ウィークエンドエッセイ『日本がオリンピックでメダルラッシュをするための戦略』
●人種の差が問題なのではない!
バンクーバー五輪では銀メダル3個、銅メダル2個と、五輪参加国中20位に終わってしまった。トリノ五輪では金メダル1個だったので、以前の五輪よは善戦したといえるべきだろう。今回の日本選手団の団長は橋本聖子氏であったのだが、この団長の素晴らしい采配が日本の躍進に貢献したことだろう。最高指導者は断固たる態度を取るべきであって、如何なることがあっても周囲にブレないからこそ、部下たちは安心して作業に取り組めるのである。
現在のように人間は平等だと思い込んでしまうと、この指導者の役割を平気で無視して来るので、誰もが自分勝手に行動してしまい、なんの成果をも得られなくなってしまうのだ。戦いという現場では、現地に赴く指導者の役割というのは、想像以上に大きいのである。鳩山由紀夫首相みたいに、友愛を唱えてフラフラしていては、部下たちは不安だらけになってしあい、誰もまともな仕事など1つもできないのである。
テレビ中継では、日本の選手たちが白人の選手たちに負けている姿を連発して放送して来るために、日本人は白人よりも劣っているのではないかと思ってしまいがちだ。しかし、人種の差が問題ではないのだ。同じ黄色人種である韓国や中国は善戦しているのだ。五輪参加国中、韓国はなんと5位であり、中国は7位である。明らかに日本が何かしらの問題を起こしているのである。
では、日本は如何なる場所で問題を引き起こし、それがメダル獲得数の低迷に繋がっているかというと、日本には五輪に対するう戦略がないのである。日本に戦略がないために日本人選手は負け続けているだけなのである。韓国も中国も戦略があったがために日本人と同じような体をしていながら、メダルを大量に獲得しているのである。
五輪に対する戦略は民間が立てるべきものではない。これは政府の仕事なのである。しかし、日本の政治家たちは無能であり汚職を繰り返して、まともな仕事をしてこないために、五輪への戦略を立てることができないのだ。「政治の貧困」が日本のスポーツに悪影響を及ぼしているのである。国民が選挙の度に無能な政治家たちを選び続けた結果が、自分たちの大損害となって現れて来ているのである。
●戦力の集中
日本は経済大国であっても、政治大国ではない。政治大国になるだけの軍事力がないからだ。現代の国際政治では核兵器を持たないと、国際政治に於いて発言する権利を持つことができないので、非核三原則に縛られている日本は、なんの外交力も持っていないのだ。即ち、日本は弱者なのだということなのである。日本は決して強者ではな。日本が取るべき戦略は「弱者の戦略」しかないのである。
日本はアメリカ合衆国と接しているために、スポーツのみならず、どの分野でもアメリカと比較せざるを得なくなるのだが、アメリカ合衆国は強者であり、覇権国家なのである。日本が真似できる訳がないのだ。絶対にアメリカの物真似をして「強者の戦略」を取るべきではないのだ。日本にはそれを行えるだけの人材も資金も物資もないのだ。
日本が「弱者の戦略」を取るなら、徹底して差別化を図ることが、戦略の基本となる。アメリカ合衆国が強い分野に対して手を出すのではなく、アメリカが不得意としている所で戦い、勝って行けばいいのだ。即ち、メダルを取れる競技にエネルギーを集中することなのであって、全ての競技でメダルを取りに行かないことなのである。今のように全ての競技に手広く戦線を広げるのではなく、寧ろ逆に戦線を縮小して、戦力を集中させるべきなのである。
具体的には、「フィギュアスケート」「スピードスケート」「ジャンプ」である。これらの競技は日本でもメダルが取れる可能性があり、アメリカ合衆国が圧倒的に強い分野ではないのだ。まずはこれらの分野に戦力を集中して、確実にメダルを取って行くことだ。最低でも8位以内に入賞する。8位であるなら、メダルの射程圏内だからだ。
