子供への過保護や過干渉の防止法
●過保護や過干渉の子供の脳のダメージを与える
母親というのは、育児をするために、子供を保護し、干渉し続けなければならないのだが、それを巧くやっていけば、子供は健全に育って行くと同時に、健全な反抗を示して、自治領域を拡大していくことになる。子供が自分でやってくれることが多くなれば、子供の脳は自動的に成長して行くことになる。
しかし、母親が過保護や過干渉になってしまうと、子供は母親に反抗することもできず、自治領域を拡大して行くことができないのだ。そうなると子供は脳を自分で成長させる機会を失ってしまうので、当然に子供の脳に深刻なダメージを与えてしまうことになるのだ。母親としても常に子供の世話を焼いているので、自分では充実した日々を過ごしているのかもしれないが、子供としては歪んだ形で育てられているにすぎないのだ。
子供を過保護や過干渉を繰り返す母親は、とにかく子供とべったりとくっついているものだ。しかも子供にテレビゲームを与えてしまい、子供はテレビゲームに夢中になって、子供らしい遊びを何一つしないのだ。子供が自治領域を拡大していないと、明らかに異常な育ち方をしてくるのだが、この手の母親にはそれが解らないのだ。
脳の臨界期は5歳から6歳なので、この時期に母親とベッタリというのは、脳のシナプスを大いに増やす機会を失ってしまうということなのだ。母親と子供がベッタリするのは、せいぜい3歳までであって、4歳になれば徐々に離れて行って、自分の世界を大事にするようになるものだ。その自分の世界で子供たちは自由に遊んで、脳のシナプスを増やして行くのである。
親子べったりはいずれ親子双方にとって苦痛をもたらすものである。子供が小学生になれば子供は自分で積極的に物事に取り組まないので、全てのことに母親が命令して行かなくてはならなくなるからだ。子供の方もそれに慣れてしまうと、母親に命令されなければ動けなくなるし、自分ができないものは母親がやってくれるだろうと思ってしまい、非常に怠惰な生活を送るようになってしまうのだ。当然にこのような生活をしていれば、脳のシナプスは急速に減少して行き、非常に馬鹿な大人に育ってしまうのである。
●子供を3人以上産む
母親が子供に対する過保護や過干渉をなくすためには、子供を3人以上産むことだ。母親が子供を3人以上産んでしまうと、母親の方が育児に対して肩の力が抜け落ちて、子供に必要な保護や干渉しかしなくなるのだ。子供が1人や2人では、どうしても母親は子供に過保護や過干渉を繰り返してしまうので、子供の方が悲惨な目に遭ってしまうのだ。
通常、最初の赤ちゃんを産んで3年以内に次の赤ちゃんを欲しくなり出すものだ。育児を楽しんでいれば、「もう一人赤ちゃんが欲しい!」というのは母親として健康的な反応であるからだ。それなのにそう思わないとなれば、母親の心の方が歪んでおり、母親としてきちんと成長して来ていないのである。
子供が2人いるのと、子供が3人いるのとでは、天と地ほどに違うことになるのだ。3人目の子供になると、母親は3回も妊娠し出産したので、妊娠や出産をきちんと行うことができるようになり、しかも生まれてきた赤ちゃんにも、もう失敗することなく的確に育てることができるようになるのだ。
しかも子供を3人以上産むと、夫が育児を手伝うようになり、そのことが妻にとって感動をもたらすことになるのだ。子供が2人までなら妻が育児の全てを行うのは当然であって、子供が3人以上できたのなら、もう妻の手では処理しきれないから、夫は育児に手を出し始めるのだ。この現象が起きると、夫婦の絆はより一層大きくなり強くなるのだ。
現実問題として、子供が3人もいれば、母親は子供に対して過保護や過干渉を行うことなどできない。子供ができることに関しては子供に任してしまい、子供に処理させるしかなくなるのだ。その内、子供たちの方から家事や育児を手伝いだし、母親の手助けをするようになるのだ。このような行為ができるようになれば、脳のシナプスを大量に増やして行くことができるのである。
●兄弟姉妹で切磋琢磨させること
