感情型の子供と冷静型の子供 ~子供の性格はどのようにして形作られるのか?~
●性格は生まれた順で決まってしまうもの
人間の性格は生まれた順で決まってしまうものなのである。性格の多少の変動はあっても、性格の基本的な部分は自分が幼い時の家庭の中で作られるものであって、自分が大人になってから自分の性格が作られるのではないのだ。自分が大人になってできることは、自分の基本的な性格を受け入れ、その性格の使い方を工夫することであって、性格自体を変えることなど決して不可能なのである。
では、どうやって性格が形成されていくかというと、子供が全員男の子ばかりなら、長男は感情型の子供に、次男は冷静型の子供に、三男は感情型の子供に育って行く。この内、長男は下の弟たちを纏め上げることになるので、非常に強いリーダーシップを発揮することになる。
これは子供が全員女の子ばかりでも同じで、長女は感情型の子供に、次女は冷静型の子供に、三女は感情型の子供に育って行く。この内、長女は下の妹たちを纏め上げることになるので、非常に強いリーダーシップを発揮することになる。但し、女の子だけになると、男の子ような上下関係を築くのではなく、飽くまでも対等な立場を守り、一番上のお姉ちゃんが下の妹たちに配慮することを充分に忘れないのだ。
第一子が長女で、第二子が長男で、第三子が次女の場合、長女は感情型になり、長男は冷静型になり、次女は感情型になる。第三子が次男の場合、長女が感情型になり、長男も感情型になり、次男は冷静型になる。第一子が長女の場合、父親が長女のことを溺愛してしまうので、父親が長女の育て方を間違えなければ、長女は健やかに育ち、下の弟や妹たちを手助けする立場に回り、優れた子供たちが育って来ることになるのだ。
第一子が長男で、第二子が長女で、第三子が次男の場合、 長男は感情型になり、長女も感情型になり、次男は冷静型になる。第三子が次女の場合、長男が感情型になり、長女は冷静型になり、次女は感情型になっていく。第一子が長男の場合、母親が何かと長男に期待するので、非常に責任感を感じる男に育って行き、下の妹や弟たちは伸びやかに育って来ることになるのだ。
これらの育ち方は飽くまでも標準的なパターンを述べたものであり、子供の中に病人が出て、病院に長期入院したとか、子供の中に身体障害者が出てくれば、子供たちの性格形成に異変が生じて来るのは当たり前のことである。母親は自分の子供たちがどのような性格かを見極めることが大事であって、その性格さえ解ってしまえば、育児や子育てなど非常に楽になってしまうのだ。
●感情型の子供
まず、感情型の子供は、とにかく感情の量が多く、その感情も激しいものだ。感情が強いということは悪いことではなく、寧ろ子供らしい子供なのである。喜怒哀楽がモロに出て来る姿こそ、子供らしく生きているということなのである。そのため母親にとっては子供の感情を掴むのは容易いことで、感情型の子供の場合、なんでも顔に出て来るのだ。
感情型の子供は何をやらしても積極的で、とにかくなんでもやってみようという気概を持っている。そのため子供が興味を持ったのなら、とにかくやらしてみることが必要となってくる。それが危険なものでないのなら、子供は熱心に遣り続けるものなのである。母親が感情型の子供に「あれは駄目」「これも駄目」といっていると、子供はストレスを溜め込んでしまい、その感情を大爆発させてしまうことになるのだ。
感情型の子供は人見知りをしないのが特徴である。特に第一子はこの傾向が激しく、誰にでも声をかけ、仲良くなろうとする。第一子が友達の中でもリーダーシップを発揮して来るのは当然の現象で、この能力を発揮させてあげないと、鬱屈することになってしまう。第一子が幼稚園や学校でリーダーシップを発揮しているのなら、それを褒めてあげることは、母親の重大な義務なのである。これをやると第一子は母親に認めて貰えたと思い、下の子供たちをきちんと守るようになるのだ。
