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結婚に於ける苦悩を一瞬にして消滅させる究極の方法

●結婚の苦悩は現状否定を行うからこそ生じるもの

 出産して育児の日々を繰り返していると、「私はどうしてこの人と結婚しちゃたんだろう?」とか、「このままの平凡な暮らしでいいのかな?」という疑問が湧いてきてしまうものだ。結婚する前はラブラブで、結婚式当日は永遠の愛を誓い合ったのに、育児を繰り返して赤ちゃんの世話ばかりみていると、どうしてもこういう良からぬ邪念が浮かび上がってきてしまうものなのだ。

 苦悩というものは、目の前の現象を否定し、現実を受け入れないからこそ生じるものである。出産によって赤ちゃんが生まれたという環境の変化、生まれてきた赤ちゃんの成長スピードが遅いという事実、しかも、夜泣きを食らうために疲労困憊になってしまう我が身、こういったことが重なると、どうしても育児の苦悩を通り越して、結婚そのものへの疑問が生じてしまうものなのだ。

 人間は貧困を共にすることはできても、富貴を共にすることはできないという。不思議なことに、人間関係が悪化するのは、不幸な時期ではなく、寧ろ幸福に成り始めた時期になのである。結婚の場合、夫婦二人で暮らしている時は、そこそこの幸せで満足していたのに、出産によって赤ちゃんというお目出度に出くわすと、その幸福の中で今度は一転して夫婦関係が悪化し出してしまうのである。

 意外なことかもしれないければど、かなり多くの夫婦たちが出産後に夫婦仲を悪化させているのだ。赤ちゃんを産んだことによって環境が一変してしまい、傍から見ればそれは幸せな光景であったとしても、その環境の変化に妻自身がついていけず、結婚の苦悩が心の中から湧き上がってきてしまうのだ。

 勿論、出産後も幸せに成り、夫婦仲がより一層良くなるという夫婦たちもいる。そういう夫婦は環境の変化を受け入れ、現実を肯定したからこそ、現実への対処法が解り、自分たちがそれに適応できるように変え、更なる幸せを獲得していったのである。育児は大変であるかもしれないけれど、それ以上の育児の喜びがあるということが解ったのである。

●自分の人生を最高にして最善だと思う

 断言しておこう。「いかなることがあっても、あなたにとっては今の旦那が丁度いい」のだ。今の夫は可でも不可でもなく、最高にして最善の夫なのである。結婚したにも拘わらず、「もっといい男がいるのではないか?」と思うのは、結婚に於いての反則技なのである。増してやイケメンに心を奪われるようであったら、今後の結婚は前途多難であろう。

 自分が今まで自分で選択し続けてきたからこそ、今の自分がいるのだ。結婚したということは、すべて必然であったことであり、必要であったことなのだ。今の日本で略奪婚によって結婚した人などいない筈だ。すべて男女が合意したからこそ結婚に至ったのである。だったら、その結婚を否定することなく、肯定していくべきなのである。

 結婚した自分を肯定し、自分と結婚してくれた夫を肯定する。そうすると自分の心はポジティブに成り、様々なプラス発想が出て来る。夫を怒らせるのではなく、夫に喜んで頂くことをしようという気になる。夫を恨めば、いずれ自分も夫から恨まれるようになるのだ。夫婦は人間関係が最も濃密なので、プラス発想は更なるプラス発想として返ってくるし、邪念は更なる邪念として返ってくるのだ。

 自分の人生は最高であり、最善なのである。育児でいかなる苦悩を抱えたとしても、自分が環境に適応してしまえば、自分にとって丁度いい幸せな状況になるものなのである。自分を変えないからこそ、赤ちゃんがいるのに、自分は不幸だと感じてしまうだけなのである。

 他人と競争し合う生き方はもうやめよう。他人と比較し合う生き方ももうやめよう。競争するのではなく、慈愛を施す喜びに目覚め、他人と比較するのではなく、夫と協力し合う喜びに目覚めよう。結婚の幸不幸は、妻一人の決断で80%以上は決まってしまうものなのだ。結婚というのは家庭内の実権を妻が握るものだから、妻が幸せと思えば幸せになれるし、不幸だと思えば不幸になってしまうものなのだ。

