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ウィークエンドエッセイ『ルーピー鳩山に見る三代目の破滅』

●悪魔の一族「鳩山一家」

 大体、初代というのものは、貧乏から出発しても、勤勉に働き、家計をしっかりとしていれば裕福になっていくものだ。初代は初代運を持っているために、本家から切り離され、未開の地を開拓して、そこで勢力を拡大しなければならないという宿命を背負っているのである。そして初代の成功を受けた2代目は、余り手広く勢力を拡大するのではなく、守成に回って守りを固め、その家の家運を安定させなければならないのだ。2代目が家運を安定させてくれるからこそ、3代目が飛躍して行くことができるようになるのである。

 明治憲法体制が戦争に大敗北して破滅して行ったのは、初代の人々が作り上げてくれた栄光を、2代目の人々が守ろうとせず、そして3代目の人々が政治を暴走させることで、破滅して行ってしまったからなのだ。現在、昭和憲法体制は2代目の人々が去りつつあり、3代目の人々に変わりつつある。昭和憲法体制に於いて初代を担った人々は戦争で荒廃した国土を物の見事に復興させたが、その後の2代目の人々は初代の人々よりも遥かに劣り、更には3代目の人々は建設することなく、破壊することに熱中している有様なのである。

 折しも、自民党は衆議院議員選挙で大敗北し、長期政権に終止符を打ったが、政権交代した民主党の政治家たちは今までの自民党の政治家たちよりも余りにもひどすぎる連中である。自民党のように政治家たちをまずは国会で訓練させ、次に党の役職を与え、次には大臣を経験させ、そして首相に就任させるというシステムがないばっかりに、なんの政治能力がないにも拘わらず、改革と称して自分勝手に政治的破壊を行っているのである。

 この民主党の党首が鳩山由紀夫なのだから、民主党の党員たちのレベルは無能だと判定していいだろう。日本国内では世論の圧倒的な支持を受け、選挙で大勝したとしても、海外から見れば「ルーピー」即ち「くるくるパー」という愚劣極まりない男なのである。自民党も今まで問題ある首相を輩出してきたが、同盟国のアメリカ合衆国から「くるくるパー」呼ばわりされる首相を出したことはなかった。このことに日本国民は大いなる怒りを覚えるべきであって、いつまでもこのような愚劣な人物を首相の地位に置いておいてはならないのだ。

 鳩山由紀夫は鳩山一郎の孫に当たる人物である。丁度、3代目であるのだ。この鳩山一郎という人物は戦前の帝国議会に於いて、「統帥権干犯問題」を持ち出して、政党政治を破壊し、軍部に政権を譲り渡す切っ掛けを作った極悪人なのである。日本史の教科書では統帥権干犯問題が明治憲法の欠陥だと主張しているのだが、立憲君主制の国家なら君主が統帥権を持ち、その統帥権が独立するのは当たり前なのだ。イギリスの女王だって統帥権を持ち、その統帥権は独立しているのだ。では、何が問題だったのかというと、外務省が帝国海軍ときちんと政策協議をせずに、軍縮条約を締結してしまい、それに帝国海軍が怒っていたのである。明治憲法ではこの手の問題は枢密院で処理するように規定していたのが、鳩山一郎は本来枢密院で処理すべき案件を帝国議会に持ち込んで、収拾のつかない事態にまで悪化させたのである。その後、この事件を切っ掛けに軍部が勢いづき、犬養首相暗殺事件や2・26事件を起こして、軍部による政権が樹立してしまったのだ。要は戦前の政党政治に終止符を打ったのは、衆議院議員であって鳩山一郎なのである。

 更にこの鳩山一郎は、戦後になってなんと首相になり、日本とソ連の関係修復に急いでしまい、日本は北方領土を失う羽目になってしまったのだ。実をいうとこの時期、ソ連は千島列島を返還する予定があったのだ。当然、その見返りとして莫大な賠償金を要求する予定であったのだが、鳩山一郎は碌な外交交渉をせず、領土問題を棚上げにして日ソ共同宣言を発表してしまい、ソ連の方も、日本の方も、領土問題の解決の機会を失ってしまったのだ。その後、半世紀以上に亘って日本は北方領土問題を抱えてしまい、日本とロシアには未だに平和友好条約を締結していないという、非常に危険な状態にあるのだ。ロシアはアメリカ合衆国に次いで核兵器を持ち、強力な陸軍を有している以上、日本はロシアと戦うことを外交によって避けなければ、日本の安全保障は永遠に成立しないのである。、