子供が多くいれば、当然に子供たちは兄弟喧嘩をしまくることになる。兄弟喧嘩は非常にうるさいものであるが、子供たちにとっては人間関係の処理の仕方を学ぶ上で、これ以上に勝る教育方法というのはないのだ。兄弟喧嘩をしていれば、強い者が勝つということを学ぶし、弱い者は負けて行くということを悟るために、必死になって強くなろうとするし、弱い自分のままでいてはならないと思うようになるのだ。
兄弟喧嘩の原因となるものは、殆どが下らない理由である。それは大人から見ればそう言えるだけであって、子供たちにとっては重要な問題であるのだ。それをどのように処理するかで多くのことを学んでいくのであって、それが家庭の外でも応用が効くようになるし、長じて大人になった時に人間関係で躓かなくなるのだ。
学問にしても、スポーツにしても、芸事にしても、兄弟姉妹同士で学んでいると、競争原理が働いて、猛スピードで上達していくことができるのだ。上の子は下の子にこういうことができるんだよと自慢し、下の子は上の子を見習って、内容を圧縮した形で学んでいくことができるのである。
物を学ぶということは、1人でやっていたら、物凄く効率の悪いものなのである。みんなで学んでしまえば、競争し合って、非常に効率よく学ぶことができるようになるのである。学校の勉強にしても、第一子が先に学んで、学校でこういうことを学んだよと下の子供たちに教えれば、下の子供たちが学ぶ時には既に学ぶべきことが頭の中に入っており、更に奥深く学んでいくことができるようになるのだ。
これが大学進学ともなれば、一番上の子はどこの大学に行ったよというのが解れば、下の子供たちは大学に行けることが当たり前だと思うようになるし、更にレベルの高い大学を目指して勉強しまくることになるのだ。そうなれば次から次へと大学へ進学して行くことになるのである。
●母親が一人前になるから子供は健全に成長していくことができる
少子化の社会になった時、一体何が一番深刻な問題なのかというと、母親の方が育児をしていても幸せを感じられなくなってしまうということなのである。最初の赤ちゃんを産み育てる時は、どうやったとしても母親は新米ママゆえに、至る所で失敗をしまくるのだ。しかも赤ちゃんは夜泣きをしまくるし、自分は睡眠不足になってしまうので、自分はなんて不幸なんだと思うようになるのだ。
しかし子供を3人以上産めば、赤ちゃんが夜泣きをするのは当たり前と言うことが解るものだし、もしも夜泣きをしなければ死んでいるということなのである。子供を3人以上育てたことで「育児力」がしっかりとついたので、育児を思いっきり楽しめるようになるのだ。そういう母親の精神状態が子供の脳にいい影響を与えない筈がないのだ。
母親が母親として一人前になるからこそ、子供たちは健全に成長して行くことができるようになるのである。母親が一人前でなけらば、過保護や過干渉を繰り返して来るのは当たり前のことなのだ。子供の数が少なければ、母親だって子供との距離を掴めないものなのだ。子供との距離を適正にするためには、母親が3人以上の赤ちゃんを産むしかないのだ。
子供が1人しかいなければ、経済的負担は少ないから、裕福になれると思ってしまいがちだ。しかしもしも子供が死んでしまったら、それこそ子孫が絶えてしまうし、もしも子供がグレてしまったら自分たちが望むような未来を招来させることはでいないことだろう。子供の数が多くいれば子供が1人死んだとしてもスペアはあるものだし、出来の悪い子がいてもそれ以外の出来のいい子に期待すればいいのだ。
親が子供に期待することは確かに大事なことかもしれないが、親が子供に期待し過ぎるのはそれはそれで問題なのだ。親が子供に期待しつつも、もしも駄目ならお前を見捨てて、他の子に期待するというドライな態度を併せ持つからこそ、子供たちの方は真剣になって生きるようになり、自分の能力を極限まで高めて行くことができるようになるのである。
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