●自分の人生のシナリオは生まれる前から決まっている

 恋愛結婚で結婚したのなら、殆どすべてが生まれる前から決まっていた人と出会い、結婚すべき時期に結婚したといっていいのだ。この結婚は夫婦双方の手相にきちんと「結婚線」として出ているものなのだ。そう、自分の人生は生まれる前から決まっていたのだ。自分がした結婚も生まれる前から決まっていたのだ。

 こういう考え方を「予定説」という。予定説とは。神がその人が生まれる前からその人の人生を決めてしまうことをいうのだ。だからこそ、人間は神に絶対服従しなければならず、神に対して謙虚になりさえすれば、自動的に予定された人生を歩み、幸せになっていくのである。

 これに対して、人間の努力次第で運命が変えられるという考え方が「因果律」だ。自分が何かしらの原因を設定さえすれば、その原因に応じた結果が出て来るというのだ。仏教がこの考え方に立脚しているために、多くの人々が遂々この因果律こそが正しいのではないかと思ってしまい、因果律によって人生を歩んでしまいがちだ。

 しかし、様々な夫婦を見て来て、これだけははっきりと言えるのは、殆どの夫婦は生まれる前からその結婚が予定されていたのであり、その結婚の中で努力によって変えることができるのは、非常に限られているということだ。結婚したのなら、夫婦双方が互いを変えようとし合うのではなく、夫婦双方が互いの存在を受け入れれば、後はすべて巧く行くのだ。その後の努力など、神の予定の前では僅かなものにすぎないのだ。

 自分の人生は生まれる前から神様によって決められている以上、自分の過去現在未来のすべてを受け入れることだ。自分が生まれるべくして生まれてきたのであり、歩むベくして今まで歩んできたのだ。そして、自分の夫も自分の赤ちゃんも、巡り合うべくして巡り合えたのだ。こういう考えに立てれば、結婚に於ける苦悩など一瞬にして消滅してしまうものなのだ。

●だから努力し、楽しみ、感謝する

 結婚してから未来はどうなるか解らない。それゆえ、人間は不安になってしまい、苦悩が湧き出て来るものなのだ。未来は解らない。だから、一生懸命に努力すべきなのである。自分の努力によって幸福を作り出していけばいいのだ。努力をすれば最初は苦しいものである。しかし、努力を積み重ねていくと努力が楽しみになっていくのだ。そして、努力の楽しみを積み重ねていくと、夫や赤ちゃんに感謝するようになるのだ。

 漠然と家事や育児をしているままでは苦悩は続くものなのだ。家事や育児を道楽にしてしまえば、家事や育児は歓喜に満ち溢れるものなのだ。結婚だって漠然と結婚したままでは苦悩が続くものなのだ。結婚を道楽にしてしまえば、結婚は幸福に満ち溢れていくものなのである。

 神の存在を否定し、予定説を否定して、自分の努力だけで幸せになれると思い上がってしまうと、結婚は苦悩だらけになってしまうものなのである。因果律は一見正しそうでも、実際にやってみると、失敗してしまうものなのだ。なぜなら、自分が生まれる前から定まっていたシナリオを理解していないし、神の見えざる力が働くことを拒んでしまうからだ。結婚して自分が散々努力して幸せを作り出しても、それは「因果律のバベルの塔」にすぎないのであり、高くすればするほど、神の怒りに触れて、呆気なく破壊されてしまうのである。

 人間は人間のままでいたら、絶対に不幸に成っていくのだ。いくら人間に人権を認めても、人間は神から切り離されれば、不幸に成っていくしかないのだ。なぜなら、人間の人生は生まれる前から、神様によって決定されているからだ。神が定めたシナリオを通りの人生を歩めば、人間は自然と幸せになっていくものなのである。

 神の予定を知った上で、一生懸命に努力をする。自分が性根を据えて、家事や育児に取り組んでいれば、いかなる不幸も撃破できるし、いくらでも楽しいことに出会えるものなのである。人生で幸福を最大化したいなら、結婚を徹底的に楽しんでしまえばいいのだ。結婚に於いて何か見返りを得るために努力をするのではなく、自分が楽しいからこそ努力をする。そうすれば、自分の心が苦悩に犯されることもなく、不幸が訪れてくることもなく、結婚は幸せと豊かさに満ちたものになるのである。

