幼児の食事は炭水化物中心である。
●炭水化物を多くすれば、幼児は好き嫌いなく食べることができる
離乳食というと、炭水化物中心の食事になってしまう。「栄養的にこれでいいのかな?」と思っても、実はそれで構わないのだ。幼児は炭水化物を多く必要とし、炭水化物の多い離乳食だからこそ、好き嫌いなく食べることができるのである。幼児が余りにも好き嫌いを言うようであるならば、炭水化物の量が少なすぎるのだ。
人間の体は食事をしたら、まず先に炭水化物を消化し、炭水化物の消化が終わったら、脂肪や蛋白質の消化に移ってしまう。そのため、幼児に脂肪や蛋白質の多い食事を取らしてしまうと、エネルギーが余りにも多すぎることになり、しかもなかなかお腹がすかないようになってしまうのだ。それだからこそ、まだ空腹になっていないにも拘わらず食事を出されてしまうと、好き嫌いを言うことで食べるのを遅らせようとし出すのである。
離乳食は必ず炭水化物を6割を下回らないようにしておけば、幼児は好き嫌いを言うこともなく、ちゃんと離乳食を食べてくれるようになるのだ。幼児は必要であるなら、嘗て乳児の時に空腹になれば乳房にしゃぶりついたのと同じように、空腹になれば離乳食に食らいつくようになるのだ。それゆえ、離乳食をただ単に食べればいいというのではなく、幼児の態度や表情というのをきちんと見ておくようにすることだ。幼児が離乳食を食べている時に、テレビを見ていたり、台所の方に行っていては、大事な情報を掴み損ねてしまうからだ。
新米ママが30歳を過ぎている場合、自分の炭水化物の摂取量が減ってきてしまうために、自分の子供にもそれを適用してしまう危険性があるので要注意だ。人間は離乳食の開始から、19歳で成長期が終わるまでは、体だけでなく、脳も成長していくので、炭水化物中心の食事にした方が、健康になるものなのである。しかし、この炭水化物の肉体的成長が終わってしまえば、それほど必要としなくなるのだ。そのため、炭水化物の摂取量を減らしていくことになるのだ。だからといって、今まさに離乳食を迎えた幼児が、炭水化物を減らしていいわけがないのだ。
幼児は行動量が多くなってくるので、大量の炭水化物を必要とするのだ。特に女の子の場合、お喋りが更に炭水化物を消費してくるので、女の子といえども、かなりの炭水化物を摂取するようになるのだ。体も脳も炭水化物を必要としている真っ最中なので、離乳食は炭水化物中心で行くべきなのだ。
●果物をしっかりと食べさせる
離乳食を炭水化物中心にした場合、多くの新米ママたちが考えるのは、「お粥」なのであるが、白米のお粥ではビタミンやミネラルが決定的に不足してしまうことになる。白米のお粥を幼児に食べさせ続けると、風邪をひき易くなるし、近視になったり、他の幼児をイジメるようになるし、積極的に行動せず、知能が低く、手のかかる幼児へと間違った方向に成長して行ってしまうので、絶対に食べさせないことだ。
お粥にするなら、玄米と押麦で作るようにすることだ。この玄米と押麦のコンビだと、ビタミンとミネラルが足りるようになるし、しかも、押麦に含まれるグルテンが免疫力を活性化して、病気になりにくい幼児にしてくれるのだ。更に、グルテンは知能を高める効果があるので、離乳食の段階から押麦を食べさせていれば、知能の高い子供へと成長していくことになるのだ。
離乳食は何もお粥だけではないので、「果物」をきちんと食べさせるようにしておくことだ。果物のは酵素水分が大量に含まれているので、果物を食べさせると、幼児は殆ど病気しなくなるのだ。乳児の頃から病気で悩まされていたというのなら、離乳食の開始以降は果物を食べさせることで、病気と無縁の幼児に育てあげてしまうことだ。
但し、どの果物も体を冷やす効果を持っているので、日が暮れたら果物を食べさせないことだ。日が暮れてから幼児に果物を食べさせてしまうと、お腹が冷えてしまい、それを切っ掛けに病気になってしまうからだ。果物は気温の温かい日中に食べさせることである。そうすれば、果物が害が殆どなくなるのだ。
人間は本来「果実食動物」なので、幼児の段階からしっかりと果物を食べさせておかないと、味覚が異常になってしまうのだ。果物を食べない幼児ほど、味付けが濃い物が欲しくなり、微妙な味の変化が解らなKなってしまうのだ。人間の味覚は12歳までに決定してしまうので、幼児の段階から果物をきちんと食べさせておくことだ。そうすれば健康的な味付けを好むようになり、病気しにくくなるのだ。味付けの濃い料理を食べ続けていれば、遅かれ早かれ病気になっていくものなのである。
●栄養バランスは年齢によって異なる
人間の体の姿は赤ちゃんの時から基本的には変わっていないので、乳児が幼児になっても、食事は大人と一緒で構わなだろうと思ってしまいがちだ。しかし、実はそうではなく、栄養バランスは年齢によって異なるのだ。年齢によって必要とする物が違ってくるのである。
幼児は行動量も多いいし、心身共に成長しているので、炭水化物が多目に必要となる。そのために、その成長を補うために、蛋白質の必要量はなんと大人の2倍になるのだ。幼児の体が小さいから蛋白質の摂取量の多さに気付かないが、離乳食が終わり、通常の食事になっていくと、幼児は肉が非常に大好きで、大量に食べまくるものなのである。これは幼児としては非常に正しい行動を取っているのである。それだけ体が蛋白質を要求しているのだ。