●政治家にとって絶対に必要な物

 初代がこれほど政治的に無能だから、3代目はこの無能が究極レベルにまで達することになる。鳩山由紀夫が政治家として最大の問題点は、彼の政治信条である「友愛」にこそある。友愛など政治に於いてはなんの役に立つことはないのだ。それどころか政治の世界で友愛を実践すれば、国益を大いに損なってしまうものなのである。もしも鳩山由紀夫が友愛を唱えるのなら、北朝鮮に拉致された日本人たちの解放に全力を尽くすべきなのである。昭和憲法には国民の生命を最優先する規定がある以上、それを実行しなければ、憲法違反になるものなのである。ところが鳩山由紀夫は北朝鮮に拉致された日本人には何もせず、大地震に見舞われたハイチの人々にはポ~ンと多額の資金援助をしてしまうのである。

 アメリカ軍基地の移設問題にしても、沖縄の人々が基地の負担に苦しんでいるから、他の土地に移転しようという発想そのものが間違っているのである。沖縄というのは、地政学的に言って非常に重要な場所であり、アメリカ軍がここに軍隊を駐留させているのは、軍拡に走る中国を牽制するためのものなのである。ここにアメリカ軍が軍隊を置いておけば、中国が如何に強硬な手段に出ても、中国軍を撃退することができるのである。勿論、沖縄県民は基地の負担がきついかもしれないが、その分、地代をしっかりと貰えるし、政府も沖縄県に資金援助をして、沖縄は結構豊か経済状況になっているのである。

 政治家にとって最も必要なのは「友愛」ではなく「愛国心」なのである。祖国を愛し、国民を愛する。具体的には国家の利益を追求し、国民全体の利益を追求して行けば、政治というのは致命的な過ちを犯さないものなのである。それなのに「愛国心」を唱えず、「友愛」を唱えて来るからこそ、根本的な視点が狂ってしまい、政治を大混乱に陥れてしまうのである。

 首相が政策を実現して行くに当たって武器となるものが、「法」であり、「権力」であり、「権謀術数」である。人の支配ではなく、法の支配を打ち建てるからこそ、法によって秩序を作り出せるのであり、わざわざ自分が全てのことに介入しなくて済むようになるのである、ところが鳩山由紀夫は自ら率先して政治献金に関して法に違反しているのだ。

 権力というものは獲得しただけでは意味がないのだ。権力を行使してこそ、権力は生きて来るのである。権力を行使するために必要なものは、己の決断力である。情報を集めた上で、迅速に決断していけばいいのである。決断というのは、それが間違った決断であっても決断すれば何かしらの解決策が出て来るものであって、躊躇して何も決断しなかったら、問題を更に悪化させてしまうものなのである。鳩山由紀夫は決断しないからこそ、問題を更に悪化させ、支持率を激減させてしまったのである。

 首相であれば、当然に政敵が出て来る。その政敵を権謀術数を葬り去るということをしなければならないのだ。現時点で鳩山由紀夫にとって最も危険な敵は小沢一郎である。この小沢一郎を権謀術数によって権力を削いでしまい、無力化させれば、自分の政敵はいなくなり、自分の地位を脅かす者はいなくなるのだ。それなのに鳩山由紀夫は小沢一郎に何もせず、それどころか益々権力を拡大させてしまっているのである。これでは政治がまともに機能しなくなるのは当然なのである。

 だからこれだけははっきりと言える。

 「友愛を唱える者は、そもそも政治のことを何も解っていないのだ!」

●議院内閣制の制度疲労

 現在、日本が本当に抱えている憲法上の問題は、議院内閣制度が制度疲労を起こしているということなのである。この議院内閣制度の下では、優秀な首相を選出することができなし、もしも優秀な首相が就任しても行政権力をきちんと行使することができないのだ。だからこそ鳩山由紀夫みたいな無能な男が首相になってしまい、しかも首相になって迷走をし続けてしまうことになるのだ。

 なんで議院内閣制度が問題なのかというと、国会議員の連続再選に問題があるのだ。もしも連続再選を続ければ、何十年でも国会議員になってしまい、当然に長らく同じ地位に座り続けているがゆえに腐敗し汚職を仕出かして来ることになるのだ。国会議員を10年以上続けていれば、選挙で選ばれたとしても、国民の声など全く解らくなり、確実に馬鹿になってしまうものなのである。

 国会議員は連続して務めていいのは2期までだけであって、2期務めたら4年間は国会議員としての仕事を休むようにさせるべきである。その4年間で休養を取り、勉強したり、他の仕事をしたりしてリフレッシュさせれば、英気を養うことができ、4年後に元気溌剌とした姿で国会議員に返り咲けばいいのだ。こうすれば国会議員が腐敗し汚職し無能化するという事態を避けることができるのである。

