ウィークエンドエッセイ『水難事故はどうして起こる?』
●水は火より怖し
火は水よりも怖し。火災で死ぬ人よりも、水難事故で死ぬ人の方が多いものだ。火は一目見れば危険と解るので、誰しも注意するが、水は幾ら見ても危険とは思わないので、誰もが警戒を怠ってしまうのだ。夏に家族で水遊びに出かけるなら、親は子供が死なぬように注意すべきだし、子供にもきつく言い聞かせておくことだ。
我が家では父親が子供の頃に水害に遭ったので、洪水の恐ろしさは子供の頃から何度も教えられてきた。父親は洪水を恐れてか、川から離れた高台に一軒家を購入したので、どんなに大雨が降っても洪水に見舞われることがなかった。洪水に遭わないというのが、財産を着実に形成する方法ということを身を以て教えられたのだ。
よく「床上浸水」とかと報道されるものだが、床上浸水を食らってしまうと、1階にある家財道具は全て駄目になってしまい、しかも家中が臭くなってしまい、当分の間、住める状態ではなくなってしまうのだ。かといって洪水で家が流されてしまえば、住む所がなくなってしまうので、当分の間、避難所暮らしになり、家を再建するのに莫大な費用を要するようになるのだ。
大雨が降った時、避難勧告が出た時点で避難所に行くべきなのである。避難勧告なんだから「まだいいだろう」と思っていると、避難命令が出る頃には土砂降りの雨で身動きが取れなくなってしまい、避難所に辿りつけないし、下手をすると避難所に行く前に水に流されて死んでしまうことになるのだ。洪水で家に取り残された人々を救助隊の人々が救出するシーンが放送されると、何か感動的なシーンだと思い込んでしまうのだが、実はそうではなく取り残された人々は判断を誤ったにすぎないのだ。
農家の人は、大雨の時には田圃を見に行かないことだ。雨に浸かってしまえば今年の収穫は駄目になってしまうが、大雨が降っているのに見に行った所でどう仕様もないのだ。だから水稲栽培だけするのではなく、陸稲栽培もすべきなのであって、そうやって危険を分散をしておくべきなのである。毎年、農家の人が大雨の時に田圃を見に行って死んでしまうのだが、いい加減に農家の人々は対策を打つべきなのである。
●水流はランダムに動く
レジャーで川や海に遊びに行った時、なんで水難事故に遭ってしまうのかというと、水流がランダムに動くからなのである。川底も海底も一定ではないから、水流が様々に変化して、予測不能の動きをするのだ。よく水難事故が起こると、テレビで学者が水の表面の流れと、水面下の流れが違うということを説明するのだが、そんな単純なものではなく、もっと複雑な動きをするからこそ、人が溺れ死んでしまうのである。
昔の人は「河童に足を引っ張られれた」と説明したものだが、こういう説明の方が意外と真実を突いているものなのだ。科学的に水流を調べようとすれば、膨大な計算式を必要とし、恐らく小さな川ですら、その水流を解明できないものなのである。こういう時は科学的になるよりも、昔から言い伝えられて来たことを信じた方がいいのである。
自宅の近くに川や海があって、子供の頃から水遊びをしているのなら、その子供は水流のランダムな動きに慣れていることだろう。しかし、いつもは都会に暮らしているのに、行き成り川や海に行って遊ぼうとすると、ランダムな水流に不慣れなために、まさかこんな所で水難事故に遭って死んでしまうのかと思うような場所で死んでしまうことになるのだ。
もしも子供たちに水遊びをさせるのなら、救命胴衣をつけて遊ばさせることだ。救命胴衣をつけていれば、溺れ死ぬことなどないのだ。救命胴衣など買ってみれば値段は安いものだ。それなのにそれをケチるからこそ、我が子を死に至らしめてしまうのである。救命胴衣は動きが鈍くなるので、動き易くしたいのなら浮輪でもいいから購入して、それによって安全を確保すべきなのである。
水難事故に遭った場合、子供のいる親なら子供は目を離すと何をしでかすか解らないことを知っているから、遂々子供を亡くした親に同情してしまうものだ。しかし問題はその親にこそあるのであって、その親が我が子を守るために充分な配慮をしなかったために、我が子を死なせてしまったのである。そのことは絶対に忘れてはならないのだ。