それと強化すべきは「カーリング」「モーグル」だろう。この分野は人種の差など大して関係ないので、要は頭脳プレイで勝てる競技だからだ。カーリングは五輪中継の度に人気が上がっている競技だし、今回でも8位になっている。ということはメダル射程圏内だということである。モーグルは五輪で最初の競技となるので、ここで日本人選手がメダルを取ってくれると、後の選手たちがメダルを取り易くなるのである。
スキー関連は、日本は弱いものである。だからこの分野は戦線を縮小して、出たい選手に対しては最低限の資金だけを与えて、自由に遣らせることだ。アイスホッケーはアメリカが強い分野なので、絶対に除外する。こんな競技は日本に勝ち目がないので、人材や資金が奪われてしまうのが、非常に勿体ないからだ。ここで活躍できる人材を他の競技に回せば、日本はそれだけ多くのメダルを獲得できるものなのである。
日本が単独でメダルを取ってしまうと白人国家から反発を食らってしまうので、中国や韓国が強い所は敢えて潰さず、白人たちによる反日感情を回避させるようにすべきなのである。白人たちは日本が弱いからこそ大切に扱ってくれるのであって、日本が単独で強くなりすぎてしまえば、途端に反日運動を展開してくるものなのである。
白人たちが唱える「平等」を絶対に信じては駄目だ。日本は第二次世界大戦の際、アメリカ合衆国によって戦時国際法に違反する無差別爆撃を受けた訳だし、原爆だって落とされたのだ。それに対して、アメリカ合衆国は一度たりとも謝罪していないし、損害賠償だって支払っていないのだ。白人たちがいう平等など一切信用せず、中国や韓国を巧く使って、メダルを獲得しまくればいいのだ。
●スポーツに大量の資金を投入すべし
では、この戦略を実施するに当たって、必要となる資金をどこから調達してくればいいかということが問題になって来る。お金がなければ戦略など実施できないからだ。現在の日本の財政は莫大な赤字を抱えているので、これ以上、借金をすることはできない。だったら、他の分野から調達してくればいいのである。
①ODAを削減して、スポーツ振興に振り向ける
まずODAを削減して、スポーツ振興に振り向けることだ。国民が納めた税金は国民のために使うべきものであって、ODAのように外国や外国人のために使うべきではないのだ。国民が納めた税金をスポーツの振興に使って、五輪でメダルラッシュすれば、これほど日本国民に寄与することもないのだ。
②スポーツ振興宝籤
次にスポーツ振興宝籤を行い、その収益をスポーツ振興に充てるのだ。銀行の手数料を10%とし、配当金を70%とすれば、残りの20%をスポーツの振興に振り向けることができるのだ。実をいうと、イギリスがこの方式でスポーツ振興を行い、日本よりも素晴らしい成績を収めることができるようになったのだ。日本では宝籤に人気があるので、それを巧く利用して、億万長者を出しながら、スポーツの振興を行えばいいのだ。
③スポーツ振興基金
第三に大掛かりなスポーツ振興基金を作ることだ。これは民間主導で行い、政府の視点からではなく、民間の視点から行えばいいのだ。寄付してくれれば、所得税控除を行い、寄付金が集まり易いようにすればいいのだ。理事長は財界で有能な人物を起用すれば、効果的に寄付金を使えるようになるであろう。
スポーツの振興のお金は、タダで上げては駄目だ。無利子で資金を融資するのだ。無利子で資金を貸す代わりに、経営コンサルタンティングを行うのだ。スポーツをやっている人々というのは、経済的に無能な人々が多く、経済的合理性が全くないのだ。だから経営コンサルティングを行い、スポーツに経済的合理性を貫徹させるのである。これができるようになると、お金の心配をすることなく、メダルを確実に取れるようになるのだ。
●スポーツ人口の増大を図る
五輪への戦略はメダルを獲得して行くことであるが、スポーツ行政の目的は、スポーツ人口を増やし維持することなのである。スポーツ行政がしっかりと出来ていれば、五輪でのメダルとかはその副産物としてきちんと出て来るものなのである。如何なるスポーツ選手もスポーツ人口が増大するように寄与するべきであって、それをしてくれるからこそ、人材が続々と生まれて来るのである。
