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父親だけが息子に仕事の意味を教えることができる

●母親には理解不能な「父親と息子の関係」

 女性なら他人と仲良くしたいのなら、お喋りすることで人間関係を深めて行く。これは結婚しても変わらないし、出産しても変わらないことだろう。、母親は子供たちと人間関係を良好にしたいのなら、息子や娘と話し合えばいいと思っている。それを行うからこそ、親子の関係は良好に保たれるのだ。

 しかし、自分の目の前に有り得ない人間関係を形成して来る男性二人がいる。それが父親と息子の二人である。まず、父親と息子は話し合うことが殆どない。それなのに、釣りやキャッチボールを一緒にやって、大して会話することなく「面白かった」と言って来るのだ。母親にとっては夫も息子も単体なら愛すべき対象であっても、二人が一緒になると不気味な関係を作っているなと思ってしまうのだ。

 なぜ、こんなことが起こるのか? それは男女では脳が違うからなのでる。男性の脳は女性の脳よりも大きいために、夫は仕事で大量に脳を使ってしまうし、息子は勉強や遊びで最大限に脳を使ってしまい、家庭では脳を使うのが限られてしまうのだ。女性たちは脳が小さいために、男性のように仕事で全力を尽くすことなんてして来ないし、勉強や遊びも余力を残して行うし、家庭の中でも脳を巧く使うことで、和気藹藹なものとさせようとするのである。

 しかも、女性の脳は男性の脳より小さいのに、お喋りをする分野だけは異常に発達していて、この分野を使うからこそ脳はきちんと使われたと思うし、もし女性がお喋りをしなければどうやっても欲求不満を抱え込んでしまうことになるのだ。これは夫婦で会話がなくなってしまった時、夫は平気でいるのに、妻は離婚を考えるほど深刻な状況になってしまうのは、このためなのである。

 乳幼児の段階でも脳の違いは出ているものなのだが、小学生になればその脳の違いが如実に現れて来る。その男女の脳の違いをきちんと受け止めることだ。平等イデオロギーに取りつかれて、男女の脳は同じで、行動も同じだろうと思ったら大間違いなのである。脳の違いは行動の違いとなって現れて来て、異性から見れば不可解な行動でも、それはその異性たちにとっては合理的な行動であることもあるのだ。

●父親は背中で息子に教える

 男性の心身は狩猟をするように出来上がっている。人類が文明状態に入り、都市住民は千年以上に亘って狩猟をしなくなったとしても、男性の心身はなんら変化を遂げず、狩猟をする心身になっているのだ。男性が狩猟をする場合、男性だけでチームを組んで、組織戦を行うことで狩猟を展開して行く。組織戦を行う以上、誰が指導者で誰が部下かは明確になっているので、それを如何なることがあっても崩してはならないのだ。

 父親と息子といえども、狩猟をするチームを形成しており、父親が指導者で、息子は部下なのである。父親がすべきことは、この狩猟を成功させることであり、息子がすべきことは父親に絶対服従することなのである。父親と息子に或る程度の会話は必要だが、それ以上に必要なのは、親子で行動することであり、獲物を捕えて来ることなのである。例えば、父親と息子が一緒に釣りに出かけ、大した会話をしていないにも拘わらず、魚が大量に取れたら、満面の笑みを浮かべて帰宅して来るのは、狩猟本能を満たしたからなのである。

 父親は息子に或る程度のことを教えても構わないが、必要以上のことを教えないことだ。息子にあれこれ教えてしまえば、息子の自発性が破壊されてしまうからだ。息子に必要なのは試行錯誤であって、何度も失敗するからこそ、狩猟が上達して来るのである。いきなり成功させてしまうのではなく、適度に失敗させて、その失敗を通じて上達させていくべきなのである。