●二次災害を避ける勇気
誰かが川や海で溺れている時、それを助けに行くことは非常に危険である。自分自身が二次災害に遭ってしまい、共倒れになってしまうからだ。たとえ助けたとしても、その人から感謝の言葉を聞けても、莫大な報奨金を貰えるわけではないのだ。警察などはこの行為が尊い行為だと知っているから感謝状を送ったりするが、決して真似をしたりすべきではないのだ。
溺れている人を救助する時は、こちら側に浮輪など水中で掴まるものがないと、相手の体に手が届いているというのに、相手を持ち上げることができず、それどころか相手の体に引っ張られて、双方が死んでしまうことになるのだ。ライフセーバーですら、素手で助けに行こうとしないことを、肝に銘じるべきなのである。プロですら道具を持って助けに行くのに、素人が素手で行くべきではないのである。
溺れている人を助けに行く勇気は確かに尊いものだ。しかし二次災害を恐れて助けに行かないというのも、評価されるべき勇気なのだ。人間には99匹の羊は安全なのに、たった一匹の迷える子羊を救い出すと、それに感動してしまうという厄介な感情を持っている生き物なのだ。そういう感情を制御することができないと、自分が死んでしまうことになるのだ。自己犠牲は他人を感動させるものであっても、その人の命はそれで終わりになってしまうのだ。
これが家族の間で起こったら、究極のジレンマになってしまうのだ。例えば子供が溺れている場合、父親は助けに行こうとするものだ。しかし父子共々溺死してしまったら、「残された妻や子供たちはどうなるのか?」ということにまで配慮すべきなのである。子供が1人死んでも、夫婦が残っていれば再び作ることができるが、夫が死んでしまえば、もう作ることはできないのだ。
このような究極のジレンマに立たされないように、だからこそ父親は水遊びに行く時、子供たちの安全を考えて、救命胴衣や浮輪を購入すべきなのである。子供たちには水の恐ろしさを教えておき、「お前が溺れれば助けに行くけど、パパといえども自分の身が危険なら、たとえ我が子であっても助けに行くことはない」とドライに言い切ってしまうことだ。子供は常日頃、どんなにヘマをやらかしても、親が尻拭いしてくれることに慣れているから、自分が溺れても助けに来てくれるだろうと思っているものなのだ。そこに強烈なパンチを浴びせておくべきなのである。
●子供には水の恐ろしさを厳しく教えよ
家族で水遊びに行く時、その両親に求めらているのは、パーフェクトゲームなのである。我が子たちを全て安全に自宅まで帰らせることをしなければならないのだ。水難事故に遭った場合、負傷して帰って来るということはまずない。殆どは死体となって帰って来ることになるのだ。そうなればもう全てが手遅れなのである。
子供たちが水遊びをしている時は、絶対にお酒を飲まないことだ。両親が飲酒をして酔っぱらっていては、子供が溺れた時に冷静な判断ができなくなってしまうからだ。自分が感情的になって水の中に飛び込んでも、それが死への一直線になってしまうこともあるのである。
特に天候が怪しくなってきたら、早々に引き揚げることだ。自分たちがいる場所では雨が降っていなlくても、上流では大雨が降っていて、鉄砲水が襲いかかってくるかもしれないからだ。砂浜でも天候が怪しくなると、突如落雷が発生し、その落雷に直撃して、感電死する場合だってあるのである。天候が変わると、川や海は激変してしまうものなのである。
水辺で子供たちを遊ばせる時は、絶対に救命胴衣や浮輪を持たせて遊ばせ、子供たちから目を離さないことだ。長時間、水の中にいるのではなく、親の方に体力が充分にある状態の時に切り上げてしまうことだ。親といえども、体力が消耗すれば判断力が低下してくるので、その時に誰かが溺れたら、的確な判断をすることができなくなるからだ。
子供たちには水の恐ろしさ厳しく教えた方がいい。1度聞いたぐらいで解るわけがないからだ。ニュースなどで水難事故で誰それが死んだというニュースが流れたびに、水は危険なんだなということが解るようになれば、自分の親は子供のことをきちんと守ってくれる親なのだなということが解るようになるものなのだ。
