3学期制の罠に嵌るな
●4月に猛ダッシュをかけよ
何事も最初が肝心である。新学年が始まったというのに、ダラダラとしていては、その1年間はダラダラしたものになってしまう。1年間を充実したものにするためには、最初からスピードを出して行くしかないのである。そうすれば加速度がついて、学習効果を高めて行くことができるようになるのである。
教師が気をつけるべきことは、新学年が始まって早々に「ゴールデンウィーク」が存在することなのである。このゴールデンウィークは戦後の祝日がたまたま重なってできたものなので、戦前にはこんなものはなかったのだ。なぜゴールデンウィークが危険なのかというと、新学年が始まってスピードを上げつつある時期に1週間もの間。休まれてしまうからだ。だからこの時期にスピードが削がれてしまい、その後1年間チンタラしたものになってしまうのだ。
ゴールデンウィークに邪魔されないらめには、4月の段階で猛ダッシュをかけるしかないのだ。ゴールデンウィークに突入するまでに或る程度進んでいたら、その後の展開が楽になり、よりスピードを上げて行くことができるのである。生徒たちが多少しんどいと思える授業の方が生徒たちにとっても良いものとなるのである。
生徒たちは新学年になればまだまだ新鮮そのものなので、全然ダレていないのだ。そのため多少の無理は効くものであって、初々しさが抜けない内に勉強を大いに進ませておくべきなのである。ここでの時間を無駄にしてしまうと、生徒たちは授業に慣れてしまうので、その授業態度を変えるのは難しいのだ。
考えてみれば、小学校や中学校や高校での授業で、巧い授業をやっていた教師たちは全てこの4月の使い方が巧かった教師たちばかりである。ゴールデンウィークという罠が新学年早々にあるために、知らず知らずの内に4月は猛ダッシュをかけるという遣り方が身についたものなのであろう。
●1学期が充実すると2学期も3期も充実する
世の中には「80対20の法則」というものがある。初期の20%ができてしまえば、残りの80%はできたもの同然となるのだ。物事が難しいと思うのは、その物事の20%に早く達しないからなのであって、物事を遅く進めていては、いつの間にか遣る気を失ってしまい、挫折して来る者が続出してしまうのである。
4月に猛ダッシュをかけると、ゴールデンウィークで休みを取られても、5月に於いてもかなりのスピードで進めることができ、それができれば6月も7月も高速を維持したまま持って行くことができるようになるのである。1学期の中で一番大事な4月であって、それ以外の月ではないのだ。
1学期が充実すると、2学期も3学期も充実したものになる。生徒たちはこの教師が行う授業なら理解できるという習慣ができてしまったので、2学期も高速で進めて行くことができるし、3学期も更に高速で進めて行くことができるのである。1学期を充実させないと、必ず2学期や3学期で生徒たちがだらけてしまい、それでその時期に生徒たちが様々な問題を引き起こすようになるのだ。
1学期が終わると夏休みがあるので、1学期の授業のレベルが低いと、2学期や3学期がどうしてもレベルの高い授業をすることができなくなってしまうのだ。1学期の授業をレベルの高いものにしておけば、夏休みを挟んでも、2学期になれば過去の記憶を思い出すようになるので、夏休みボケが最小限に抑えて、勉強に集中させることができるようになるのだ。
「学問の秋」という言葉があるので、春や夏は駄目でも、秋になれば勉強してくれるようになるだろうと考えるのは非常に危険である。春や夏に勉強して来なかった者が秋になって突然変異して勉強し出すようにはならないからだ。春や夏に勉強しているからこそ、勉強し易い秋になると更に勉強するようになるのだ。
●夏休みは宿題を出さない方が学習効果は高い
教師の仲には夏休みに宿題を出す教師が大勢いるものだが、夏休みには宿題を出さない方が学習効果は高くなるのだ。夏休みの宿題があると、生徒たちは夏休みの間中、宿題をしなければならないという考えが頭のどこかに有り続けることになるので、夏休みを思いっきり遊ぶことができなくなるのだ。
夏休みには宿題などせず、さんざん遊びまくって頭を空っぽにしてくれた方が、2学期での学習効果は非常に高くなるのだ。新たな知識を頭の中に入れるためには、頭の中を一度は空っぽにする必要性があるのだ。夏は気温が高くなるために勉強には不向きな時期なので、この時期は遊ばせておいた方が賢い選択になのである。
もしも夏休みの宿題を出すなら、せいぜい自由研究でもやらしておけばいいのだ。夏休みの間に何か1つ研究をすれば、それで良しとすべきなのである。宿題が1つであるならば、勉強が苦手な生徒でもこなすことができるので、その自由研究を褒めてあげれば、その生徒は2学期以降、遣る気を出すようになるのだ。
母親としてはもしも夏休みの宿題が出たら、夏休みが始まった早い段階で我が子に終えてしまうように仕向けるべきなのである。夏休みは7月の頃はまだまだ涼しいので、この時期なら勉強することができるのである。お盆が過ぎた頃には気温が高いし、湿度も高くなるので、とてもではないが勉強することなどできないものなのである。
夏休みが終わる頃に夏休みの宿題をやっているようでは、その子の夏休み自体が充実したものにならないし、その宿題の成果も出来の良いものはできなくなってしまうのだ。子供は時間のペース配分が解っていないので、母親が夏休みの午前中は勉強させて、午後は遊ばせるようにすればいいのだ。そうすれば子供といえども勉強するようになるのだ。
●学校に於いては前期後期制を採用すべきではない
学校の中には大学を真似て、前期後期制を取るような考えを持っている者もいるのであるが、これは絶対にやめた方がいい。前期後期制は大学生ですら持て余している粗悪なシステムなのであって、前期後期制にしてしまうと、後期が非常に長くなってしまうので、学生たちはだらけてしまうのである。だから学生たちが犯罪に手を染めるようになるのだ。
前期後期制だと学期の途中で学生たちの理解度を試験でチェックすることができないので、大抵の講義がだらけてしまい、1年間講義したというのに、講義内容を終えることができないのである。3学期制なら1学期の前半後半に試験をし、2学期の前半後半に試験をし、3学期に試験をするので、この5回の試験が生徒たちの理解度を図る上で非常に遣り易い仕方なのである。これを捨てるべきではないのだ。
教師は試験の出来を見て、生徒たちの理解度を推測し、理解していないのなら補習をしたりすることができるし、理解度が高いのなら更に授業のレベルアップを図ることができるのである。そういうことができるからこそ3学期制は非常に有利なのである。前期後期制だと前期に1回、後期に1回の試験しかできないので、それではこういう調整ができないのである。
学校の教師たちは日本の大学はレベルは低いのだけれども、学校の方はまだまだ国際的にレベルの高いことをやっていることに自信を持つべきなのである。欧米は殆どが9月スタートなので、日本のように3学期制を採用できないのだ。そのために生徒たちがだらけてしまい、授業のレベルを上げることができないのである。
世の中にはすぐに物真似したがる人は大勢いるものだ。しかし物真似の中にはしていい物真似と、してはいけない物真似が存在するのである。前期後期制はしてはいけない物真似なのであって、3学期制でその良さが既に立証されている以上、3学期制を保守し続けるべきなのである。3学期制に問題があるからといって、他のシステムに変えても、今よりも出来が良くなるという保証はどこにもないのだ。寧ろ実際にやってみると、ひどい結果内容に呆然とするものなのである。
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