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子供の心を育てるのに最重要の役割を果たすのは「母親」である

●子供の心は母親がいるからこそ健全に育つ

 子供の心というのは、母親が育てていくものなのである。子供の心の成長に関して、母親こそが最重要の役割を担うのであって、母親がいるからこそ子供の心は健全に育って行くのである。なぜそれほどまでに重要な役割を担わされるのかというと、母親こそが赤ちゃんを産んだからなのである。どの母親だって赤ちゃんを産んだ時は、その出産を命がけで行い、生まれて来た赤ちゃんを祝福するものだ。その一連の行為こそが赤ちゃんの心に決定的な影響を与えてしまうのである。

 父親の方は妻に妊娠させることはできても、自分が妊娠するわけではないし、自分が出産するわけでもない。そのため生まれてくる子供自体を肯定してあげるのではなく、男の子か女の子といった性別に拘ってしまうものだ。そのため自分が望んだ性別でない赤ちゃんが生まれてくれば、祝福することをしなくなってしまうのだ。そういう父親のもとに生まれてしまえば、その赤ちゃんは大きくなるに連れ、父親と揉めるようになってしまうのだ。

 赤ちゃんにとってはこの世に生まれ出れ来ることは不安で一杯なのである。だからこそ母親が赤ちゃんを肯定してあげて、祝福してあげる。夫婦仲を良好にさせて、父親に対して性別がどうであれ我が子を祝福できるような状態に持って行く。これができるからこそ赤ちゃんから恐怖が取り除かれ、この世に生きる希望を見出して行くのだ。

 何事も一番最初が一番難しいのだ。自分がどんなに努力しようとも、出生時に自分の親から祝福されないような人間は不幸の多い人生を歩んでしまうものなのである。なぜなら最初で躓いているからだ。それに対して出世時に自分の親から祝福されて生まれ出て来た赤ちゃんは、その後、最小限の努力をするだけで、幸福になっていってしまうものなのである。なぜならスタートラインが素晴らしい環境にあったからなのだ。

 母親は妊娠が発覚してすぐさま出産するわけではないのだ。10ヵ月間もの間、妊娠期間があるのだから、その期間中に妊娠生活を楽しみ、出産を安全に行えるように仕向けておく必要があるのだ。そういう母親の行動を胎児はお腹の中から見ており、自分を素晴らしい環境で産んでくれたからこそ、生まれて来た赤ちゃんは母親に懐き、母親のもとで育って行くのである。

●母親との皮膚接触や会話の蓄積

 赤ちゃんは生まれてから当分の間、話すことができないので、とにかく皮膚接種を繰り返すことだ。赤ちゃんを抱っこしたり、赤ちゃんのオムツを交換することは勿論のこと、赤ちゃんにキスをしてみたり、赤ちゃんとじゃれあってみたりすることは、赤ちゃんの心の形成に非常に重要な役割を果たすのだ。

 人間の赤ちゃんは健康な体で産まれて来ても、未熟児状態であるので、自分で立って動くことができないのだ。そのため母親が赤ちゃんを弄り回すことで、赤ちゃんを運動させ、血行を良くさせるのである。皮膚接触の回数が少ないと、赤ちゃんは決定的に運動不足になってしまい、病気になっていってしまうのである。

 赤ちゃんは喃語を喋り始め、「単語」を話せるようになり、「2語文」を話せるようになり、「3語文」を話せるようになり、会話が徐々に成立して行くことになる。この間、母親は辛抱強く子供の会話に付き合っていくことだろう。この会話の蓄積が子供の心を具体的に形成することになるのだ。なぜなら人間は言葉でしか思考できないからだ。

 子供が言葉を覚えて行く時、言葉を覚えさせる相手が母親でないと困るものなのである。というのは男女の言語能力は平等に出て来ているのではく、女性の方が高い言語能力を持つからなのである。男性は自分の専門分野に関しては高い知能を発揮できるが、日常生活のようなものに関しては高い言語能力を持つことができないのだ。

 通常、喋りが達者な母親の子供というのは、その子供も喋りが達者になるものだ。そのため日常生活をテキパキとこなせるようになり、学問をすれば高い知能を発揮し始めることになるのだ。逆に喋りが下手な母親だとか、母親が仕事でいなかったとかなると、その子供は喋りがイマイチで、生活はだらしなく、学問をさせても高い知能を持つことができないのだ。

