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結婚したからこそ解る「愛の危険性」

●恋愛は愛の入門編、結婚こそが愛の本番である

 「愛こそすべて」と人々は言うけれど、人生において愛はすべてではない。愛は重要な要素であっても、愛だけでは恋愛も結婚も巧くいかないものなのだ。愛だけで運営できるのなら、この世のすべての男女は、恋愛にも結婚にも悩みはしないことだろう。いくら人を愛したとしても、恋愛も結婚も巧く行かないからこそ、多くの男女は愛に苦しんでいるのである。

 現在、キリスト教が地球上を覆ってしまったために、キリスト教の教義によって、「愛は絶対的な価値を有するものだ」と、キリスト教徒たちだけでなく、キリスト教徒以外の人達もそう思い込んでいる。しかし、キリスト教の教祖のイエスは愛を唱えたために磔にされたのだし、キリスト教徒たちというのは、愛を唱えながら、この世に存在した宗教の中でダントツ量の大量虐殺を展開したのだ。キリスト教が世界を覆ってしまったので、この当たり前すぎる歴史的事実が見えていないのだ。

 賢者と愚者を分けるものは、賢者は何か一つだけで処理しようとしないが、愚者は馬鹿の一つ覚えといわれるが如く、何か一つの物で処理しようとしたがるのだ。人を愛することがそんなに素晴らしいものであるならば、世界はとっくの昔に平和になっているし、誰もが恋愛や結婚で巧く行っていることだろう。現実がそうならないのは、愛だけでは人間を幸福にできないからなのである。

 恋愛は愛の入門編である。人の子は両親に愛されて育つものだが、両親に愛を捧げることは滅多にしない。なぜなら、それは当たり前のものだからだ。人は恋愛をすることによって、愛の大切さを知っていくものだ。しかし、恋愛は誰それ構わずできるものではなく、或る特定の異性に対してのみ、恋心が宿ってくるものなのである。「愛」とは違う「恋」があるからこそ、人は初めて恋愛することができるのである。

 結婚は愛の本番である。かといって、結婚も愛があれば成立するわけではないのだ。結婚にとって最も重要なのは、「運命の出会い」であろう。「運命の出会い」による相手なら、結婚で多少の問題があっても、巧く乗り切っていくことができるからだ。そしてその上で、結婚を運営していく様々な技術を身につけて行かない限り、結婚の楽しさを充分に味わうことができないし、下手をすれば離婚に陥ってしまうことだろう。

●愛は憎しみを呼ぶ

 結婚当初は「永遠の愛」を誓い合った仲でも、結婚すれば、一度や二度は夫婦喧嘩をすることであろう。なぜ永遠の愛を誓い合ったのに、喧嘩をしてしまうのかといえば、余りにも近くに居過ぎるからなのだ。人は遠く離れて暮らしている人とは喧嘩をすることはない。人は近くに暮らしている人だからこそ喧嘩をしてしまうのだ。

 だから、「結婚して夫婦で愛し合っているのだから、夫婦喧嘩など発生することはないだろう」と思い込むことは非常に危険なのだ。夫婦といえども、喧嘩になるものだし、悪化すれば殴り合いの暴力を伴うし、最悪の場合は殺人事件にだって発展していくことがあるのだ。愛しているからこそ、いいのではない。愛すればこそ憎しむのだ。

 愛とは他人を可愛がり慈しむことだ。一見素晴らしいことに思える愛には、その反面、愛した人を大切にして手放さない危険性を秘めているのだ。自分が可愛がり慈しむということは、その対象者を大切にして手放さないから、相手が自分の思い通りに動いてくれないと、それが憎しみへと変わっていってしまうのだ。

 結婚しているのに、どうして憎しみ合う夫婦が出て来てしまうのかといえば、この愛は憎しみへと変わるということを知らないからなのだ。結婚したとしても、配偶者は思い通りには動いてくれないものなのである。それは愛を以てしても不可能なのだ。この当たり前すぎるほどの事実が解っていれば、夫婦で憎しみ合うことは激減していく筈である。

