家業の手伝いは6歳までに始める
●家業は相続してなんぼのもの
芸事は3歳から始めるべきであるが、家業は6歳から始めるべきである。家業は芸事ほど特殊な能力を使う訳ではないので、脳の臨界期に家業を学ばせればそれで十分なのだ。家業を教えるのは基本的に父親なので、父親は仕事ばかりしていないので、子供たちに教育する時間を割くというのは非常に大事なことなのだ。
そもそも家業というのは個人のものではない。家業は先祖代々受け継いで来たものであり、自分は親から相続したものであって、それを子々孫々受け継いでいかなければならないものなのだ。「職業選択の自由」がある職業など、所詮はレベルの低い職業なのであって、高級な仕事ほど世襲が行われているものなのだ。
子供にとっても職業選択が1つに限定されているからこそ、寄り道をしなくて済むようになるのだ。子供の頃から「この職業に就け!」と教え込まれているのなら、青春時代特有の「若者の苦悩」を避けることができ、青春時代のエネルギーを浪費することなく、自分の将来の仕事のために集中することができるのである。
農業や漁業や酪農や林業といった第一次産業を自分たち夫婦がやっているのなら、子供が6歳になったら仕事を手伝わして、子供に1つずつ教えて行くことだ。第一次産業はやるべきことが多々あり、しかもそれが1年間を通じて様々なことをしなければならないので、根気強く教えていかなければならないのだ。
職人や商人でも「3代かかって家業になる」と言われるくらいだから、ともかく子供が6歳になったら、できることから教え込んでいくことだ。商品を作り上げる精密度など子供の頃から見ていればなんともないものであるが、余所から入って来た人では気付けないものなのである。子供だからといって子供扱いをするのではなく、子供の頃から本物を見させて、見る目を養っておくことだ。
●6歳までに家業を手伝わせる
家業は6歳から学ばせるのは、それが丁度、脳の臨界期に当たっているからである。この時期より遅れてしまっては、家業に対する脳のシナプスが形成されないので、当然に最早手遅れになってしまうのだ。家業に対する脳のシナプスが形成されていれば、大人になっても家業に対応できるようになるのだ。
家業が存在する職業は、どれも重労働と言えば重労働である。しかし脳のシナプスがきちんと形成されていれば、その重労働を重労働とは思わず、きちんと対応できるようになるのである。我が子が6歳の時に家業を教え込まないと、我が子といえども家業に耐えうるだけの脳や体がなくなってしまい、我が子は家業を継承しなくなるのだ。
家業のある家というのは、大抵が「家訓」を持っている。家訓というのは家家ごとに違うが、家訓に共通していることは「勤勉勤労」「貯蓄」「投資」「正直」「清潔」「報恩感謝」「修身斉家」といった非常に道徳的なものばかりだ。逆にいえば、道徳的なことができなかった人々は必ず滅ぶということを言っているのだ。だから家業を教え込む過程に於いて、家訓を教え込み、道徳性の高い仕事の仕方を身に着けさせることがひつようなのである。
家業のある職業はどうしても政治に手を出さざるを得なくなるものだ。例えば農業などは、平安時代には土地所有権を公的に認めてほしいから武士になる者たちが続出し、遂には鎌倉幕府を作ったわけであるし、日本が大東亜戦争で負けてしまうと、アメリカ合衆国は農地改革を行い、日本の農業を弱体化させ、アメリカ産の食料を輸出するように仕向けたのである。それゆえ自分たちの家業を守るために政治に手を出すが、政治に手を出し過ぎないことを教えなければならない。政治に手を出し過ぎれば、いずれ政治が変動した際に、自分たちの家業が消滅してしまうものなのである。
家業というのは長らく続いてきた職業であるために、自分たちの家業の繁栄が永遠に続いて欲しいと願う余りに、宗教に深く関与してしまう危険性があるのだ。宗教は必要であっても、それは宗教を通じて自分を鍛えるものであって、信仰にのめり込んではならないのだ。そのためにも宗教をしっかりと持っておくべきであって、我が子が他の宗教に走らないようにしておくことが必要なのである。
●子供を多く産む
幾ら子供の頃から我が子に家業を教え込んだとはいえ、我が子がその家業を拒否してしまっては、その家業は潰れてしまうようになってしまう。そこで子供を多く産んでおくことだ。特に男の子を多く産み、幾らでもスペアを確保するようにしておくことだ。息子が多ければ、父親は1人の息子だけに期待しなくて済むので、息子にとっても気軽でいられるのだ。
兄弟が多くなれば、当然に子供たちは兄弟喧嘩をしまくるものだ。そうやって兄弟喧嘩をすることで切磋琢磨しあい、猛スピードで能力を高めて行くことができるのである。兄弟だからこそ競争させることが大切なのである。競争しなければ能力など高まることなどないのである。
相続は絶対に長子相続に拘るべきではない。息子たちの中で最も家業に適した者を後継者に選べばいいのである。家業を継承しない者たちは、必ず分家させて、本家の相続に関与させないことだ。例えば農業などは相続によって農地を分割してしまえば、農業そのものが成り立たなくなってしまうので、結婚と同時に多少の財産を与えると同時に、相続を放棄させてしまうことだ。
