最初の離乳食は赤い果物
●赤い果物を食べさせれば、離乳食で失敗することはない
離乳食というと、母親がせっせと「薄いお粥」を作ってと、殆どの母親たちが思いこんでいる。しかし、幼児にその離乳食を食べさしても、なかなか食べてくれないという現象に出くわしてしまう。それもその筈、お米を使った離乳食は、最初の離乳食には相応しくないものだからだ。
人類は本来「果実食動物」だったのだから、離乳食は果実を使ったものにすべきなのである。その離乳食であるなら、幼児は難なく食べてしまうのである。果実の中でも使うべき果物は「赤い果物」である。なぜ、赤い果物を使うのかといえば、自然界に入っていけば、幼児が目にする果物は、赤い物ほど目が行き易いからだ。
赤い果物といえば、「リンゴ」「イチゴ」「アンズ」といった物だ。これを摩り下ろすなり、押し潰すなりして、幼児が食べ易いようにしてあげるのだ。こうやって離乳食を開始していけば、離乳食に失敗することはない。幼児にとって最も自然な形で離乳食を作って貰えたからだ。幼児にとって最も消化吸収し易い離乳食であるのだ。
穀物は人間が人為的に品種改良していったために、大人では難なく食べることができても、幼児では難しいのである。一体何が難しいかといえば、穀物は良く噛んで唾液を絡ませない限り、きちんと消化吸収してくれないからだ。この良く噛むという動作こそ、今まで母乳を飲んできた幼児にとっては難しいのである。離乳食を繰り返しながら学んでいかねばならぬ動作なのだ。
それに対して果物を離乳食に使ってしまえば、良く噛まなくても消化吸収されてしまうので、なんの問題も起こらないのだ。しかも、果物は体内に入ると、胃を通過して、すぐさま十二指腸に行くので、幼児といえども、いきなり消化吸収を開始することができるのである。更に果物は離乳食病を起こす危険性が全くないので、この点でも初期の離乳食に相応しい物であるのだ。
●お粥は上澄みだけ
穀物を使った離乳食は、果物による離乳食が慣れてから後なのである。食べ物を良く噛んで食べることができるようになってから作ればいいのだ。離乳食を使って遊んでしまうとか、離乳食を全然食べない頃には、まだ穀物を使った離乳食を与えなくていいのである。幼児にはまだ穀物を食べる態勢が整っていないのだ。
幼児が離乳食を良く噛んで食べるようになったら、穀物を使った離乳食を出していけばいい。穀物は人間が人為的に改良し過ぎてしまったから、精白穀物を使うのは非常に危険である。例えば、白米の場合だと、白米自体が澱粉の塊なので、これを消化するのに物凄いエネルギーを要してしまうのだ。
お粥は玄米と押麦を半々の割合で入れ、それで作っていけばいい。味付けは天日塩だけで充分である。お粥は上澄みだけを使用することだ。上澄みであるなら、植物性蛋白質がないので、離乳食が発症しないからなのである。これは日本民族の先祖伝来の知恵なので、絶対に守った方がいい。残り半分は母親が食事の際に食べてしまえばいいのだ。
お粥の上澄みだけといえども、良く噛んで食べるように仕向けていき、体になんの問題も起こらないようであるなら、徐々にお粥を濃くしていけばいいのだ。この徐々に濃くしていくのは、可能な限りゆっくりとするべきであって、絶対に早くしてしまわないことだ。穀物を食べるのに徐々になれさせていかないと、離乳食病の餌食になってしまうのだ。
幼児は離乳食を噛まずに飲み込んでしまう傾向があるので、必ず良く噛むように指導していくことだ。母親が離乳食を食べて、良く噛んでいる仕草を見せて、次に幼児に離乳食を与えていくのだ。こうすれば幼児は離乳食を良く噛んで食べるようになっていくのだ。この食習慣はいきなりできるものではないので、気長にゆっくりと教え込んでいくことである。
●母乳と離乳食の併用
離乳食と言うことは正式な食事ではないので、幼児が食事をするのは、夫婦が食事をし終えてからということになるのだ。離乳食も食事だからといって、同じテーブルについてしまうと、幼児は自分こそがご主人様であると勘違いしてしまい、離乳食で散々に困らせることになるのだ。
自然界では食事の順番というものは明確に決まっており、群れの中で一番強い者から食べていくのである。それゆえ家庭内では父親が最初に食べて、次に母親が食べて、幼児はその後なのである。この食事の順番を守らせると、幼児はその後に得体の知れない反抗期をしなくなるのだ。家庭内での序列が動物的感覚で解っているから、無意味な反抗をしなくて済むのだ。
