出産後、性欲が湧かない
●出産時の記憶と産後の体調回復の悪さ
女性は出産すると、性欲が激減してしまう。自分の心がどうのこうのではなく、女性の体が育児を最優先してくるので、性行為に及ぶのは控えるという制動装置が働いてしまい、出産後暫くは、性生活を復活したいとは思わなくなるのだ。それよりも、赤ちゃんを育てることに夢中になってしまうのだ。
殆どの夫婦の場合、妻が育児に取り組み、疲れているのに、夫が性行為をヤル気満々で、仕方なく夫の要望に答えるというのが実態であろう。夫の方は臨月辺りから性行為をしていないので、精液が溜まりに溜まった状態であるのだ。実をいうと、こういう形で性生活を再開させるのが、一番健康にいいのだ。というのは、既婚女性は育児に専念しすぎてしまうと、当分の間は性行為をやりたくなくなってしまうので、そのまま放置しておくと、逆に老化が進んでしまったりするので、自分がしたくなくても、夫に求められて仕方なく行うという形で性生活を再開するのが、ベストな方法であるのだ。
しかし、新米ママの中には性欲が全く湧かないという女性もいるものなのだ。「性行為をしたくない」と、「性欲が全くない」というのは、全く別物であるのだ。こういう新米ママは実際には少ないのだが、確実に毎年出て来るので、本人だけがこの問題を抱え込んでしまうと、本人だけでなく、家族にとっても深刻な問題になってしまうのだ。夫の方は妻から性行為を拒絶され、その夫婦は確実にセックスレスになっていくだろうし、赤ちゃんの方も成長していくにつれ、母親の異常さに気付き、育児で大揉めに揉めてしまうからだ。
性欲がなくなってしまう最大の原因は、「出産時の記憶の悪さ」と「出産後の体調回復の悪さ」であろう。自分が楽しい出産を期待していたのに、出産時の体験が余りにもひどいものになってしまうと、心の奥底で「もう2度と出産したくない!」と思ってしまうものなのだ。これは病院で出産した新米ママたちに見られる現象なのだ。余りにも非人間的な遣り方で出産させられたので、出産に関して拒絶反応が出て来てしまったのだ。
もう一つは、出産後に体を休ませて、出産時の疲労を取り除かないで、体を動かし過ぎたり、逆に出産後に寝てばかりいて、体を動かしていないと、出産後の体調回復が悪化してしまい、性欲を消滅させる原因になる。出産後、新米ママの骨盤はゆっくりと小さくなっていくのだが、その際に骨盤が巧く小さくなってくれず、腰の骨がズレてしまうと、性欲が起こらなくなってしまうのだ。腰辺りの背骨に歪みが生じてしまい、性欲が起きないという現象が出て来てしまうのだ。
出産時の記憶が余りにひどかった場合は、夫は出産前後の病院の対応を調べて、病院の対応の悪さを裁判で訴えるとかして、妻に対して誠意を見せることをしておいた方がいい。日本の裁判は裁判期間が長いし、判決も病院側に有利に働くことが多いので、望むべき判決を得られないが、妻の方にとってみれば、夫は自分を守ってくれて、しかも自分のためにこんなに尽くしてくれると思ってくれるものなのだ。そうやって、次回は助産院で出産するような配慮をするとかして、妻の心を癒していってあげることだ。
背骨のズレに関しては、整体師の所に行って、背骨を治して貰えばいい。背骨が治ったら、性欲は復活し出すものなのだ。但し、背骨が曲がるということは、それだけ背筋に筋肉が少ないということなので、筋肉トレーニングをして、背筋に筋肉をつけて、今後、背骨が曲がらないような配慮をしておくべきだろう。
●性生活をできる体を作っていない
性欲はないのではないが、性欲が余りにも激しく減少してしまうことがある。これは性生活をできる体を作っていないのだ。新米ママは出産によって授乳をせざるをえない日々が続くので、体の栄養分がかなり取られてしまい、余程、食事に気をつけていないと、自分の体内で栄養素が不足してしまうのだ。
特にカルシウムは最も失われがちなので、新米ママがカルシウムを不足させてしまうと、神経と筋肉が正常に作動しなくなり、性欲が激しく減少してしまい、夫婦の性生活を再開させたとしても、全然乗り気ではなくなってしまうのだ。これに関しては地道にカルシウムを摂取していくことを忘れないことだ。
人間は運動量の多い人ほど健全な性欲が高まってくるものだ。それなのに育児を理由に体を動かしていないと、性欲が激減してしまうのだ。これは単なる運動不足なので、運動をさせさえすれば、自然と性欲が復活してくる。赤ちゃんと散歩をする際に、少し長めにあるとか、筋肉トレーニングに励んだりして、筋肉をつけていくことだ。
多くの新米ママたちが性行為に応じても、性行為に乗り気ではないのは、赤ちゃんの夜泣きに悩まされて、慢性的な睡眠不足にあるからなのである。人間の体は睡眠中に体を修復するので、最低でも6時間、通常は7時間30分程度の纏まった睡眠時間を必要とするのだ。そのため、赤ちゃんの夜泣きに悩まされる前に、早寝の習慣を身につけ、赤ちゃんの夜泣きまでに3時間、赤ちゃんの夜泣きを止めてから3時間という、睡眠時間を2つに分ける方法を早目に習得してしまうことだ。こうすれば睡眠不足に陥らず、性欲も正常に復活してくるのだ。