 よく、「父親は背中で息子に物を教える」という。こんなこと、母親にとっては理解不能な遣り方であろう。物を教えたいのなら、口を使って教えればいいのではないかと思ってしまうが、実際にやらしてみると、どうやっても巧く行かないのだ。娘だったら、母親とお喋りしながら、家事の仕方を学んでいくことだろう。しかし、息子は父親と余り会話をせずに、父親の背中姿を見ることで、仕事の仕方を覚えてしまい、実際に仕事をやらしてみると、娘とは比較にならないくらい、凄まじい能力を発揮して来るのである。

 勿論、息子も父親と会話をしなくせに、母親と会話をすることで、多少なりとも情報収集して来る。「お父さんは一体どんな仕事をしているの?」「お父さんの帰りはいつなの?」と単発的な質問を母親にぶつけて来て、父親の情報を探るのだ。その際、母親がきちんと答えてあげないと、息子は本当に何も情報を持てなくなってしまい、そのために、有り得ないようなグレ方をしてくるのだ。父親が息子と余り会話しないからこそ、母親はその中間に立って、父親と息子の仲を取り持ってあげなければらないのだ。

●父親がやっている仕事に無駄なものは一つもない

 ところが、多くの母親たちは、父親と息子が会話しない状況を利用して、息子に父親の悪口を言って来てしまうのである。子育てに於いて、母親が絶対にやっていけばいことは、息子の前で父親の悪口を言うことなのである。父親と息子は会話が少なくても、指導者と部下の関係を築いており、その指導者の権威が傷つけられてしまうと、組織戦を行えなくなり、息子は自分の進むべき道を見失ってしまうのだ。

 大方の母親たちが夫に不満を抱いてしまうのは、「会話不足」か「収入不足」である。会話が少ないのなら、日々なんでもいいから会話をすることである。妻が夫に喋りまくるのではなく、夫の話を聞いてあげるべきなのである。男女の場合、女性の方が言語能力は達者なので、夫婦という二人しかいない状況では、妻の方が一方的に喋りまくることになってしまうのだ。だから、妻は自分の喋りたいことを控えて、夫に話させる機会を与えてあげればいいのだ。その後、妻が喋るようにすればいいのだ。

 収入不足に関しては、家計を見直せばいいのだ。収入を1つにしてしまうのではなく、複数用意しておくことだ。夫が労働することによって得られる所得収入と、夫婦の資産を運用して得られる資産収入の2つを、最低でも持っておくことだ。子供たちがいるというのに、いつまでも所得収入に頼って生活していたら、誰がどうやっても貧しくなってしまうものなのだ。

 資産収入を増やして行くためにも、貯金を行う習慣をきちんと身につけておくことだ。所得収入の2割は何がなんでも貯金に回してしまい、資産を着実に増やして行けばいいのだ。資産がないからこそ、いつまでも経っても家計が安定しないのであって、或る一定規模の資産が形成されれば、夫の所得収入がどのような金額であっても、家計は安定して来るものなのである。

 世の中には、世間的に見て評価されない仕事もあるものである。しかし、職業に貴賎はないのだ。如何なる仕事であっても、それが必要であるからこそ存在しているのであって、それはそれで尊い仕事なのである。夫が世間的に見て評価されない仕事に就いている場合、絶対にその職業の悪口を言わないことだ。如何なる父親の仕事も、その仕事によって家族の生活費が得られるなら、無駄なものではないのだ。家族のために必要だからこそ、やっているのである。母親が父親の仕事に文句を言っていれば、父親は何も反論して来なくても、息子はカンカンになって怒り、思春期になると恐ろしいまでの反抗を母親に対してやってくるものなのである

●父親が仕事を楽しんでいれば、息子は自分にとって最善の仕事を遣り始めるもの

 仕事の意味というものは、父親だけが息子に教えられるものなのである。母親ではこの役目は無理なのである。両親が揃っている家庭で育つと息子に一本筋が通った人物になるが、母子家庭に育ってしまうと、たとえ仕事で成功できたとしても、一本筋の通っていない人物になってしまうのは、このためなのである。母子家庭で育ったのなら、社会に出た後、自分の父親代わりになってくれる年上の男性と巡り会って、そこで仕事の意味を教えて貰うしかないのである。

