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子供は外に出して体を鍛えよ

●正式な食事が始まれば、正式な運動も始まる

 離乳食が終わり、正式な食事が食べられるようになれば、運動量も増えて来るということだ。正式な食事を食べているのに、幼児を外で遊ばせなければ、幼児はそのエネルギーを巧く使いこなせることができないのだ。幼児は体が小さいために、いつまでも乳児の気分でいると、とんでもない病気を引き起こしてくることもあるのだ。

 人間は体を動かせば、エネルギーを使い果たしてくれるので、空腹になる。空腹になると、お腹が鳴って「モリチン」という内臓を掃除してくれるホルモンを出し、内臓がそれによって掃除されるのだ。だから、空腹を感じる回数が多い人ほど、内臓が丈夫になるという不思議な現象が起こるのだ。

 幼児の成長を願って、幼児に大量の食事を与え、オヤツも大量に食べさせているのに、幼児を外で遊ばさせず、家の中でウロチョロしていたら、その幼児は肉体上の病気を負うことになるし、精神上の病気を負うことにもなってしまうのだ。空腹を感じず、内臓が掃除されないから、内臓が疲労しきってしまい、正常なパワーを発揮できなくなってしまうのだ。

 子供の健康的な成長を願うのなら、とにかく幼児を外に出して遊ばさせて、空腹にさせてしまうことだ。幼児が「お腹すいた」と言ってから、食事を作り出せばいいのだ。空腹になっていない幼児に食事を与える必要性はないのだ。お腹がすいてないにも拘わらず、食事を与えても、なかなか食べようとしないし、食べ物をオモチャのようにして遊ぶだけなのだ。お腹がすいていれば、ガツガツと食うものなのである。

 特に気をつけるべきは、母親の年齢が上がってしまい、体力が衰え始めた時に、育児をしなければならない時だ。幼児が外で遊び回っているのに、母親がそれについて行こうとしても、「ハァハァ」と息切れをして付いていけなくなり、その内に外で遊ぶのを控えるようになってしまうのだ。こういう場合は、母親自身が多少は断食をして体重を落とし、その一方で軽ジョギングや筋肉トレーニングをするとかして、体力をつけていくことだ。育児は最後には体力勝負になるということを決して忘れないことだ。

●肉体の成長

 幼児は正式な食事を以て肉体の成長を加速させていくことになる。乳児は満2歳までは免疫力をつけさせるために、肉体上の成長が遅いものなのだが、満2歳を過ぎると、自分で抗体を作り出せるようになるので、免疫力の問題がなくなって、肉体の成長に全力を投入できるようになるのだ。

 この時期からは肉体の成長を行うために、大量のカルシウムと大量の蛋白質が必要になってくる。この時期にカルシウムと蛋白質をしっかりと与えておき、外で遊ばせていると、幼児は骨太で体格のいい幼児になり、将来、長身で筋肉隆々たる大人になることができる。

 ところが、日本では長らく仏教戒律の影響を受け続けてきたために、カルシウムや蛋白質の取り方が巧くないのだ。日本の土壌は火山灰質なので、そのままにしていたら、充分なカルシウムが摂取できないのだ。だからこそ、日本の農民は農業を始める際は、外国の農業とは違って、土壌改良から着手せねばならないのである。それほどカルシウム分が少ない土壌なのである。

 和食には動物の骨からダシを取るという習慣がないのだ。中華料理が美味しいのは、「タン」と呼ばれる鶏を丸ごと使ってダシを取っているからなのである。そのため、味噌汁のダシを鰹節や煮干しで取るのもいいが、たまにはトリガラを使ってダシを取ることもやった方がいい。トリガラだけだと臭うので、ニンニクと生姜と長ネギを一緒に入れて煮込むことだ。このダシを溜め込んでおいて料理のたびに使えば、トリガラ風味の味噌汁の出来上がりだし、鍋物にも使えば鍋物が一層美味しくなる。

 日本人のカルシウム不足を解消させたのは、牛乳なのであるが、日本人は長らく牛乳を飲む習慣がなかったために、乳性蛋白質を分解できる酵素を持っていない人たちがおおいのだ。そのため、牛乳をそのまま飲ませるのではなく、ヨーグルトにして食べるしかないのだ。ヨーグルトは人間の食べ物の中で最長の滞留時間を誇るので、長らく小腸や大腸に滞留して、最高の確率でカルシウムを吸収させることができるのである。

 蛋白質といえば、「肉」という短絡的な発想をしてしまいがちだが、蛋白質はまずは植物性蛋白質を取り、次に魚を食べ、その上で肉を食べて行かないと、途端に体に異常が出て来てしまうのだ。自分の子供にしっかりとした筋肉をつけさせたいのなら、まずは木の実や豆類や落花生を大量に食べさせることだ。そして魚を食べさせ、それから肉なのだ。肉も筋肉や脂肪の場所だけを食べさせるのではなく、内臓を食べさせることだ。動物の肉は内臓にこそ、大量の栄養素が詰まっているのである。

