさえすれば、簡単に治ってしまうのだ。

②アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎は口呼吸だけが原因で起こるものではないが、口呼吸をしている限り細菌を体内に侵入させてしまうので。その細菌が皮膚に到達して、そこで炎症を引き起こしてしまうのである。アトピー性皮膚炎の治療に効果がないのも、その赤ちゃんの口呼吸を封じないからなのである。口呼吸している限り、いくらでも細菌が体内に侵入してきてしまい、皮膚で炎症を引き起こしてくるのである。

③食物アレルギー

 赤ちゃんが見せる食物アレルギー反応は、主に満2歳以前の離乳食を原因として起こってくるのだが、口呼吸によって免疫力を下げていると、些細な食べ物に対してですら、アレルギー反応を示してしまう。満2歳になるまで口呼吸を禁止して、その後に離乳食を与えていかないと、赤ちゃんはその体の構造上から口呼吸をしてしまう危険性があるのである。 

④キレる症候群

 「キレる症候群」とは、現在、社会問題化している病気で、少年少女だけでなく、大人ですらも、ちょっとしたことで、すぐにキレてしまう。これは口呼吸によって恒常的な酸欠を引き起こし、思考能力が著しく低下してしまい、これがキレる原因となっているのだ。キレる症候群に罹っている人たちの知能指数は明らかに低いし、忍耐力というものに限っては全くないといっていいのだ。これは赤ちゃんの時から口呼吸を繰り返してきたために、脳に充分な酸素を供給することができず、知能を高めることができなかったのである。

 赤ちゃんですら、赤ちゃんが口呼吸をしているなら、すぐにキレてしまい、大人たちと同様に「キレる症候群」を発症し始める。赤ちゃんが怒ってしまい手がつけらないとうなら、まずは赤ちゃんの口呼吸を禁止することだ。それと共に、自分や夫の口呼吸を禁止することだ。赤ちゃんを「キレる症候群」に罹らせる両親も口呼吸をやっている可能性が非常に高いからだ。赤ちゃんは必ず両親のマネをしてくるのだ。

⑤「近視」と「難聴」

 赤ちゃんは生まれた当初、視力は「0.02」程度しかないといわれている。視力は徐々に発達していって「2.0」になるので、この事実を知っていないと、赤ちゃんの近視を問題視してしまうのだ。小学6年生以下であるならば、近視の原因は、「ビタミンA不足」「テレビの見過ぎ」「蛍光灯」にあるので、メガネをかけさせるよりは、まずはこれらの物を除去していくことである。これでも治らない時は、その子供が口呼吸をしているからである。それゆえ、口呼吸を封じさせることである。

 人間の口と耳は内部で繋がっているので、口呼吸をしていると、難聴になってしまう危険性が出て来る。乳幼児や児童の難聴は耳鼻咽喉科に行っても治せないので、ただ口呼吸を禁止して、鼻呼吸に切り替えさせれば、呆気ないほど簡単に治ってしまうのだ。ちなみに、赤ちゃんは生まれた当初から聴力はいいので、難聴になってしまうと、母親とのコミュニケーションが一気に悪化してしまうことになる。

⑥小児性白血病

 口呼吸もひどくなると、小児性白血病という死の病を引き起こしてしまう。小児性白血病は口呼吸によって細菌が骨にまで到達してしまい、そのために血液の生産に異常事態を引き起こしてしまうのである。小児性白血病は抗癌剤や骨髄移植で治るものなのではなく、まずは口呼吸を封じるべきなのである。口呼吸さえやめさせれば、血液の生産を妨害する細菌を断つことができるからだ。

⑦悪性リンパ腫と脳腫瘍

 口呼吸も更に悪化すると、悪性リンパ腫という死の病を引き起こしてくる。子供であるならば、悪性リンパ腫は脳腫瘍という形で表れてくる。体内の細菌を除去するはずのリンパが正常に機能してくれないために、脳にまで細菌が到達してしまい、これが脳腫瘍になってしまうのである。いくら脳腫瘍だからといって、頭蓋骨を開いて手術しても無駄である。まずはその子供の口呼吸を禁止すれば、細菌を封じることができ、脳腫瘍が急激に縮小していくことになるのである。

●お座りを仕出したら、オシャブリを使用する

 口呼吸は非常に恐ろしい呼吸の仕方なのである。だからこそ、母親は赤ちゃんの口呼吸を封ずる必要性があるのである。では、どうすればいいのかといえば、「オシャブリ」を使用すればいいのである。オシャブリこそ口呼吸を封じて、鼻呼吸をさせ、赤ちゃんの免疫力を高めさせることができるのである。