●心の教育は有り得ない

 人間の心というものは、主に母親が育てていくものなのである。なぜなら、子供にとって母親と接触している時間が一番長いからであって、それにとって代わる人物は誰もいないからだ。子供と母親の日常生活に於ける些細な出来事の積み重ねが、実は子供の心を形成して行っているのである。

 それゆえ主婦ならぬ「主夫」というのは、子供の心をきちんと形成させることはできないのだ。夫は赤ちゃんを産んだわけではないので、妻のように我が子に対して思い入れの度合いがまるで違うのである。しかも言語能力で妻に劣る以上、子供の心はどうやっても健全な形で形成されなくなるのである。夫婦の役割がひっくり返っている夫婦というのは、その夫婦が精神的に自立していないか、それとも腐敗した社会が生んでしまった異常な夫婦に他ならないのだ。

 家庭の中で子供の心は形成されていく以上、学校で「心の教育」を行う必要は全くない。心は教育されて育つものではないからだ。育児や子育ての過程で自然と育って行くものなのである。心の教育を盛んに叫ぶ人たちは、その人たちの母親たちが男女平等に洗脳されて、母親としての役割を放棄してしまったから、自分の心が健全な形で形成されなかったのである。

 心の教育を唱える人たちの母親の世代というのは。、丁度「スポック博士の育児書」の影響が最大化した時期に当たる。スポック博士は「子供には人格があって子供を自由に育てなければならない」と触れこんだのだが、子供というのは両親に従属することで自分の人格を形成して行くのであって、自分の自由よりも親の命令を優先してきたからこそ、自分の心を強く形成していくことができたのである。子供の頃から自由に育てられるというのは、事実上の育児放棄なのであって、そうやって育てられた子供は心が形成されていないために、大人になってから「心の教育」を唱え始めるものなのである。

 戦後、首尾一貫して少年少女の犯罪に悩まされているのだが、これは学校で道徳教育がなくなったからなのである。第二次世界大戦に於いてアメリカ合衆国は日本軍兵士に散々手古摺ったのであって、優秀な日本兵を生み出した学校教育での「修身」を禁止してしまったのだ。そのために順法意識の欠ける子供たちが大量に生み出されてしまったのだ。

 心の教育は学校ですべきものではないが、道徳教育は学校ですべきものなのである。憲法にしろ法律にしろ、それが存在するだけでは機能することはないからだ。憲法や法律を順守することを倫理的に正しいと思う国民がいるからこそ、憲法や法律は機能するのである。国民に順法意識という道徳がないからこそ、平気で汚職をする首相や国会議員を選んでしまい、しかも逮捕されたりすることがなく、延々と首相や国会議員を務め続けるという異常事態を作り出してしまったのである

●心の形成を難しく考えるな

 子供の心の形成など難しく考えてはならない。育児や子育てを繰り返している内に、自然と形成されていくものなのである。家族は父親を頂点として形成されるが、実権を握っているのは母親なのである。だからこそ如何なる子供でも自分に最大の影響を与えるのは両親であり、両親の中でも母親なのである。母親から様々なことを学び、成長して行くのである。

 子供が子供の時にすべきことは、まずは喜怒哀楽といった感情を素直に出すということなのである。子供は喜ぶべき時には喜び、怒るべき時には怒り、哀しむべき時には哀しみ、楽しむべき時には楽しめばいいのである。自分の感情を素直に表現するからこそ、心は健全に育って行くのである。

 そうやって「感性」を高めていけば、次に「理性」を鍛えることができるようになり、自分で思考して、合理的な行動が取れるようになるのだ。そして自分が正しいと思えたことを勇気を以て実行するという「意志」が必要となって来るのだ。理性や意志というのは、感情が豊富でないと、正しく行使できないものなのだ。

 家族の中で生活していくということは、自分勝手な行動を取っていいわけではない。様々な約束事を守らねばならない以上、その約束事を守ることを通じて「自己統御」を身に着けて行くのである。自己統御ができれば、他人と問題を起こすことなく、自分の目標を実現して行くことができるようになるのである。

 人間というのは、肉体的に生まれればそれでいいという訳ではないのだ。大きな脳を持っているために、自分の心を健全に成長させてくれないと、まともに生きていくことはできないのだ。自分の心が健全に成長して行けば、自分の人生を自分の力で切り開いていくことができるが、自分の心が歪んでいれば、自分の人生を自分の力で切り開くことができず、悩みに悩み、些細な障害で躓き、堕落して行ってしまうものなのである。