 育児で於いてすら、赤ちゃんは母親の思う通りには動いてはくれない。静かにしてほしいのに、動き回る。忙しい時に限ってウンチをしてくる。寝てほしいのに寝てくれない。こんなことが繰り返されるのだ。愛があればすべてが巧く行くと思い込んでいる新米ママは、この状況が繰り返されると、育児ストレスで一杯になってしまうことだろう。新米ママは母性愛が出て来て、それによって赤ちゃんを育てていることだろう。だが、母性愛を以てしても、赤ちゃんを思い通りに動かすことはできないのだ。愛には限界があるのだ。

●結婚相手を敬うことの重要性

 愛が憎しみに転化してしまうことを防ぐには、「自分が愛する相手を敬うこと」だ。敬うとは、相手を尊んで礼を尽くすことだ。夫を愛しているなら、愛しているからこそ、夫を尊敬して、その結婚は礼に適った結婚として運営していくことだ。夫を敬うことができれば、夫を思い通りに動かそうという邪念が消え、結婚にも礼を持ち込めば、結婚がだらしなくなることはなくなるだろう。敬うことで、憎悪の発生を抑えることができるのだ。

 育児に於いても、赤ちゃんを愛しているなら、愛しているからこそ、赤ちゃんを敬うことだ。「自分がお腹を痛めて産んだのだ!」と傲慢になるのではなく、「わざわざ私を選んで、私のもとにやってきてくれたのね」と謙虚になることだ。育児も自分勝手に行うべきではなく、礼に適った育児をしていけばいいのだ。

 夫婦喧嘩をしょっちゅうしてしまう妻たちや、育児で育児ストレスが一杯になってしまう新米ママたちは、とにかく相手を敬ってみることだ。夫婦喧嘩をして自分の心の中に憎悪の炎が燃え上がっていると、夫を世界で最低な男だと思い込んでしまいがちだ。しかし、夫を敬ってみると、世界で最低な男と思っていた男が、実は世界の中で一番優しい男だと自分の心の中で評価が大逆転してしまうのだ。憎悪の炎が燃え上がれば、冷静に相手を見れなくなってしまうものなのだ。

 育児に於いても、赤ちゃんを敬ってみると、赤ちゃんの素晴らしさに気付き、育児の楽しさに気付くものなのだ。今まで育児をすることによって、赤ちゃんを思い通りに動かそうとしていたからこそ、育児が巧く行かず、育児ストレスで一杯になっていただけであって、そういう間違った思い込みを捨ててしまうと、育児ストレスは消えてしまい、育児が巧く行き出すものなのだ。

 新妻なら新米ママなら、相手を敬うことの大切さが、なかなか解らないものだ。何度か夫婦喧嘩を繰り返し、育児でトラブルを起こしながら、やっと愛だけでは巧く行かないことに気づき、相手を敬うようになるのだ。そうなってくると、結婚も穏やかになり。、育児の幸せに満ちたものになるのだ。そういう妻だからこそ、夫も妻を敬うようになり、赤ちゃんも母親のことが大好きになっていくのだ。

●行動を起こせば、恐れは消える

 生まれて初めて結婚したのなら、今後の結婚生活に恐れを抱いてしまうものなのだ。生まれて初めて出産したのなら、今後の育児に恐れを抱いてしまうものなのだ。誰だって未知なる領域に踏み込む時は、恐れを抱くものなのだ。しかし、恐れを抱く余りに、結婚では夫につらく当たってしまい、育児では赤ちゃんにつらく当たってしまうのだ。自分が恐れているばっかりに、いつもとは違う行動を平然と取ってしまうものなのだ。

 恐怖のある仕事とは、それが非常に大変で面倒臭い仕事だということだ。家事だって妻が一人で切り盛りするには非常に大変だし、面倒臭いものがたくさんあるものだ。育児だって母親が一人で行うには非常に大変だし、面倒臭いことならいくらでもあるのだ。だからといって、行動を起こさないと、恐れに包まれてしまい、身動きが取れなくなってしまうのだ。

 これだけは忘れないでおこう。「恐怖の多い仕事は、報酬も多い」ということに。恋愛をいくら繰り返した所で、結婚で得られるような報酬は絶対に得ることができないのだ。なぜなら、恋愛では結婚で行われるような大変で面倒な作業など殆どしていないからだ。結婚では確かに大変で面倒な作業が多いかもしれないが、だからこそ、その報酬もでかいのである。