感情型の子供は勉強が余り得意のではない。理性よりも感情の方が勝ってしまうために、勉強に身が入らないのだ。そのため、感情型の子供にはスポーツをさせるようにすることだ。スポーツをさせて体を動かしておけば、脳は自然と刺激を受けて、少しの勉強量でも成績が高くなるという結果が出て来るようになるのだ。感情型の子供には集団競技が相応しく、みんなでワイワイガヤガヤさせおけば、自分の感情を大いに出して行くことができるようになり、心置きなく勉強に打ち込めることができるようになるのである。
感情型の子供は友達が多いので、友達とどういう付き合いをしているのか聞いてあげるのは、非常に大事なことだ。子供が小さい時に友達と何をして遊んだかを母親に言っていないと、思春期になると母親に対しては何も言わなくなり、自分の心が心の闇に覆われてしまうことになるのだ。
●冷静型の子供
冷静型の子供は感情の量が少なく、子供の時から冷静な態度を取って来る。理性的であるといえば理性的であるが、子供らしくない子供である。子供なのに大人のような意見を言って来るので、母親はこの冷静型の子供の扱いには非常に困るのである。子供なりの理屈を聞いてあげると同時に、そのようなものは屁理屈になっている場合が多いので、それをきちんと論破し、こういう時はこのように考え、このように行動するということを教えてあげることだ。
冷静型の子供は何に対しても消極的なので、子供の意見を表面通りに受け取っては危険なのだ。実はその子供は本当は遣りたいことなのに、口では「遣りたくない」と言ってしまい、母親がその意見を鵜呑みにしてしまうと、冷静型の子供はそれをやる機会を失ってしまうのだ。母親は子供の気持ちをきちんと汲んで、「これ遣ってみたら? 面白いよ!」と支援してあげる必要性があるのだ。冷静型の子供は母親に勧められたら、自分の意見を翻して遣り出すものなのである。
冷静型の子供は人見知りをするのが特徴である。冷静型の子供はそもそも友達が少ない傾向にあるので、無理して人見知りを解消させないことだ。冷静型の子供は自分が信用できる相手しか仲良くなろうとしないので、見ず知らずの人といきなり仲良くなるということが非常に苦手なのだ。母親が冷静型の子供の人見知りの激しさを解消しようとすると、子供は母親への信頼を失ってしまい、何に対しても反抗するような子供に育ってしまうのだ。
冷静型の子供は勉強するのが得意である。子供の頃から読書をするのが好きで、知識を豊富に持っているものである。そのため勉強をやらせると非常に高い成績を収めて来る。但し、勉強する余りに人付き合いが悪いので、冷静型の子供にはスポーツをさせることだ。冷静型の子供は感情型の子供とは違い、個人競技をやらせるようにし、その中で友情を育めるようにしてあげることだ。
●自分の産んだ子供たちを比べない
母親は平等イデオロギ―に取りつかれてしまうと、我が子たちはみんな同じだと思い込んでしまい、その拙い対応が子供たちを大いに傷つけてしまうことになるのだ。子供はどれも性格が異なっているのであって、その性格の違いをきちんと認めてあげることだ。子供には大きく分けて感情型の子供と冷静型の子供があるということさえ解らなければ、子供たちは母親の愛情をきちんと受け取ることができず、トラブルを引き起こす子供に成って行ってしまうのである。
それと同時に子供たちを比べることは非常に危険であるということである。どの母親たちも第一子に対する思い入れは非常に強いものだから、第一子を基準にして、下の子供たちを見てしまうことになるのだ。「お兄ちゃんはああだったのに」「お姉ちゃんはこうだったよ」と言われれば、その母親の一言が子供の存在を否定していることになるのだ。
母親が子供たちに対して間違った対応を取っていると、子供たちは食べ物の好き嫌いの激しさで、母親の異常な対応を批判して来ることになるのだ。子供が好き嫌いを引き起こしている時は、その好き嫌いが問題なのではなく、実は自分の対応が拙いことに気付くべきなのである。
子供たちを比べるのではなく、ありのままを受け止めてあげることだ。それが母性愛というものなのである。母性愛というのは絶対肯定の愛だから、「お前は生きてくれているだけで、お母さんは嬉しんだよ」という感情を持っておかないと、幾ら表面的に巧い育児や子育てをしても必ず失敗に終わるものなのである。
