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浅田真央の涙 ~限りなく金メダルから遠い銀メダル~

●仕事そっちのけ

 トリノ大会のようにオリンピック中継を深夜にやられるのも困るが、バンク-バー大会のように日中にやられるのも困る。フィギュアスケートの場合、ナマで見ないと、その緊張感や感動をきちんと味わえないので、ただ結果だけを見てもなんにも面白くないのだ。そこで俺は午前11時30分までに仕事を全て終えてしまい、それ以降はフギュアスケートの中継に釘付けですよ。

 俺はオリンピックが始まる1ヵ月前にフィギュアの結果を予想していたのだが、予想通り、1位キム・ヨナ、2位浅田真央、3位ジョアニー・ロシェットになった。自分の予想が当たったために嬉しいのだが、その反面、やはり浅田真央が金メダルを取れなかったのは悔しい。浅田真央の涙に俺も目をうるうるさせていました。

 ただ、日本選手全員が8位以内に入ってくれたので、俺が最低限の義務としていたものはクリアしてくれたのだ。中継を見ている時は、安藤美姫が3位に入ってくれるのではないかと思っていたが、ジョアニー・ロシェットがやってくれました。逆転されましたよ。しかも最後には長洲未来にまで逆転されたので、安藤美姫は5位ですよ。失望させられたのは鈴木明子で、もっと巧い演技をしてくれるかなと思ったら、ミスが目立ってしまった。

 日本のテレビ局の人々は浅田真央の肩を満ち過ぎで、「審査がおかしいんじゃないか?」といっている所もあるけど、今回の試合ではキム・ヨナの演技は抜群だった。たとえ浅田真央がジャンプをミスしていなくても、浅田真央はやはり銀メダルだったことだろう。今回の銀メダルは、限りなく金メダルから遠い銀メダルなのだ。今回の銀メダルのは80%くらい銅が混じっている銀メダルなのだ。

 どうしてこうなってしまったのかというと、浅田真央がノーミスで滑ろうとしたからなのである。フィギュアスケートの場合、ノーミスは無理なんだ。ミスは誰にでも起こるものなのである。ノーミスを目指すのではなく、ミスを最小限にして、ミスをした場合、巧くリカバーすることができれば、非常にいい演技ができるのである。キム・ヨナはノーミスを目指さなかったからこそ、余裕を持って滑っていたのである。これが金メダリストと銀メダリストの決定的な差なのである。

●タラソワコーチの基本的な考え方は間違っていない

 今回、日本では浅田真央への過度の期待があったために、浅田真央のコーチだったタチアナ・タラソワへの批判が起こるのではないかと危惧して、このコーチ問題に触れておく。結論から言うと、タラソワコーチの基本的な考え方は間違っていないのである。正しいのである。タラソワコーチは技術点と芸術点の両方を上げれば、金メダルが取れると考えたのだが、キム・ヨナだって技術点と芸術点の両方が高いのである。

 では、一体どこが問題だったのか?

①選曲

 まずは、選曲自体に問題があったのである。浅田真央がフリーで使用したのは、ラフマニノフの『鐘』なのだが、この重たく荘厳な曲は選手を引っ張ってくれないのである。しかもそこに技を大量に盛り込んでしまったために、浅田真央は息つく暇がなく、それが本番でのミスに繋がったのだ。

 しかも、カナダのような植民地国家は総じて文化レベルが低いので、こういう芸術性の高い物を見せても、観客は理解できないのである。キム・ヨナがショートで『007』の曲を使ったが、文化レベルの低い国民に対しては、あの程度の物で充分なのである。日本や西ヨーロッパは歴史があり、文化レベルが高いが、だからといってカナダもそうだと思うべきではないのである。現地に行ってみれば解るが、文化の欠片など1つもないのである。それが植民地国家の現実であるのだ。

 更に追い討ちをかけるのが、カナダは基本的に反ロシアの国家なのであるということである。世界地図で見てみると、カナダとロシアは国境を接していないように思えるが、地球儀で見てみると、カナダとロシアは北極で国境を接しており、カナダは反ロシアを国策として取らない限り、国を滅ぼされてしまうという緊張感が常に存在しているのである。それなのにカナダ人相手にロシアの音楽を流せば、評価が低くなるのは当然のことなのである。

②指導方法

 次に上げる問題点は、タラソワコーチの指導方法である。タラソワコーチは椅子に座り、選手に滑らせ、口頭で指導するという遣り方を取るのだが、フィギュアスケートの技術がここまで向上した現在に於いて、椅子に座って指導する時代はもう終わったのである、コーチ自らリンクに立って指導しないと、微妙な所をきちんと修正できないのである。