 結婚したにも拘わらず行動を起こさなければ、結婚として得られる報酬を獲得することができないことだろう。出産したにも拘わらず行動を起こさなければ、育児で得られる報酬を獲得することはできないことだろう。結婚でも育児でも、行動を起こさないグータラな女性たちはいるものなのだ。そういう女性たちが結婚や育児のことを語ったとしても、その口からまともな意見が出て来ることはないのだ。そのすべてがネガティブな意見なのだ。

 ネガティブな思いは伝染するものなのだ。どんな妻や母親たちだって、家事や育児でネガティブに思ってしまうことはあるものなのだ。しかし、だからといって、結婚のすべてがネガティブなものではないし、育児のすべてがネガティブなものではないのだ。結婚でも育児でもポジテイィブなものはたくさんあるのだ。

 結婚や育児で現れてくる恐怖を克服しなければ、まともなことなど語れるわけがないのだ。結婚して10年も経っていない既婚女性が、結婚に関してとやかく語るべきではないのだ。子供を3人以上産んで育ててもいない母親が、育児に関してとやかく語るべきではないのだ。妻として母親としてやるべきことをやり終えたら、その時、初めて結婚や育児について語ればいいのだ。

●成功体験を共有する

 行動を起こさなければ、様々な邪念が生まれてきてしまうのだ。邪念に取りつかれれば、身動きが取れなくなってしまうものなのだ。そうならないためにも、とにかく行動することだ。結婚でも育児でも、自分がやらなければならないことはたくさんある筈だ。それを一つ一つこなしていけばいいのだ。

 家事や育児で着実に成功体験を増やしていく。「こういうふうに料理を作れば美味しい料理ができる」「こういうふうに赤ちゃんをあやせば、赤ちゃんは泣きやむ」。そういった小さな成功体験を着実に積み重ねていくことだ。誰から褒められなくてもいいから、自分で行動を起こし、成功体験を味わっていくことだ。

 家事も育児も大変な作業の連続なのだから、夫に褒めて貰いたいと言い出す妻たちがいるものだ。しかし、そうやって相手の行動に左右されるのではなく、まず誰から褒められなくても、自分で行動し、自分で楽しむことを先に行うべきなのだ。妻が家事や育児を楽しんでいれば、夫は口に出さなくても嬉しいものなのだ。妻が家事や育児でイライラしていたら、口の出しようがないのだ。

 自分が家事や育児で成功し始めると、何か余裕が出て来るものなのだ。そうなれば、夫のことにもきちんと気を配れるようになるのだ。それゆえ、夫が帰宅したら、自分の今日あったことを先に話しまくるのではなく、まずは夫の仕事の話を聞いてあげることができるようになるのだ。自分の話は夫の話を聞き終わってからで充分なのだ。

 そして、夫が仕事で成功したのなら、心から祝福してあげる。我が身のことのように喜ぶことだ。事実、夫の仕事の成功は、夫婦にとっては収入増加の原因になるのだ。夫が仕事で成功したことを祝福してあげれば、夫も妻の育児の成功を祝福してくれるようになるのだ。夫も仕事のことで妻に褒められることによって、心のどこかに余裕ができ、妻の行いを冷静に見れることができるようになるからだ。

 そうやって、夫婦で成功体験を共有し、勝ち癖をつけることだ。相手の欠点をいくら指摘しても、成功することはないし、増してや成功体験を共有するということは有り得ないのだ。「自分たち夫婦が行動を起こせば、何があっても成功する!」。そういう心理状態に持って行ってしまうことだ。勝ち癖がつけば、何をやっても勝つ確率が非常に高く成り始めるのだ。

●失敗から逃げ出さない

 その一方で、家事でも育児でも失敗は付き物なのだ。「お皿洗いをしている時に、手が滑ってお皿を割ってしまった」「赤ちゃんにちゃんとオムツをさせた筈なのに、オムツからウンチがはみでた」など、家事や育児をやっていれば、いろんな失敗が出て来るものなのだ。それらの失敗は行動を起こしたからこそ出て来る失敗であって、その失敗に対して必要以上に落ち込まないことだ。

 それよりも、失敗の処理の仕方を習得することだ。例えば、頻繁に食器を割ってしまうようなら、食器洗いの仕方になんらかの問題があるのだから、その改善を施すとか、ウンチがはみでないように、オムツを巧く嵌め、ベビー服についたウンチを奇麗に洗い落す技術を習得してしまうことだ。そうやって、失敗したとしても、それを修復できるようにされせてしまうことだ。

