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母性本能とヒステリー

●ヒステリーは赤ちゃんを守ろうとする本能

 女性は赤ちゃんを産むと、或る程度は野生に帰ろうとする。その最たるものが、「ヒステリー」になってしまう時があることなのだ。赤ちゃんに危険が及ぼうものなら、母親はヒステリーになってしまうし、夫が育児に無理解なら妻はヒステリーになってしまうものなのだ。ヒステリーはそれを食らった人々には迷惑この上ないものだがヒステリーは母親が赤ちゃんを守ろうとする本能なのだ。

 犬を飼ったことのある人なら解ると思うが、犬が赤ちゃんを産んだ時に、犬の赤ちゃんに危害を加えようもなのら、激しく怒り出して吠えまくるものなのだ。哺乳動物の雌には、無防備な赤ちゃんを守るために、ヒステリーになることで、相手を威嚇し、その危険状態から脱出しようとするのだ。

 赤ちゃんのいる母親が、気をつけなければならないのが、ヒステリーはそれを食らった人たちにとっては常軌を逸した行動にしか映らないということなのである。最初の赤ちゃんを産み育てている頃は、夫はまだ父親に成り切れていないものなので、妻が感情的になってしまうと、妻は夫が父親ではないと本能レベルで即断して、ヒステリーを爆発させてしまうものなのである。特に結婚する前から理性を重んじず、感情的に成り易かった人は要注意なのである。

 男性の方は、女性がヒステリーになってしまうと、この女性は自分に敵対しているという本能が作動してしまい、妻であったとしても、暴力を以て対応してくるのだ。多くの夫婦間暴力は最初から暴力的な夫でもない限り、妻がヒステリーになったからこそ、夫は理性の箍を外してしまい、暴力で対抗しているにすぎないのだ。妻が本能レベルで行動してくれば、夫だって本能レベルで対抗してくるものなのだ。

 ヒステリーになることが悪いことだと思うのではなく、女性は赤ちゃんを産んだら、無防備な赤ちゃんを守るために、ヒステリーになって外敵を排除しようとする本能があることを認めることだ。それと同時に、そのヒステリーを本来なら味方となる夫や、舅や姑といった人々には向けないことなのである。絶対にヒステリーにならないようにするのではなく、ヒステリーが起こることを想定し、それを制御する対策を講じていけばいいのだ。

●自宅を安全にすること

 ヒステリーを暴走させないためにも、まずは自宅を安全にすることだ。ヒステリーを起こし易い女性は、意外にも自宅は安全ではないと思っている節があるのだ。子供の頃に、自宅に泥棒が入られたとか、火事に遭ったとかいうのは、本人が忘れていても、心の傷として長く残るものなのだ。また、両親に暴力を受けたことがあれば、自宅であったとしても、安全とは思えなくなっているのだ。こういう女性は若い頃に自宅に寄り付かず、夜の街に出て、遊び呆ける傾向があるのだ。

 自宅の防犯を確認して、外出する際は、どこの窓の鍵を締め、ドアの鍵をきちんと締めることだ。できれば、警備会社と契約を結び、自宅を警備して貰うことだ。「大袈裟な」と思うかもしれないが、治安が悪化している都会暮らしでは、何かと物騒なものなのだ。警備会社と契約を結んでいれば、いざという時に役に立つものなのである。

 もう一つは、火の元に注意をすることだ。ガスコンロの上には鍋やフライパンを置きっぱなしにしないことだ。火がついているかどうか解らなくなってしまうからだ。火を使う時になってから、鍋やフライパンを置くようにし、しかも火を使っている時は、換気扇を回して、音を立てることで、現在、火を使っているということを自分に知らせるのだ。自宅では、可能な限り、マッチやライターを使わないことにし、もしも夫がタバコを吸っているなら、出産を機に禁煙して貰うことだ。赤ちゃんを育てている母親にとってみれば、赤ちゃんの肺を傷つけるタバコの煙は、充分にヒステリーを起こす条件を満たすものなのである。

 女性は他人と話し合うことで、自分の安全を作り出そうとしてくるので、「近所づきあい」や「ママ友との付き合い」を絶対に忘れないことだ。人間関係を広げようとせず、母子2人の密室空間を作ってしまうと、それだけで母親はかなりの育児ストレスを感じているものだし、他の人と話していないから、夫に対して不満が爆発してしまうものなのだ。

 夫は決して万能ではないのだ。妻が女性同士で話して解決するものを、夫に持ってこられても困ってしまうだけなのだ。夫に対して何度もヒステリーを爆発させてくる既婚女性は、女性同士の付き合いでもトラブルを起こしているものなのだ。地道に友達を作っていくべきだし、近所づきあいという最低限のマナーは守るべきなのである。

●体を温めること

 ヒステリーを起こしまくる既婚女性は、とにかく体が冷えているのだ。それゆえ、冷たい飲み物は決して口にしないことだ。温かい飲み物でも、珈琲や緑茶といった体を冷やす飲み物を決して飲まないことだ。特に夏の場合、暑いからといって、カキ氷やアイスクリームを食べてしまう危険性があるので、要注意だ。そんなことをすれば体が冷えてしまい、ヒステリーになってしまうものなのだ。

