我が子を余所の子と比較しない
●子供の成長は千差万別
子供の成長というのは、本当に千差万別だ。両親の遺伝の関係で、運動神経が矢鱈にいい子供もいれば、運動神経が余りにも鈍い子供もいる。免疫力の問題で頻繁に病気になる子供もいれば、病気を殆どしない子供もいる。特に子供の変化が強烈に出て来るのは脳の部分であって、6歳までに脳のシナプスを大量に増やして行くために、想定外の行動を平気で取って来るし、16歳までは脳のシナプスが減少し続けて行くために、子供たちに様々な分野で格差が生じて来るのだ。
母親としては我が子に対して最高の育児環境を準備してあげると同時に、我が子の成長を肯定し続けるということが求められるのである。我が子が健康でいようが病気になろうがそれを受け止めてあげなければならないし、頭が良かろうが悪かろうが受け入れてあげなければならないのだ。
脳のシナプスの量と質に於いて如何なる子供も平等になることはないのだから、我が子を余所の子供と比較することは我が子を否定する行為なのである。愚かな母親に限って、「余所の子はこうなのに、うちの子はどうして駄目なんだろう?」という得体の知れない感情に囚われてしまうものだ。しかしそうやって比較しながら育てていけば、我が子は常に余所の子供たちよりも遅れを取って、母親としては苦しい育児を強い続けられるようになるのである。
育児というのは競争ではないのだ。子供は子供なりのペースでしか成長していくことはできないのである。我が子を余所の子と比較することは、その母親が我が子を肯定していないということなのである。問題は我が子の成長の遅れよりも、母親の母性愛の不足の方にあるのだ。
例えば、我が子が病院に長期入院を強いられる深刻な病気に罹ったとしよう。その際に「なんでうちの子だけが!」と思い続けていては、なんの対策も打つことはできないのだ。母親が我が子を余所の子と比較せず、我が子を肯定することができたのなら、病気という現実を受け入れることができ、幾らでも対策を打つことができるようになるのである。
●平等に取り扱われたら、子供はどうやっても不幸になる
子供が平等になることは絶対にない。子供は小さくても身長や筋肉量に差が出て来るし、脳のシナプスの量や質に於いては強烈な差が出て来ることになるのだ。幼稚園のように子供たちを集めてしまえば、みんな同じように見えるが、良く観察してみれば誰一人として同じ子供はいないのだ。
脳のシナプスは7歳から16歳までは減少の一途を辿るので、この間に脳のシナプスの減少を食い止めることをし続ければ、当然に高い知能を持った子供を育て上げることができるのだ。当然に脳のシナプスの減少を低く抑えた子供は大学に楽々と進学して来るし、脳のシナプスを大いに減少させてしまった子供は大学に進学してこないし、もしも大学に進学しようものなら地獄のような苦しみが待っているものなのである。
人間の体自体は19歳まで成長していくことになるので、この時期に運動をしまくって体を鍛え続けるしかないのだ。運動をしまくった子供たちは当然に身長を高くすることができるし、筋肉量も増やして行くことができる。それなのにこの時期に運動をしない子供は当然に身長が低くなるし、筋肉量も少なくなるものだ。それゆえ目に見える形で肉体上の格差が生じてしまうものなのである。
子供たちは心身ともに格差がありまくるのだから、子供たちを平等に扱ったら、子供たちはどうやっても不幸になるのだ。もしも学校の勉強で落ち零れがいるからといって、その落ち零れの学力に全ての生徒が足並みを揃えたら、誰も一生懸命になって勉強しなくなるものだ。もしも学校で運動会で順位を競うのではなく、みんなでお手手を繋いでゴールするようであるなら、誰も真剣に運動することはなくなる筈だ。学校にいる間は平等イデオロギーによって抑えつけられているから、なんの努力もしなくていいが、学校を卒業してみれば、自分にはなんの学力もついていないことが解るし、他の人々よりも遥かに劣った体力しか持っていないことに気付く筈だ。そうなればその人は惨めな人生を送るしかできなくなってしまうのである。
子供たちは決して平等になることはないのだから、その格差をきちんと認めるべきなのである。子供たちの格差を認めれば、子供たちは幾らでも能力を伸ばして行くことができるのである。子供たちを平等にすることはできないが、子供たちを公平に扱うことはできるのだ。教師たちが子供たちを公平に扱ったくれるからこそ、男も女も、健常者も身体障害者も、己の能力を自由に大いに伸ばして行くことができるようになるのである。
●良言返し
育児や子育ての現場では、母親は我が子の馬鹿丸出しの姿を見て、遂々我が子を否定しまいがちだ。理性的には我が子を肯定しなければならないことが解っているのだが、感情的には怒ってしまい、我が子を否定してしまうのだ。我が子を否定していれば、子供は委縮してしまうし、それをやった母親の方も悪い事をしたなと後悔し続けてしまうのだ。
そこでそういうことが起こらないようにするために、「良言返し」を使うことだ。良言返しとは、自分が否定的な言葉を言った際に、それを打ち消すような良い言葉を言って、結果的に我が子を肯定できるようにするのだ。この「良言返し」を使うと、育児や子育てが物凄く楽しくなり、子供たちも大いに能力を伸ばしてくれるようになるのだ。
例えば我が子に「馬鹿!」と言ってしまった時は、そのまま終えるのではなく、「馬鹿だけど運動神経はいいよね」と馬鹿と言ったことを打ち消すことを言って、違うことを褒めてしまうのだ。我が子がとろくて困っている時は、「とろいけど大らかに育っているよね」と別に褒めなくてもいい箇所を褒めてしまうのだ。