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コメント

タマティーさま
おはようございます。コメントありがとうございました。
お塩ですが、グレードがあって、100円のJTの精製塩→200円台の粗塩(外国の塩を含むもの)→500円以上の伊豆の塩クラスのようになっています。200円台のものを調理用として吟味して使えば良いですね。
確かにゲルマンとかアングロサクソンの国の食事はまずいですね。
運についてですが、トイレ掃除はすごいですね。ゆきねこはどうしてもやる気がでないときはトイレットペーパーで軽く便器を拭いて終わってしまうことがあります。松井一代級の掃除は月一度にしています。
本日のブログの内容ですが、すでに神により予定が決まっているとのことなのですが、このような事件はどうなのでしょうか?
熱射病?車内で幼児2人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090621-00000532-san-soci

うちの旦那さんは「これは事件というより事故だよね。うちも気を付けよう」と言っていたのですが、私は子どもが暑くて苦しかっただろうとか親も遣り切れんだろうとかいろいろ思ってしまい、とてもショックでなんだか眠れなくなってしまいました。
また事故と言いましても、なんで7時間も子どもをほおっておけるかなーと思ってしまいます。でも、親も疲れて寝てしまったんですね。
運という抽象的なものについてまったく訳が分かりません。何らかの宇宙の法則(量子力学的なものが近い感じです。)があるのかもしれませんが、それもまさに高次元の神のみが知るということなんですかねー。
また、癌などの病気もそうなのですが、癌で死ぬことが神様により決められているとどう治療しても死んでしまうのではないでしょうか?タマティーさまは治療にあたってそこら辺を調べてから治療されているのかなー・・・。

投稿: ゆきねこ | 2009年6月22日 (月) 06時23分

 「ゆきねこ」さん、コメント有難うございます!

 予定説と因果律の話は、その人の精神レベルが或る程度まで高くなってくれないと、理解不能になってしまう話なんですよ。
 運というのは、人間の理性の力では理解不能な分野の話なんですよ。人間の人知人力では理解不能だからこそ、その領域を神のみぞ知る領域にしているわけです。
 だから、理性の力だけで考えてしまうと、なんにも解らなくなってしまうんです。

 人間の霊魂には、霊と魂と魄の三つがあって、そのうち霊は神からやってくるみたいです。そのため純粋なんです。これだけで霊魂が形成されれば、神の予定通りに進んでいくんです。
 しかし、人間には魂という精神的なものがあって、これが輪廻転生しているんです。例えば、結婚なんかでは、夫婦は今生だけの出会いではなく、実は前世に於いても夫婦であったり、前世では愛し合っていたのに何かしらの事情で結婚できず、現世で結婚してその思いを遂げることをするんです。
 後、魄という肉体的なもののがあって、我々の現世での肉体的な現象を決定づけてくるんです。例えば、両親が健常者なのに、自分だけが身体障害者として生まれてしまうような人は、魄の歪みから生じてきているんです。
 神や霊の立場から見ると、人間の人生のシナリオは決まっているんです。
 でも、人間には魂魄というのがあるから、その範囲内での選択肢を選ぶことは可能なんです。ただ、どう選ぼうとも、その選んだ結果は既に神によって定められているということになるんです。
 
 で、今回の熱中症の事件ですが、温度が急激に上昇したということもあるし、ベッドに寝かせなかったということも、その死因として上げられます。
 人間は横に成って寝ないと、血液が製造されないので、自動車の中で寝ていたとしても、椅子に座ったままでは血液が製造されないために、死に至ってしまんです。温度の急上昇はそれに追い打ちをかけたんです。
 この事件は明らかに両親の不注意です。
 横になって寝かさないと血液が製造されないということを知らなかったんです。エコノミークラス症候群とかマスコミで報道されているというのに! しかも、7時間も放置していたというのだから、呆れて物が言えません。

 理性的に考えれば熱中症と血液不足としか考えられないけど、では霊的に見た時には全く別の見方ができるんです。
 その両親に子宝ができても、実は子供とは縁がない星のもとに生まれていたり、その子供が前世で罪を犯し、現世でその罪を償うために夭折してしまったということもあるんです。
 こういうことは精密に調べてみないとなんともいえませんが、ただはっきり言えることは死別すべく死別してしまったということでしょう。

