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我が子には経典を暗記させよ

●経典はそれが素晴らしいからこそ伝えられて来た

 両親に宗教心があって、子供たちが子供の頃から経典に親しめる環境にあるなら、その子供たちは無理をすることなく、その経典を覚えてしまうことだろう。自宅で両親が読経していれば、自然に頭の中に入ってしまい、暗誦できるようになるからだ。子供の脳が出来上がって行く時に読経が聞こえて来るという環境にいれば、比べ物にならないくらいに知能は高くなるのだ。

 経典というのは、通常の書物とは異なる。経典は宗教書であるがゆえに、神と人間との関係を規定する書物なのである。通常の書物は飽くまでも人間中心に書かれているのであって、それは勿論、知識を増すことができるが、神という視点がないために、高い観点から物事を見ることができないのだ。

 経典は決して読みにくいものではない。多くの人々が読んで来て内容が素晴らしいと認定して来たし、その文章も読み易く、格調が高いのだ。確かに作者が読者に媚び諂えば、解り易い文章を書くことはできるだろう。しかしそういう書物に限って内容がないものだ。経典のように一読しては理解し尽くせないからこそ、何度も読むのであって、そういう書物こそ内容が深いものなのである。

 経典に触れたことがない人に限って、次から次へと出版される書物に溺れてしまい、こんなに本が出回ってどうすればいいのかと言い出すものだ。しかし経典に親しんでいると、経典によって一気に高い精神レベルに到達できるので、価値の低い書物を退けることができるようになるのだ。そのため価値の高い書物だけを読むことができ、良質な知識を大量に獲得して行くことができるのである。

 週に1度でもいい、月に1度でもいい、自宅で両親が読経を行い、その後、夫婦で宗教について話し合っていれば、自然と「聖なる時空」を生み出すことができるものだ。「聖なる時空」を持つことができれば、日常生活にどっぷりと浸かることなく、生活を聖化していくことができ、神の聖慮に適う生き方ができるようになるのである。

●絶対に読んでおいた方がいい経典

 子供の内に絶対に読んでおいた方がいい経典は『大学』である。これは儒教の経典であり、朱子学以降、儒教の最高経典と看做された経典である。現在、日本には儒教徒というのはいないが、儒教に関係なく、この経典は読んでおいた方がいい。というのは江戸時代にこの『大学』が好んで読まれ、これを読んだ人々が明治維新を引き起こしていったからだ。要は「修己治人」ができた人々が日本を近代化させることに成功したのである。『大学』は非常に短い経典なので、子供でも難なく暗誦することができるものなのである。

 『大学』を暗誦できてしまえば、次は『論語』でも読ませるといい。日本の政治家や経営者は『論語』を好む者が多く、子供の時に親しんでおれば、自然と立身出世がし易くなるものだ。『論語』の凄さは、若い時に読めば納得いく文章に出会えるし、年を取ってから読んでみても、また味わい深い文章に出会えるのだ。

 経典ではないのだが、『祝詞』を暗誦してみるのもいい。祝詞に書かれた言葉は古代日本の言葉がそのまま使われているので、それを自分が声を出して読んでみると、古代日本語が明確に理解できるようになるのだ。『祝詞』さえきちんと読めると、『万葉集』や『古今和歌集』といった和歌を読んでも、その良さが手に取るように解るのだ。

 『古事記』は語り部の稗田阿礼の言葉を文章化したものなので、『古事記』を黙読するのではなく、音読してみることだ。古代日本の神話や歴史が沸々と湧き起こって来るのが解る筈だ。『古事記』を音読してみると、稗田阿礼は女性だというのが解る筈だ。歴史学者たちは男性だといっているが、絶対にそうではないのだ。なぜなら、『古事記』の視点は全て女性の視点で書かれているからだ。

 日本語は「大和言葉」と「漢語」を組み合わせたものなので、『祝詞』で大和言葉を、『大学』で漢語を学んでしまうと、日本語の理解度が加速度的に進んでいくことになるのだ。如何なる言語にも独特のリズムがあるのであって、そのリズムを掴めないと、いつまで経っても言語能力が上達しないものなのだ。だから、その言語の基盤となっているような経典を探し出し、それを音読して、暗誦できるようになると、その言語を自由自在に使いこなせることができるのだ。

