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本物の父親になるための試練

●まずは背中で子供たちを導け

 妻が不思議な体験をすることによって「本物の母親」になれたのなら、夫も同じように不思議な体験をすることによって「本物の父親」になれるのかというと、夫は妻よりも遥かに遅れて、そういう体験をすることによって本物の父親になっていく。夫が本物の父親になるのは、妻よりも遥かに遅いのだ。ただ、妻が本物の母親になってくれれば、夫も本物の父親になることができる。

 なぜ、夫婦でこんなにも格差が生じてしまうのかというと、それは育児に費やした時間が、夫と妻では全然違うからだ。妻は育児に専念している以上、毎日四六時中子供と接していたわけであるが、夫はその間、仕事に出かけており、自宅にいる時にしか子供に接することができなかったのだ。そのため、父親らしくなるのも遅いし、本物の父親になるのも遅いのだ。

 夫がやるべきことは、妻のように育児に専念するのではなく、まずは仕事をして養育費を稼ぎ出すことなのである。仕事が順調に行っていれば、自然と父親になっていくものなのである。稼ぎが悪いのに、育児に手を出しているようであるなら、それは妻の負担を軽減するものであっても、いずれ夫婦で深刻な事態に陥ってしまい、下手をすれば離婚になってしまう危険性だってあるのだ。

 夫が子供にすべきことは、妻のように育児で手を出すことなのではなく、子供たちを背中で導くことなのである。夫が仕事に精を出していれば、子供たちはその姿を見て自然と真似をし出すものなのである。父親の真似をするのは、男の子も女の子も同じだ。子供であるなら、父親の靴を穿いたり、父親の仕草を真似したり、父親の仕事の手伝いをし出すものなのだ。

 父親が真面目に働いている限り、育児でそうトラブルが発生することはないのである。大事なことは、自分の仕事が子供たちに話してもいいような内容の仕事であることだ。子供たちに話せないような後ろめたい仕事をしていると、子供たちは敏感に察知して、得体の知れないグレ方をしてくるものなのである。

●子供に或る程度までレールを敷くのは当たり前のこと

 子供は或る時期、うるさいくらいに父親に纏わりつく時期がある。まず、女の子の場合、上位自我がしっかりと入って来ると、「将来、パパのお嫁さんになる!」と言い出す時期が来るので、こういう時期には娘とは疑似結婚をきちんと行っておくことだ。娘と遊んだり、お風呂に一緒に入った入り、一緒のベッドで寝たりして、娘の結婚願望をしっかりと満たしてあげることだ。これをきちんとしておけば、娘の心の中に父性愛が蓄積され、父親に対して素直に服従するようになるのだ。娘には、「お父さんは常にお前のことを守っている」という姿勢を見せ続けることだ。

 娘に対して息子の成長は遅いものだ。息子はいつも母親とべったりなので、自分で自分のことをし出すのが遅いのだ。それでも成長して来ると、父親の所にやってくることになる。そういう時は息子と男同士の会話をしたり、男同士で遊んだりすることだ。男の子は女の子よりも遥かに頭が悪いので、少し遊んだり話をするだけで満足してしまうのだ。男の子の場合、父性愛の蓄積は女の子よりもスピードが速いものなのだ。

 父親が子供にすべき最も重要なことは、子供に或る程度までレールを敷いてしまうことだ。教育費を出すのは、基本的に父親なのである。子供がどう育つかということに対しては父親の意見を通すべきなのである。小学校や中学校や高校や大学がどのようになっているかは、子供よりも父親の方が良く知っているものなのである。だったら、子供に任せないで、父親が決定してしまった方がいいのだ。

 例えば、自分が農業をやっているのに、通常の大学に行かせることはないのだ。もしも大学に行かせるなら、農業を専門とする大学にすべきなのである。自分が商売をやっているなら、早い段階で商売を教え込んでしまうことだ。間違っても商売をさせるために、大学の経済学部に行かせることはないのだ。子供をピアニストやヴァイオリニストにしたいのなら、子供が自発的に仕出すまで待つべきではないのだ。3歳辺りから教え込んでしまうべきなのである。

 子供がどう進むかは、父親が決めてしまうべきなのだ。何もかも子供の自由に任せてはならないのだ。その後、その路線が子供にあっているなら、そのまま進めればいいし、その子供が嫌というなら変更させてあげればいいのだ。そのようにすれば、息子が男になって行く時に迷わずに済むし、娘が女になって行く時に迷わずに済むのだ。

