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結婚に於ける悪の効用

●いつの世も善人は少なし、悪人は多し

 いつの世も善人は少ないが、悪人は多い。世間の人々に称賛されるような善人は滅多に出て来ないが、世間の人々に衝撃を与える悪人は続出して来る。人の物を盗むのは悪いと解っているのに、盗人の出現は跡を絶たない。人を殺すことは悪いと解っているのに、殺人犯は確実に出現して来る。

 なぜ、こうなってしまうのかといえば、人間はそもそも悪事に走る傾向を持っているからなのだ。人間は放置しておけば、善行を成すどころか、悪事に走るものなのである。人間の善行は人間の訓練の賜物であって、勝手にそうするものではないのだ。だからこそ、宗教や道徳や憲法や法律といったものが必要となるのだ。もしも人間が生まれながらにして善人であるなら、そのような物は要らない筈だ。これらの物があること自体、人間は性悪説に立脚する動物であるということを証明しているようなものなのだ。

 結婚に於いても、善行を成す夫婦より、悪事を成す夫婦の方が多い。、結婚しているのだから、きちんと夫婦で愛し合えばいいものを、互いに悪口を言い合い、憎しみ合い、殴り合い、殺し合おうとする。馬鹿の一つ覚えの如く、「愛こそすべて」だなんて言っていると、確実に結婚は最悪の物と化して来る。人々が愛を叫べば叫ぶほど、その望む愛とは正反対に、離婚率が増加して行くものなのである。

 結婚したら、自分が絶対に正しく、相手が絶対に悪いなどという考えは、絶対に持たないことだ。この手の考えを持つ夫婦はいくらでもいるものだが、自分が絶対に正しいと思い込んでしまえば、相手が絶対に悪くなるのは当然のことなのだ。結婚しているにも拘わらず、相手が悪事を仕出かすというのなら、自分も相当な悪事を仕出かしているものなのである。

 結婚は決して裁判ではないのだ。結婚で発生した事件は、裁判で扱うことができないものなのである。たとえ自分は正しいと言っている妻の肩を持ち、悪のレッテルを張られた夫を裁いても、それで事件が解決できる訳ではないからだ。寧ろ事実は逆で、そういうことをしてしまったら、結婚はより問題を発生させてしまい、崩壊して行くことになるのである。

●「善人の受難」「悪人の栄え」

 夫婦で問題が発生した場合、自分は絶対に正しいと言って来る奴が、一番悪いのである。そういう人に限って、自分を善人の立場に置いてしまうために、「悪の力」を巧く使っていないからなのである。結婚を維持して行くためには、「善の力」を使うだけでなく、「悪の力」をも使って行くべきなのである。

 「悪の力」というものは、「善の力」に比べれば、遥かにエネルギーがでかい物なのである。人を産み育て一人前の大人にするためには大変な労力を必要とするものなのである。しかし、その大人になった人間を憎んで殺そうとすれば、一瞬でできてしまうものなのである。「悪の力」とは「善の力」よりも遥かに強烈なのである。

 結婚でも自分が善人面して、善の力ばかり使っていたら、パワー不足になってしまい、結婚が巧く機能しなくなるのは当然のことなのだ。だから、自分たちは善人と思い込んでいる夫婦ほど、出世ができず、貧乏で、夫婦間でトラブルが発生した時は、どうしようもなkなってしまい、結婚を破滅させてしまうことになるのである。

 勿論、「悪の力」を使うことは危険だし、「悪の力」を使い続けてれば、人相が悪くなってしまうものである。警察沙汰にならないヤクザがいないように、人相のいい凶悪犯罪者がいないように、「悪の力」を使い過ぎてしまうことは、絶対にやるべきではないのだ。悪の力を使うべき時に、少しだけ悪の力を使えばいいのだ。

 この世には「無実の罪」で裁かれてしまう受刑者もいるのである。なぜそのような冤罪事件に巻き込まれたかたといえば、自分が謙虚にならず、自分は正しいと思い込んで、悪の力を使って来ない人生を歩んできたからこそ、冤罪を食らってしまうのである。「悪の力」を使う術を覚えていなければ、自分に不当な状況に追い込まれた時に、そこから脱出することはできなくなってしまうのだ

●心を鬼にして、悪の力を使うべき時は、絶対に使う

 例えば、自分たち夫婦が貧乏で、狭いアパートに住んでいて、その貧乏に耐え忍ぶというのも生き方の一つであるが、自分たちが貧乏であることを憎み、夫の尻を叩いて、貧乏から脱出して行くということも生き方の一つなのだ。勿論、稼ぎの少ない夫に嗾ければ、夫は反撃してくるし、暴行を食らう危険性も高まって来る。しかし、貧乏から脱出したいのなら、自分の心を鬼にして、悪の力を使わざるを得ないのである。