嘗てサッカーの中田英寿は、ジャーナリストから「なんのためにサッカーをやっているのか?」と訊かれて、即答で「自分のため」と答えていたが、だからこそ、ワールドカップで大失態を仕出かしてしまったのである。スポーツ選手でありながら、自分のためだけにやっていたら、必ずその報復を食らうことになり、自分が悲惨な目に遭うのである。
スポーツ人口が多ければ、優秀な選手も出て来易いのだ。冬季スポーツなら、雪国に於いて重点的に冬季スポーツの振興を行うべきなのである。日本列島は気候に富んでいるので、画一的にスポーツの振興を行うべきではないのだ。雪国には雪国の遣り方があるし、南国には南国の遣り方があるのだ。
国民にスポーツをやらせるためにも、減税をしておくことだ。スポーツというのは大抵、金持ちから始まったスポーツは庶民にまで浸透し、長く続いていくものだ。それゆえ、現在のように累進課税制度を伴う所得税を廃止し、収入税に一本化してしまうことだ。国民がどのような収入があっても、収入の10%を税金として納めさせれば、誰も不満には思わなくなるものだ。マスコミは「金持ち優遇は怪しからん」というが、金持ちが更に豊かになり、スポーツに対してお金を使ってくれない限り、日本はメダルを大量に取ることは不可能なのである。可処分所得が多ければ、お金をスポーツに使って来るものなのである。
スポーツは幼い時から基礎をしっかりと教え、早い段階でエリートコースに乗せることだ。いつまでもアマチュア感覚でいるからこそ、五輪という大舞台で負けてしまうのである。今回、ハーフパイプの国母和宏が服装問題でマスコミからイジメを受けたが、実は服装が問題なのではないのだ。彼は公式の場所でラフな格好をしていた訳ではないので、そんなの個人の自由なのである。問題は服装の乱れよりも愛国心のなさなのである。
五輪というのは国家と国家のぶつかり合いで、選手たちは国旗を背負って出場して来るのである。そのため競り合った場合、愛国心に勝る選手が勝つものなのである 北海道は日教組が強いので、こういう異常な選手が出て来て、五輪の舞台で悲劇を見てしまうのである。君が代や日の丸に反対しているような教師から教育を受けてしまえば、子供たちは愛国心を喪失してしまうものなのである。教育の正常化は急務なのである。
ソチ五輪ではメダルの大変動が起こることだう。ロシアは国家を挙げて、アメリカが得意とするスポーツを集中的に狙って来て、それによってロシアは大量のメダルを獲得することになるからだ。特に金メダルの獲得数はダントツの1位となることだろう。やはり五輪の開催国は強いのである。女子フィギュアではロシアの選手が金メダルを獲得する可能性が最も高い。現在の浅田真央では絶対に金メダルを取ることはできない。自分一人の力ではどうしようもない力が作動して来れば、どんなに頑張っても勝つことはできないのだ。
日本はソチ五輪のメダル大変動を巧く利用し、メダルラッシュを行ってしまえばいいのだ。そのためには戦略が必要であって、しかもそれは「弱者の戦略」であらねばならないのだ。それさえあれば日本の選手たちが大量にメダルを獲得できるようになるのである。日本の選手が活躍してくれたことを心から嬉しいと思うなら、あなたにも愛国心があるということなのである。その愛国心こそが日本を繁栄させることになるのである。
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コメント
うむ、言いたい事もわかるし、ニュアンスはちがえど同意もできる。しかし、本質的をいぬいていない。
まず、日本がスポーツ後進国であるという認識と、
日本のアスリートにとって、オリンピックに必死になる程の魅力が無いということだ。
投稿: やまじゅん | 2010年3月13日 (土) 22時21分