 オシャブリを与える時期は、お座りを仕出した頃である。オシャブリを早い時期にさせようとしても、赤ちゃんは吐き捨てるだけなので、タイミングをきちんと見計らっておいた方がいい。オシャブリはいつも目にするものなので、母親の好みに合うものを選ぶべきなのである。ちなみに、オシャブリの製品は、現在では、ドイツのヌーク社製のオシャブリが世界最高品質である。

 オシャブリをさせると歯並びが非常に良くなるのだ。赤ちゃんにオシャブリをさせると、舌を盛んに動かし、顎でオシャブリをいつも支えていなくてはならないので、顔の筋肉が非常に鍛えられ、歯並びも良くなるのだ。歯並びの悪さというのは、顔の筋肉が鍛えられていないからこそ、歯並びの悪さとなって現われてくるのである。

 オシャブリは顔の筋肉を日々鍛える以上、赤ちゃんは男の子ならカッコ良く、女の子なら可愛くなっていくのだ。しかも、表情も豊かになり、快活な子供へと育っていくのだ。我が子を将来、美男美女にしたければ、オシャブリをさせることだ。醜男醜女というのは、口呼吸をしているために、顔の筋肉が鍛えられていないからこそ、顔つきが悪くなってしまうのである。

 オシャブリは赤ちゃんの時だけにするのではなく、3歳か4歳まではオシャブリをさせることだ。乳幼児は4歳から5歳の間に、明らかに何かが変わり、母親から離れていこうするので、その時期が来るまでは、オシャブリをさせ、口呼吸を封じて、鼻呼吸を常時行えるようにしてあげることだ。自分の息子や娘にオシャブリをさせ、鼻呼吸をさせることが、無病息災にさせ、顔つきのいい大人へと育っていくことができるようになるのである。

|

« 赤ちゃんの一人歩きのために、新米ママができること | トップページ | 赤ちゃんの成長遅延 »

育児」カテゴリの記事

不妊治療」カテゴリの記事

妊娠」カテゴリの記事

コメント

タマティー様こんにちは。
この前、久しぶりに去年教えて頂いたさば・トマト缶詰のズボラパスタを作って食べたら、超美味しかったです
主人にも大好評で「お店出せるんじゃない?」とまで言われてしまいました
その後、主人と私の将来の夢に、夫婦でやるおしゃれなカフェが加わりました(笑)。

ところで、おしゃぶりの件でご相談があるのですが・・・
三女には6か月のころくらいからヌークのおしゃぶりを与えていたのですが、一向に気に入らず、すぐに「プッ」と出してしまいます天然ゴムが臭かったのかな?と思い、2個目はシリコン製を買って与えてみました。初日は2時間しゃぶってくれたので、「やった!!」と思ったのもつかの間・・・また「プッ」
10か月になった今もすぐに出してしまいます。
口呼吸が進んでいますー
どうしたら良いでしょうか?根気よく続けていくしかないでしょうか?

投稿: ひげ夫 | 2012年5月24日 (木) 17時28分

 ひげ夫さん、ズボラパスタはマジで旨いです!
 
 主婦の場合、時折この手の料理を出さないと、勤続疲労が溜まってしまい、それで夫婦喧嘩をしたりするので、家事や育児に工夫は必要ですよ。

 多分ね。与え方が悪いんですよ。
 まず時期的に早い!
 オシャブリが必要になるのは二足歩行ができる辺りかならなので、6ヶ月じゃ早すぎ。
 それと愛情を込めて与えないと、赤ちゃんは「ペッ!」って吐き出してしまいます。
 ひげ夫さんが口に加えてみて遊び、それに赤ちゃんが反応して欲しがったら、与えればいいんです。


投稿: タマティー | 2012年5月25日 (金) 07時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「口呼吸の禁止」と「オシャブリの使用」:

» 無呼吸症候群 [無呼吸症候群]
無呼吸症候群に悩んでいる人は是非どうぞ。 無呼吸症候群の紹介をしています。 [続きを読む]

受信: 2009年5月 4日 (月) 13時18分

» マミートーク [マミートーク]
マミートークの紹介をしています。 マミートークについての情報を知りたい人はどうぞ。 [続きを読む]

受信: 2009年5月 4日 (月) 15時21分

« 赤ちゃんの一人歩きのために、新米ママができること | トップページ | 赤ちゃんの成長遅延 »