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コメント
それでは「リカ」さん、運命鑑定の結果を報告します。
①結論
借金の返済が終わるまで、再婚はしないように。
②両親の相性
両親の相性は物凄くいいんです。
運命の出会いを果たした間柄です。
しかし、結婚した時期が拙かった。
父親の方が天中殺の時期に結婚してしまったので、父親としては結婚で相当なダメージを負ってしまった筈です。
借金を背負ってしまったのも、そのせいであって、今は離婚してせいせいしている筈です。
③父親の性格
お父さんの性格は、合理的に物を考え、物凄く頑張り屋さんです。
みんなでワイワイ騒ぐのが好きで、ユーモアのセンスは抜群です。
財運はあるので、借金しても、どこからともなくお金が入って来る筈です。
但し、自分のプライベートに誰であっても立ち入ってほしくないと思っているので、リカさんが借金のことを聞いても、決して答えないと思います。
父親のことは放っておいた方が無難です。父親自身で解決して行く筈です。
④リカさんと父親の相性
リカさんの父親の相性は物凄くいいです。
多分、子供たちの中で一番可愛がって貰えた筈です。
リカさんは女性の割には物事を合理的に考えて来るので、それが父親の物の考え方と一緒ですので、話が合うと思います。
しかし気をつけるべきことは、リカさんは物事を深刻に受け止めてしまう傾向が多いので、お父さんが冗談を言っているのに、それを無視したりしていると、お父さんは娘から拒絶されたと思って結構傷ついてしまうのです。
お父さんの家に行った時は、話し方に気を付けて下さい。
⑤母親の性格
リカさんの母親は恐らく、色気があって、優しくて、流行に物凄く敏感です。
家庭よりも仕事に重きを置いてしまう性格なので、夫や子供たちへの配慮に欠けてしまいます。
しかしそれでも巧く立ち回って、喧嘩にならないようにする遣り方を貫いてきます。
そのため家族内で問題があっても先送りされてしまい、気付いた時には大問題になっている場合も出て来てしまいます。
離婚したのは夫の借金が原因であるように見えても、それより遥か以前から様々な問題を積み重ねて来てしまったんだと思います。
⑥リカさんと母親との相性
はっきりいって、リカさんとリカさんの母親は性格がまるで正反対です。
表面上は話が合うのですが、根本的な所で話が噛み合わない筈です。
お母さんは仕事に重点を置いてしまうのですが、リカさんは子供の世話をすることでパワーを発生させるんです。
ところが相手は喧嘩をしないように話を進めて来るので、母子で意見の相違があっても、それを問題視してこないんです。
要は、母子で話しても相手に丸め込まれてしまうので、会話をし終わった後に、リカさんが悶々とした状態になってしまうんです。
⑦リカさんの役目
リカさんは運命上、家系の流れを清算するという役目を負わされています。
そのため実家のことが気になるんだろうけど、結婚した以上、余り深入りしないことです。
まずは自分たちの家族の運勢を盛り上げて行くようにすることです。
実家のことに口を出すにしても、経済力がない限り、問題を混乱させるだけです。
父親の借金も額を聞いてみればそんなでかい金額ではないと思います。
もしもリカさんに充分なお金があれば、借金の肩代わりだってできる筈です。
しかし、お金がないために、それができないんだから、借金のことは父親に任しておくことです。
借金疲れが溜まっていると思うので、「8月」9月」には充分に気をつけることです。体の疲れが一気に出て来てしまい、病気になる可能性が高いです。
父親の家に行った時は、リカさんの美味しい手料理を食べさせて、元気をつけてあげて下さい。
因みに父親と次女の相性は物凄くいいので、父親の家に遊びに行った時は、次女を父親に預けてしまうことです。
そうすると次女の運気が父親の運気を刺激するので、借金を返済できる日が早まると思います。
こんなもんでどうでしょうか?
