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独立自尊の精神と幸せな結婚生活

●独立自尊の精神なくして、まともな結婚生活は絶対に存在しない

 結婚に於いて、育児に於いて、子育てに於いて、絶対的に重要なものが、「独立自尊の精神」である。独立自尊の精神があれば、どのような夫婦でもやっていけるのであり、独立自尊の精神がなければ、如何なる夫婦でもまともな結婚生活を維持できなくなる。それほど独立自尊の精神は結婚生活に於いて絶対的な重要性を有するのである。

 結婚するということは、自分の親から独立するということなのである。それゆえ、自立が未だに終わらない人は絶対に結婚しようとしない。自立を完成させ、もう親から離れて行く決意を固めたからこそ、結婚することで独立して行くのである。もしも結婚したというのに独立の意思が貧弱であれば、子供を意図的に作らなかったり、赤ちゃんを産んでも育児放棄をしてしまう、非道な親になってしまうのだ。

 普通、人間が自立して行く際は、経済的に自立して行かない限り、精神的な自立をきちんと果たすことができない。自分で働いてみて、自分が欲しいと思う給料に達しないと、なかなか精神的に自立できず、いつまでも親離れできなくなってしまうものなのである。ところが、人間が独立して行く時は、自立して行く時とはパターンが逆で、先に精神的な独立を果たした後に、経済的な独立を果たして行く。経済的な独立というのは、所得収入に依存して生活するのではなく、資産収入を確保し、資産を雪達磨方式で拡大して行くような経済スタイルを取ることなのである。

 そのため、夫婦が所得収入を全て消費に回してしまうと、いつまで経っても経済的に独立できないことになる。そうなれば独立自尊の精神が蝕まれて行き、いずれ完全に破壊され切ってしまうものなのである。結婚しているからこそ、家計簿をしっかりとつけて、地道に貯金して行き、その貯金を投資物件に回して行き、資産収入を増やして行かねばならないのである。しかもその資産収入を生活費に使ってしまうのではなく、再投資に向けることで、資産を爆発的に増やして行かねばならないのである。

 大方の夫婦は、結婚当初は貧乏から始まるものだ。しかし、家計の遣り繰りがきちんとなされていれば、資産は確実に増えて行くのである。結婚しているというのに、資産を蓄積していないようであるなら、夫婦の独立自尊の精神は破壊されてしまい、結婚しているのに結婚が崩壊してしまう状態になってしまうのだ。夫婦が深刻な危機に陥ってしまうのは、その殆どが経済的理由からなのである。資産を溜め込んでいくということをしていないから、些細な不況のために離婚せざるを得なくなってしまうのである。

●自分たち夫婦がきちんと独立し、子供たちを独立させていくこと

 自分たち夫婦が結婚したのなら、夫の両親や妻の両親から絶対に経済援助を受けないことだ。新婚当初は物入りになるし、赤ちゃんを産めば一時的に出費は嵩むし、子供が私立学校に進学すれば、教育費にお金がかかるものだ。しかし、幾ら自分たち夫婦が経済的に苦しいからといって親から経済援助を受けてしまえば、自分たち夫婦の経済的独立が破壊されてしまい、結局は精神的な独立も破壊されてしまうのだ。よく日本では「3代目が家を潰す」と言われるが、自分の親が祖父母から経済援助を受けて家計を運営していたら、そういう両親のもとで育った子供には独立自尊の精神など全くなくなるものなのであって、そうなればその子供が一族の財産を全て蕩尽してしまい、破産に導いてしまうのである。

 我が子をきちんと独立させたいのであるなら、自分たち夫婦がきちんと独立しておくことだ。出産祝いやお年玉という形ではなく、自分たち夫婦に親から経済援助を受けてしまえば、確かに家計は一時的に楽になることだろう。しかし、その代償が自分たち夫婦はいつまで経っても経済的独立ができないことであって、更には精神的な独立まで破壊されてしまうことなのである。自分たち家族の独立を維持したいのであるなら、幾ら貧乏したとしても、親からの経済援助はきっぱりと断ることだ。親から経済援助を受けなければ、自然と家計がシビアになって、徐々にではあるが資産が蓄積されて行くのである。

 夫の収入が幾らいいからといって、夫婦で共働きしているからといって、所得収入だけで目一杯暮らすことは絶対に避けることだ。所得収入の2割を天引きして貯金してしまい、その貯金を積極的に投資して行くことだ。その投資も「株式」「不動産」「債権」の3つに分けて、資産の安全な活用を図ることだ。そして投資で幾ら利益を得たとしても、その利益を消費に回さず、資産に再投資し、資産を無限に拡大させていくことだ。資産収入が所得収入の金額を上回ると、資産収入は爆発的に増え始めるので、それまでじっくりと我慢しながら投資を続けて行くことだ。

