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二世代同居や三世代同居が子供の脳に与える影響

●人間は本来、大家族志向である

 現在では家族の多くが核家族になってしまっているが、核家族は規模が小さいために気軽に動けるという利点がある一方、その反面、少子化や夫婦間暴力や老人介護といった様々な問題を抱えまくっている。家族というのは規模が小さければ、本来持っている機能を十二分に発揮できないものなのである。

 人間はそもそも大家族志向である。大家族こそ人間生活の基本形態なのである。狩猟採集経済では家族が単独で生存するということはなく、多くの家族が纏まって集団で暮らしていたのである。大抵の女性は10代か20大前半にまで結婚したから、2世代同居、3世代同居は当たり前となるのである。

 大家族であればこそ、食料を調達している行動を展開することもできるし、家事や育児も楽にすることができるのである。人が大勢いれば協業と分業が働くから、自分一人が僅かな力を出しても、大きな成果を産むことができるようになるのだ。仕事や家事や育児で悲鳴を上げているのでは、核家族たちであって、家族の構成員が少なければ、どうしても夫や妻に負担がかかりすぎてしまい、重労働にならざるを得ないのである。

 もしも自分が大家族の元に嫁いできたのなら、大家族の中で生活することに不満を垂れないで、大いに大家族を楽しむべきなのである。家の中に姑や大姑がいれば、家事や育児に於いて圧倒的な有利になるものなのである。問題は自分が姑や大姑と仲良くできるか否かなのであって、仲良くなってしまえば、これほど有難いものもないのだ。

 子供にとっても大家族で暮らすことは、脳の成長にとって尋常ならざる影響を与えてくるものだ。まず大家族の中で育てば、大家族で使用される情報量が半端ないものになり、当然にその中で育てば、多くの語彙を覚えることができるのである。核家族で育てば、両親しかいないので、幾ら両親が頑張った所で、その使用される情報量は少ないものになってしまうのだ。大家族で育てば常時、子供に接触できる人材を確保することができるので、子供の脳は常に刺激されまくるのである。

●二世帯住居にしない

 大家族は大きく分けて、父系家族の大家族と、母系家族の大家族に分かれる。大家族は農業や魚業を営んでおり、嘗ては武士たちもこれに含まれた。父系家族は拡大再生産志向であって、子供を多く産み育て、その子供たちを分家させることで、自分たちの勢力を増やして行くことになるのだ。だから父系家族の大家族に嫁げば、男の子を産むを期待されるのであり、それも息子が1人や2人では駄目なのである。より多くの男の子を産んで行かねばならないのである。

 母系家族の大家族は旅館業や飲食店業や商業を営んでおり、女が前に出て、男が後ろに下がるということを行う。母系家族では婿取りが基本であって、その婿取りも勝手に恋愛をして貰うのではなく、自分たちの家業で婿の候補を育て、それに合格したら婿を取るということをしてくる。母系家族の大家族では嫁姑の問題が発生しない。そもそも親子だからだ。母系家族の大家族は現状維持志向であって、子供を多く産むことを望まない。それよりも子供を少なく産んで、きちんと育てるということをしてくるのである。

 大家族では父系家族と母系家族ではまるっきり違うので、自分に求められる役割をきちんと果たすようにすることだ。父系家族の大家族に嫁げば、嫁姑の問題はあるし、労働に出て行かねばならないし、子供を多く産まねばならない。将来、分家を行うので、子供を多く産まねば、どうやっても立場が悪くなってしまうものなのだ。母系家族の大家族に婿入りする男性は、仕事をやりまくらねばならないし、かといって妻を立てて、妻の機嫌を損ねないようにしなければならないのだ。

 もしも自分が大家族に嫁いだり婿入りして来たのに、二世帯住宅にしてしまっては、なんの効果も得られないものなのだ。確かに二世帯住宅にすれば、自分たち夫婦と、両親のプライバシーを維持できるが、そんな住宅に住んでしまえば、親子の断絶が起こって、自分たち夫婦が親から受け継がねばならないものを受け継げなくなってしまうのだ。

 大家族はみんなで一緒に暮らすからこそきちんと機能するのであって、仕事や家事や育児が非常に楽になるのである。育児で何か手伝ってほしいのに、二世帯住宅では気軽に頼めないものなのだ。二世帯住宅では嫁の権限が非常に大きくなってしまい、姑は嫁に怯えるようになり、いつまでも嫁と姑が仲良くなれなくなってしまうのである。