新米ママが気をつけておくべきことは、便秘解消である。出産後は体が変化していく時期なので、体は奇麗な水分を必要としているのだ。それなのに便秘になってしまい、奇麗な水分を供給できなくなってしまうと、性欲が湧いてこなくなってしまうのだ。性行為よりも、ウンコがしたい方に意識が集中してしまうのだ。そのため、出産後に便秘にならないように気をつけるべきだし、便秘になったら浣腸でもしてウンコを吐き出させてしまうことだ。そうすれば性欲は復活してくるのだ。
●夫婦関係上の問題
新米ママの中には、性欲は多少はあっても、「夫とはやりたくない」という感情に駆られてしまう女性がいるものだ。これは性欲がどうのこうのよりも、夫婦関係上に問題があるのである。出産前後に夫婦の間でなんらかのトラブルが発生してしまい、それがベッドにまで持ち込まされてしまったのであろう。
まずは、夫婦で話し合うべきことを話し合うことだ。妻が怒っていても、夫は妻がなんで怒っているのか解らない場合も多々あるものなのだ。まずは話し合わない限り、問題は解決されないのだ。話し合う時は感情的にならず、なぜ自分が怒っているのかを、理路整然と話していくことだ。
夫にとってみれば、妻から言われて初めて気づくということもあるのだ。自分が出産前後にやった何気ない言動が、実は妻を大いに傷つけていたということに初めて気づくものなのだ。だからこそ、夫婦できちんと話し合いをすることなのである。夫婦だから「以心伝心」だと間違った思い込みを決してしないことだ。
それと共も、「夫は万能ではない」ということを悟ることだ。夫も父親になることは初めての体験なのだ。だから、夫がいきなりすべてのことを巧くこなせるわけがないのだ。夫も失敗を何度も繰り返しながら、父親に成長していくのであって、妻が赤ちゃんを出産したからと言って、いきなり完璧な父親になれるわけがないのだ。
また、妻が夫への怒りを顕わにするようであるならば、妻は母親として殆ど成長していないことだろう。母親になってしまえば、学ぶべきことはたくさんあるので、夫に最大レベルの関心が行くわけがないのだ。自分も母親として手抜きをしまくっているからこそ、夫に不平不満を抱いてしまうのだ。
●悲しみのフラッシュバック
新米ママに性欲が湧かなくても、時間が経てば、性欲は回復してくるものだ。妻に性欲がないのに無理矢理に性生活を復活させるのではなく、夫が巧く妻を優しく包み込んで、性生活を再開させるように仕向けていけばいいのだ。妻にとってはこういう夫の優しさが嬉しいので、性欲が徐々に復活してくるのだ。
しかし、中には性生活がどうしても再開できないという新米ママがいるものだ。そういう新米ママは、その新米ママに「悲しみのフラッシュバック」に襲われてしまっているからなのだ。自分が母親になって赤ちゃんを育てることで、自分の幼少期の記憶が蘇ってきてしまうのだ。
自分の母親から児童虐待を受けていたとか、父親から暴力を振るわれたとか、子供にとって存在自体を否定されないかねないことを受けてしまうと、その人の心の心の傷として深く刻み込まれ、それが自分が育児を開始した時に蘇ってきてしまい、自分の心を硬直させてしまうのだ。
こういう新米ママは精神病ではない。精神病特有の異常な行動は見られないからだ。もしも精神病患者であるならば、脳に傷ができているので、必ず異常な行動を取ってくるからだ。脳の傷があるのではなく、脳の記憶が問題を引き起こしているのである。虐待されていた人が、虐待する側に回った時、過去の記憶が蘇ってきて、「もう、これ以上、赤ちゃんはいない!」と間違った指令を受けてしまい、夫との性行為を拒否してしまうのだ。
夫が妻の過去の出来事を真剣に受け止められるような人物であるなら、夫に話してみることだ。自分が誰にも話していなかったことを誰かに話すだけで、心の記憶は猛威を振わなくなってしまうのだ。もしも、夫がそういう人物でないなら、然るべき人物に相談を持ちかけてみることだ。但し、絶対に精神病院には行かないことだ。精神科医ではこの「悲しみのフラッシュバック」を治せないからだ。
自分が児童虐待を受けてしまった場合、その過去の記憶に潰されるようであるなら、その問題は永遠に解決できず、未だに自分の精神が両親に従属してしまっているということなのだ。その悲しみの体験があったからこそ、「自分はちゃんとした母親になってやる!」と思えるようになった時、自分は両親から精神的に自立していき、悲しみの記憶も消え去っていくのだ。
人間の偉大なる力は、悲しみの出来事があったとしても、それを乗り越えていくことができるということなのだ。過去の悲惨な記憶を風化させようとしない努力は、逆に自分を徹底的に不幸に追いやっていくものでしかないのだ。ありとあらゆる記憶は風化して貰わねば非常に困るものなのだ。過去の記憶を乗り越えていくことができれば、その記憶は風化して、自分によりよい教訓を与えてくれるものなのだ。そういう母親は悲しみの記憶がない母親たちよりも、深い愛情を出せる立派な母親になれるものなのである。悲しみの記憶が風化したからこそ、自分は立派な母親になれるのである。
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