両親が食事をしている風景を散々見せられた後なので、離乳食を与えると、きちんと食べてくれるようになるのだ。幼児の頭の中が食事モードになっているために、離乳食を与えれば、すぐさま食べることができるのである。母親としても、幼児が離乳食をきちんと食べてくれると、離乳食の苦労が激減するので、非常に有難いのだ。
離乳食は、いきなり離乳食というわけにはいかない。当分の間は母乳との併用である。理由は離乳食そのものが栄養バランスのいいものではいからだ。それと幼児の内臓が離乳食をきちんと消化吸収するようにはできておらず、母乳を与え続けることで、幼児の体に栄養不足が起こらないようにするのだ。
離乳食の時期になったら、いきなり離乳食にしなければならないと思い込んでいる新米ママたちも多いのだが、初期の離乳食は1日1回でいいのであり、他は母乳で済ませてしまえばいいのだ。離乳食を開始してから当分の間は、離乳食の訓練に充てることだ。時間をかけて、幼児に離乳食を教え込んでいけばいいのだ。
●ベビーフードは絶対に食べさせるな
新米ママは離乳食を不安だらけの中で行ってしまうために、遂々市販されているベビーフードに手を出してしまう。幼児にはベビーフードを絶対に食べさせてはならない。なぜなら、ベビーフードは食品添加物が大量に入っており、着実にビタミンやミネラルを奪ってしまい、幼児の内臓を疲労させてしまうからだ。食品添加物は幼児の体ではきちんと処理しきれないのだ。
ベビーフードの恐ろしさは、これを幼児に食べさせると、食べてしまうということなのである。恐らく味付けを試行錯誤して、幼児が最も好みそうな味付けにしてあるので、幼児はベビーフードを差し出されれば、食べてしまうのだ。しかし、その代償は非常に高くつく。幼児は成長過程にあるために、ベビーフードを食べると病気がちになってしまうし、何よりも脳が破壊されてしまい、高い知能を持てなくなるのだ。
折角、健康的な赤ちゃんを産んだのに、ベビーウードを食べさせたばっかりに、幼児の知能が遅れてしまい、すぐキレる幼児に変身してしまうのだ。幼児に得体の知れない病名をつけてしまって、「うちの子は病気なんだ!」と思いこむのではなく、とにかくベビーフードなんかを食べさせないことだ。自分が幼児の時に食べなかった物は、絶対に自分の子供にも食べさせないことだ。
ベビーフードには様々な栄養素が入っていて、一見、それが健康的に見えてしまうのだが、離乳食は栄養バランスが整っていなくてもいいのだ。あくまでも離乳させ、正式な食事をさせるために行っているのであって、まともな離乳食ほど栄養バランスが取れていないのである。足りない栄養は母乳で補っておけばいいのである。
離乳食では手古摺った経験を持つ母親たちが非常に多いのだが、これは離乳食の開始時期が余りにも早すぎることと、正しい離乳食を与えていないこと、更に食事の順番を守らせないことにあるのだ。幼児はどんなに可愛くても、まだまだ文明人ではいなのだ。自然界の動物として扱うべきなのである。この非情な遣り方こそが、実は幼児をきちんと育てることになるのである。
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コメント
余談ですけど、フランスに住んでいるフランス人ママたちは、みなベビーフードを多用しています。
フランス人は皆、知能が遅れて、すぐキレ、病気がちなんでしょうか??
こういう記事を書くなら、せめて日本だけでも、幅広い人たちから統計を取った上でおっしゃったらどうでしょうか?
離乳食の一つの考え方だとはおもうけど、断定的でおしつけがましいですね。
投稿: らん | 2010年3月16日 (火) 02時15分
らんさん、lコメント有難うございます!
俺の意見を疑うなら、乳癌の発症率の国際比較を、自分で調べてみて下さい。
その統計を見れば、俺が一体何を言っているのか解ると思います。
離乳食病は飽くまでも俺が癌研究の過程の中で発見したものです。
フランスの医者たちだって知らないし、フランス人の母親たちだって知っているわけがありませんよ。
無知だからこそ、哺乳期間の赤ちゃんにベビーフードを食べさせてしまうんです。
日本でもアレルギー疾患を持った子供たちは多いでしょ?
あれだってベビーフードが関係しているんですよ。
昔はこんなにアレルギーの子供たちなんていませんでしたよ。
日本の医者たちがアメリカ医学に洗脳されてしまったからこそ、赤ちゃんにミルクを与えたり、間違った離乳食を与えてしまうようになtって、それで子供たちが病気で苦しむことになっているんですよ。
投稿: タマティー | 2010年3月16日 (火) 06時42分
タマティー様、こんにちは!
