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自分を変えない母親たちの自己破滅的弁証法

●自己義認説

 育児に失敗しまくり困りきっている母親たちは、意外にも、いくら育児で失敗しても、自分は絶対に正しいのだと思い込んでいるのだ。人間は不完全な存在なのだという事実を受け入れ、過ちを犯したのなら、その過ちを認めて、それに対して改善策を施してけば、人間は成長していくことができる。しかし、自分が完全だと思い込み、過ちを犯しても、それを認めないのであるならば、いかなる改善策をも打てるわけがないのだ。

 「自分が絶対に正しい」という非常に危険な考え方を、「自己義認説」という。自分で自分を正しいと認めてしまう考え方なので、自己完結してしまっているので、他人の意見など聞く耳を持たないし、いくら失敗を仕出かしたとしても、その失敗がそのまま放置され、なんの改善策も施されることはないのだ。

 なぜ、この危険な自己義認説に多くの母親たちが取りつかれてしまうかといえば、それは「新聞による自己洗脳」がその原因として考えられる。普通、有能なビジネスマンにとって、新聞は熟読すべき媒体ではなく、自分に必要な情報を手っ取り早く収集するための道具であって、流し読みをするものなのである。多くの経営コンサルタントたちは、「新聞は5分以内で読め。できれば新聞を読むより見るようにしろ」と忠告する。こういう新聞の読み方をしなければ、新聞を読むだけで時間を食われてしまい、しかも、不要な情報で頭の中を一杯にしてしまい、ビジネスでなんの役にも立たなくなってしまうからだ。

 ところが、碌な仕事をしてこない低能な庶民というのは、一般紙をまるで聖書を読むかのように熟読しているのだ。そのため、一般紙が持っている非常に危険なものを、そのまま自分の中に取り入れてしまうのだ。それが「社説」だ。社説を科学的に分析してみると、「我が新聞社は正しい。政治を始めとする世の中が間違っている」という自己義認説に立脚した言論を展開しているにすぎないのだ。この自己義認説に基づく社説を毎日熟読していれば、読者の方も自己義認説に洗脳されるのは、時間の問題なのだ。

 だから、意外にも一般紙を読んで、社会のことを知っているはずの母親たちの方が、自己義認説に取りつかれてしまい、育児では失敗をしまくり、夫婦関係でも揉め事が絶えなくなってしまうのだ。自分は絶対に正しいと思い込んでいる人に、いくら忠告しても無駄だし、逆に相手に対して罵詈雑言が浴びせる結果になってしまうのである。だからこそ、育児でのトラブルが延々と続いてしまうのである。

●自己肯定から自己否定へ

 自己義認説というのは、プロテスタンティズムが立脚した「信仰義認説」の亜流だといってものだ。プロテスタンティズムでは信仰するからこそ、義と認められ、それゆは自分は正しい存在になれるという立場に立つが、自己義認説では、自分が正しいから、義と認められ、それゆえ自分は正しい存在なのだという、いわば同義反復であり、この考え自体が間違っているものなのである。

 いかなる既婚女性も、最初から自分が間違っているだなんと思うことはないだろう。結婚した時は、自分は正しい選択をしたと思うからこそ、結婚するわけだし、出産しても、自分は正しい育児をしているかと思うからこそ、育児に励むものなのである。ところが、そうやって自己肯定を繰り返していると、自分のもとに様々な失敗が襲いかかってきてしまうのである。結婚でもトラブル続きになり、育児でもトラブル続きになってしまうのだ。

 トラブルが起こるのは、相手が悪いのだから、自分は悪くないと思っていると、最早、自己肯定を支えられるだけのエネルギーはなくなり、今度は一転して自己否定に陥ってしまうのだ。結婚に関しては、既婚女性であること自体をやめてしまい、壮絶な暴力を伴う夫婦喧嘩になるし、家庭内別居になってしまったり、離婚してしまう結果になってしまうのである。育児に関しては、いい母親であることをやめてしまい、グータラ化して、出鱈目な育児を施し、挙句の果てには児童虐待へと走っていくのである。

 自己肯定は自己否定へと転化する。これこそが、自己義認説が持つ非常に危険な悪魔のプログラムなのだ。自己破滅的弁証法こそ、自己義認説の内部に内蔵されているものなのである。この自己義認説に立脚する「社会主義」は、プロレタリアートは正しく、ブルジョアジーは間違っている、という思考を展開してくる。この社会主義は貧乏人にとっては福音であるはずなのに、実際に社会主義を実施してみると、社会主義国家は逆に貧乏人たちを大量虐殺していかざるをえなくなってしまうのだ。ソ連でも、中国でも、北朝鮮でも、これはどこの国でも結果は同じだ。自分は正しいと思い込んでいる人々が、共産党に楯ついてくるのなら、双方でまともな議論など見込めるはずもなく、共産党が反対する勢力を皆殺しにすることでしか、解決策を導き出せないものなのだ。