 だからこそ健全な心を持てた人々は、大きくなってから自分の母親に感謝をするものなのだ。自分の母親に感謝をできるということは、その人物がこの世に於いてどののうな人物であれ、取り敢えずは健全な心を持てたということなのである。親孝行という倫理徳目は自分の心が健全であるならばきちんと持てるものなのである。親孝行という倫理徳目が持てないというのなら、その者の心は大いに歪んでいるものなのである。

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コメント

タマティーさんお久し振りです。GW中も毎日ブログをありがとうございました。前回主人に他の家族を見せる機会を作るようadvice頂きましたよね。幼稚園に息子を送って貰ったりはしていたのですが、連休に劇的な変化がありました。私と赤ちゃんが留守番で、主人が親戚宅に上の二人と一泊してきたのですが、帰宅後、主人が自分から子供達と関わるようになってくれたのです。

投稿: smile-larch | 2010年5月10日 (月) 11時21分

(続きです)タマティーさんのブログを読み、家事育児は自分の仕事と腹を括っているつもりでしたが、子供達を公園に連れ出すとか体力勝負のことを主人が進んでしてくれると本当に助かるし子供達も喜び嬉しかったです!

投稿: smile-larch | 2010年5月10日 (月) 11時31分

(何度もすみません!)伯父宅で子供達を褒められて父親の喜びを味わったようなのです。タマティーさんのお陰です。
それから学校で心の教育は有り得ないのですね。娘の小学校受験の願書に書いてしまっていました(落ちました)。今日も本当に有意義なことを学ばせて頂きましたありがとうございました!

投稿: smile-larch | 2010年5月10日 (月) 11時42分

アドバイス 有難うございましたhappy01
夫の花粉症&アレルギー も 根気強くやってみたいと思います
夜 咳こんで眠れない様子で 私も咳の音で起きるのでsweat01
夏になれば何時も症状はおさまるのですが…
少し 生理が遅れてますが いつも期待してガッカリしてるので後れてる事に気づかないふりしてますsweat01
地道に体質改善 つづけるべし ですよね
母の日で姑にプレゼントあげました 直接ではなかったのですが メールで 喜んでくれてた感じだったので良かったdash
最近 黒糖の味にはまってきました
料理に使うと夫にも誉められるし 最高ですねhappy01

投稿: あやのん | 2010年5月10日 (月) 23時18分

 smile-larchさん、子供が2人いるのと、子供が3人いるのでは、全く違うことになりますよ。
 子供が1人や2人なら母親が独裁で育児をやってしまった方がいいんです。母親にとっては、育児は知らないことばかりなんだから、父親に下手に手出して貰わない方が効率がいいんです。
 しかし子供が3人できると、母親1人では育児をしきれないから、父親が育児を手伝うようになるんです。父親は必要だからこそ育児を手伝うんです。
 子供が1人か2人しかいないのに、夫に育児を手伝わしていると、妻の方が育児の仕方をきちんと学べていないから、夫は妻に対して「駄目な母親」だと思ってしまい、不埒な行動を取って来るようになるんです。
 因みに、赤ちゃんは母親の母性本能を刺激する香りを出すのですが、この香りに敏感に反応するのは母親なのであって、父親ではないんです。

 後、旦那さんは丁度、仕事で働き盛りの時期に差し掛かっているので、多分、一人で様々な悩みごとを抱えていることでしょう。
 smile-larchさんが育児や子育てに関して自分の夫を評価できたのなら、是非とも旦那さんから仕事に関しての悩み事を聞いてあげればいいんです。
 仕事の悩み事では妻に話しても解決できないものもありますが、妻に話すことでなんらかの解決策を見つけ出せることもあるので、気楽に相談に乗ってあげることですよ。
 旦那さんの仕事が巧く行くようになれば、収入が増えるようになるので、その分、家計が潤う筈です。

 最近、タマティーは『ゲゲゲの女房』に嵌っております。
 連続テレビ小説としては久々のヒットらしく、視聴率も上がっているみたいです。
 主役の松下奈緒に関しては、タマティーが映画製作をしていた時は、ノーマークの女優さんでした。彼女はまだ駈け出しだったので、気がつきませんでした。時代は変わって行くわけですな。
 でも、今回のドラマではいい仕事をしていると思います。
 因みに、松下奈緒の地声はかなり低いので、彼女の本当の声を聞いた時はショックでした。演技中の松下奈緒だからこそ声を高くしているみたいです。、


happy01 happy01 happy01

投稿: タマティー | 2010年5月11日 (火) 06時16分

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