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すべてに満足しようとするのではなく、不満を残しながら満足する

●人間は何をやっても、不満が発生するもの

 人間は何をやっても満足できないものだ。人間は何をやったとしても不満が発生してくる。これこそが真実であろう。それゆえ、自分の不満をすべて解消し、すべて満足させることになど持っていく必要性などないのだ。いくら一生懸命に育児をやったとしても、育児に於いて何かしらの不満が残るものだ。いくら一生懸命に家事をやったとしても、家事に於いて何かしら不満が残るものだ。これは既婚女性にとってみれば、当たり前の現象なのである。

 赤ちゃんがウンチをしてくれたので、オムツを交換したら、赤ちゃんは交換した直後にウンチをしてしまう。赤ちゃんは母乳の飲みっぷりがいいな思っていたら、或る日突然に高熱を出してしまう。こんなことは育児ではごくありふれた光景なのだ。育児でいくら満足しながら育児をしていても、新米ママを不満にさせることなど、赤ちゃんはいくらでも仕出かすものなのだ。

 家事に於いても全く同じ現象が出て来る。活きのいい魚を買ってきて焼いていやら、焦がしてしまったとか。家中を掃除をし終えたのに、なぜか居間に綿埃が落ちていたとか。今日は雨に降られそうではないから、洗濯物を外に干していても大丈夫かなと思っていたら、俄か雨にやられてしまったとか。家事をやっていれば、いくら腕のいい妻であったとしても、不満になるものは確実に存在してくるのだ。

 夫婦関係にしても満足しつつも、不満は確実に残るのだ、男らしくて格好いいなと思っていた夫が結婚後にブクブクと太り出しとか。待望の赤ちゃんが生まれたのだから、育児を手伝ってくれると思いきや、何も育児を手伝ってくれないとか。年収が多いから結婚したのに、結婚したら解雇されてしまったとか。結婚すれば変化が生じて来るが、それはすべて満足させるものではなく、不満を発生させるものだってあるのだ。

 育児でも家事でも夫婦関係でも、それらの中に満足できるものはあっても、すべてに於いて満足できるわけがないのだ。何かしらの不満は存在していて、決してそれは解消しきれないものなのである。結婚した場合、自分は幸せになれると思って結婚生活を送ろうとすると、満足できるものはちゃんとあるのに、その不満のために結婚生活そのものを不幸と思い込んでしまうようになるのだ。

●不満があるということは、改善の余地があるということ

 人間は何をやらしても、80%の出来にしかならない。残りの20%はどのようにやったとしても、解消できるものではないのだ。育児でも家事でも夫婦関係でも80%の出来になれば上出来と思うべきなのである。残りの20%は今後改善していけばいいのである。不満があるということは、改善の余地があるということなのだ。

 育児をやらせれば育児ストレスで一杯になり、家事をやらせれば家事ストレスで一杯になり、結婚すれば夫婦関係のストレスで一杯になってしまう女性は、完璧主義に走っているからのである。何事も完璧に成し遂げようとするからこそ、すべての場面でストレスで一杯になってしまうのだ。

 完璧主義に走らなければ、心は気楽で居られるものなのだ。自分がどんなに真面目にやり、全力を尽くしたとしても、80%の出来にしかならないのだ。残りの20%は自分がどうやったとしても、解消できるものではないのだ。だから、完璧になってしまう前に停止し、自分が不満と思っていることは、明日以降解消していけばいいのだ。

 完璧主義に走る母親は、力の出し方が間違っているのだ。育児でも家事でも夫婦関係でも、8割方の成果を出してくるのは、僅か2割程度の作業でしかないのだ。だから、成果を激増させるその2割程度の作業を見つけ出し、そこに重点を移っせばいいのだ。その重点が見えないからこそ、不満で一杯になってしまうのだ。

 例えば、育児では最初の3ヵ月が肝心である。授乳の仕方やオムツの交換の仕方をこの期間中にきっちりと学んでおくことだ。この期間に授乳の仕方やオムツの交換の仕方を学んでいないと、後の育児ですべてが後手後手になってしまうからだ。赤ちゃんがハイハイをし出したら、赤ちゃんに充分過ぎるほどハイハイをさせてあげることだ。ハイハイを充分にさせれば、赤ちゃんに相当な筋肉がついて病気をしにくくなるし、夜になれば早々と就寝して熟睡してくれるものだ。

 そして、赤ちゃんは体だけでなく脳を発達させているので、育児の最中はとにかく赤ちゃんに語りかけることだ。赤ちゃんは母親に語りかければ語りかけられるほど、脳が刺激され、脳を発達させることができるからだ。そうすれば母親を困らせる赤ちゃんにはならなくなるのだ。