 失敗に慣れると、ちょっとやそっとの失敗ではへこたれなくなるのだ。物事といいうのは、それがどれであったとしても、最初の頃は失敗の連続なのである。失敗を繰り返すことで、その失敗の対処法を学び、成功するための方法を発見していくのである。学校の勉強のように、一度覚えてしまえば、確実に高得点が取れるようにいかないのだ。実際に家事や育児をやってみれば、いかなる女性であったとしても、失敗を仕出かしてしまうものなのである。

 妻が家事や育児で失敗しているということは、夫の方も仕事で失敗をしているということなのだ。だから、夫が仕事で失敗したとしても、それをきちんと受け止めてあげることだ。そうやって、妻が夫の仕事の失敗を受け止めてくれるなら、夫も妻の失敗をちゃんと受け止めてくれるようになるのだ。妻が夫の仕事の失敗に知らんぷりを決め込んだら、夫も妻の失敗に知らんぷりを決め込むものなのだ。

 結婚したら、失敗から逃げ出さないということに覚悟を決めることだ。逃げ出さなければ、いくらでも解決策は浮かんでくるものなのだ。育児をしていれば、目を離した隙に、赤ちゃんが大怪我をしてしまうことだって有り得るのだ。夫が仕事をしていれば、会社経営者なら会社を倒産させたり、サラリーマンなら失業してしまうことだって有り得るのだ。夫婦に何が起ころうとも逃げ出さないのなら、ちゃんと解決策が見つかり、今までとは違った楽しい生活を営めてしまうことができるものなのだ。

●幸せな結婚をするためには、「幸福な家族の型」を見つけ出せ

 家事や育児でなぜ失敗が連続して起こってしまうかといえば、それは自分勝手に行い、気儘な行動を取っているからなのだ。我儘な行動を取っているからこそ、何度も何度も失敗を仕出かしてしまうものなのだ。今の自分のままで幸せになろうとしても、必ず不幸になってしまうものなのだ。

 幸せにはパターンがあるということだ。幸せな結婚をするためには、「幸福な家族の型」を見つけ出し、その型に嵌ってしまことだ。幸せな育児をするためには、「幸福な育児の型」を見つけ出し、その型に嵌ってしまうことだ。個性なんで要らないのだ。まずは自分の個性を捨てろ。型に嵌れ。これをするだけで、結婚も育児も成功し始めるのだ。

 新妻にとっては生まれて初めての結婚かもしれないけど、この世は今まで無数の結婚が繰り返されてきたのだ。新米ママにとっては生まれて初めての育児かもしれないけれど、この世は今まで無数の育児が繰り返されてきたのだ。それゆえ、こうすれば幸せな結婚ができる、こうすれば幸せな育児ができるという型が確実に存在しているのだ。だから、我儘にならないで、その型を見つけ出し、その型に自分を当て嵌めてしまえばいいのだ。

 「型」というのは、最大限に成功するためのものではなく、最低限の成功を確保するためのものなのだ。何もこの世で最高に幸福な夫婦になることも、この世で最高の母親になることも、必要ないのだ。最低限の幸福さえ確保すれば、夫婦に何が起ころうと、育児で何が起ころうと、巧く結婚を運営していくことができるのである。多くの若い夫婦たちがその「幸せなの型」を見つけ出さないからこそ、夫婦でトラブルを起こし、育児でトラブルを起こし、挙句の果てには離婚に至ってしまうのである。

 育児を終えた主婦が、未婚女性とは話ができなくなる最大の理由は、結婚できない女性たちは、「幸せの型」が解っていないからだ。結婚すれば必ずしも幸せになれるわけではないが、結婚しなければ「幸せの型」を見つけ出すことができないからだ。それゆえ、洋服やバッグや宝石など、物理的な幸福にしか目に行かないのだ。

 結局、「幸せの型」が解っている者同士でしか話せなくなってしまうし、目に見えざるものがちゃんと解っているからこそ、レベルの高い会話ができるのだ。幸せな夫婦は最初から幸せであったわけではないのだ。試行錯誤しながら、様々な試練を経て、その「幸せの型」を見つけ出し。それに自分たちを嵌め込んでいったのだ。だからこそ、幸せが雪崩の如くに押し寄せてきたのである。