 タマティーが『幸せ色の出産ラブストーリー』で神社に参拝に行けだとか、お墓参りに行けとか言うのは、神の見えざる力だとか、先祖の霊的な守護を得て、巧く結婚を推し進め、赤ちゃんが健康に育つようにしていった方が、成功する確率が飛躍的に高くなるからなんです。
 その反面、人間の力で解ることはきちんと自分たちの力でやり、結婚の仕方や育児の仕方をきちんと学んでいくべきなんです。
 この先どうなるんだろうと疑問を持ちながら生きていくよりも、「自分の人生は神様によってすべて決定されているのだから、後は自分が全力投球して生きて行こう!」と思った方が素晴らしい人生を歩むことができます。
 
 それから、天日塩について、ちょっと話を付け加えさせてください。
 母親がきちんと天日塩を摂取しておかないと、腎臓が正常に機能しなくなるために、安全な水分を送ることができず、そのために危険な母乳を作ってしまうんです。更に母親が肉食を好み、便秘がちなら、もっと危険な母乳を与えてしまうことになるんです。
 その危険な母乳を飲ましてしまうと、健康な筈の赤ちゃんでも心臓に異常を来たしてしまうんです。
 今回、臓器移植法案が国会で成立したのですが、健康に生まれてきた赤ちゃんが成長過程で心臓疾患を起こしてくる場合は、心臓移植をするよりも、その母親の食生活を見直した方がいいんです。赤ちゃんに安全な母乳を与えれば、心臓疾患なんて簡単に治ってしまうんです。
 臓器移植法案の制定を求めていた人たちは天日塩など使っていなさそうだし、肉食をしているし、便秘はどうだか知らないがかなり太っていたことは事実です。我が子を死に至らしめるという悪行は現世だけでなく、来世に於いても償わなくてはならなくなるんです。

 タマティーが癌治療をやっていた時は、余り運命とかを考えずに夢中でやっていました。
 タマティーの場合は、癌の発生メカニズムが解ったし、その治療法も大体のものは解明できたし、その後、タマティーの父親が癌ワクチンを開発した研究者と知り合いになったために、最後の手段はそれを使ってという気楽なものがあったしね。
 ただ、俺ではなく、父親が担当した一件でこんなことがありました。
 癌は第三期だった女性が、父親に治療を依頼してきたのですが、話を聞く限り充分に治せる症状だったんです。
 ところが、その女性が突然にキャンセルしてしまい、病院で放射線治療を受けると言い出したんです。
 父親は「放射線治療は死に行くようなものだからやめなさい」と忠告したんだけど、その女性は強行して放射線治療を受けてしまったんです。そして音信不通に成り、その後、病死が判明したんです。
 この女性が依頼が来た時、タマティーは他の仕事があって忙しくて手伝うことができず、しかも父親から話を聞いていると、どうも嫌な予感があったんですよ。
 だから、病死の知らせを聞いた時、「死すべき人は矢張り死んでしまうのかな~」という印象がありましたね。

 どんなに医学の知識や技術が発達したとしても、人間ができることはごく僅かですよ。
 そういう謙虚さを持ち合わせず、医学を万能だと思い込んでしまうと、救える人ですら救えなくなってしまいますよ。
 理性の力では訳が解らないからこそ、神の見えざる力が人間の力よりも凄いのであって、文明を維持し発展させたければ、理性の力を使いつつも、人間にとって解らない領域は神の領域として、大切に守っていくことですよ。


投稿: タマティー | 2009年6月23日 (火) 06時31分

タマティーさま

初めてコメントいたします。
産後、タマティーさまのブログを見つけて以来、毎日楽しく拝見しております。考え方がすごく共感出来るし、自分の母や祖母がいつも言っていた教えなどが整理され記事になっているのでスッと頭に入ってきます。また、初めて知ることも多く大変勉強になります!
ですが、まだまだ未熟なもので、出産以来なぜか夫婦関係が上手くいかず悩んでおりましたが、この日のブログを読んで、目が覚めました。これまでは環境の変化を受け入れられず、つい人と比べ悲観的になり、原因を主人のせいのように思っていたのです…
でもこの日周辺のブログを読んで、初心を思いだしたといいますか、結婚してくれて有難いと思っていた気持ちを思い出し、今の環境を受け入れるとともに、主人にすごく感謝出来るようになったら急に夫婦仲も良くなったのです!
ほんと、タマティー天使さまさまです!ありがとうございます!どうしてもお礼を言いたくてコメントしてみました。
時間を見つけて過去記事も読まないと、と痛感しました。本にして欲しい程です。毎日の更新大変かと存じますが、これからも楽しみにしております。

投稿: yuka | 2012年1月27日 (金) 22時10分

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