 幼児の骨や筋肉を鍛えたいのなら、ジャンプさせたり、走らせたりすることだ。骨や筋肉に刺激を与えれば、幼児は自然と骨と筋肉を鍛えることができ、スクスクと成長していくことができるようになるのである。幼児を遊ばせると、自然とこのジャンプと走るというのを組み入れて来る遊びをし出すものだ。幼児の体の方が何をすれば健康になるかが解っているのだ。

●脳の成長

 肉体の成長があってこそ、脳の成長があるというものなのである。幼児の肉体を成長させずに、脳の成長を人為的に成長させようとすると、幼児は途端にバランスを崩してしまい、異常な行動を仕出かすというものだ。自分の子供が頭のいい子供になって欲しいということは解るが、知能だけを高めても、異常な子供ができるだけなのだ。

 幼児が最も知能を発達させることができるのは、実は親との会話なのである。親と会話をするからこそ、幼児の脳は刺激され、語彙が増えていくことになり、知能を高めていくことができるのである。それゆえ自分の子供の知能を上げたいのであるならば、まずは親子の会話量を増やしていくことだ。話し合えば話し合うほど、知能が高まっていくのだ。

 もう一つは、自分時間を大切にしてあげるということだ。絵本を読んだり、積み木をしたり、お人形さんごっこをしたりと、自分一人でできる遊びを充分にやらしておくと、物事を深く考察することができる子供に成長していくのだ。幼児に自分時間を与えずに育ててしまうと、非常に薄っぺらい子供になってしまうのである。

 そして脳の成長を決定づけるものは、外で遊ぶ回数が多かったか否かなのである。自宅の中にいればどうやっても情報が制限されてしまうので、外に連れ出して、大量の情報に晒させないと、脳が充分に発達してくれないのだ。幼児は外で遊べば遊ぶほど脳が刺激され、高い知能を持つ子供へと成長していくことができるのである。

 幼児を可愛過ぎる余りに、自分の子供に早期教育を受けさせる必要性なんてどこにもないのだ。いくら早期教育をやったとしても、それは幼児にとって健全な脳の成長ではないのだ。幼児の脳も少しは早期教育に対応することができるが、しかしそれは幼児にとって必要なものではないのだ。幼児の知能を高めたいのであるならば、とにかく遊ばせることだ。

●子供は遊びが仕事

 大人になってしまえば、仕事がメインになってしまうので、子供にとっての遊びの重要性が解らなくなってしまうのだ。遊ばすことが健全な成長に繋がるのである。外に出て遊ばせず自宅に籠りっきりになったり、親子で会話することもせずに早期教育をした所で、幼児は高い知能を獲得することはできないのである。

 新米ママなら自分が幼児の時のことなど忘れてしまっているのだから、幼児の遊びを一緒になって楽しんでしまうことだ。幼児というのは、とんでもない遊びをして、母親を笑わしてくれるものなのである。母親が自宅でニコニコしていれば、幼児はなんの不安を抱えることもなく、自由に遊ぶことができるので、幼児は知能を高めていくことができるのである。

 我が子に早期教育をしたがる母親というものは、それほど高い知能を持っていない母親たちなのだ。自分が若い時に何かしらの功績を打ち立てることができたのなら、我が子に早期教育をしようという発想は持つことがないものだ。子供の頃に塾通いをして偏差値の高い学校に進学してきたからこそ、自分の子供に早期から教育を施せば、高い知能を持てるだろうと思ってしまうのだ。

 しかし、幼児の成長は、幼児を充分に遊ばせ、空腹にさせ、美味しい料理を食べさせる。その上で親子の会話をし、一人遊びをさせておけば、自然と知能を高めていくことができるのである。無理をすることなく、自然に育てていくからこそ、幼児は肉体も脳も健全に成長することができるのである。

 自分の子供は思っているように、頭のいい子でも、体力のある子でもないのである。まだまだ馬鹿でアホで、弱弱しい体しか持っていないのだ。だからこそ、知能を高めていくことができるし、肉体も鍛えていくことができるのである。自分の子供を健全に成長させたたかったら、とにかく子供を外で遊ばせることだ。遊んでいれば、自然と成長していくことができるのである。

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コメント

タマティー様
最近三人の育児をしていて、体を動かす大切さに気づきました。寒くても、外遊びをした後は、子どもが、今までに見たこともない笑顔をみせてくれる事に気づきました。まだ二歳の子でさえ、「来て良かった」と言います。母親としても、本当に幸せな気分にしてもらってます。そこで、心配なんですが、今まで何でもっと外遊びさせなかったんだろう…と後悔してたんですが、これからもっと外遊びをさせたいです。これからでも遅くないでしょうか?四歳ではもう手遅れ?と心配です。

投稿: なす | 2015年4月 4日 (土) 06時49分

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