赤ちゃんが居る家での掃除の仕方
●家の中こそ病気の発生源
江戸時代まで、妊産婦の産褥熱による死亡や、乳幼児が生後2年の間に命を落としていた最大の原因は、人々の家はが汚かったからだ。家が汚いために、出産や育児の過程で細菌の侵入を受けてしまい、呆気なく命を落としてしまったのである。多くの母親たちが、掃除の重要性や、清潔の大切さを知らなすぎたのである。
今でこそ日本民族は清潔さを尊ぶ民族になっているが、意外なことかもしれないが、明治維新が起こるまでは、武士階級の人々を除けば、自宅を掃除することを殆どせず、非常に不潔だったのだ。しかし、江戸時代において、武士階級は武士道という倫理規範を形成し、武士の女性たちが「炊事」「掃除」「洗濯」を家事の三大行為に位置づけ、それによって日々掃除を行うようになり、清潔を実現していったのである。そして明治維新以後、武士階級の女性たちが教育関係の仕事に就くようになり、教育を通じて全国民へ掃除や清潔の大切さを普及させていったのである。
勿論、現在でも掃除や清潔さの重要性を理解せず、汚い家は存在することだろう。結婚したとしても、その新米ママに掃除をする習慣がなければ、自宅で清潔を実現するのは、不可能だと言っていい。結婚してから、日々掃除をし続けるというのは、やろうとしてもできないものなのである。その既婚女性が掃除や清潔を倫理規範にまで高めていない限り、無理なのである。
しかし、自宅で掃除をせず、不潔にした代償は非常に高くつく。病気を頻繁に発症する赤ちゃんは、住んでいる家が汚すぎるからだといっていい。赤ちゃんの母親に掃除をする習慣がないために、自宅はいつも汚く、赤ちゃんにとっては最悪の環境で生存していかねばならず、そのために病気になってしまうのである。
赤ちゃんはまだ免疫力が弱いのだ。赤ちゃんが自分で抗体を作り出せるようになるのは、満2歳からなので、それまでは弱い免疫力で過ごしていかざるをえないのだ。それなのに、母親が自宅を掃除をせず、不潔にしていたら、どうしても自分の弱い免疫力で防ぎきれず、そのために病気を発症してしまうようになるのだ。
●まずは使った物を元に戻す
赤ちゃんを健康に育てたいのなら、赤ちゃんに病気を発症させないためには、自宅内を掃除し、清潔を実現することだ。掃除を散発的に行っても、いずれ掃除をしなくなるものなのだ。掃除を気まぐれに行うのではなく、日々掃除をすることを倫理規範にまで高めない限り、掃除をし続けることはできないし、清潔を実現することもできないのだ。
まず、掃除をする上で大事なことは、実は掃除以前にある。それは「使った物を元に戻す」ということだ。例えば、爪切りを使ったら、元の位置に戻す。ボールペンを使ったら、元の位置に戻す。この習慣があるだけで家の中は見違えるほど奇麗になるのだ。多くの既婚女性たちが自宅を汚くさせてしまうのは、使ったら使いっぱなしにしてしまい、物が散乱していくからなのである。
使いっぱなしにしてしまうと、物がなくなってしまい、それを探すために大量の時間が浪費されてしまい、しかも、挙句の果てには行方不明を確認するだけになってしまい、それどころか、その物を使って一体何をやろうとしようとしていたかさえ忘れてしまうのである。これらの無駄な時間を省けば、結婚生活をより豊かにできるのだ。使った物を元の位置に戻さないばっかりに、結婚生活を貧困化させていくのである。
家庭内にあるすべての物には定位置を定めるべきなのである。特に包丁や新聞紙や携帯電話など、日常的に頻繁に使う物は定位置を定めてしまい、その物を使ったら、その定位置に戻せば、家庭内行為がすべてスムーズに行くようになるのである。だから、包丁を使ったら出しっぱなしにせず、すぐさま洗って布巾で拭き、定位置に戻せば、台所は奇麗になり、再び包丁を使いたい時は、すぐさま取り出せることができるのである。
この習慣は、妻だけが保てばいいのではなく、夫にもきちんと守らせることだ。自宅で使った物を元に戻せないような男性であるならば、仕事で大手柄を立てられるような仕事などできはしないのだ。自宅で使った物を元の位置に戻す習慣が身についていれば、仕事場でもその習慣を行うことができ、無駄な時間を削減し、その余った時間を有効な作業に充てることができ、それによって仕事が成功し始めるのだ。
●赤ちゃんは家の中を汚すものだと考えよ