 既婚女性が自己義認説に立脚してしまえば、結婚も育児も破滅的展開をしてしまうのは、当然の結果なのだ。いくら熱愛をして結婚したとしても、結婚がいきなり巧くいくわけがないのだ。結婚生活を運営していく思考や技術というものが、全く持っていないからだ。いくら可愛い赤ちゃんがいるから育児を一生懸命に励んでも、育児がいきなり巧くいくわけがないのだ。育児を行っていくために必要な思考や技術を、全く持っていないからだ。自分が正しいと思い込んでも、失敗するのは、当然なのだ。

●自己否定から自己肯定へ

 結婚をしていれば、些細なことで夫婦喧嘩になってしまい、「私って駄目な妻だな」と落ち込むことは当たり前のことなのだ。育児をしていれば、育児の失敗の連続で、「私って母親失格だ」と思い込んでしまうのは、当たり前のことなのだ。「いい妻」「いい母親」と思っていた自分が、結婚や育児の過程の中で崩れ落ちてしまい、「悪妻愚母」である自分を認識してしまうのだ。

 そうやって自己否定すると、それ以上の後退はなくなってしまうのだ。なぜなら、自分が悪い妻であることを認めたら、逆に悪いことをしなくなり、夫婦仲を良くしようという選択肢を選び始めるようになるし、自分が愚かな母親であることを認めたら、逆に愚かなことをしなくなり、ちゃんとした育児をしようと仕出すものなのだ。

 そういう妻や母親は、第三者の目から見れば、「良妻賢母」として認められるものなのである。本人が良妻賢母になろうとして良妻賢母になったのではなく、自己否定を行ったからこそ、新たなる自分が再肯定され、「良妻賢母」の状態へと成長していったのである。自分がそのままの状態であるなら、決して良妻賢母の地位には辿り着けないのである。

 自分を悔い改めることはなぜ必要かといえば、それは自分を成長させてくれるからなのである。夫婦の間でトラブルが発生したのなら、「夫が悪い!」と糾弾するのではなく、妻である自分に何か落ち度がなかったかと自己審査することだ。育児でトラブルが発生したのなら、「赤ちゃんが悪い!」と糾弾するのではなく、母親である自分に何か落ち度がなかったかと自己審査することだ。

 こういう自己審査をしていけば、堂々とはしていないし、自分を責め続けてしまうものだ。そんな生き方よりも、自己義認説に立脚している女性の方が、余程、堂々としているし、自分が過ちを犯しても、自分を責めることはないから、立派に見えてしまうものだ。しかし、自己義認説に立脚すれば、その人は全く成長していないのだ。自分が悔い改め、自己審査をし続けた女性の方が、あっという間に成長してしまい、妻としても、母親としてもタフになり、幸せな家庭を築き上げてしまっているものなのである。

●自分を変えることの重要性

 人間は変わっていく生き物なのだ。変わることで成長していくのである。結婚をしたのなら、育児をしているのなら、自分を変えることの重要性を絶対に忘れないことだ。自分が変われば、結婚での問題は激減していく。自分が変われば、育児での問題は激減していく。これが結婚や育児における真実なのである。

 マスコミにおいては、結婚や育児に関して、いい情報というものは、殆ど流れてこないものだ。新聞やテレビでは、結婚に関する情報といえば、「ドメスティックバイオレンス」であり「離婚」だし、育児に関する情報といえば、「育児放棄」や「児童虐待」である。マスコミで働いている女性たちは、既婚女性が圧倒的に少なく、結婚を拒否している独身女性が圧倒的に多いために、どうしても結婚や育児に関して、悪い情報だけを流してくるのだ。

 それゆえ、マスコミの情報ばかりに頼っていると、幸せな結婚の仕方や、幸せない育児の仕方の情報が手に入らなくなってしまうのだ。幸せな結婚をする妻たちや、幸せな育児をしている母親たちは、必ず自己義認説を捨て、自己否定をして、新たな自分を肯定するという過程を経てくるものなのである。それをしなければ、夫婦間にドメステイックバイオレンスが起こるものだし、育児をしながら育児放棄や児童虐待が起こってしまうものなのだ。そういう既婚女性たちに「DVシェルター」を作ったりしても無駄なのだ。そういう状況に持って行ったことに関しては、夫だけではなく、その妻にも相当な責任があるからだ。

 幸せな人生を歩みたいのなら、自分の存在を柔軟にしておくことだ。自分は不完全であると素直に認めることだ。新婚生活を送っているなら、その妻は妻としては新人なのだ。新人の妻が妻として完璧であるわけがないのだ。最初の赤ちゃんを産んだのなら、その母親は母親としては新人なのだ。新人の母親が母親として完璧な育児を施せるわけがないのだ。

 結婚していれば、妻としての自信を喪失してしまうことは起こってくるものだ。育児をしていれば、母親としての自信を喪失してしまうことは起こってくるものだ。そうやって自己否定をすることで、新たな自分が肯定されていくのである。自分の過ちを認めることは、きついものだ。しかし、自分の過ちを認めてしまえば、同じ過ちを繰り返すことがなくなり、自分が着実に成長しているものなのである。成長した自分なら、過去の過ちも笑い飛ばすことができるものなのである。そうやって、妻として、母親として、成長していくのである。

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