子供の性格というのは、その子が形作ったものではないのである。生まれた順というのが、大きな要素となっているのである。母親がその性格に対してどうのこうの批判しても、子供だって直しようがないものなのである。それはそれでいいのであって、大事なことはそれをきちんと受け止めてあげるべきなのである。それができれば、子供の方も自分を肯定することができ、自分の能力を大いに伸ばして行くことができるようになるのである。
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コメント
こんにちは。今日の記事も大変勉強になりました。
長女の好き嫌いに困り果てていたのです。姑と夫もかなり食べ物の好き嫌いが激しいので、「遺伝だねー」とみんなで話していた所でした。
でも遺伝ではなくて私がいけなかったんですよね。そんな気はしてたんです。何か方法があるはずだと思っていました。
長女は多分、冷静型の子供です。本を読んだり、「お勉強」が好きで、人見知りします。
私も小さい頃は同じ冷静型でした。四姉妹の次女です。
姉は感情型で明るく、誰とでも仲良くなる性格でしたので、「お姉ちゃんみたいに明るくしなさい」と親戚によく言われました。だから頑張って明るくしていたんです。
でも中学三年生くらいから姉妹で一人だけ反抗的になって少し荒れました。子供の頃のストレスが爆発したのでしょうか。何だか思い出すと悲しくなります。
自分の子ども達にはそういう思いをさせたくありません。
投稿: smile | 2010年3月 9日 (火) 00時19分
「smile」さんが中学生の時に荒れたのは、実はsmileさんにとって必要なことだったんです、
そうやって親の間違った育て方を自分で解消したからこそ、健全に成長することができたんです。
子供の頃に姉と比べて育てられて自分が歪んでしまい、それなのに思春期で荒れなければ、大人になってから精神を病んでいたことでしょう。
長女の好き嫌いをなくすためには、下の赤ちゃんばかりを構わないことです。
女の子の場合、母親の関心が自分ではなく、下の弟に向いていることを敏感に感じ取るものです。
それゆえ赤ちゃんが寝ている時は、赤ちゃんのことを忘れて、長女と一緒に遊ぶことですよ。
1日の間に僅かでいいから、母親を独占させてあげる時間を作ってあげることですよ。
それから好き嫌いをなくすためには、朝のウンチをしない限り、朝食を与えないことです。
その朝食も少な目にすることです。
そして、とにかくオヤツを与えないことです。
日中は外に連れ出して、散々遊ばせて、お腹をペコペコにさせて、それから夕食にすれば、どんなに好き嫌いの激しい娘でも、なんでもバクバクと食べてくれるようになるものです。
ちょっとした工夫で好き嫌いを撃退すべし!
投稿: タマティー | 2010年3月 9日 (火) 06時17分
ありがとうございます!やっぱりそうですよね。
弟にばかり構わないようにしようと思ってはいるのですが、やはり赤ちゃんなので手がかかってしまっています。
外で遊んでいても弟がまだ歩き始めたばかりで、どこへでも飛び出して行ってしまうし、石を食べたりするので付いていないと心配で‥。
その点、長女は赤ちゃんの頃から危険な事はほとんどしませんでした。
石なんて絶対食べません。
でも食べ物も見た目で判断して、食べないと決めたものは絶対食べませんけど。慎重な子供です。
長女は今きっと寂しいんですよね。よく構ってやりたいと思います。
おやつなんですが、おやつを完全に絶つことは残念ながら無理かもしれないです。
食事の二倍、お菓子を食べていると思います。
言っても言っても、周りが与えるので、困っています。
おやつの事をここで書くと長い「愚痴」になりそうなのでやめときます(笑)。
タマティ様が以前から仰られているように、外で遊ばせる事も大事ですよね!
子供連れで仕事をしているとなかなか一日中外で遊ばせるというのも難しいので、4月から保育園に通わせることにしました。少しは変わるかな‥?
長女のうんちはいつも朝9時半ごろなので、つい先に朝食を済ませてしまいますが、明日から朝食を与えず排便を待ってみます!
ありがとうございました!
投稿: smile | 2010年3月 9日 (火) 11時23分