●理想を現実化していく努力をし続けること

 現実に追われれば、疲労しきってしまうものだ。家事をダラダラとやっていたら、疲れきってしまうのは当然なのだ。育児をダラダラとやっていたら、疲れきってしまうのは当然なのだ。自分がどのような家庭を築きたいのか、まずは理想を思い描くことだ。その理想に向かって行動を起こしていけば、家事や育児で疲労しきるということはなくなるのだ。

 オンボロアパートに住むのではなく、高級マンションに住みたいと思って、その理想をきちんと思い描いていれば、いつの日にかは実現してしまうものなのだ。高級マンションでなくても、庭付き一戸建ての豪邸に住みたいと思っていれば、それは実現してしまうものなのだ。年収を一千万円台に乗せたい。年収を一億円台に乗せたい。そう思っていれば、実現できてしまうものなのだ。

 現実に追われて疲労困憊してしまうのではなく、理想を思い描き、それを現実化していく努力をし続けるべきなのだ。自分が理想を思い描かなければ、努力が本当の力を発揮する場所がなくなってしまうのだ。理想に向かって努力してしまえば、いくらでも努力をすることができ、その理想が簡単に実現してしまうものなのだ。

 いくら結婚した所で、「愛さえあれば大丈夫」と思うのは、単なる世間知らずの思い上がりに過ぎないのだ。多くの夫婦は愛しているのに、貧乏で、夫婦喧嘩が絶えないし、育児はトラブル続きなのだ。愛だけでは結婚を運営していくことはできないのである。寧ろ、愛に囚われ過ぎるからこそ、結婚を台無しにしてしまうのだ。

 結婚したのなら、結婚相手を愛するだけではなく、相手をきちんと敬うことだ。相手を敬うと愛の危険性が消滅していくのである。世間では愛を歌う「ラブソング」は流れてくるけど、愛する相手を敬う歌など流れてこないものだ。だからこそ、多くの人々が愛の危険性に気づけず、「愛の炎」で焼き殺されてしまうようになるのだ。

 愛する相手を敬うことができれば、料理や掃除や洗濯でも本腰を入れて取り組めることができる筈だ。赤ちゃんを自分の所有物だと思うのではなく、赤ちゃんが自分を選んでくれたと思うことができたのなら、自分勝手な育児をすることなく、正しい育児の仕方を謙虚に学んでいくことができるようになる筈だ。

 そうやって成功と失敗を繰り返しながら、「幸せの型」を見つけ出し、それに自分を嵌め込んでいけばいいのだ。それができたのなら、いくらでも幸せは訪れてくるものなのだ。人間が成長するということは、いつまでも努力をし続けることだ。結婚生活ではいくらでも努力すべき場所はあり、それらの場所で努力をしまくれば、いくらでも幸せを獲得していくことができるようになるのだ。