自宅に赤ちゃんが居る場合、赤ちゃんが自宅を最大に散らかしてくれる存在なのである。赤ちゃんが居るなら、赤ちゃんは自宅を奇麗にさせてくれるなどと間違った思い込みをするのではなく、赤ちゃんは自宅を最悪なまでに汚してくれると性悪説に立脚した方がいいのだ。こうすれば、赤ちゃんが汚した所で怒らなくなり、冷静沈着に対処することができるからだ。性善説に立脚し、赤ちゃんは自宅を汚さないと思っていれば、赤ちゃんが汚すたびに、赤ちゃんに対して怒ってしまい、それはそれだけ時間の無駄なのだ。
赤ちゃんには赤ちゃん専用の部屋を設け、そこで汚すには文句を言わないことだ。赤ちゃんは当然にオモチャを使ったら出しっぱなしにするものだが、そういう時は、大きなバスケットを用意し、そこにオモチャを入れてしまうことだ。赤ちゃんが使えるオモチャなど、ごく僅かなのである。それくらい母親が自分の手で片づけた方が早いのだ。
赤ちゃんがペンを握れるようになり、絵を描き出したら、油性ペンは絶対に与えないことだ。水性ペンを与えて、赤ちゃんが床に絵を書こうものなら、すぐさま雑巾で拭き消せるようにしておくことだ。夫も妻も大人だから自宅内で落書きをしないために、赤ちゃんの落書きを見ると、どうしても衝撃を受けてしまうのだ。だからこそ、水性ペンを与えて、いつでも消せるようにすればいいのだ。できれば、赤ちゃんにお絵描きの時間を与えて、母親と一緒に画用紙に絵を描かせるようにすればいいのだ。
赤ちゃんには赤ちゃん専用の部屋で汚すのは構わないが、それ以外の場所で汚したら、赤ちゃんにも掃除を手伝わせることだ。赤ちゃんが物を散らかしたら、赤ちゃんに手で掴ませて、元の位置に戻させる。赤ちゃんが飲み物をこぼしたのなら、赤ちゃんに雑巾拭きを手伝わせる。赤ちゃんを怒鳴りつけるのではなく、赤ちゃんにこういうことは悪いことなんだよと教えて、その処理の仕方を教え込むことだ。
赤ちゃんは意外と単純なので、自分が汚しても、母親がその処理を行ってしまうと、赤ちゃんはそれが当たり前だと思い込んでしまうのだ。かといって、母親が感情的になって怒り出すと、赤ちゃんにはその怒りの理由が全く理解できないのだ。赤ちゃんに梃子摺るようであるならば、自分が赤ちゃんに対する接し方に問題があると見た方がいいのだ。
赤ちゃんが「困ったちゃん」にならないためにも、赤ちゃんが何かいいことをしたら、大げさすぎるくらいに褒めることだ。赤ちゃんは母親から褒められると、それをやろうとするものだし、それから派生していくものも遣り出すのだ。母親が赤ちゃんを褒めずに、いつも怒ってばかりいるようだと、赤ちゃんは母親との関係を保つために、わざと母親を怒らせるようなことばかりしまくるのだ。
●「日常掃除」「月例掃除」「年間掃除」の使い分け
使った物を元に戻し、赤ちゃんの対処法を覚えると、自宅の汚さは激減していくのだ。掃除はそれからなのである。だが、いくら掃除の重要性を理解しても、掃除を無計画に毎日やろうとすると、掃除の習慣は絶対に挫折し、妻がグータラ妻化してしまうのだ。掃除の習慣には掃除を計画化しなければ、持続させ続けることはできないのだ。
①日常掃除
日常掃除は、毎日行う軽い掃除のことだ。赤ちゃんが居る以上、テキパキと進めていかないと、その日1日の時間が不足してしまうことになるのだ。日常掃除は、毎日、決められた手順で行うことだ。その手順は自分で決めればいい。掃き掃除に拭き掃除、自宅内を簡単に掃除してしまうことだ。
日常掃除は、90分以内に終わらせることだ。日常掃除にそれ以上の時間をかけても無駄だし、続かないからだ。掃除をしている最中は、掃除だけをしているのではなく、洗濯機を回し、台所の後片付けも行う。時間制限があると、ダラダラしながら掃除をすることがなくなり、テキパキと掃除をするようになり、濃縮し充実した時間を過ごせるようになるのだ。
便所掃除も自分が用を終えた後に、さっさとやってしまえば、5分以内で終わってしまうものだ。しかし、それをやらずにいると、非常に汚れてしまい、後で掃除をするのが大変になってしまうのだ。毎日掃除をしていれば、便所といえども、そうは汚れるものではないのだ。
特に気をつけておくべきは、玄関や門であって、ここに掃除を施し、奇麗にしておくと、夫の印象も良くなり、妻を褒めるようになるからだ。夫がネチネチと何か言ってくるようであるならば、自分に何か問題があるというよりも、玄関や門を掃除していないために、夫が帰宅する際に、印象を悪くしてしまい、それを夫婦関係にまでに持ち込んできてしまうと思った方がいい。