●完全に満足した状態には、完全なる落とし穴がある

 この世には人間は満足できないというのに、満足したがる人々がいるので、要注意なのだ。必要以上に満足させられれば、必要以上の不満が発生しているものなのだ。東京ディズニーランドに行けば満足できるかもしれない。しかし、その満足のためにお財布からは大量に出費を強いられるのだ。いつもは食料品を買うのに、10円や100円でも気にする主婦が、大盤振る舞いして、その後の家計に打撃を与えてしまっているのだ。

 もしも、学校生活で満足できましたという奴等がいたら、そいつらは確実に在学中に勉強していなかったことだろう。ただ単に遊び呆けていただけだ。在学中に真面目に勉強したら、卒業後は「あの時、もっと勉強しておけば良かったな」というのが、当然すぎるほどの現象なのだ。この思いが心の中で起こらないとしてら、その者は勉強らしい勉強をしていなかったのだ。

 もしも、家事で満足していますという新米ママがいるなら、その新米ママは恐らく掃除不足であろう。新米ママが育児で忙しければ、夫は掃除のことをとやかく言わないものだ。それは妻のことを配慮してのことなのだが、夫に言われないからといって家が奇麗なわけがないのだ。玄関を掃除していないし、便所は悪臭がするし、お風呂の排水口は毛が詰まっていることであろう。

 もしも、育児で満足していますという新米ママがいるなら、その新米ママはちゃんとした赤ちゃんの抱き方も知らないし、赤ちゃんのあやし方も知らないことだろう。ただ、新米ママが余りにも赤ちゃんを構わなかったからこそ、赤ちゃんは母親の愛情不足で静かにしていただけであって、赤ちゃんらしい表情をなくしてしまった不気味な赤ちゃんに育っていることだろう。

 家事を真面目にやっていれば、改善策を施さなければならないと思う筈だ。主婦向けの雑誌を見たり、ママ友から聞いたりしたりして、自分の家事の仕方を変え続けて行かざるをえないものなのだ。育児でも自分が真面目にやっていれば、新たに様々な知識を知って、育児の仕方を改善していかざるをえないのだ。1人目の赤ちゃんなら、まだ解らないことだらけなのだ。3人以上の赤ちゃんを育ててみて、やっと育児のなんたるかが解るものなのである。

●自分を幸せにする喜びから、他人を幸せにする喜びに変える

 人間は自分だけが幸せになろうとすると、一転して不幸になってしまうのだ。80%の満足でそれこそ満足しておけばいいのに、残りの20%の不満を解消しようと躍起になって、既にある80%の満足すら破壊してしまうのだ。だから、結婚して赤ちゃんを産んで幸せになったというのに、家事や育児や夫婦関係で不満を爆発させ、離婚してしまう愚かな女性が出て来てしまうのだ。

 80%の幸せで満足し、残りの20%は改善の余地だと謙虚に思うことだ。そして自分の幸せばかりを考えるのではなく、他人を幸せにしていくという方向に切り替えることだ。他人を幸せにしていると、自分の20%の不満など気にしなくなるものだ。自分を幸せにすることよりも、他人を幸せにする喜びの方が大きいものなのだ。

 自分が精神的に成長できた喜びを感じることができれば、本当の喜びを見出すことができる。育児をしていて自分が幸せになるだけでなく、赤ちゃんを幸せにしていくという精神状態に立てれば、育児ストレスなど吹き飛んでいくことだろう。家事をするのも、自分が幸せになるだけでなく、夫を幸せにしていくという精神状態に立てれば、家事ストレスは吹き飛んでいくことだろう。

 夫婦関係でも、妻の方が自分だけ幸せになろうとすれば、いくらでもストレスは発生してくるものだし、いくらでもトラブルは発生してくるものだ。もしも夫婦関係が悪化した時は、「自分は夫のために何か尽くしたことがあっただろうか?」と自問自答すればいいのだ。夫を幸せにしていなからこそ、夫婦関係が悪化してしまっているだけなのである。夫を幸せにしてしまえば、夫婦関係は有り得ないほどに良好になっていくものなのである。

 自分の精神レベルが低ければ、自分だけが満足しようとし、しかも100%の満足を要求し出すものだ。100%の満足など誰がどうやっても不可能なのだ。そうような愚かな行為を取るのではなく、自分の精神レベルを上げて、すべてに満足しようとするのではなく、不満を残しながら満足することだ。その上で自分が幸せになりつつも、他人を幸せにしていく喜びに目覚めることだ。そうすれば育児ストレスを始め、多くのストレスが消え、楽しみながら育児をすることができるようになることであろう。

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