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芸能人の育児は絶対に参考にならない

●実力の世界と人気の世界は違う

 今や芸能界は主婦タレントに人気が出て来てしまっているが、巷の母親たちにとって、芸能人の育児は絶対に参考にならないのだ。芸能界は運命学的に言うと、「子宝に恵まれない世界」なのであって、芸能人としてスターであればスターであるほど、結婚しても子供ができなかったり、結婚そのものが離婚に終わってしまうのだ。芸能人は結婚することなく、育児をすることなく、そういった家庭的な楽しみを経験することなく、観客相手に働き続けねばならないということが運命学的に課せられているのだ。

 一般人の世界は言わば「実力の世界」である。実力ある人たちが立身出世していくことができるし、それは子供の数の多さや所得の多さとなって現れてくる。しかし、芸能界は一般人の世界とは真逆の世界であって、「人気の世界」なのである。実力がなくても、人気さえあれば伸し上がっていくことができる世界なのだ。

 実は音痴だというのに、それを加工して、巧い歌として見せかけて売れてしまう歌手や、演技が下手糞なのに、可愛い顔をしているから売れてしまう女優や、他人の意見を無視して自分の意見を一方的にしか言わない司会者など、通常の感覚では有り得ないような世界が展開されているのだ。

 女性アナウンサーも或る意味、芸能人化されているので、彼女たちが話してkる結婚や育児のことは絶対に参考にならない。日本の女性アナウンサーで喋りが巧いというのは、数えるほどしかいない。しかも、出来のいい女性アナウンサーは殆どがNHKの女性アナウンサーに集中してしまっているのだ。要は、女性アナウンサーとして碌な仕事をしていないのに、人気があるばっかりに生息していられるのである。

 嘗て、漫画家の「柴門ふみ」が、「芸能人の恋愛は参考にならない」と名言を放ったものだが、それと同じく、「芸能人の育児は絶対に参考にならない」のだ。芸能界にいるなら、男女が密集した状態で置かれているのだ。そこで彼氏や彼女を見つけ出すことは容易いものなのである。お手軽にセックスできたからといって、それがまともな恋愛であるわけがいのだ。芸能人であるなら、家庭や子供を顧みることなく、芸能界で働き続けねばならないのだ。それなのに育児の仕方をベラベラと喋られても、それは育児をしている母親たちから見れば、程度の低い内容でしかいないのだ。

●「所得の格差」と「労働の仕方」の違い

 一般人と芸能人とを問わず、人間の感覚が極端な形で変わってしまうものが、「所得の格差」だ。学者たちは「所得の格差」が存在することを問題視するが、「所得の格差」それ自体が問題になることはない。「所得の格差」で危険なのは、貧乏人がお金持ちを見て、貧乏人らしく生きようとしなくなってしまうことなのだ。

 日本では最低賃金が保障されているので、どんなに少ない給料でも、その給料内で暮らしていけるようにできている。しかし、テレビで芸能人の言動をまともに聞いてしまうために、派手な生活をしてしまい、貧乏人なのに貧乏らしくない生活を営んでしまい、自分の生活を極端にまで貧乏にしてしまうのだ。

 人生の中には何度か、特に若い時には貧乏を経験する時があるので、その時期はジッと耐え忍んで、貧乏を遣り過ごさねばならないのだ。それなのに、その時期に贅沢な暮しをしてしまえば、その貧乏の中で学ぶことをしなかったら、いつまで経っても貧乏から抜け出せなくなってしまうのだ。

 もう一つは、「労働の仕方」の違いだ。一般人の世界ではなんといっても結果を出す労働が求められるのだ。結果を出さねば、給料は貰えないのだ。それなのに芸能界は結果を出さなくても、莫大なお金が貰えてしまう世界なのである。例えば、TBSの新番組で「THE NEWS}というのがあるのだが、これは平均視聴率が数%なのに、その司会者である「小林麻耶」のギャラはなんと年間5000万円である。通常の世界では絶対に有り得ないような金額を貰っているのである。

 もしも育児をしながらテレビばかり見ているなら、その新米ママの育児は巧く行っていないことだろう。なぜなら、所得に於いても、労働の仕方に於いても、自分のやっていることとは全く参考にならないからだ。一度、テレビを消して、芸能界から離れてしまうことだ。そうすれば、途端に育児が巧く行き始め、育児の楽しさが解ってくるようになるのだ。

●真剣になって育児をしていれば、テレビなどには出て来ないものである

 そもそも、育児をしながら、芸能活動ができるわけがないのだ。真剣になって育児をしていれば、家庭に引き籠るものだし、テレビなんかには出て来ないものなのである。育児をしながら、芸能活動もやってしまう。そんな芸当ができるわけがないのだ。最初の赤ちゃんであるなら、その世話だけでテンテコ舞いになってしまうものなのである。

 しかも、育児というのは、3人の赤ちゃんを産み育てて、やっと一人前の母親になれるものなのだ。子供を1人や2人しか育てていないのに、育児を語るべきではないのだ。子供の数が少なければ、まだまだ母親として未熟なものなのである。育児というのは、それを3回繰り返さねば、本当の所が解らないものなのである。