休日前の日常掃除は丹念に行うことだ。折角の休日なのに自宅が汚いのであるならば、休日なのに疲れが取れないし、休日を楽しむことすらできない。特に風呂場を掃除しておくべきだ。夫が仕事で疲れきっている以上、お風呂で疲れを取ってしまえば、休日を家族揃って楽しめることができるからだ。
②月例掃除
日常掃除は簡単に行う掃除のゆえに、それではどうしても汚れてきてしまうのだ。そこで1ヵ月に一回、本格的な掃除をするのだ。月例掃除の場合、すべての分野に手を出して掃除をするのではなく、掃除をする場所を特定して行うことだ。本格的な掃除である以上、一つの場所にしかできないものなのだ。
例えば、トイレならトイレだけ、風呂場なら風呂場だけ、台所なら台所だけとし、それ以外の場所には手を出さないことだ。場所を特定しているなら、日常掃除のついでに行えるし、時間もそれほどかからないのだ。それゆえ、予め掃除をする場所の予定を組んでおくことだ。前から予定が定まっていれば、やる意欲が湧いてくるし、実際にやってしまうと、簡単に終えることができるからだ。
台所の場合、本格的に掃除をしてみると、本当に汚れているものなのだ。こういう場所で毎日料理をし、食中毒が発生しなかったことが不思議なくらいなのだ。月例掃除の際に、コップや金属什器を磨いてしまおう。茶渋がついていないコップでお茶を飲めば、お茶は更に美味くなるし、金属什器、特に銀食器がピカピカなら、いかなる料理も最大限にまで美味しくすることができるようになるのだ。
洗面所などは、毎日使っても、それほど汚れはしないが、だが、月に1度掃除をしてみると、結構、汚れているものなのだ。洗面所を掃除し、鏡をピカピカにし、駄目になった歯ブラシを交換しておけば、爽やかな気持ちで、洗面の作業を行えるようになるのだ。夫婦が朝起きて心地よく顔を洗うことができれば、夫婦仲はより一層高まるはずである。
日常掃除と月例掃除を組み合わせると、生活に余裕が出て来るので、そういう時は、植木鉢やプランターを買ってきて、花でも植えることだ。自宅に花があると、生活が一気に潤い出し、生活は豊かになり、夫婦喧嘩も消滅してしまうのだ。今まで殺風景な家に住んでいたからこそ、生活は貧しく、夫婦喧嘩が絶えなかったのである。
③年間掃除
年間掃除は、日常掃除や月例掃除とは違い、掃除するだけではなく、不要な物を捨てていく掃除なのである。「年間掃除は物を捨てることにあり」が大鉄則なのだ。生活していれば、どんどん物が溜まっていくものなのである。だが、自宅の敷地面積は広がることがないので、不用品のために生活スペースがどんどん狭くなっていってしまうのである。
そこで、年末に大掛かりな掃除をするのだ。掃除をメインにするのではなく、不用品を捨てることをメインにし、掃除はそのついでなのである。年間掃除は一度にすべての部屋に手を出すのではなく、1日ひと部屋を攻略していくことだ。こうすればいくら大掛かりな掃除でも、体力の消耗を抑えながら掃除をしていくことができるのだ。
年間掃除で最大の注意点は、夫の所有物が夫の部屋にあるなら、それをとやかく言わないことだ。これは夫婦喧嘩の引き金になるからだ。捨てていい物は、あくまでも夫の所有物以外の物だ。不用品を売り飛ばせれるのであるなら、とにかく売り払ってしまうことだ。そうすれば自宅は広くなるし、お金も入ってくるのだ。
日常掃除と月例掃除と年間掃除を組み合わせると、自宅内は非常に奇麗になるのだ。自宅が奇麗であるならば、赤ちゃんは病気しにくくなり、赤ちゃんはすくすく育っていくことができるようになるのである。掃除をしてみると、いかなる既婚女性であったとしても、自宅の汚さには驚くはずだ。
但し、掃除というものは、掃除はするが、奇麗にしすぎないことだ。几帳面な性格だと、自宅を奇麗にしすぎてしまい、逆に赤ちゃんの免疫力を下げてしまうからだ。しかも、その几帳面な性格が災いして、精神を病んでしまうこともあるのだ。家庭内の掃除は、妻が行うがゆえに、暴走した場合に、ストップしてくれる人が居ないのだ。それゆえ、たまには自分の実家や、夫の実家に寝泊まりして、その家の掃除を手伝ってみることだ。こうすると、自分の掃除の仕方を冷静に見ることができ、適度な掃除の仕方を維持することができるようになるのだ。
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