だいぶ貧血の症状もましになってきています♪♪♪
今日は娘の離乳食について相談させて下さい。
実は、タマティー様の記事の通りにせず、スタンダードにお粥から始めたのですが、だいぶ食べてくれるので調子にのってたんです。
しかし、タマティー様の予告通り便秘になり、かなりの量がたまってしまってました……。
かなり心配したので、また仕切り直ししたくて、やっぱりタマティー様の記事通りにしようと思い、今日はイチゴをすって食べさせたのですが、すっぱい顔をして食べませんでした。
(>_<)
このまま、イチゴやりんごを慣れるまで食べさせ続けて良いんでしょうか?
また、お粥を食べさせる前から、味の強いもの(果物)を食べさせても良いんでしょうか?
すみませんが育児初心者のともぞうにアドバイスよろしくお願いします。
m(__)m
投稿: ともぞう | 2013年4月 4日 (木) 12時11分
ともぞうさん、イチゴは大人が食べても酸っぱいと思います。
まずはリンゴの摩り下ろしからでいいんじゃないの?
果物を食べない場合は、離乳食はまだまだってことですよ。
母乳で行きましょう。
お粥ってのは果物が食えるようになってからですよ。
投稿: タマティー | 2013年4月 5日 (金) 06時49分
タマティー様、いつも親切にありがとうございます。
m(__)m
しばらく、りんごと母乳で様子みてみます♪
貧血気味なのが辛いですが、頑張ります!!
p(^^)q
でも、会う先輩ママさんや助産師さんには離乳食早く進めないと…って指導されるので、人と会うのが嫌で引きこもり気味になり、気分も滅入ってしまいがちです……。
周りに離乳食遅らせてるママさんもいないし……。
でも、赤ちゃんの健康が一番だし、頑張らないと!!
タマティー様、これからもよろしくお願いします。
投稿: ともぞう | 2013年4月 5日 (金) 09時16分
こんにちはタマティーさん♪
乳毒でアドバイスいただいた、もこもこです。
あれから小規模の保育園が決まってしまいましたが、冷凍母乳と離乳食開始を一歳から、というお願いを受け入れてくれました。保育園なので二歳から離乳食とはいかず一歳からと妥協しましたが良い保育園です。各お子さんに合わせてメニューを作ってくれます。
それで、保育園では野菜汁1品から始めるのですが、家でも練習してきて下さいと言われりんご汁与える旨伝えると、生は危険で果糖が良くないからやめてください、と言われました…。食中毒や糖分を心配してくれています。でも毎朝りんご人参ジュースを飲んでいるので、それしか考えられないのですが、何か保育士さんを説得する材料はないでしょうか?練習で何を与えたか記録渡さなければならないのです(;_;)
お忙しい中恐縮ですがよろしくお願いします。
投稿: もこもこ | 2017年7月27日 (木) 14時29分
もこもこさん、野菜汁は他の物を作り、リンゴ人参ジュースの方は記載しないという、悪質極まりない方法を選んだ方がいいです。
保育園で突然死が起るのは、加熱した物ばっかりと与えてしまうからだと思います。
投稿: タマティー | 2017年7月28日 (金) 06時11分
タマティーさん♪
お返事ありがとうございます。
読んだ瞬間に笑ってしまいました(*^▽^*)
保育士さんを説得なんてムリですよね笑
記載しない、はい、そうします!
加熱した物ばかりも危ないんですね…、気をつけます。
ところで、私も鑑定を受けたいのですが、
試練受けることできますか。
よろしくお願いします。
投稿: もこもこ | 2017年7月28日 (金) 14時14分
もこもこさん、運命鑑定を受けるためには、「試練」をこなす事が必要なのですが、現在、試練は、
「なぜ人がギッチョになるのか?」
です。
できるかな~?
投稿: タマティー | 2017年7月29日 (土) 06時13分
タマティーさん♪
すごい難問です(;o;)
えーと…調べたら人類の1割しか左利きはいないのですね。世界的には、オバマ元大統領やビル・ゲイツも左利きだとか。
知的な人や芸術の才能がある人は左利きなような気がします。欧米人や男性にも左利きは多いですよね。私の知る左利きの人は頭が良かったし偶然にもみな男性でした。
なので、文明を発展させるために人はギッチョになる。
でしょうか?
投稿: もこもこ | 2017年7月29日 (土) 14時55分
もこもこ さん、ギッチョって、男性しかならない?
確かに、タマティーも知る限りでは、全員、男性ですよ。
あれ、これは実に不思議。
とにかく合格です。
それでは家族全員の名前と生年月日、結婚した年月日、それと占って欲しい事を書いて送って下さい。
投稿: タマティー | 2017年7月30日 (日) 06時48分