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コメント

タマティーさま

コメントありがとうございます。書籍も読んでいただき、本当にありがとうございます。そのような考えで公務員をやっていたのですから、やる気のない職場の人たちとはもめますよね。食品などのラベルについては、お釈迦様の八正道に基づいて、ますは正しく見ることから説いたのですが、今の時代がひどくなってきて、毒米とか偽装とか毒餃子とか、
個人ではどうしようもできない状態になってきています。
私についてですが、タマティーさまのご指摘とおりです。旦那にどうしてそんなに口達者なの?と呆れられています。タマティーさまの域に達するともう名前を見ただけでドラゴンボールのスカウター(ベジータのゴーグルみたいなやつです。)のように相手のレベルが分かってしまうのですね。
ただ、実はもうその本が出版されたときは結婚をしていまして、鬱になったときに、精神状態がおかしくて、「fat mountainになったから運が悪くなったんだー。改名するにゃ~。」と旦那に言ったら、そりゃ、旦那は面白くないですよね。まあ、鬱になったのは結婚する前からなんですけどね。しかも私の下の名前、禁じ手の両親から一字ずつ貰っているのです。あぼーん。
でも、鬱になって弱ってしまったからこそ、結婚できたし、子どもにも恵まれたのかもしれません。周りを見渡すと夫婦で女性のほうが強いと子どもに恵まれない傾向があるんですよ。
それはともかく、月曜日におっぱいの先生に指導していただきました。お金がかかったけど、ものすごく役に立ちました。私はいわゆる溜まり乳なのですが、その先生が教えてくれたおっぱい体操のおかげで、差し乳状態になりつつあります。あといろいろおっぱいについて教えていただいて、おっぱいの力は偉大だなーと思いました。その先生はお子さんに五歳までおっぱいをあげていたそうです。今まで、息子がまずいおっぱいをがんばってのんでくれていたんですね。おっぱいが張って辛くなると息子に「お母さんのおっぱい爆発してしまうから、飲んでくれないかなー」とうそ泣きをしながら言うとしぶしぶ飲んでくれてましたからね。
あと、その先生は赤ちゃんとお話ができる技があるのですが、うちの息子がお母さんを助けるためにやってきたとおしゃっていて、感動して泣いてしまいました。私が息子を守っていると思っていたのですが、実はその逆だったんですね。
私は妊娠中から涙もろいです。テレビできつねの親子の特集があって、親が車に轢かれて死んでしまって動かないのを子ぎつねがなめたり、つついたり、必至で起こそうとしているんです。もう号泣ですよ。原爆で男の子が死んだ妹をおんぶして突っ立ている写真とか見て号泣、あときれいな景色をみたり、歌を歌ったり(夕焼けこやけを歌っただけでも泣いてしまいます。)
この歌(おじいちゃんのじまん:おばあさんも良い味だしてます。)もよいです。←もちろん泣きました。
http://www.youtube.com/watch?v=euRnpSN5m0s&feature=PlayList&p=B1E02199F5725EA1&playnext=1&playnext_from=PL&index=1
不思議なことに私が泣くと、息子も涙を流すのです。
ここのブログは訪れる人が多いけど、コメントが少なすぎるブログだと思います。対象が忙しい新米ママだからなのかなー。私もコメントをしますけど、他のおかあさんはどうなのな? ほかのママさんの状態もコメントで知りたいところです。
Give&take(タマティーさまの場合ですとgive×5ですかね)なのですからもっとコメントが増えてほしいです。なにか良い方法がないか思案中です。
では、失礼します。

投稿: ゆきねこ | 2009年6月10日 (水) 08時31分

 「ゆきねこ」さんは運がいいですね!
 赤ちゃんの言っていることが解る不思議な女性というのが、この世にちゃんと存在するので、そういう女性に巡り合えたということは本当にラッキーですよ。その人を大切にして下さいね。
 確かに、息子さんは「ゆきねこ」さんを助けるために生まれてきたのでしょうね。「ゆきねこ」さんの結婚から出産までを見ると、そんな感じがします。
 
 出産後から涙脆くなっているのでしょうが、涙はどんどん流した方がいいです。
 別に病気でもないです、病気になるわけでもないですし。
 寧ろ、涙を流した後に気分が爽快になるので、育児ストレスは吹っ飛ぶし、新たな気持ちで赤ちゃんに接することができるようになるんです。
 母親が泣くと赤ちゃんも泣くのは、赤ちゃんが母親の真似をしているだけです。
 赤ちゃんは生まれてきてから散々泣いてきたために、泣くということに関しては簡単に真似ができるみたいです。
 ただ、余りにも泣くために、不幸な話を好むのは、精神衛生上、非常に良くないので、楽しい話を好むようにして下さいね。

 「ゆきねこ」さんの話よると、あの名前は結婚後の名前なんですね。
 基本的にはいい名前なので、改名する必要性は全くないです。
 ただ、女性にしてパワーが強過ぎるので、自分に悩み事がったら、とにかく旦那さんに相談することです。夫からのアドバイスが的確でなくても、相談するということが大事なんです。自分が独断でやってしまうと、大事な時に躓いてしまう可能性があるんです。
 それと「ゆきねこ」さんの運気が強いために、自分のことだけを考えていると、その運気が自家中毒を起こしてしまうんです。それゆえ、旦那さんから頼まれ事があったら、素直に応じたり、赤ちゃんの世話をせっせと取り組んで、自分以外の他人にエネルギーを注ぎ込むようにして下さい。
 「ゆきねこ」さんはエネルギーが有り余っているので、他人のために使っても、自分のためのエネルギーが不足するということはありません。