 子供というのは放置しておくと、経済的に全く無能となってしまう。お小遣いを幾ら渡しても、全て使い切ってしまうという恐ろしいまでの浪費癖を発揮し始めるのだ。親が子供にその浪費癖を放置しておくからこそ、子供は大人になってもその浪費癖が治らないのだ。それゆえ、お小遣いを無闇にやらないことだ。小遣いは家事などの労働をした上で与え、お小遣いを与えても、小遣い帳をつけさせて、小遣いの使い方を習得させることだ。たとえお小遣いであっても、天引き貯金を行わせ、お小遣いの2割ずつを貯金させていく習慣を身につけさせることだ。

 子供には小学生の頃からビジネスごっこでもさせて、お金儲けの仕方をきちんと教え込んでおくことだ。我が子に金儲けの仕方を教えない親は、我が子を泥棒に育て上げているようなものなのである。農家の子供は親から農業の仕方を教えて貰うし、漁師の子供は親から漁の仕方を教えて貰うものだ。それなのに都市部で暮らしている子供たちは、親から何も教えて貰わないために、お金が必要になる年頃に差し掛かると、万引きなどの犯罪に手を染め、それ徐々にエスカレートして行き、最後には殺人事件まで引き起こして来るのだ。殺人犯というのはその殺人の仕方はどれもが違っていても、自分の親から金儲けの仕方を教えて貰わずに育ったということでは、皆同じなのだ。

 子供たちが就職し、家を出たのなら、原則としてお金を与えないことだ。子供にお金を与えないことは、我が子に経済的自立を促すのに最善の選択肢なのである。若い時は月収が少ないくせに、生活費はしっかりとかかって来るために、その貧しい生活の中で、質素倹約を身につけて来ることになるのだ。若者に経済的自立をさせたいのなら、自分の所得以上の金額で生活を営まないことなのである。どんなに所得が少なくても、天引き貯金をして、地道に資産を蓄えて行けば、それがその者の資本となって、経済的独立を簡単に成し遂げることができるようになるのだ。

 子供たちが結婚したら、経済援助を絶対にしないことだ。自分たちが結婚して結婚当初はお金がかかるというのが解っているからこそ、遂々経済援助をしたくなる気持ちは解る。しかし、そのようなことをやってしまうと、我が子は永遠に経済的独立ができなくなってしまい、いつまでも親に依存するような事態になってしまうのだ。我が子が如何に貧しくても、親であるなら経済援助を与えないからこそ、我が子は経済的独立を果たして来るのである。

●政府の介入の阻止

 夫婦の独立自尊の精神にとって最も危険なのは、政府が家族に介入して来ることである。政府というのは巨大な行政権力を持っているために、政府が家族に介入すれば、全ての夫婦から独立自尊の精神が破壊されてしまうのだ。しかも、それは政府が自らの権限を乱用してそうなったのではなく、国民が選挙で家族への社会保障を望むことによって、政府が暴走し始め、社会保障を充実させるといいながら、全ての家族を破壊してしまう結果に終わるのである。

 確かに夫婦が赤ちゃんを産めば、出産費用や育児費用で出費は嵩むし、母親は育児のために働きに行けないし、かといって夫はまだ若いので所得は少ないものだ。そういう状況に置かれても、自分たち夫婦に独立自尊の精神があれば、自分たち夫婦が力を合わして乗り切って行こうとするものだが、結婚したのに精神的な独立を果たしておらず、未だに親離れしていないと、選挙の際に政治家たちに育児支援や子育て支援を頼み込み、それをマニフェストに掲げた政党に所属する立候補者に投票してしまうのだ。

 しかし、その代償は非常に高くつく。なぜなら、その夫婦は家計が最も苦しい時に政府の経済援助を受けてしまったために、生活を質素にさせ、その中でも天引き貯金を行い、資産を増やして行くという努力を怠ってしまうことになるからだ。言わば、経済的独立が永遠にできなくなったということであり、そのような夫婦であるなら、今後、終生貧乏で居続けるものなのである。

 余計な社会保障は、国民を貧乏のドン底に叩き落とすだけなのである。未だ嘗て、政府が貧困の撲滅を目指して社会保障を幾ら行っても、国民の貧困を撲滅できた例は1つもないのだ。夫婦の貧困を撲滅しようとして幾ら社会保障を充実させても、夫婦はより貧困に成り、政府も国家財政を破綻させてしまうものなのである。