●人工宗教の真贋が解る

 経典というのは音読すべきものであって、暗誦できるまで繰り返すものなのである。このことが解っていると、人工宗教の真贋が解るものだ。人工宗教というのは、神道のように教祖がおらず、先祖伝来の祭祀を行う宗教ではなく、或る日突然に教祖が出て来て、人工的に宗教を作っていった宗教のことである。

 まず仏教の場合、大乗仏教では『法華経』が最高経典とされた。多くの名僧高僧たちが思索と議論の末に辿り着いた結論なので、仏教徒なら受け入れるべきであろう。だから天台宗や日蓮宗や日蓮宗系の新興宗教団体は、信者たちに法華経を音読させまくり、暗誦させるようにしているのである。これは信者の宗教教育としては正しい遣り方なのである。

 ところが、浄土宗や浄土真宗になると、『浄土三部経』を暗誦させるまで読ませないのである。称名念仏させすればいいというのでは、信者への宗教教育は不十分なのである。それどころか浄土真宗の信者たちは教団が禁署扱いした『歎異抄』の方を愛読しているのである。これでは益々本来の教義から遠ざかってしまうのである。

 ユダヤ教では子供が12歳になるまでに、『モーセ五書』を暗誦できるようにさせている。それができると『タルムード』に進ませている。このためユダヤ教は生活規範の宗教になってしまうので、キリスト教のように得体の知れない神学論争を延々とやることがないのだ。そのため、学問やビジネスで成功する確率が非常に高くなってしまうのだ。

 キリスト教は『聖書』を経典としてしまったために、記憶すべき経典が多過ぎてしまったのだ。『旧約聖書』『続編』『新約聖書』を暗誦できるようになるのは、神学教育を16年もの間受けた聖職者たちであって、信者たちは読経することも、暗誦することもないのだ。信者たちが自発的に黙読するだけでは、経典としての機能を発揮できないのだ。そのためキリスト教徒たちは自分に都合のいい文章だけを引っ張り出して来て、キリスト教について述べるという芸当をやってのけるのだ。

 例えばイエスの言った言葉に「人はパンのみに生きるに非ず」というのがあるが、この文章を大抵のキリスト教徒たちは精神的生活と物質的生活の分離という意味で使うのだが、それは典型的な誤読なのである。イエスはモーセのエジプト脱出でユダヤ人が飢饉に陥り、天からマナという食べ物が降って来たことを踏まえて発言しているのである。イエスの言わんとすることは、物欲を離れて精神的に生きろと言っているのではなく、どんなに貧乏しても神様は食べ物を与えてくれると言っているに過ぎないのだ。イエスはこの発言後に救世主として目覚めるので、イエスの宣教というのはかなり現実的な意見ばかり言っているのである。『聖書』を暗誦できるまで読み込まないから、イエスの言っていることを根本的な所から間違えてしまうのである。

 『聖書』を暗誦させないキリスト教に対して、イスラム教では『コーラン』を音読させ暗誦させている。『コーラン』はアラビア語の文章としては最も美しい文章とされているので、これお暗誦できるようになってしまうと、イスラム教のことが全て解るようになっているのだ。だから、一度でもイスラム教国になってしまうと、イスラム教を手放すということがないのである。

●「記憶の核」が出来上がる

 経典を暗誦できるようになると、「記憶の核」ができあがり、幾らでも知識を吸収して行くことが可能になるのだ。世の中には物覚えの悪い子供がいるものだが、そういう子供は子供の時に経典を暗誦するという機会を与えられなかったからなのである。経典をすらすらとと暗誦できるようになると、学校の勉強など簡単になってしまうものなのである。

 記憶の核ができると、知識が増えて行くだけでなく、思わぬ一手を生み出せなくなるものである。脳が常に活発に活動しているので、自分が窮地になっても、解決策を見つけ出すことができるのである。宗教心のない人は逆境になるとすぐに諦めてしまうものだが、宗教心があると逆境になっても挫けることなく、突破口を見つけ出すことができるようになるのである。