 キム・ヨナの方は、コーチがリンクに立って、指導を受けていたので、ジャンプにしても、スピンにしても、ステップにしても、加点が付き易いのである。日本のマスコミはどうしてキム・ヨナだけにこんなに加点がつくのだと批判していたが、これは指導方法が違うために、技の出来栄えがキム・ヨナの方が断然いいのである。解り易く言うなら、浅田真央の技は洗練されていないのである。

③得点のテクニック

 第三にあげるべきは、得点のテクニックだろう。今回、浅田真央がフリーで失敗しなかった場合、それでもキム・ヨナのフリ-には勝てなかっただろう。恐らく観客の方は浅田真央の出来の方に拍手を贈ったと思うが、実際には得点の方はキム・ヨナが上になってしまうのだ。これはキム・ヨナの方が得点のテクニックを最大限に生かして、点を取りに行ったからである。

 俺が期待していたのは、実はこの状態で、この結果なら浅田真央が銀メダルを取っても、金メダルとなんら変わらない価値を持てると思っていたのだが、浅田真央が失敗してしまったために、そうはならなかった。今後、日本選手たちが如何に巧く得点のテクニックを駆使して行くのかが、最大の課題であろう。

●筋肉量が命運を分ける

 フィギュアスケートを日本選手権や五輪でしか見ない人たちは、「どうしてフィギュアスケートの選手たちはあれほど練習しているのに、本番ではミスしてしまうのだろう?」と疑問に思ってしまうが、これには人間の筋肉が深く関係している。人間の短期的な集中力は、実は3分間しか持たない。そのため、ショートでは2分50秒なので問題が起こらないが、フリーだと4分30秒なので問題が起こって来るのである。浅田真央は常々「ショートではミスが許されない」と言っているが、これはシ非常に正しく、ョートでミスをするような選手は問題外なのである。

 人間の筋肉の集中力は3分間しか持たないのに、フリーでは4分30秒の演技を行うのだから、選手は筋トレをやって、筋肉量を地道に増やして行くしかないのだ。今回のメダリストで一番筋肉量が少なかったのは浅田真央なのであって、筋肉量の少なさが金メダルが取れない原因の1つになっているのだ。

 3位を取ったジョアニー・ロシェットは、女子フィギュアの選手の中で最も筋肉量があるので、俺はこの体を見て、必ず3位になると予想して来たのである。これだけの筋肉量があれば、試合中は集中力を保て、しかも転倒しにくいのである。転倒さえしなければ大幅な原点を受けないのだから、他の選手たちがミスしてくれれば、自然と成績が上昇して行くことになるのである。

 スポーツ選手が筋肉をつける場合、自分が勝手にやってしまうと、効果的に筋肉をつけることができない。練習や試合で筋肉を使っているために、専門家から適正な指導を受けないと、筋肉がちゃんと付かないのだ。専門家から指導を受けずに、自分勝手に筋トレをやってしまうと、筋肉量が増えず、逆に堅い筋肉を作ってしまい、それが怪我に繋がる危険性を高めてしまうのである。

 筋トレをやれば筋肉がつくのではなく、食事も筋肉が付き易い食事に変えて行かなければならない。まずは白米を食べるのをやめさせ、小麦に変えることだ。小麦には植物性蛋白質が含まれているので、筋肉が付き易いのである。それと木の実や豆類を大量に食べて、植物性蛋白質をしっかりと取ることだ。その上で鶏肉や牛肉を食べて動物性蛋白質をしっかりと取って行くことだ。

 嘗て浅田真央の肉付きが問題視されてしまい、姉の舞が肉食を控えて、野菜を食べるように指導していたが、これはとんでもない間違いなのである。運動してない人が肉を大量に食べれば問題が出て来るが、あれほど運動をしていれば肉を好むのは当たり前であって、それで何か問題が起こるのではないのだ。肉を食っても筋肉に変わるのだから、どんどん食べさせるべきだったのである。

 筋肉量を増やすために欠かせないが睡眠である。筋肉をつけるということは、既存の細胞を壊して、細胞を増やすという作業をしているので、当然に睡眠時間をたっぷりと取って、体にその修復作業をさせてあげないと、良質な筋肉を作ることができないのだ。スポーツ選手なら7時間30分睡眠は絶対に厳守であって、それだけたっぷりと睡眠時間を取るからこそ、良質な筋肉がつくのである。日本のスポーツ選手たちは睡眠の効用を知らないために、平気で夜更かしをして来るので、だから良質な筋肉をつけることができないのである。特に20歳になる前までに、しっかりと睡眠時間を確保しておくと、その後の人生で良質な筋肉を維持し続けることができるようになるのである。