 そして首相は国会議員から選ばないようにすることだ。首相を国会議員の中から選ぼうとするからこそ、国会でまともな法律審議をせず、権力闘争に明け暮れてしまうのである。国会議員が首相に就任することを禁止してしまえば、国会議員たちが異常なまでに政治献金を集めることがなくなるので、政治の腐敗や汚職が激減することになるのである。

 首相は行政経験者を首相候補にし、それを国民が直接選挙で選ぶようにすればいいのだ。今まで大臣を務めたことがない者が、選挙に勝ったからといっていきなり首相になっても、首相として何をすべきか解らないものなのである。政権交代が起こる以上、与党の政治家だけが大臣になれるのでなく、野党の政治家にも大臣の職を与えて、未来の首相候補として育成しておくべきなのである。全ての大臣職を1つの政党が独占してしまうからこそ。政権交代した時に今まで野党だった政党に首相を務められるだけの人材がいなくなってしまうのである。

 首相には4年の任期を与えて、政策を思いっきり実行させることだ。議院内閣制度では首相が大した功績を上げることができなかった最大の理由は、国会が首相に不信任決議を乱発して、長期政権を誕生させなかったことにんるのだ。4年間もの間、解任されることなく首相の座にあれば、きちんとして成果を打ち建てることができる筈だ。但し、首相の権限を大きいゆえに再選を禁止し、首相が独裁体制を築かないよう牽制しておくべきである。

●裕福な家に生まれたからこそ、我が子に苦難を与えよ

 3代目というのは、初代や2代目がやっていたことをきちんと相続しさえすれば、いきなり高い地位に立つことができるものなのである。世襲というのは決して悪いものではないのだ。世襲した者は誠実に働いてさえいれば、それほど不平不満は出てこないものだ。初代のように実力で這い上がって来る必要性はないのだ。しかし世襲した者が誠実に働かなければ、不平不満は烈火の如く荒れ始め、全ての権力を失ってしまうことになるのだ。恵まれた家に生まれたからこそ、人々の嫉妬も激しくなるのだ。

 初代は自分が貧困から身を起こして来たために、実力がしっかりとついているものだ。2代目は自分が幼い頃に自分の父親が苦労している姿を見ているから、それなりの努力をしてくるものだ。しかし3代目は生まれながらに裕福な家に育って来るので、どうしても自ら努力せず、常に他人に頼り、自信や実力がなく、自分が問題を起こしたら自ら責任を負うという覚悟がなくなってしまうものなのである。

 気をつけるべきは、鳩山由紀夫だけが3代目としての弊害を噴出しているのではなく、日本国民も今や3代目として鳩山由紀夫と似たような問題を引き起こしまくっているのである。自分が貧乏なら自分で努力して裕福になっていけばいいものを、自分がなんの努力もせずに常に政府や地方自治体に頼っているのである。ニュース番組を見てもニュースを報道しようとする姿勢は全く欠け、コメンテーターをずらりと並べ、政治家に常にケチをつけ、朝っぱらか不毛な議論をしているのである。そういうのはニュース番組ではないのだが、それを視聴者たちは喜んで見ているのだ。視聴者たちは朝っぱらから己の馬鹿を曝け出しているのだ。

 裕福な家に生まれたからこそ、我が子には苦難を与えねばならないのである。イギリスなら裕福な家に生まれた子弟は短期間ではあるが軍隊に入れて、しっかりと鍛えているものなのである。ユダヤ教徒たちは我が子を異国の地に追いやり、そこで商売をさせてしっかりと鍛えているものなのである。そういことは親としては、一見、愛に反する行為である。しかしそうやって親が我が子に対して非情になってくれるからこそ、子供は鍛えられ、自助努力を身に付け、自信に溢れて、実行力の盛んな人物に育って行くのである。

 議院内閣制度であったとしても、間接的ではあるが、国民が首相を選んでいるものなのである。それゆえ国民のレベルが低ければ、それに応じてレベルの低い人物が首相になってしまうのである。鳩山由紀夫は確かに無能な人間ではあるが、それを選んだ人々も無能な人間たちなのである。

 自分が如何なる問題を抱えていても、その問題は政治家たちを罵倒することで解決することはないのだ。自分の問題は飽くまでも自分の問題なのだから、自分の自助努力で解決していくべきなのである。そして自分の私利私欲のために生きているのではなく、国家のために、国民のために、自分は何を出来るかを考え、それを実行して行くべきなのである。それこそが愛国心の発露なのである。そういう国民が多くなれば、国内の問題は自然と解決されて行ってしまい、いつの間にか優秀な人物だけが首相に就任するようになり、日本国を繁栄させ、世界をリードしていく偉大な国家にしていくことができるようになるのである。

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