 それと、「ゆきねこ」さんが鬱病経験者ということで、ちょっと本格的に鬱病の研究をしてみました。
 栄養学的に言ってしまうと、珈琲を飲み過ぎてしまうと、体内のカリウムが破壊されてしまい、カリウムの量が不足してしまうんです。
 このカリウムは自律神経を正常に作動させるためには必要なミネラルで、しかも、ストレスに対抗する際に使用され、更に脳に栄養素を送る際にも使用されるんです。
 そのため、体内のカリウムが少なくなってしまうと、鬱病になってしまうんです。
 恐らく、「ゆきねこ」さんは、鬱病を発症する直前に珈琲を飲みまくっていたのではないかな?
 鬱病を発症したことがあるなら、今後は一切、珈琲を飲むのをやめた方がいいです。
 お酒もカリウムを奪ってしまうので、お酒の飲みすぎは非常に危険です。
 カリウムは主に「バナナ」「ヨーグルト」「木の実」で補給できますので、毎朝バナナを1本食べるとか、夜にヨーグルトを食べるとかして、積極的にカリウムを補給していって下さい。
 因みに、これらの食品は便秘解消にも効果があるので、毎朝の排便がスムーズになると思います。

 この前のコメントで、旦那さんにオシャブリをさせ、口呼吸を治そうとした話には笑えました。
 そこで口呼吸を治せる病院があるかどうか調べてみました。
 口呼吸を治すためには、旦那さんの母校である東京大学の附属病院に、「口腔科」というのがあるんです。
 そこに行けば口呼吸を確実に治せると思います。
 考えてみれば、旦那さんの疲労気味やメタボなどは、恐らく口呼吸が原因でしょう。
 口呼吸をしているなら、睡眠中はイビキをかいているんじゃないかなと思います。育児をしている者にとって、夫のイビキは迷惑この上もないですよ。
 口呼吸をすると健康に成るだけでなく、体型がスリムになるし、頭脳が明晰に成ります。
 旦那さんは東大を卒業しているので、口呼吸を治して鼻呼吸ができるようになれば、もっと高い能力を発揮できると思います。
 是非、口腔科に行ってみて下さい。


★★ 追伸 ★★
 そろそろ赤ちゃんの表情も豊かに成る頃なので、赤ちゃんの表情の変化を良く見ておいて下さいね。
 この時期辺りから、多彩な表情を見せるようになるんです。それが物凄く面白いんですよ。
 例えば、「暇だよ~」とか「寂しいよう~」とか「楽しいよ~」とかいろんな表情を見せるんです。
 それと喋れもしないくせに、「ママと話がしたい!」という表情をしたりするんです。
 母子2人しか居ない時でも、とにかく赤ちゃんに話しかけておくと、赤ちゃんは脳が刺激され、より豊かな表情を見せてくれるようになります。 

   

投稿: タマティー | 2009年6月11日 (木) 06時09分

タマティーさん、
行動を起こさないと、邪念だらけになり身動きが取れなくなる、本当にその通りです。行動が遅くて、目の前の出来事にちゃんとついていけず対処できません。
去年は、育児が楽しくなりかけていたし、主人に対してちゃんと相手が出来る心の余裕も体験出来ました。
今年一年はなんだか、モヤモヤしていて恐怖心に飲み込まれて楽しいってどうやるんだっけと思い出せない日々でした。
動いていないと背後から重苦しい重圧が襲ってきます。

こちらの記事には「幸せになる型」を見つけ出してはまってしまえばいいとかいてあって、入り込むことが出来たら良いのにと思います。
他にも育児脳の記事も読ませていただきましたが、中々我執を捨てきれなくて、うまくいきません。

今からでも取り戻すことできるんでしょうか。
それでも、次の妊娠への希望は心の奥に持ち続けていましたし、挑戦しています。
今月ははじめて自分のお腹に手を当て「私のもとにやっって来てください」と唱えてみましたが、結果、今月も妊娠成らずでした。残念です。
楽しんでいないと来てくれないんでしょうか
何が言いたいのか自分でもよく分かりませんが(汗)

と、色々書いたんですけど、子供があまり手がかからないからこそなのかもしれません。そんな子供に私が甘えています汗
幼児教室でも、はじめのうちは周りの様子をじっと観察していて最近では自分から相手にアプローチすることを覚えたみたいです
やはり問題は私です
ほかのお母さんとの絡みも満足にできないし
同じ立場だからこそ、ギクシャクしてしまったのには堪えました

投稿: みち子 | 2017年12月19日 (火) 15時48分

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