離乳食の段階では肉を出すべきではないので、植物性蛋白質を使っていくしかない。「豆類」「木の実」といった物を砕いて食べ易いようにしておくことだ。植物性蛋白質を多目に食べさせると、幼児の体にしっかりとした筋肉が付き始めるようになるのだ。そのしっかとした体格があるからこそ、脳に充分な血液を送ることができるようになり、知能を高めていくことができるようになるのである。
体がそれだけ成長しているということは、大量のカルシウムを必要とするということなので、カルシウムの摂取量を徐々に増やしていくことだ。離乳食の前期はお粥に「海苔」を入れて、カルシウムを摂取させていけばいい。離乳食の後期にはヨーグルトを食べさせていけばいい。ヨーグルトは腸内で最も滞留時間が長くなるので、最も多くのカルシウムを摂取することが可能になるのだ。
離乳食を食べさせ始めてから、風邪をひくようになったら、それは明らかに野菜不足である。人間の体は大量のビタミンを必要としているので、野菜がどうしても必要なのである。そのため離乳食の段階で野菜を徐々に使っていき、野菜嫌いの子供にさせないようにすることだ。野菜を美味しいと思うのは、歳を取ってからの話であって、幼児の段階では母親に食べさせて貰わなければ、食べなくなってしまうものなのだ。
●楽しみながら食事をしてしまう
幼児にきちんとした離乳食を作ればいいと考えるのではなく、幼児が離乳食を美味しく食べて貰えるという環境も大事なのだ。料理そのものは所詮「2割」程度であり、残りの「8割」は環境が決めてしまうものなのだ。食事中にテレビをつけていたり、無言で食事をしているのなら、いかに美味しい料理を作っても、台無しになってしまうものなのである。
幼児に離乳食を与える時は、家族で一緒に食事をすることだ。ワイワイガヤガヤと賑やかに食事をしていれば、幼児もそれに釣られて離乳食を食べてしまうものなのである。夫婦が食事をしながら会話していると、幼児はその会話の内容が解らなくても、この場は楽しい場所なんだなということだけが理解できるものなのだ。
幼児は食べ物を零すことに関しては常習犯なので、テーブルの上には食器以外の物を置かないことだ。調味料は幼児から最も離れた所に置くのがベストである。幼児が食べ物を零しても、決して怒らないことだ。零して当たり前、汚して当たり前なのだ。いきなり礼儀正しい食事ができるわけがないのだ。幼児は時間をかけてゆっくりと食事の仕方を学んでいくのである。
幼児が余りにも好き嫌いをいうということは、その食事の風景になんらかの問題があるということなのである。両親の食事の仕方に問題があるからこそ、幼児は好き嫌いを発しているということもあるのだ。そういう時は、改めるべき所を探し出し、改善してしまうことだ。但し、ただ単に我儘を言っている場合もあるので、その時は問答無用で離乳食を食べて貰うことだ。
新米ママが自分の子供に離乳食を食べさせる時には、自分が幼児の頃になんの離乳食を食べさせて貰ったかなど忘れているものだ。そのため、自分の子供に対して必要以上の力を出してしまい、無理矢理に離乳食を食べさせようとしてしまうのだ。離乳食で困った時は、育児本を読むよりも、自分の実家に帰って、自分の母親に離乳食をどのように食べさせたか聞いてみることだ。自分の母親から離乳食のことを教えて貰うと、離乳食の作り方や食べさせ方が急激に巧くなっていくものなのだ。
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コメント
タマティーさま
いつも本当にコメントありがとうございます。
そうなんですよね。私の心の受け取り方でいくらでも物事が変わっていくんですよね。ありがとうございました。
タマティーさまのお母様もいろいろと苦労されたんですね。タマティーさまはお母様を本当に尊敬されているんですね。私も息子にそう思われるようにがんばります。
離乳食ですが、ちょうど始めたくらいでタイムリーです。友達の子は6カ月過ぎた時点で母乳を医者からミルクを足すようにと言われて、折角、母乳だったのにミルク+離乳食で赤ちゃんがアトピーになったり、よく体の調子を壊していました。
うちの子はおかゆとみそ汁ぐらいしか食べさせていませんでしたので、本日のレシピを参考にさせていただきます。昨日で7カ月になりましたことですしね。
昨日の夜に起きてしまったのは、最近、息子が頭をかきむしるようになりまして、発端は頭を蚊に喰われたせいだったのですが、最近はどうやら不快なことがあるとかきむしるみたいで、それがまだおっぱいとかおむつ濡れたの区別がないので、昨日はおっぱいあげたのにまだかきむしっていたので、おむつを替えたら機嫌が良くなってすやすや寝てしまいました。彼なりのベビーサインなのでしょう。
また、上の歯と下の歯で歯ぎしりをするようになってネットで調べたり、本当に、毎日が想定外のことが起こり、新米ママにとってなかなか落ち着きません。でも毎日が楽しいです。
生姜湯飲んでみます。ありがとうございました。
投稿: ゆきねこ | 2009年9月10日 (木) 09時07分
「ゆきねこ」さん、赤ちゃんが歯ぎしりをしたり、頭を掻きむしったりするのは、スオトレスを抱え込んでいるということですよ。
多分、離乳食の開始時期が早すぎることと、オムツをきつく締めているということじゃないかな?