 夏の場合は、朝の早い段階でウォーキングをするなり、軽ジョギングをするなりして、汗を流してしまうことだ。朝に汗を流してしまうと、その1日中、涼しくしていられるものなのだ。汗を流さないからこそ冷たい飲み物を氷菓子が欲しくなるのであって、汗を流してしまえば、それらを摂取したくなる欲望が消滅してしまうものなのだ。

 体を温める飲み物としては、「生姜湯」がある。生姜を摩り下ろして、そこに80℃のお湯を入れ、黒砂糖を入れれば出来上がりだ。これを飲むと体が温まるので、ヒステリーにはならなくなるものなのだ。また、外出先でお茶を飲む場合は、「紅茶」を飲むようにすることだ。紅茶も体を温める効果があるので、紅茶を飲めばヒステリーにはならなくなるものなのだ。

 食事では絶対に白米を食べないことだ。白米は穀物の中で最も体温を下げてしまうので、どうしてもヒステリー気味になってしまうのだ。白米ではなく玄米にすることだ。できれば、玄米と押麦を半々の割合で入れた、押麦入り玄米食にすることだ。因みに、体を最も温める効果があるのは「蕎麦」であるので、定期的に蕎麦を食べて体を温めていくことだ。

 スポーツをして体温を上げることも重要だ。とにかく1日1時間はウォーキングをするべきだし、軽ジョギングを最低でも週に1回はすることだ。それに筋肉トレーニングをして、腹筋や背筋を鍛えていくことだ。ヒステリーになる女性は、まず腹筋と背筋に筋肉が余りにもついていないのだ。

 自分の体が冷えているなと思ったら、お風呂に入って、体を温めることだ。入浴は汗を流し切るまで湯船に入っていることだ。できれば、定期的にサウナに行って、汗を流しまくることだ。サウナで汗を流している女性にヒステリーを爆発させる女性などいないものなのだ。

 温かい服装をするということも大事だ。短パンやミニスカートを穿いていれば、体は冷え切ってしまい、頭部に血液が集中することでヒステリーになってしまうものなのだ。服装は季節を問わず、長袖長ズボンでいることだ。温かい服装をしておけば、体が温かくなるので、ヒステリーになったりはしないものなのだ。

●夫と会話をすること

 赤ちゃんを産んだら、赤ちゃんだけに集中してしまうのではなく、夫との会話をきちんと保っておくことだ。人間は喋らなければ、相手が何をしたいか解らないものなのだ。1日10分程度でもいいから、夫婦で話し合う習慣をきちんと持っておくことだ。テレビを見ながら話すのではなく、テレビを消して、内容の濃い話をすればいいのだ。たった、それだけのことをするだけで、妻の方の不満は消え去ってしまうものなのだ。

 ヒステリーを起こしまくる既婚女性は、とにかく自分の本音を言わないという傾向が見られるのだ。自分の本音を言わないから、夫の方も自分の本音を言わなくなってしまうのだ。こういう女性の口癖は、「女性としては」「妻としては」「母親としては」、挙句の果ては「人間としては」になってしまい、いくら話しても自分の本音を言わないのだ。夫婦が二人で会話する時は、そういう立場を忘れて、自分の本音を言えばいいものを、なかなか自分の本音を言わないのだ。だから、長い時間、話し合って、非常に実りの少ない話し合いに終わってしまい、妻の方は益々ストレスを溜め込んでしまうのだ。

 話し方というのは、自分が考えている以上に、大きな影響をもたらしてくるものなのだ。夫の方は仕事をしているために、結論から物事を考えてしまう傾向にあるのだ。そのため、最初から結論を言わず、しかも長々と話しているのに、妻が本音を言わなければ、夫の方はこの話し合いは重要ではないと判断してしまい、その後、妻との話す回数は激減してしまうものなのだ。話し合いが少なくなれば、当然に妻の方はストレスを溜め込んで行ってしまい、それが或る日突然に爆発してしまうのだ。

 赤ちゃんがいるからといって、育児だけに専念していればいいというものではないのだ。夫婦関係あってこその育児なのである。夫婦関係が悪化してしまえば、抱え込まなくていいストレスを大量に抱え込んでしまうものなのだ。それゆえ、まずは夫婦での話し方を改善していくことだ。論点をいくつも広げていくのではなく、1つに絞って話し合うようにしていけばいい。

 ヒステリーを起こすことは決して悪いものではない。赤ちゃんを産んだことで本能レベルに戻ってしまい、ヒステリーを発してしまうことはあるのだ。ただ、そのヒステリーを引き起こしてしまうと、それを食らった人々は、非常に迷惑なものだということだけは覚えておこう。赤ちゃんも、決して喜んでいるわけではないのだ。母親がヒステリーになれば、大泣きしてしまうものなのだ。できることなら、ヒステリーになってしまう回数を極力減らしていくことだ。

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