 主婦タレントは育児雑誌にまで進出してきているので、この手の主婦タレントが言っていることは、大いに割り引いて聞いておいた方がいい。いくら記事を掲載したとしても、その本人が年に1度やるかやらないようなものだったり、編集部がアイデアを用意して、その主婦タレントの名を使って公表しているということもあるからだ。

 育児雑誌で参考になるのは、普通のママたちのアイデアなのだ。そういったアイデアは実際の生活の中で生み出されてきたものなので、いいアイデアなら、すぐさま実戦投入が可能になるのだ。育児のアイデアを聞くなら、こういった普通のママたちの意見を聞くべきなのだ。

 赤ちゃんは生後2歳を過ぎるまで、とにかく病気をしまくるので、目が離せない存在なのである。幼稚園児になっても、まだまだ母親に甘えたい盛りだ。小学生になっても何かと母親の周りに纏わりついてくるものだ。子供から離れていってくれるのは、中学生になってからであり、とはいっても、社会人になって一人立ちするまで予断ができないものなのである。それほど育児や子育ては長い時間を要するものなのである。

●芸能人は離婚がビッグチャンスとなる

 一般人と芸能人での決定的な違いは、一般人は結婚を守ろうとしてくるうが、芸能人は結婚を破壊してくるという点に於いてなのである。芸能人は自らの結婚を破壊してなんぼのものなのだ。芸能人は離婚がビッグチャンスとなるのだ。離婚で運勢がブレイクするのは芸能人特有の運勢なのである。

 一般人では離婚は絶対に運勢を落ち目にさせる。その代償は非常に重たいものなのだ。結婚したら、とにかく離婚しないことである。恋愛結婚で結婚したのなら、恐らくはその相手は運命の出会いによってもたらされた相手だからだ。その運命の相手と離れてしまえば、次に別の運命の相手に出会えることは、殆どないといっていいくらいに、確率が少ないのだ。

 芸能人は離婚すれば、それだけ大々的に報道して貰え、自分の名前を有名にすることができるし、離婚したとしても、次から次へと異性がやってくるものなのだ。次に交際する相手が運命の相手でなくても、セックスする相手などいくらでも存在するのだ。そういったスキャンダルがまた報道されて、更にビッグになっていくのだ。こういうことは一般人の世界では有り得ないことなのだ。

 芸能界とは、言わば「嘘の世界」だ。それなのに我々は「嘘の世界」に甘く、「現実の世界」を軽視し過ぎだ。芸能情報に矢鱈と詳しく、芸能人がどの番組に出ているかをチェックしていたり、好きな芸能人が一体誰と付き合っているのかをもすべて知り尽くしている女性たちは必ず存在するものだ。

 しかし、そういった女性たちが、実際の自分の生活が充実しているかといえば、決してそうではないのだ。寧ろ現実の生活は悲惨で、家計簿をつけないから家計は赤字で、料理や掃除や洗濯もからきし駄目である。育児なんかも、普通の母親なら知っていることさえ何も知らないのだ。

 自分の赤ちゃんがいるのなら、いい加減にフィクションから目覚めよう。現実の世界の方が圧倒的に面白いものなのだ。普通の主婦なら、結婚がビッグチャンスになるものであり、出産によって赤ちゃんと共に、最高の幸せをもたらしてくれるものなのだ。だからこそ、テレビをみまくっていないので、真剣に育児に向き合うべきなのである。母親が真剣になって育児に取り組んでいれば、楽しいことなどいくらでもやってくるものなのだ。

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コメント

タマティーさま

いつもありがとうございます。
私は鬱の真っ最中に結婚してしまったので、毎日、抗うつ剤などを20錠くらい飲んでいたのです。薬のせいで便秘がひどく、また、コップとか鉛筆を持つと手がプルプル震えるんですよ。そのため抗パーキンソン薬みたいなのも飲んでいて、医者はこれでいいと言うのですが、当時は疑問も持たないでただ楽になりたい一心で一生懸命飲んでいました。
口癖は「死にたい」でしたね。結婚しているので、子どもがほしいのですが・・・とドクターに行っても、親が死にたいと思っていて、その状態で子育てするのは子どもがかわいそうだと言われてしまい、子どもなんて夢のまた夢でした。精神病院にも自殺未遂などして3回入院しましたしね。
旦那さんとのケンカはそうですね。私の話し方がきついと思います。この間、旦那さんが薬師丸ひろ子の「少しだけやさしく」という歌を歌って訴えていました。
私もムキになってしまうですよね。だって旦那にコーヒー飲まないほうが良いよと言っても、相変わらず朝はコーヒー飲んでいるし、ミヨシの洗剤使っていると汚れが落ちない(落ちているのですが、合成洗剤のようにシャープに落ちないせいだと思います。石油から作られているものは大抵が薬でも洗剤でも効き目がシャープです。)この間なんか、炊飯器が玄米モード(なぜか白米にしてもメインのモードがいつのまにか玄米になっているんです。)になっていて、旦那がもう、玄米炊くのをやめろと言っていました。
私が中高年に子育てを総括するブログを作る講座を開設したらどうかなー。と旦那に言ったところ、それは無理だよ。パソコン接続からむりぽとか言われて。
(これには樋口裕一さんの読ませるブログの本や樋口さんのお話をポッドキャストで聴いたことと、父がパソコン教室に行ってただクリックをするだけでつまらないと言っていたので、それなら自分のことを発信もできるブログつくることでパソコンを勉強するのが良いのではとか、あとは自分史セラピーになるかもといろいろひらめいたのですが、)
いつもいつもそうなのですが、私がひらめいたことを旦那がことごとく否定するのです。
最初はなんでも穏やかに話すようにしているのですが、話しているうちに頭がカッカカッカしてくるのです。(感情をコントロールするスマートパワーないですね。by ジョセフ・ナイ教授)
でも、頑張ってソフトに思いを伝えたいと思います。
(とはいえ、今日も隣の家の犬がうるさいよーと言って、旦那さんがじゃあどうすんの?と言われて喧嘩になってしまいました。汗)それにしても日本って犬のしつけなってないですよね。犬が吠えて犬をしかるんだけど、ちゃんと躾けていない飼い主が悪いのに、一度も謝られたことがありません。犬が狂ったように吠えるので、赤ちゃんが何度も起きて泣いているのです。困っています。
肝油飲んでみます。ありがとうございました。