「良言返し」を使うと、日常生活で母親が我が子を褒めてばかりいるようになるのだ。そうすると、子供の方は母親に気兼ねすることなく、自分に興味があることに手を出し始め、大いにその方面の能力を伸ばして行くことができるのだ。当然にそうやって育てていれば、育児や子育てで我が子を否定するような言動を吐くことが激減することになるのである。
勿論、子供は善悪の判断力が低いのだから、平気で悪さをしてくるものだ。そういう時はきちんと叱ればいいのだ。但し、いつも子供を褒めて育てていれば、母親が子供を叱れば、子供に対して効果的な叱り方ができるのである。いつも子供に対して怒ってばかりいるからこそ、悪さをした際にいざ叱ったとしても、子供の方が改めなくなってしまうようになるのだ。
●我が子だからこそ、我が子を最後まで肯定することができるのは母親だけなのである
育児や子育てに於いては、母親こそが最終責任を持つものなのである。我が子を否定して来る人々は家の外には幾らでもいるのである。世界中の人々から我が子を否定されようとしても、母親だけが我が子を肯定し続ける。それが本物の母性愛というものなのである。我が子だからこそ、我が子を最後まで肯定できるのは母親だけなのである。
例えば我が子が難病奇病に罹り、医者が滅茶苦茶な治療を施して来たり、医者がお手上げになった時に、その医者の言うことを鵜呑みにするのではなく、敢えて否定すれば、他の病院の医者に診て貰うなり、その難病奇病を治せる民間療法を探し出せば、我が子を治す方法が見つかるというものなのである。
トーマス・エジソンは小学1年生の頃、小学校の教師から馬鹿扱いされ、校長からは入学3カ月目で退学を勧められるようになった。そこでトーマス・エジソンの母親は我が子を小学校に行かせることを拒否し、自宅で勉強させるようにしたのだ。だからこそトーマス・エジソンは幾らでも自分の好きな勉強をすることができ、大きくなってからは発明王として活躍することができたのである。トーマス・エジソンと同級生だった人たちにトーマス・エジソンを上回るような能力を発揮した人は誰もいなかったのだ。
現在のオリンピックのメダリストたちを見ても、学校の部活動をやってきたというのは非常に少なくなってしまった。子供の頃からスポーツクラブに通い、そこで基礎をみっちりと教えられ、その後に頭角を現わして来たというパターンが一般的になってしまった。学校の部活動では余りにも平等を重視する余りに、国際試合で勝てるだけの能力を身につけることができなくなってしまったのだ。
人間の心身の成長を考えれば、19歳までは適切な教育環境を与えられれば、大いに成長して行くことができるものなのである。子供の成長にとって最大の滴となるのは、お金がないとか、物がないとか、学校の校舎が粗末すぎるとかではないのだ。「平等イデオロギー」なのである。親や教師たちが平等イデオロギーに取りつかれたら、子供たちは平等を押し付けられてしまい、自分の能力を大いに伸ばすことができなくなってしまうのだ。人間の心身の成長は19歳までに決まってしまうから、自分が成長すべき時期に成長できなければ、もう二度と成長することができなくなってしまうのだ。平等イデオロギーは確実に子供の未来を破壊してしまうのだ。
母親であるなら、この世には人間を平等にしたがる人々がたくさんいるという事実を知っておくべきなのである。平等イデオロギーに取りつかれてしまえば、事実が全く見えなくなるものなのである。どの子供も千差万別なのだ。成長の速度だってテンデバラバラなのである。だからこそ母親である自分が我が子を肯定し続ける必要性があるのだ。子供というのは母親が肯定してくれるなら、後退したり停滞したりすることがなくなり、前進して行くことしかできなくなるのである。当然にそういう家庭環境で育った子供は大いに能力を伸ばすことができるようになるのである。
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コメント
タマティーさんこんにちは。良言返し、初めて知りました。ガミガミ言われるのって子供も嫌でしょうがこちらも自己嫌悪になりがちで…でもこれはいいですね!早速実行しますねそれから今回もコメントありがとうございます。人に立ち入られやすいことが悩みの一つですが、タマティーさんのブログを読み始めて、だいぶ自分を守れるようになってきたように感じています。
投稿: smile-larch | 2010年6月 3日 (木) 12時32分
smile-larchさん、良言返しはマジで効きますよ。
子供を叱るべき時は叱るべきだけど、ガミガミ言っていると四六時中叱ってしまうことになりますからね。
それって子供の成長に悪影響を与えてしまうし、母親だって精神衛生上非常に良くないですよ。
人間を1人で放置しておくと、脳はネガティブなことを考えるようになってしまうんです。
幾ら母親であるとはいえ、自分の意見だけを通してしまうと、自分が考えていることとは裏腹に、逆の結果が出て来るようになってしまうんです。知らず知らずの内に自分の脳がネガティブモードになっているからなんです。
我が子といえども、その子がどんなにいい子でも、常に接していると、我が子の欠点しか目につかなくなりますからね。
そこで良言返しを使うと、子供を褒めることになるだけでなく、母親の脳もポジティブモードになってしまい、子育てをすることが楽しくなってしまうんです。
これは子育てだけに使えるのではなく、夫婦関係でも友達関係でも使えますよ。
人間の脳はネガティブモードに成り易いと解っていれば、良言返しを使って相手を褒めてしまうことですよ。
そうすると自分の脳も相手の脳もポジティブモードになって、いい関係を展開できるようになるんです。
投稿: タマティー | 2010年6月 4日 (金) 06時47分