両親は嫌いになって離婚したわけではないので、そんなに深刻に受け止めないことです。父親としては借金のために家族全員が共倒れになることを避けたんだと思います。そういう親心をきちんと汲んであげた方がいいと思います。
何か質問があったら、コメント入れておいて下さい。
投稿: タマティー | 2010年7月25日 (日) 06時29分
タマティ-様
二度に渡る運命鑑定に応じて下さり、また丁寧にお答え下さり心から感謝を申しあげますm(__)mありがとうございます!!!!
何度も読み返しましたが、全て頷けます。母から父との出逢いから何から何までょく聞かされていたので…父が借金を返済し終えるまで仲良く出かけたり今まで通り過ごして欲しいと思います。私も結婚した日がいけなかったのですが、旦那を立て続ければその運命を跳ね返す事は出来ますか?それとももう一度結婚し直す、結婚記念日を変えてしまう方がよろしいのでしょうか?
…母にタマティ-様のお返事をこのまま見せたいです(笑)
私は中学くらいの頃から、母が苦手になった気がします(表面上は普通に仲良し。)
今月の末には妹が結婚してしまい、母をみると子離れがしてないみたいに見えます。母は私が旦那と付き合い始めたあたりから妹に心を許すというか私には気を遣い妹には気を許すカンジなのです。
私は先に子供を授かり順序がなってなかったし、結婚も祝福されてはいないんです。
今になっては母も良かったと言ってくれてはいますが…
結婚してからは、父も母も旦那を認めてくれて感謝もしています。
旦那は何かしら思うことあっても、私の両親を大切にしてくれるありがたいです。
それにしても健康に危惧してます。父も旦那も体調悪くて、でも病院に行こうとしません
健康が一番なので不安です。
投稿: リカ | 2010年7月25日 (日) 16時09分
リカさんの場合は、結婚式を再び挙げるなんてことはしなくていいです。
できちゃった結婚だし、できればもう少し早く結婚した方が良かっただけですから。
あやのんさんは、夫婦揃って天中殺で結婚してしまったので、ああいう措置を取る必要性があったんです。
子供が2人の時が経済的に一番苦しい時期なので、この時期を巧く乗り切って、3人目を産み育てるぐらいに経済力を上げて行くことです。
リカさんにはお婆ちゃんがいるかな?
できれば母親よりもお婆ちゃんと仲良くした方がいいです。
母親の方は愛嬌があるために、問題が起こっても、それで大喧嘩するということをしてこないんです。
それはそれで有難いんですけど、そうなってしまうと問題が先送りされてしまい、なんの発展もなくなってしまうんです。
矢張り喧嘩すべき時は、喧嘩した方がいいんですな。
だからお婆ちゃんと仲良くして、料理の仕方とか、掃除の仕方とかをきちんと学んだ方がいいです。
病院には無闇に行かない方が無難です。
医者は健康な人間を見ても、「病気です」ということで商売が成り立つもんなんです。
旦那さんの方はお酒を飲むから、肝臓にいい物を食べさせて下さい。それと休肝日を定期的に設けるようにすればいいんです。
お父さんの方は独身になっているから、たまには料理を作って食べさせてあげることです。
中年になってから男が一人暮らしをすると、偏食をしまくりますからね。
この手の野性的な男たちには、ドクダミ茶を飲まして、体内の老廃物や毒素を排出させるようにすればいいんです。
投稿: タマティー | 2010年7月26日 (月) 06時46分