娘たちに関しても、結婚をさせることで追い出してしまうことだ。娘が結婚する時は結婚持参金を持たして、相続を放棄させてしまうことだ。結婚持参金を与えている以上、離婚など認めるべきではないのであって、婿がどのような者がをしっかりと確かめておくことだ。婿に問題があるなら、絶対に結婚を認めないことだ。
家業を継承する者に関しては、その嫁はできる限り同業者の娘である方がいいのだ。サラリーマンの娘などは子供の頃から家業を手伝って来なかったために、家業に従事することに耐えられなくなってしまうのだ。同業者の娘であるなら、子供の頃から家業の手伝いをしているために、家業に耐えられるようになるものなのである。
●大学は限られた学部にしか通わせるな
家業を継承するなら、大学進学は非常に限定されたものになる。例えば農業なら農学部だし、商業なら商学部だ。間違っても関係のない学部には通わせてはならない。関係のに学部に進学してしまえば、その大学の4年間は無駄になってしまい、下手をすると家業の継承を放棄してしまう危険性も出て来るのだ。
我が子の大学進学先が決まっているのなら、受験戦争が消滅するのである。自分が行くべき学部が解っているのなら、その学部に行けるだけの最低限の点数を取れば自動的に進学できるようになるのである。しかも我が子は大学に受かって当然と思うようになるからだ。
昔なら家業を継承するのに大学に進学することなど必要なかったが、近代国家の中で生きる者たちにとっては、大学で学ばざるを得なければ、その家業を維持して行くことはできないのである。逆にいえば、家業という伝統的な職業であっても、高度な知識を必要としているのである。
家業を子供の頃から教え込まれた最大の利点は、景気がどのようになっても、その家業をやっているのなら、地道に利益を上げて行くことができるということなのである。家業のない人たちは自分の仕事だけに精進することがないために、「景気が悪い!」とか、「政治が悪い!」とか言い出し、真面目に仕事に取り組むことをしないのである。家業を持っていれば、景気がどう変動しようとも、政治がどう変動しようとも、真面目に働き続けるしかないのである。
家業それ自体は物理的な遺産であるが、家業が持っている高度な職業倫理こそ子々孫々に伝えていくべき、貴重な精神的な遺産であるのだ。我が子に家業を教え込みながら、我が子が高度な職業倫理を身につけたのなら、一人前と看做して、我が子に家業を譲るべきなのである。
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コメント
アドバイス有難うございました
久し振りに 妊娠の為だけではなく ラブラブなかんじで する事が出来ました!♪
旦那も、本気?を出してくれたら意外といい感じで見直しました
妊娠ばかり考えたセックスは駄目ですね
所で 私や旦那は殆ど朝食を食べず 私は生姜湯とチョコレートとかの日もあります
やっぱり タンパク質も必要ですよね…
体温も上げられるような食べ物はありますか?
チーズとか豆乳 手軽なのですが どうでしょうか?
宜しくお願いします
投稿: あやのん | 2010年5月25日 (火) 21時00分
あやのんさん、やればできるじゃないですか!
セックスは妊娠するためのセックスもあるけど、夫婦愛を高めるためのセックスも存在するので、その方をきちんとやっておかないとね。
それができてこそ、妊娠のためのセックスに移行できるものですよ。
あの番組を見ましたね
タマティーも見ていました。
朝食問題はタマティーも嘗て考えまくりましたよ。
結論から言うと、人の体によって朝食重視派と朝食軽視派がいるってことです。
あの学者の意見は飽くまでの学者の意見であって、現実的ではないです。
あやのんさんは多分、朝食軽視派なので、無理して大量に食べることはないです。
大体、旦那さんは朝食を食べないのだから、一人で食べても淋しいだけです。
だが、朝からチョコレートは問題外ですよ!
朝からチョコレートを食うな。
朝に必要なのは炭水化物であって、炭水化物を食べないと、脳が正常に機能しなくなるんです。
だから黒砂糖入りの生姜湯は朝食に適しているわけですよ。
もしもこれに何かを加えるとするなら、リンゴ人参ジュースがお勧めです。
リンゴと人参とバナナをミキサーにかけて、そこに天日塩とオリーブオイルを入れると出来上がりです。
リンゴ人参ジュースを飲んでおけば、朝に必要な栄養素は全て足りることになります。
蛋白質のことが気になるなら、玉子でも食べていればいいんです。
昨日、タマティーが読んだ本で面白かった本があったので、あやのんさんに紹介しておきます。
臼井由妃著『あなたを幸せにする「男」の育て方』(PHP研究所)です。
定価は438円(税別)なので、お買い得です。
男と女は結婚してもそのまま夫婦になれるわけではないんです。矢張り男女双方が成長し合うからこそ夫婦に成れるので、それをどうやってやればいいのか、この本を読むと良く解ります。
もしかしたら、このブログでも紹介するかもしれないので、とにかくあやのんさんだけに最初に教えておきます。
投稿: タマティー | 2010年5月26日 (水) 06時30分