 但し、経典の暗誦による記憶量が余りにも多過ぎると、その文明は停滞するという現象が起こってしまう。イスラム文明は中世に世界最高レベルの繁栄を実現したが、その後は振るわなくなってしまった。中国文明は科挙が整備されて、四書五経を暗記させるようになってから、下り坂になり、最後には欧米列強の餌食になってしまった。余りにも多くの経典を覚えさせてしまうと、逆にその人の脳が委縮してしまうのである。

 宗教というのは、人間の理屈が如何に胡散臭いものかを教えてくれるものだ。物事を論理的に考え、合理的に進めて行くことは確かに大切なことだ。しかしその理屈が余りにも目立ちすぎるようになると、逆に人々を不幸にしてしまうものだ。フランス革命にしても理屈を積み重ねてやってみたら、ひっくり返ってしまったし、ロシア革命にしても理屈を積み重ねてやってみたら、大失敗してしまったのだ。

 成功するために努力することが必要だ。しかしこの世では努力をしても敗れてしまうこともあるのである。我々がこの世で出来ることは全力を尽くして生きると同時に、それ以上のことは神様に任せるしかないのである。神様に対して絶対服従しておけば、神様は我々をどうにか生かさせてくれ、成功へと導いてくれるのである。その摩訶不思議な現象に出会うためには、経典を暗誦するしかないのである。

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コメント

タマティーさん、お返事ありがとうございます!

親戚が仲良く集まれるのは有り難いですよね。
親戚付き合いを大切にしていきたいと思います!

男の子を授かるためには、お野菜をたくさんとることが大事なのですね!

中華料理はいいですね!お肉も野菜もたくさん食べれて、美味しくて、2人とも満足しますね!

今までは糠漬けは買っていましたが、たくさん食べるためにもぬか床を作ろうと思います!

近所のスーパーには国産の天日塩がなく、お取り寄せしました!

届くのが楽しみです!

来年ぐらいに妊娠できればいいなと思っているので、体質改善をして、主人と仲良く楽しく頑張りたいと思います!

投稿: ナオ | 2010年6月24日 (木) 09時30分

有難うございましたhappy01
高級塩の威力は凄いです!何時もの料理が美味しく感じます
所で 夫の事なのですが 結婚してから夫から子供が欲しいと言われた事がなく逆にいらないと言ってます
同居の時、夫の妹さんの子供がよく来ていて邪魔だと言ってました 本心かな?
プロポーズもちゃんとしたものがなく、待ちきれなくて一年同棲して 私が強引に結婚に持ち込んだ感じです その時 できちゃった婚できたらな~って少し思ってました
最近 子供出来なくても私と一生一緒にいたい?って確認したら うんって言ってました
普段は一緒にいて、笑いのツボも同じでお互いよく笑いあってるのですが子供の話になると夫はひいてしまうようです
タイミングを取らないといけない日も無理って言われたり…仕事で疲れているのもあると思いますが…
何となく 妊娠の最後の要は夫が子供欲しいと思う事かな と思ってしまいます
でも そんなの関係なくて 出来る時は何がなんでも出来るものですか?

投稿: あやのん | 2010年6月24日 (木) 22時33分

 あやのんさん、恐らく妊娠できないのは、旦那さんが「俺の子供が欲しい」と言ってくれないからじゃないかな?
 食事とか体のことは勿論大事だけど、それが引っ掛かって前に進めないんじゃないか?
 こういう時は、休日に動物園に行くに限りますよ。
 家族づれが結構来ていますので、それに刺激されて、子供が欲しくなるもんですよ。
 動物に触れて、旦那さんの野生を目覚めさせよう。

 なんの報告もないとこを見ると、恐らく俺が出した課題は失敗したようですね。
 が、しかし!
 本日、目出度く日本のサッカーチームが遂に決勝トーナメント出場決定!
 どんなに弱かろうが、タマティーは母国のサッカーチームを最後まで応援しますよ。
 そこであやのんさんに特別に運命鑑定をしてあげましょう。
 夫婦の名前と生年月日、結婚した日、旦那さんの職業と、あやのんさんは旧姓と今まで経験した職業を書いて送って下さい。
 3日以内に出来上がりますので、ちゃんと見て下さいね。


happy01 happy01 happy01

投稿: タマティー | 2010年6月25日 (金) 06時59分

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