●核家族なら親戚回りをすべし

 もしも自分たち夫婦が核家族なら、子供を連れて親戚回りをすることだ。子供を祖父母の所に連れて行けば大喜びするものであって、その経験が脳に最大級の刺激をもたらすことになるのだ。自宅だけで生活していては、どんなに素晴らしい環境にしても限界があるのであって、たまに祖父母に家に行くからこそ、その変化を楽しむことができるようになるのである。

 育児をする母親たちの間でよく言われるのが、「親戚回りをすると不良にならない」と言われることだ。これは親戚回りをすることで、子供が自分の血統を確かめることができ、自分の存在を肯定できるし、自分の自信を持つことができるのである。青少年が不良に走るのは、貧困が原因ではないかと思われているが、実はそうではなく、核家族の中で育ってしまったために、両親への反抗心を最大限にしてしまい、それが外に向かって爆発しているだけなのである。

 夫の両親や妻の両親の家に行った時は、長居させて貰い、子供に違う環境を与えて、脳を刺激しまくることだ。最低でも2泊3日にすれば、子供の脳は大いに刺激を受けることになるので、脳のシナプスを増やしまくることができるようになるのである。但し、祖父母は昔のように体力があるわけではなく、子供に接することに疲労が見え始めたら、とっとと帰ることだ。

 大家族では当たり前なのに、核家族になる当たり前ではなくなるものが、「家系」である。大家族は意外と家系にうるさく、子供たちに「我が家の先祖は誰それで、誰が何をしたか」というのを延々と教えて行くものだ。しかし核家族だとそれをしないので、子供たちは自分の手本となるような人物を得ることができなくなるのだ。そのため核家族なら父親が意図的に先祖の話をすることで子供たちに自分の手本となるような人物を与えるしかないのである。

 家系には運勢のリズムがあるので、家系を教えられていれば、自然と自分がすべきことが解るようになるのだ。通常、初代には富を多く作るし、2代目はそれを維持し、3代目にその財産を土台に積極的に事業を展開するようになるものだ。そのため家系というものが解っていないと、自分がすべきことが解るず、出鱈目な行動を取ってしまうようになるのだ。

●子供たちは祖父母のことも大好き

 育児をしているのなら、祖父母を排斥するのではなく、祖父母を巧く使うことだ。子供たちは祖父母のことが大好きなので、祖父母を巧く使って子供たちを育てて行けばいいのだ。全てを母親がやってしまうからこそ、育児疲労が起こって来てしまうのである。祖父母は丁度暇なのだから、祖父母の所に子供たちを連れていれば、子供たちの面倒を見てくれるようになるのである。

 通常、子供の時に祖父母との接触が多かった子供は、性格が穏やかになって、人徳の高い人物になるものだ。祖父母は自分たち夫婦よりも人生経験が豊富なので、様々なことを知っているものだし、物事も感情的になって受け止めることが少ないものだ。そのためそういう祖父母と子供たちが接触していれば、その子供たちが感化されない訳がないのだ。

 特に子供が5歳や6歳といった脳の臨界期に祖父母に会わしておくことは絶対に必要であって、この時期に祖父母に会わせないと、子供たちは脳のシナプスを大いに増やして行くことができないのだ。実際、子供たちは祖父母に会うことに大いに興奮するのはこの時期なのであり、だからこそこの時期に祖父母に会わしてあげるべきなのである。

 現在では大家族は少数派に転じているものだし、核家族で暮らしている人たちから批判されてしまうものだ。しかし核家族が多い世の中だからこそ、敢えて大家族を守るべきであって、文明以前から続く人間の基本的な生存形態を残しておくべきなのである。実際に暮らしてみれば、大家族は非常に便利なのだがら、大家族の機能を思う存分使って行くことだ。

 重みのある人間や、奥ゆかしい人間は、祖父母に育てられるからこそ、その家系の重みを受け取ることができ、それが自分の変化として出て来るのである。学校の勉強ができて成績が良いだけでは駄目なのである。そんな人間は軽薄だし、なんの深い思索もできないものだ。自分の生存がしっかりと先祖から導き出されているということが解るからこそ、我が子に重みが出て来るし、奥ゆかしさも出て来るのだ。