 その夫婦の貧困を撲滅できるのは、その夫婦だけなのである。どんなに貧しくても政府の介入を阻止し、自分たち夫婦の独立を守り抜くことだ。自分たち夫婦がしっかりと独立自尊の精神を持っていれば、いずれ貧困は撲滅され、裕福に成って行くものなのである。他人から経済援助を受けて億万長者になった者がいないと同様、政府から経済援助を受けて億万長者になれる夫婦という者はいないものなのだ。自分たち夫婦が豊かな暮らしをしたいのなら、家族に社会保障を充実させようとする政治家を選挙のたびに反対票を投じて、社会保障を縮小して行こうとする政治家に賛成票を投じることだ。政府が社会保障をしなければ、その分、支出が減るので、税金を安くすることで、国民にその恩恵を還元することができるようになるのである。税金が高いからこそ、貧困層が増えて行くのであって、税金が安くなれば、それだけ民間経済に充分なお金が回るので、裕福に成る者が続出して来るものなのである。

●独立自尊の精神を継承させていく

 親が育児や子育てを通じて、我が子に絶対的に継承させて行かねばならないものは、それは「独立自尊の精神」である。自分がどんなに貧乏であっても、どんなに悲惨な状況下でも独立し続ける気概を持たせる。それだからこそ、我が子はどくに行っても一流の人材として活躍できるようになるし、運命の出会いを果たせば優れた配偶者と結ばれ、新たな家族を形成して行くことであろう。

 この独立自尊の精神は、「相続の原理」によって親から子へと継承されていくものなのである。親が自ら独立自尊の精神を持ち、自分たち家族をきちんと独立し続けたからこそ、我が子も親に見習って独立を開始するのであって、親が独立していなければ、我が子だって独立の意味が解らないのだから、大人になっても独立できなくなってしまうのである。

 嘗て我らの祖父たちも、幕末の時は欧米列強の侵略に晒され、いつ植民地に転落するか解らない状況であった。江戸幕府は外交で失敗を続けて、欧米列強に断固たる態度を取ることがなかった。それゆえ独立自尊の精神が盛んな薩摩藩や長州藩が激怒して、倒幕の兵を挙げ、江戸幕府を打倒し、積極的に富国強兵路線を敷いて、近代化を成し遂げ、日清戦争にも日露戦争にも勝利して、欧米列強の植民地に転落することから免れたのである。

 それなのに大正デモクラシー以降、社会主義が盛んになり、国民の間から独立自尊の精神が失われ始めると、国民は自助努力によって裕福になろうとはせずに、国家権力に頼って国家の力で裕福に成ろうとし出し、増税しまくり、国家総動員法を制定し、結局、国家権力を暴走させ、国家を崩壊に導いてしまったのである。国民から独立自尊の精神が失われれば、国家は滅亡し行くしかないのだ。国家の独立というのは、国民が独立しているからこそ成し遂げられるのであって、国民が独立自尊の精神を失ってしまえば、呆気なく滅亡して行くものなのである。

 社会主義国の総本家であるソ連は外国から侵略されることもなく、国内で内乱が発生することもなく、自滅するという、世界史上、類を見ない異常な崩壊の仕方をしたのは、ソ連の国民が国家に頼るばかりで、独立自尊の精神を持たなかったからなのである。ソ連が崩壊してしまえば、ソ連の通貨のルーブルは紙屑同然に成り、人々は貧乏のドン底にまで叩き落とされてしまったのである。

 国家権力は絶対権力であるがゆえに、その権力の魔力に幻惑される人々が跡を絶たないのだ。自分が独立することを投げ出し、その国家権力で裕福になろうとし出すと、途端に国家権力は暴走し始め、国民の多くを虐殺しながら、国家を崩壊させてしまうのである。そして国家が崩壊した後には、国民が貧乏のドン底に叩き落とされるだけなのである。

 国家の独立を維持したいのなら、国民個人個人がしっかりと独立して行くことだ。結婚して子供たちを産み育て、独立自尊の精神を持った子供たちをきちんと育て上げて行くことだ。その一方で、独立自尊の精神を持っていない政治家たちを政界から除去して行く作業を怠らないことだ。結婚したのに、未だに親からお金を貰っていたり、結婚せずに独身でいたり、結婚したのに子供のいない政治家は絶対に政界から追放することだ。そういう政治家が権力を握れば、最悪な政治しかしないものだし、国家を滅亡に追いやってしまうものなのである。

 自分たち夫婦が独立自尊の精神を継承させたとしても、僅かな人数しか継承できないものだ。しかし、その子供たちが結婚して更に多くの孫たちを産んでいけば、その孫たちにもしっかりと独立自尊の精神が継承されていくのである。そうやって地道に独立自尊の精神を持った人々を増やして行けば、日本は独立を維持することができ、繁栄して行くことができるようになるのである。

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