●突然に父親を本物の父親にしてくれる男性が現れて来る

 父親に不思議な経験が起こるのは、子供が小学生になった頃なのである。或る日突然に子育ての仕方の間違いを指摘してくる男性が現れて来るのだ。飽くまでも子育ての仕方の間違いであって、育児の仕方の間違いを指摘されるわけではないのだ。父親が本物の父親になってくるのは、子育ての時期なのである。

 多くの父親は子育てに失敗してしまうのは、子育ての計画を何も持っていないからなのである。そういう父親は傍から見れば丸っきり幼稚で、精神レベルが非常に低いものなのだ。だから、子供たちが大きくなってきているのに、父親が成長していないもんだから、子供たちが迷走し始め、おかしな方向に進んで行ってしまうのである。

 子供を健全に育てたいのなら、子供の教育を学校にすべて任せてはならないということなのである。休日に自宅で子供に教えるべきことを教え込んでおくことだ。宗教書や歴史書を読み聞かせて、父親と子供たちが議論を交わすことで、子供たちの精神的な成長を促すべきなのである。自宅で商売をしているなら、その仕事を手伝わせるべきなのである。そして、お稽古事や塾や予備校が必要なら行かせるべきなのである。

 妻に3人以上の子供を産ませ、自分がきちんと仕事で働いているなら、そういう男性と巡り合う確率は非常に高くなるのだ。夫の場合、妻と違って、仕事関係で人との出会いが多いので、その出会い通じて、自分の子育ての仕方の間違いを指摘してくれる人が現れて来て、それを境に本物の父親になっていくのだ。

 夫が本物の父親に変わる時、急激に変わって行くものだ。その間違いは早くに修正しなければならないものなので、悩んでいる暇などはないのだ。子供は中学生になれば親に反抗し出してくるので、その時期では遅すぎるのだ。時間は限られているのだ。だからこそ、素早く変わって行くのだ。

●父親は組織の中に入らない限り、本物の父親にはなれない

 人間は群生動物であるが、その中でも男性は基本的に「組織的動物」だ。狩猟をするために組織を組まざるを得ない以上、現在、狩猟をしなくなっても、組織を組みたがるのだ。これに対して女性は狩猟をせず、採集や家事や育児を営んで来たので、せいぜいネットワークのような軽い付き合いで人間関係を形成して行くのである。

 だから、夫が「男には男の付き合いってもんがあるんだよ」と言って、何かと小遣いを要求してくる際に、妻がケチってしまうと、夫は男の付き合いができなくなり、組織に入ることができなくなってしまうのだ。組織に入ることをせず、一匹狼のような生き方をしてしまうと、夫は本物の父親になるための出会いがなくなってしまうのだ。男という動物は、個人主義では本物の父親になれないのだ。

 男性には女人禁制の男性だけの組織というものがどうしても必要なのだ。これがなければ男は男になれないし、父親になれないし、本物の父親になることもできないのだ。男女平等によって男女は平等だと思っていると、男が男でなくなってしまうのだ。女性から見ればなよなよした男性で、見た瞬間に気持ち悪いと思ってしまうような男性になってしまうのだ。男性をこういう男性にしてしまったのは、女性たちが男女平等を叫んだからなのである。

 もしも夫が本物の父親になってくれなければ、子供たちは歪んだ形で育って行くことだろう。息子だったらグレてしまうし、シンナーや麻薬に手を出して来ることだろう。娘なら異性関係が異常になってしまい、いつも男女交際が短期間しか続かず、下手をすれば売春をし出すことになってしまうのだ。子供たちは父親に思い残してあることがあるからこそ、間違った道を進んでしまい、父親ではない男性からそれを埋めて貰おうとしているのだ。

 自分の父親が立派な父親なら、子供たちは道を間違うことなく成長して行き、男女とも早くから仕事で頭角を現わして来ることになるし、時期が来れば結婚し、たくさんの子供を産むようになるのだ。自分の子供たちが自分と同じように3人以上産めば、自分は父親としては最低限の義務を果たせたのだなと思った方がいい。子供が大きくなって、結婚もせず、結婚したとしても子供が出来ず、産んだとしても1人や2人なら、自分は父親として最低限の義務を果たせなかったのだなと思った方がいい。自分がどのような子育てをしたかの結果は、子供が大きくなってから、きちんと現れて来るものなのである。子育てをしている時は、心を引き締めて育てて行くべきなのである。

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