 男性にとって、仕事をすることは、家族を養うために必要な行為なのである。それと同時に、「世のため」「人のため」「お国のため」に働くことで、より多くの人々に奉仕し貢献することで、幸せにして行くことができるから、全身全霊を尽くしてでも行うのである。幾ら年収の金額が高いからといって、家族を養うためだけに働いていては、父親としてだけではなく、男として失格なのである。男なら家族を養って当たり前なのだ。家族を養って、それ以上のことをするからこそ、男は男たり得、父親は父親たり得るのである。

 父親は息子が小学生になった時、どうやって子育てをすればいいか解らないものだ。子育てを巧く行いたいなら、子育てに全力を注ぐのではなく、仕事に全力を注ぐことだ。父親自身が仕事を楽しむことなのである。お金に囚われるのではなく、お客様を幸せにすることに生き甲斐を見出すべきなのである。

 父親が仕事を楽しんでいれば、自然と子育ては巧く行き、いずれ息子は自分にとって最善の仕事を見つけ出し、それを遣り始めるものなのである。その時、息子は自分勝手に仕事を行うのではなく、父親の物真似をしているのではないかと思うくらいに、父親が仕事をしている姿を瓜二つの仕事の仕方をしてくるのだ。その父親がどのようなものであったかは、息子の働く姿を見れば一目瞭然となってしまうのである。

 現在、農家は後継者不足に悩んでいる。それは父親たちが自分の仕事を楽しみ、お客様を幸せにすることを忘れてしまったからなのである。何かあれば政府に頼り、補助金を要求し、挙句の果てには所得補償までして貰うようになってしまったのである。政府に頼る余りに、独立自尊の気概が失われ、農作業を苦痛に感じ、お客様を幸せにすることなど、完全に忘れてしまっているのだ。農家の年収は1000万円を平気で超えるのである。しかも食費はタダのようなものであって、可処分所得はサラリーマンとは比較にならないほど多いのである。それでも農家の息子たちが父親の職業を継がないというのは、その父親に問題があるからなのである。化学肥料や農薬を大量に使い、危険な農作物を平気で作っていれば、如何なる息子でも農業に対して自信を持てなくなるのは当たり前のことなのである。 

 父親の仕事が息子に最大の影響を与えるものなのである。父親が息子をきちんと育てたいのなら、まずは仕事に精を出し、全力を尽くして、仕事を楽しみ、お客様を幸せにして行くことだ。幾ら大儲けをした所で、息子に言えないような疚しいことをしていては、いずれ息子は感づいてしまい、父親に対して凄まじい反抗をして来るものなのだ。父親は自分のやっている仕事が、必ず家庭の中で現れて来るものなのである。

 息子をきちんと育てたいのなら、地道に真面目に働くことだ。自分の仕事が誰から評価されなくても、息子はきちんと見ているものなのである。そして息子が大きくなった時、きちんと父親の志を継承して、立派な男に成長して来るのである。息子が成長の過程で間違った道を歩むのなら、その息子だけが間違っているのではなく、その父親自身も間違った生き方をしているのである。その誤りを改めない限り、息子はどうやっても正しい道を歩むことはないのだ。

 だから、繁栄して行く家族というものは、益々繁栄して行く。父親が立派な仕事の仕方をしていると、息子たちも立派な仕事の仕方をし始め、収入を多く増やして行く。その息子たちも結婚して子孫を増やして行くのだから、父親の子孫たちが稼ぎ上げる年収は莫大なものに成って行くのである。父親の生き様がきちんと子孫たちに継承されていけば、この世がどのような状況になったとしても、その子孫たちは必ず真面目に働いて、きちんとして成果を作り出して行くのである。

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コメント

はじめましてタマティ様

素晴らしい内容の記事にいつも感激してます。
突然ですみません。
私は母子家庭で育ちました(2歳頃父は病死)
結婚生活を重ねるほど自分に何か足りないものを感じるようになったのです。