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コメント

タマティーさんこんにちはhappy01奥ゆかしさ、最近聞かなくなりましたが素晴らしい言葉ですね。主人の両親とそろそろ同居になるかも知れません。私は変わった両親に育てられたせいだと思いますが、人に近付きすぎると呆れられたり嫌われたりするのではないかという恐怖感があります。でも子供達が立派な人に育つご褒美があると思えば、同居も頑張れる気がしてきました。

投稿: smile-larch | 2010年6月 2日 (水) 12時51分

 smile-larchさん、他人には警戒心を以て付き合う方が正常なものですよ。
 世の中には人づきあいが非常に巧い人たちがいるけど、そういう人たちはそのように生きて行けばいいんです。
 他人に警戒心を以て付き合う人は、警戒心を以て付き合えばいいんです。

 育児をしている時って、自宅に姑がいると便利なんだけど、それなのに婦人雑誌では「嫁姑の争い」になってしまうので、情報を鵜呑みしないことです。
 特に気をつけるべきは『婦人公論』ですよ。
 あの雑誌ほど婦人には有害なのに、しぶとく生き残っていますからね。
 姑がいると、料理のバリエーションが増えますよ。嫁1人だけでは料理の数が限られて来るんですよ。
 それと自分が忙しい時に、姑に育児を任すことができる。これって非常に有難いですよ。
 更に住宅費が浮く。住宅費を可処分所得に回せるんだから、当然に豊かな生活ができるようになるんですよ。

 smile-larchさんの場合、母親の一件があるために、姑さんと暮らすことで、心の傷を癒して行くんでしょうね。
 そういう運命の巡り合わせは大事にすることですよ。

happy01 happy01 happy01

投稿: タマティー | 2010年6月 3日 (木) 06時29分

タマティー様、こんにちは!

今、義両親と同居していますが、最近、姑に対してイライラする事が多くなって来たので悩んでいます。
私は口下手な方で、姑は延々としゃべりかけてくるので、ストレスが溜まってきます。
しかも、他の家を見下した話や、しょーもない話が多いです。
自分の息子(私の旦那)も三回目の結婚で、一回目は悪い事して奥さんと子供に出て行かれ、二回目は奥さんに自殺され、多分近所の人にも影ではボロカスに言われていると思います。
でも、姑は自分の家はものすごく良いような口ぶりで話すので余計に腹が立ってきます。
私も、今は育児と家事で精一杯なので家に居る事が多く、姑と居る時間が多いです。

別居しようかと思っていたのですが、やっぱり義両親とは仲良くして二世帯住宅にもしないで同居していた方が良いんですよね………。

それと、しばらく旦那とはレスの状態で、旦那は不満みたいですが、私はこの家にいると修業に来てる感覚でそんな気分にはなれなくて拒否しています……。
(>_<)

理屈では同居が良いのはわかってるのですが、このまま修業のような生活に堪えていく方が良いのでしょうか………?

投稿: ともぞう | 2013年3月 9日 (土) 14時02分

ともぞうさん、姑さんは前妻の自殺に一枚かかわってんじゃないの?happy01

一旦、里帰りをお勧めします。
それが身のためじゃ。

新居を買えるだけの経済力があればいいんだけど、なさそうなので・・・。
こういうことは修業云々より、「お金」があれば解決できてしまう問題なので、お金がないんなら「会話の仕方」を工夫することですよ。

まあ、放置しておくとネガティブな話になるなら、何か共同作業でもすればいいんですよ。

投稿: タマティー | 2013年3月10日 (日) 07時15分

タマティー様、いつもお返事ありがとうございます。
m(__)m

姑本人は、前の嫁に対して
「あれだけしてあげたのに死なれた」
と言っていますが……
姑の影響は大きかったと思います…。

暖かくなったらしばらく実家に帰る段取りしています♪
(^O^)/
タマティー様もそうおっしゃってくれるし、
堂々と帰ります♪♪

お金は本当に無いです……。
(+_+)
ちなみに義両親もお金無いみたいです……。

姑と共同作業………と言えば今は子守りぐらいしか思いつきませんが…考えてみます♪♪

タマティー様、いつもありがとうございます。
m(__)m

投稿: ともぞう | 2013年3月11日 (月) 09時35分

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