●日本、韓国、アメリカ、ロシアの4強時代へ

 今回のバンクーバー五輪でキム・ヨナが優勝したことで、韓国のフィギュアスケートが活気づいて来るのは当然に起こりうることである。韓国は日本にとって厄介な敵なのである。バレーボールにしてもサッカーにしても隣国に手強い強敵がいたからこそ、日本のバレーボールもサッカーも低迷しているのである。日本は韓国のフィギュアスケートに関する情報収集をしっかと行い、日本より優れているものがあるなら、どんどん日本も採用して行くべきだろう。

 アメリカには長洲未来とレイチェル・フラットがいるために、次のソチ五輪ではメダルを獲得して来ることだろう。特に今回の五輪では長洲未来の演技は非常に素晴らしかったので、この勢いで行くとソチ大会では確実にメダルを取って来ることだろう。アメリカは人口が日本の2倍以上で、しかも今でも人口増加をし続けているので、人材は幾らでも出て来るのである。

 次回はロシアが五輪の開催国となるので、ソチ大会ではロシアは必ず金メダルを取りに来る。そのために大量の資金を投入して来ることだろう。ロシアは女子フィギュアだけ金メダルを取っていないので、金メダルを取ることは悲願なのである。現在、ロシアの女子フィギュアは低迷しているが、今後は急上昇して来ることだう。

 日本は3選手が全員8位以内に入賞したからといって喜んではいられないのだ。ソチ大会で出られる選手は浅田真央だけであり、安藤美姫も鈴木明子も次回の大会には出ることはないだろう。出たとしてもメダルを取れることはない。今の内からソチ大会でメダルを取れる体制を作っておくことが必要なのである。

①新しい人材の育成

 まず新しい人材を育成しておくことだ。小さい頃から基礎を叩き込まない限り、大きく成長させていくことは不可能なのである。小学校を卒業するまでに、全ての技を正確に習得させないと、それ以降に於いて、芸術性を高めて行くことができないのだ。この点に関してはロシアは非常に優れており、まだまだ日本は学ぶべきなのである。

 10代の選手たちにはしっかりとした食事指導をしておくことだ。食事を疎かにしているからこそ、拒食症になったり、靭帯を断絶したりするのである。リンクの上で体を冷やしているというのに、清涼飲料水を飲んだり、アイスクリームを食べたりするのは、言語道断なのである。

②観客の質の向上

 国際試合では国家と国家の激突なので、愛国心をしっかりと持っていないと、スポーツを本当に楽しめないのである。どの選手も所属する国家でその国民性が出て来るものであって、しかも試合が白熱した際には、愛国心の強い選手が競り勝つものなのである。そのため観客にも正しい愛国心を持っていないと、自国の選手だからといって勝てもしない選手を持ちあげてみたり、外国の選手に熱狂的な声援を送ったりして、スポーツの楽しみを大いに損ねてしまうのだ。

 観客のレベルが上がらない限り、フィギュアを楽しめないものなのだ。例えばフィギュアの試合で「日本チャチャチャッ!」などという声援は絶対に必要ない。そういうことをされると選手の緊張感がほどけてしまうのだ。また、自国の選手より巧い選手がいたなら、それをきちん評価してあげることだ。そいうことをしていると、自国の選手がいい演技をした時に、きちんと評価をして貰えるようになるのだ。

 それと審査結果がどうであろうと、絶対にブーイングをしないことだ。審査員たちは審査基準があって、それに基づいて審査をしているのであって、それを素人の人たちがとやかく言うできではないのだ。問題があるなら、連盟の方が改善策を施すものなのである。日本の観客が素晴らしいのは結果に対してブーイングをしないことなので、今後も自分たちの美徳をしっかりと保ち続けることだ。

③マスコミの正常化

 今回の五輪で酷かったのは、日本のマスコミの報道である。日本の選手のレベルはそれほど高くないのに、金メダル確実という報道をしまくり、捏造報道と看做してもいいくらいに、報道の自由を乱用し続けたのだ。特にテレビ朝日が一番ひどかった。今後、テレビ朝日にはフィギュアスケートの放映権を与えないことである。それが日本のフィギュアがメダルを取り続けるためには絶対に必要なことなのである。

 これらの課題をクリアしていけば、次回のソチ大会でもメダルを取ることができることだろう。これは俺の直感ではあるが、浅田真央は幾らオリンピックに出ても、金メダルを取れないと思う。なぜだか解らないけど、そんな気がする。浅田真央は銀メダルとか銅メダルを取り続けてしまう選手なのだろうと思う。

 今回の銀メダル獲得で浅田真央フィーバーは長らく続くだろうが、浅田真央の路線は今回でもう終わりなのであって、今後、新たな選手に着目して、その選手に機会を与えて成長させていかないと、今後の五輪で金メダルを取ることはできないと思う。勇気を出して、浅田真央がやっていることを全面否定して来る若い選手が出てくれば、その選手が金メダルを取ることになるであろう。

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