主人との関係、義父母との関係、息子との関係・・・

父親からの愛情を受けずに成長するとはどういう事なのでしょう・・・

是非アドバイスをお願いできますでしょうか・・・

投稿: sayaoto | 2012年11月 9日 (金) 14時29分

sayaotoさん、多分それは「父性愛」の不足だと思います。

父性愛は「絶対価値の愛」ですので、これがないと自分にとって本当に価値あるものを見つけることができません。
それで何か物足りないと感じてしまうのでしょう。

母子家庭に育った場合、精神レベルよりも物質レベルの方が高くなってしまいます。
物質レベルが高いので、お金に困ることはありません。
それに歌が巧くなったり、お喋りになったりします。

だから母子家庭に生まれ育った女性は、とにかく結婚する前に働いてお金を稼ぐべきなんです。
結婚後も、自分の財運を活かして家計を豊かにしていくことです。

気をつけるべきは、会話でして、会話は得意なくせに、内容の濃い会話ができないわけです。
精神レベルが低いために。
それで些細なことで怒ってしまったり、逆に相手から敬遠されるわけです。

まずママともとかと女同士の会話をきちんとしておくことです。
これに関してはsayaotoさんは巧いと思います。
問題は夫婦間の会話でして、これは自分が聞き役に回って、相手に話させるようにすることです。
これをやると段々と質の高い会話ができるようになります。


happy01

投稿: タマティー | 2012年11月10日 (土) 06時51分

タマティ様、お忙しい中アドバイスをありがとうございます。

やはりそうでしたか・・・。
常に自信がないし、情緒不安定を感じてます。

「父性愛」の不足、価値あるものを見つけることができない・・・

んんん・・・。それは例えば自分のやりたい事が見つけられないとか、結婚相手を間違えるとかですか?

1人で居ても数人で居ても団体で居ても、ふっと不安になってしまうんです。
心がいつも落ち着かない感じです。

確かに主人とは内容の濃い会話ができないかも。
主人はとにかくよく喋る、喋る、喋る人です。
あまりに話しが長いのでイライラしてしまいます。
それと根本的に考え方が違うような感じです。

私もたいがいですが、主人の性格も相当変かと思ってましたが、
それも私の精神レベルの低さからでしょうか・・・。

物質レベルが高いので、お金に困ることはない・・・

あれれ?この20年以上借金まみれです。
でも不思議とピンチを何度も乗り越えてきましたが・・・。


タマティ様の仰る通り、聞き役に回って(ちなみに私はお喋りな方ではないのですが)精神レベルが上がるよう努力してみます。

ありがとうございました。
また、お願い致します。

投稿: sayaoto | 2012年11月10日 (土) 14時47分

sayaotoさん、忘れてました。crying
セックスはちゃんとやっている?
大事だからね。
夫婦関係を維持するためには。
女性は出産すると一時的に性欲が落ちるので、「やる時には一生懸命にやる!」ってことをしておかないと、性欲が溜まって悶々ということになります。


育児をすれば解ることですが、母親は自分の子供だけでなく、他の子供にも愛情を注ごうとします。
なぜなら母性愛が出ているからです。
それに対して父親は基本的に自分の子供にしか愛情を注ぎません。
なぜなら父性愛が出ているからです。

特に女の子の場合、幼児の時に父親を大好きになる時期があり、「将来、パパと結婚する~!」とか言い出します。
この擬似結婚が非常に大事で、これを経験していると、将来大きくなって自分に自信を持てるようになるんです。

「自分には価値がある!」

ということが解ったからです。
しかし当の本人はこの時期のことを記憶していません。
4歳前後の記憶の消去が起こるために、全く覚えていないんです。

とは言いつつも、世の中には全部両親が揃っている家庭ばかりではないので、それで宗教というものが必要になり、「神様」から父性愛なり、母性愛を頂くというわけになるんです。

投稿: タマティー | 2012年11月11日 (日) 08時22分

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