生後7ヵ月ならまだまだ母乳で充分なので、離乳食はいらないですよ。医者にはとやかく言われるだろけど、「自分は母乳育児です」と言いきってしまえば、医者はそれ以上文句を言ってこないですよ。
離乳食の開始時期が早いと、どうしても離乳食病に罹る危険性が出て来ますからね。
離乳食は満2歳を過ぎてからで、充分ですよ。
後、赤ちゃんも体が大きくなってきているので、オムツを昔の感覚で締めていると、赤ちゃんにとってはきついもんですよ。
夜寝る時は、赤ちゃんのオムツをウンチが零れない程度に緩くしてあげて、腰を締め付けないことです。
それとともに、日中にハイハイを充分にさせて、足腰を鍛えさせていくことですよ。
これだけ季節はすっかり秋になってしまったので、外に出かけてハイハイさせて、伸び伸びと育てていけばいいんです。
それと、心の受け取り方って、物凄く大事ですからね。
人生、生きて行けば、様々な嫌なことに出会いますよ。
その時に、その嫌なことを苦しみに思ってしまうと、「一切皆苦」になってしまいますからね。そうなれば、自分の人生に苦しみしかやってこなくなりますよ。
そうではなく、何か嫌なことが遭った時に、これは自分を成長させてくれるチャンスなんだと思ってしまうことですよ。そうすれば、その嫌なことが苦しみにならずに、楽しいことになってしまうんです。
例えば、旦那さんがキツイ言葉を言ってきたのなら、その言葉にカチンと来てしまうのではなく、「自分が夫を立ていないんだな」とか「自分が夫の苦労を労っていないんだな」とか思ってしまい、自分の行動を改善していけばいいんですよ。旦那さんがキツイ言葉を言ってくれない限り、自分の悪い行動は絶対に改めないもんですよ。
相手を否定するのではなく、肯定してあげる。欠点を見つけ出すのではなく、長所を褒めてあげるようにすることです。
投稿: タマティー | 2009年9月11日 (金) 06時13分
タマティー様
2回目のメールさせてもらっています、まちゅみです。
今子供が1歳になり離乳食でアレルギーを出してしまったので、またタマティーさんのブログで勉強させてもらっています。
やはり、離乳食早すぎました。焦らずにすれば良かったと、反省しています。
元気に成長してますが、かわいそうなことをしたなと思ってます。
色々相談したいことがあるのですが、家族の運命鑑定してもらえないでしょうか。前回もしてもらいましたがお願いしたいです!
旦那が田舎に引越して帰ってきても、なかなか仕事が決まらないこと。
赤ちゃんが田舎に帰ってくるのを望んでいたと、タマティーさんの返事が前回ありましたが、また都会に出て生活もありかなぁと考えたり悩んでます。
田舎は、仕事の数が少ない為。
旦那さんは、独立向きだと言ってもらえましたが、なかなか資格もないですし。
難しいでしょうかね。
あと私の体調面でこの1ヶ月、手、顔がピリピリしびれる感があり、病院で相談しましたが貧血でもなく、神経内科に行けと医者に言われました。行く気はないので薬を飲まずに治したいです。
子供がまだ小さいし授乳中なので、色々心配で。どうしたらよくなるんでしょうか。
すみません。アドバイス下さい。気持ちが楽になりたいです
再びよろしくお願いします
投稿: まちゅみ | 2016年9月 4日 (日) 04時17分
まちゅみさん、「離乳食病」はこのブログで初めて公表した病名なので、これが解っていると離乳食が引き起こす様々な病気を回避する事が出来ます。

それなのに、知っていながら~。
運命鑑定を受けるためには「試練」が必要なのですが、現在の試練は、
「東野圭吾の『さまよう刃』を読んで、自分の意見を言いなさい」
です。
できるかな~?
投稿: タマティー | 2016年9月 4日 (日) 06時24分