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脳のシナプスの形成

●脳の成長過程

 人間の脳は満遍なく成長して行くのではない。人間の脳はこの世での生存を確実にするために急激に成長して行くのだ。まず誕生から3歳まで急激に脳のシナプスを増やして行く。この時期までに言語を習得することになる。そして4歳になると一旦、誕生からの記憶を消去してしまい、新たな知識が入って来れるようにするのだ。そのために我々は3歳児の時は誕生から3歳までの記憶を持っているのに、4歳以降はその記憶を奇麗に忘れてsまうのだ。

 4歳で記憶の消去が起こると、脳は更にシナプスを増やして行くことになる。脳のシナプス自体は5歳から6歳がピークになり、それ以降はもう増えて行かないのだ。通常、我々が他人に対して「頭がいい」とか「頭が悪い」というのは、5歳から6歳の脳のシナプスの量で決まってしまうのである。

 脳のシナプスは7歳以降は減少して行き、15歳から16歳でひと段落つくことになる。それ以降は脳のシナプスを維持したまま生きていくことになるのだ。15歳から16歳が人間にとっては特別な時期であり、「第二の誕生」と言われるのはこのためだ。大体、10代後半で一体何をやっていたかで、その人のその後の人生はほぼ決まってしまうのだ。

 脳のシナプスは60歳以降で徐々に下降して行く。60歳をすぎると勤労意欲が衰えていくし、頑固になっていくものだ。脳のシナプスの減少は急激には起こらないが、自分の心身に明らかな変化が見えたのなら、「第三の誕生」として受け止めて、引退した方がいいのだ。脳のシナプスのことを考えると、70歳以上の人が政治家で居続けるべきではないのだ。長老というのは過去のことばかり振り返るようになってしまうので、未来を切り開いていくことができなくなってしまうのだ。

●親に従属することと自治領域の拡大

 育児をして行く上で、誕生から3歳までと、4歳から6歳までの間は、我が子の脳にとって非常に重要な時期であるのだ。脳のシナプスの量はこの時期にだけ増えて行くので、この時期に脳のシナプスを大量に増やしてしまえば、我が子は非常に高い知能を持つことができるのである。

 まさにこの時期は親に従属する時期であるので、如何に正しく従属させることが母親に求められているのである。誕生から3歳まではとにかく手間がかかる時期であるので、母親は育児を他人任せにしないで自分でやるようにすることだ。子供はこの時期に母親に甘えまくることで母性愛を蓄積して行くので、この時期に甘えまくることができなければ、得体の知れない反抗を繰り返してくることになるからだ。

 子供というのは母親に甘えることができると、自治領域を拡大して行くことになる。食事をするにしても最初は母親から食べさせて貰っていたのに、「自分でやる!」と言い出し、母親の干渉を拒絶するようになるのだ。我が子が「自分でやる!」と言い出したら、我が子がどんなにミスを犯しても、我が子にやらしてしまうことだ。自分でやればやるほど脳のシナプスを増やして行くことになるのだ。

 子供の自治領域を拡大させるためにも、オモチャは必要不可欠だ。オモチャは原始的な物の方がいいのだ。「積み木」のように遊び方次第では幾らでも遊べるようなオモチャは子供の脳を最大に刺激して行くことになるのだ。男の子ならミニカーだし、女の子ならお人形さんであろう。絶対に与えてはならないのはテレビゲームだ。テレビゲームは脳のシナプスを増やすことはないのだ。

 4歳以降の脳のシナプスの急激な増加と、幼稚園に行く時期はピタリと重なるのだが、幼稚園の良し悪しというのは子供の脳には非常に大きな影響を与えるのだ。幼稚園は飽くまでも遊びが主体で、遊びを通じて体を鍛えさせることをしなければならないのだ。幼稚園に幼稚園児たちが走り回って遊べる空間がないと、幼稚園に行かせる意味はないのだ。

 もう一つ制服というのも強烈なアイテムとなるのだ。どの家族もそれぞれ違うのだから、その違いを表に出されては、子供は仲良くすることができないのだ。同じ幼稚園児である以上、親の身分や財産は問わないということにするからこそ、子供は心おきなく仲良くすることができ、友達を作ることができるのだ。制服がない幼稚園は一見自由に見えて、実は非常に不自由なものなのである。

●テレビの視聴時間が長いと脳が委縮する

 脳のシナプスは5歳から6歳辺りでピークを迎えるのだから、子供には5歳から文字を教えた方がいいのだ。小学校に行ってから文字を習わしても遅すぎるのだ。脳のシナプスがピークになる前に文字を教えておけば、子供の脳に文字に対応するシナプスができるので、その後の人生で文字を自由自在に使いこなすことができるようになるのだ。