 現在の生活が貧乏で、最早、生活を維持するだけの収入がないにも拘わらず、「少欲知足」をモットーにした所で、貧乏から抜け出すことは永遠にできないのである。自分たち夫婦が貧乏なのに、善人面などすべきではないのである。どんなに仲のいい夫婦でもお金がなくなってしまえば、途端にトラブルが続出して来るものなのである。

 子育てに於いても、子供が悪事を仕出かしたのなら、子供の悪事を上回るほどの「悪の力」を使って、子供を叱りつけなければならないのだ。もしも、子供が悪事を働いても、「お前は実は良い子なんだよ」と諭していたら、その子供は将来確実に不良少年になってくることだろう。子供が悪事を働いたら、母親が問答無用で叱りつけるからこそ、子供は「これは悪いことなんだ」と解り、その後の人生で悪事を仕出かさなくなるのである。

 凶悪犯罪者の母親という者は、決して悪い母親ではないのだ。寧ろ、良い母親に属しているような女性で、我が子を可愛がり過ぎたたために、善悪の判断をしっかりと教えてこなかったのである。凶悪犯罪者が子供の頃に、母親からきちんと叱られていたのなら、小さな悪事の段階で、悪事をやめていた筈である。それがなかったからこそ、凶悪犯罪を起こし、警察に逮捕されるまで、自分を悪の暴走から止めることができなかったのである。

 昔、不良少女であった女性は別として、大方の既婚女性たちは、悪に慣れていないために、「悪の力」を正しく使うことがなかなかできないものだ。自分はただ貧乏はもう嫌だと思っているからこそ、夫を嗾けているのに、夫の逆鱗に触れてしまったり、子供の悪事をただ単に叱りつけたのに、その叱り方が拙くて、子供に嫌われてしまったりとかするものなのである。だからこそ、普段は「善の力」を使いつつも、時には「悪の力」を使って、その力の使い方を習得して行かなければならないのだ。

●この世で生きて行くためには強くあらねばならない

 この世には、自分を善人に置きたがる人々は多いし、正義を振り翳そうとすることに拍手喝采を贈るものだ。しかし、善人が多ければ多いほど、世の中は窮屈なものになっていくし、正義を振り翳せば、その正義のために犠牲に成って来る人々が出て来るものなのである。いくら善人を多くした所で、いかに正義を振り翳した所で、この世は決して良くならないことに早く気付くべきなのである。

 人間は弱い生き物なのである。人間は弱いからこそ、強く生きるようにしていかなければならないのだ。強く生きるために、「善の力」を使ったり、「悪の力」を使って、この世の中でしぶとく生きて行くことができるのである。いつまでも自分を社会的弱者に置きながら、幸せな人生など歩める筈がないのだ。

 母親が子供に本当に教えなければならないことは、人間は弱い動物であることを認めさせ、だからこそ強く生きて行かねばならないことを教えてあげるべきなのである。今は無力であっても、一生懸命に努力して立身出世して行くべきであって、自分が成功者になっても傲慢にならず日々精進し、万が一、刑務所に収監されても正々堂々として生き抜くことを教えてあげるべきなのである。

 夫に対しても、平凡な人生で一生を終えてしまうのではなく、競争相手を押しのけてでも、立身出世して活躍するべきなのである。いくら家族に対して「良い父親」であっても、職場ではウダツの上がらない人であっては、家族は経済的に悲惨なものになってしまうのである。夫の善行のために、妻子が不幸になってしまう事態は絶対に避けるべきなのである。

 この世で本当に素晴らしい母親というのは、意外とドスが効いているものなのえある。「自分の夫や子供たちに何か仕出かしたら、必ず報復措置を取るわよ」という姿勢を絶対に崩さない母親なのである。自然界に生きている動物は、どの母親も強く生きているものなのである。それなのに人間だけが善人面し、弱弱しく生きているのである。しかし、そういう生き方では夫や子供たちを守ることができないのだ。折角、結婚で創り出すことのできた幸せをも守ることができなくなってしまうのだ。

 母親たちよ、自分を社会的弱者などと思わずに、強く逞しく生きて行こう! 自分が強ければ、夫や子供たちを守ることができるし、結婚で生み出すことができた幸せをも守ることができるのである。この世がいくら平和だからといって、強くなることを忘れては、自分たちの家族も、幸せも、そして自分の人生すら守ることができなくなるのだ。幸せは強く生きている者にしか守り通すことはできないのものなのである。

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