投稿: ゆきねこ | 2009年7月21日 (火) 09時05分

追伸
トイレ掃除を3日間サボってしまったら、旦那さんが車の運転で侵入禁止をしてしまい、青切符切られしまいました
私もブログを読んで肝油飲みたいから買ってもらえませんかと頼んだら千円くらいして高くて買えないとか言われしまいました。
手抜禁グにならないように頑張ります。
あといつも赤ちゃんのいい匂いをかいでいるので旦那さんを臭く感じます。旦那さんの耳かきをするときとか結構くさいのです。

投稿: ゆきねこ | 2009年7月21日 (火) 10時55分

 「ゆきねこ」さんの夫婦道の修行はまだまだ続きそうですね。
 会話の仕方って、本当に大事なんだよ。
 旦那さんが「ゆきねこ」さんの意見を否定してくるといことは、「ゆきねこ」さんもどこかで旦那さんの意見を否定しているということです。
 まずは、旦那さんの意見を肯定してあげることです。
 旦那さんが何か言ってきたら、「そうだよね」と取り敢えず肯定してあげることですよ。

 例えば、自分が玄米を食べたくても、旦那さんが白米を食べたいのなら、「白米を炊いてあげるから、その代わり玄米を炊かしてね」と切り返せばいいんです。
 合成洗剤を拒否しているのは、汚れの落ち具合がどうのこうのではなく、「合成洗剤を洗い流しても、いくらかは口に入ってしまうので、そうなると母乳が汚染されてしまうの」とちゃんと説明すればいいんです。汚れの落ち具合が問題なのではなく、赤ちゃんのためだと視点を変えさせてしまうんです。

 それと同時に旦那さんが日頃、自分に対して何か要求しているなら、なんの不平不満を言わずに、「は~い!」と元気よく答えてやってしまうことです。
 意外と旦那さんが頼んでいることを、「忙しい」を理由に拒否しているのではないかな?
 その積りに積もった不満が、旦那さんの否定的な言動になっているんだと思います。
 
 旦那さんの欠点を探し出すより、旦那さんの長所を褒めてあげることですよ。
 欠点をいくら探しても、「喧嘩の種」にしかなりませんからね。
 それよりも旦那さんが仕事で頑張っていることを褒めたり、家事や育児を手伝ってくれたことを褒めたり、旦那さんの趣味を褒めたりすることですよ。
 そうやって褒める回数が多ければ、旦那さんもそうは「ゆきねこ」さんのことを否定してこなくなるでしょう。

 珈琲のことはとやかく言わないことです。
 珈琲が危険なのは「ゆきねこ」さんの方で、旦那さんは目覚めのために必要なのでしょう。勿論、珈琲を飲みすぎると、疲労が増すことになりますが、まだ病気らしい病気をしていないので、放っておくべきです。
 それよりも、旦那さんに美味しい珈琲を作ってあげればいいんです。
 「ゆきねこ」さんは珈琲ではないお茶を飲んでいればいいんです。
 珈琲ごときで夫婦喧嘩が起る方が馬鹿らしいです。

 夫婦だからといって、夫婦が同じことをしなければならないことはないし、夫婦がいくら仲良くても、夫婦は平等ではありません。
 家庭内では妻が実権を握るものです。夫は家長として君臨しているだけです。
 それゆえ、家庭内でゴタゴタが発生したら、自分に落ち度があったなと思った方がいいです。そして、その改善策を考え出して投入していけばいいんです。
 一気にすべてを解決してしまうんではなく、地道に試行錯誤しながら、夫婦双方が幸せになれる生き方を作り出していけばいいんです。
 実現できないうちは難しく思えるけど、実現してしまえば簡単なことなんですよ。

  

投稿: タマティー | 2009年7月22日 (水) 06時09分

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