 実を言うと、イギリスの小学校は世界各国の小学校よりも1年早く入学させているのだ。この1年早い入学がイギリスを覇権国家にした原動力と看做しても構わないのだ。現在のイギリスは覇権国家から転落し、しかも小学校では労働組合の力が強くなってしまい、教育が腐敗してしまっているが、イギリスが覇権国家であり、労働組合が結成されていなかた時代には、この小学校で教育を受けたイギリスの子供たちは高い知能を持てるようになった筈だ。

 幼稚園では遊びが主体であるために、我が子には自宅で文字を覚えさせるべきなのである。母親が子供と遊びながら文字を教えて行くのだ。「あいうえお順」で覚えさせていけば子供は簡単に文字を覚えてしまうことだろう。大事なことは文字を教えるのは遊びながらするべきであって、如何にも教育を施すようにしてはならないのだ。

 6歳までは脳のシナプスを増やして行く以上、子供には余りテレビをみさせるべきではないのだ。テレビを見ることは、意外と脳をツ使っていないものなので、脳のシナプスを増やすことはできないのだ。それどころかテレビの視聴時間が長いと脳が委縮してしまい、日常会話すらきちんとできない子供になってしまうのである。

 自宅にはテレビを何台も置かないことだ。テレビなど1台で充分なのである。子供用のテレビなど買い与えてしまえば、子供はテレビに夢中になってしまうものなのだ。子供むけのテレビ番組があるなら見さしても構わないが、それ以外の番組は余り見させないことだ。それよりもテレビを消して、母親と会話する方が余程脳を刺激することになるのだ。

●好奇心こそ脳のシナプスを増やすことになる

 6歳までの子供を育てていく際は、ただ単に健康に育てればいいと考えるのではなく、脳のシナプスを効果的に増やす努力も必要なのだ。脳のシナプスを増やして行くためには、なんと言っても親に従属させてしまうことだ。子供は親から保護され、干渉を受けるからこそ、脳のシナプスを増やして行くことができるのだ。

 それと自治領域を徐々に拡大して行くことである。「自分でやる!」と言い出して来るものには自分でやらせればいいのだ。子供は当然に失敗をしでかす。だからといってネガティブに受け止めてしまうのではなく、子供に何度もチャレンジさせて、自分でできるようにしてあげればいいのだ。そうなれば母親は子供に干渉する機会が減少することになるのだ。

 そして「好奇心」があることをやらせることなのである。子供を育てていれば、子供は好奇心の塊だということが解るものだ。男の子なら自動車や電車や飛行機に興味を示したり、女の子ならお姫様ごっこに夢中になったりするものだ。その好奇心があるものに子供が取り組むと脳はフル稼働することになるのだ。

 好奇心は必ず集中力を生み、集中力を何度も使えば物事を達成させるから、その達成感によって脳内でドーパミンが大量放出され、新たなニューロンを形成する契機になり、脳のシナプスが増えて行くことになるのだ。それゆえ子供の好奇心が多ければ多いほど、脳はシナプスを増やして行くことができるようになるのだ。

 人間の頭の良し悪しを判定するのに、「好奇心」「集中力」「達成感」というのは重要な目安となるものだ。好奇心が旺盛で、集中力があり、達成感があることを何度もやってきた子供は大きくなっても好奇心や集中力や達成感があるものなのである。そのため脳のシナプスの減少を最低限に食い止めて、大量のシナプスを維持しつつ、脳のシナプスを巧く使いこなせるようになるのだ。

 大人たちの中には、好奇心などひと欠片もなく、なんでも「当たり前じゃん」と言ってきたり、集中力がなく何事もだらだらと行い、達成感がなくいつも不機嫌な顔でいる大人たちがいるものだ。こういう大人たちは頭が悪く、卑劣で、邪悪なことしか考えないものだ。この手の大人たちは6歳までの間にきちんとした育児を受けなかったからこそ、こういう捻くれ者になってしまったのである。

 育児書の中には「子供を自由に育てれば良い」と無責任なことを言って来る本があるものだ。子供に高い知能を持たすには、まず親にきちんと従属させることなのだ。その上で子供の自治領域を拡大させ。更に好奇心があることをやらせればいいのだ。子供は自由に生きているように見えても、決して自由に生きてはいないのだ。自由を否定するからこそ、子供は健全に成長することができ、大人になってからきちんと自由を使いこなせる人間になることができるようになるのである。

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