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我が子を潰す危険な言葉 ~母親の些細な言葉が子供の人生を大きく狂わしてしまう~

●母親の権限を乱用するな

 母親といえども完璧な人間ではない。赤ちゃんを産めば母性愛は溢れ出て来るだろうが、母親としての集中力は産後6年が限界なのである。我が子といえども6年間育てていれば、もう疲労が蓄積されてしまうのは当然なのであって、その状況で進めて行っても、母親として的確な判断が出来なくなるのである。

 我が子が小学生になる頃には、集中力は最早切れているものなのである。「育児」と「子育て」は違うものだというのは、ここにこそある。育児は乳幼児を育てて行くものであるが、子育ては乳幼児ではない子供を育てて行くことなので、ここに大きな変化が生じて来るのだ。

 こういう場合、母親自身が大きく休暇をとって心身を休ませるのが一番なのだ。人間の心身は10日間もの間、大自然の中でのんびりと過ごすと疲労が除去され、リフレッシュしていくので、夏休みなどで家族揃ってキャンプに行くなり、温泉に行くなりなどして、心身を休ませるべきなのだ。折角の休暇を観光旅行にしてしまうと、確かにその旅行は楽しいものであっても、疲労が除去されないのだ。逆に新たな疲労が発生してしまうのである。

 子供を6年間育て上げた後で、母親としての休暇をきちんと取らないと、どうしても疲労が除去されないので、日常生活で母親の権限を乱用するようになるのだ。通常の自分だったら絶対にそんなことはしない筈なのに、子供に罵詈雑言を浴びせたり、暴力を振るってしまうようになるのだ。

 子供の方は成長し続けているものだ。しかし子供の方が成長しているのに、母親の方は全然成長していないのだ。小学生になれば母親の理不尽な言動にはしっかりと刃向かっていけるようになるので、それで母親の方は更に激怒してしまうのだ。母親は休暇を取って心身を休まして、スイッチを切り替えるという作業をしない限り、小学生になった我が子にとっては邪魔者になってしまうのである。

●我が子を「馬鹿だ」と決めつけない

 小学生の子供がいる母親で、子育てモードに切り替えていない母親は、我が子のこと馬鹿扱いしてくるものだ。そもそも子供は母親よりも遥かに能力が劣るものなのであるが、だからといって母親から馬鹿呼ばわりされて堪ったものではないのだ。母親が我が子のことを馬鹿扱いすれば、我が子は当然に怒り出し、母親の言うことなど聞かなくなってしまうものなのである。

①「馬鹿だね」

②「アホだね」

③「駄目だね」

 馬鹿な母親というものは、大抵、この3つを日常生活で使いまくっているものだ。事あるごとに、我が子に向かって「馬鹿だね」「アホだね」「駄目だね」と言いまくり、我が子の遣る気を削いでしまうのだ。子供といえども、自分を否定して来る人のために何かを遣ろうとしてくることはないのだ。それは子供であっても同じことなのだ。

 実を言うと、母親が我が子のことを馬鹿扱いするのは、子供を馬鹿にすることで、母親の思い通りになってほしいという願いがあるからなのである。だから我が子が母親の言うことを聞かない限り、馬鹿扱いし、馬鹿だのアホだの駄目だねと言い続けるのである。こういう母親の下で育つと、子供としては堪ったものではないので、学校での成績も急降下して行くことになるのだ。家庭で母親に否定されている子供が、学校で特別な能力を発揮するということはまずないのだ。

 こういう場合、とにかく母親は休暇を取ることだ。母親業を遣っていることに疲れたのなら、とにかく休んで心身から疲労を取り除くべきなのである。自分が日常生活から離れて、冷静になって自分自身の今までの所業を見つめ直すことができたのなら、自分の考えや遣り方は間違っていたことに気付くものだ。それができれば子育てモードにスイッチが入るようになるのだ。

 では、本当に我が子が馬鹿なことをしていたのなら、なんて言えばいいのだろうか? それは「お前は天才だよ」といえばいいのだ。馬鹿なことをするということは、通常の行動をしてこないのだから、それは天才的な所業なのである。子供としても自分が馬鹿なことをやっているのに、母親から天才呼ばわりされてしまえば、「自分は天才なのかな?」と思い込むようになるのだ。そうなれば馬鹿なことをやることが激減して行くことになるのである。

●日常生活で注意すべき言葉

 これら以外にも、日常生活で母親が遂々言ってしまう危険な言葉が多々ある。その危険な言葉を使えば、子供の能力は委縮してしまうのに、未熟な母親は平気で使ってしまうのだ。母親としては無自覚で使っているからこそ、その危険な言葉を使うのをやめることができなくなってしまうのだ。

①「早くしなさい!」

 危険な言葉の中でも、一番多く使っているのが、この「早くしなさい!」だろう。「早くしなさい!」を使う母親は、1日1回どころではなく、朝でも「早くしなさい!」、昼でも「早くしなさい!」、夜になっても「早くしなさい!」と言い続けて来るものだ。そのため子供はいつも急かされることになるので、疲れ切ってしまうし、作業を丁寧に行うことができなくなってしまうのだ。

 では、どう言えばいいのだろうか? 「早くしなさい!」というのではなく、敢えて遅れさせてみることだ。例えば朝寝坊して来たのなら、敢えて急かさず、学校に遅刻させてしまうのである。遅刻すれば、当然に教師に怒られるわけで、そうなれば遅刻するのは悪い事なんだなと解るようになるのだ。

②「勉強しなさい!」

 母親が子供に「勉強しなさい!」と言っても、子供は勉強することなどない。子供にとっては遊びが仕事で、勉強など暇潰しにやっているものに過ぎないからだ。だから「勉強しなさい!」と言って勉強を強制するのではなく、学校から帰ってきたら遊ばせておいて、夕食後、居間で勉強させるようにしてしまうのである。母親が見ている所で勉強すれば、解らないことがあれば母親に訊けるので、勉強がスムーズに進むのである。

③「何度言ったら解るの?」

 駄目な母親は子供を駄目にしてしまうが、駄目な子供に限って母親の言うことを聞かなくなってしまうものだ。そのため母親は「何度言ったら解るの?」と怒鳴りつけてしまうものだ。そうすると余計に母親の言うことを聞かなくなるのだ。ではどうすればいいのかというと、「解っていない箇所を確かめてみること」だ。子供の方としても、解らない箇所を言ってしまえば、そのことに関しては母親の言うことを聞かざるを得なくなってしまうからだ。そうやって1つずつ子供の反抗を削いでいくべきなのである。

④「もう少しで100点取れたのに」

 試験の結果が出た後に、絶対に言ってはならないのは「もう少しで100点取れたのに」という言葉だ。子供の方としては一生懸命に頑張って、その点数なのに、100点満点を要求されたら堪ったものではないのだ。確かに母親から見れば我が子が、「88点」とか「92点」とかいう微妙な点数を取って来た場合、「惜しい!」と思ってしまうものだ。しかし試験は80点で良しとすべしであって、80点取れていたら、きちんと褒めてあげることだ。

●母親だからこそ、我が子に言ってはならない言葉がある

 母親がなんで日常生活の中で危険な言葉を言いまくって来るのかといえば、母親としては我が子が赤ちゃんの時に、自分の思い通りに動かして来た実績があるからなのである。しかし小学生になってしまった我が子は、最早、自分の思い通りには動かないのだ。それで母親は我が子を自分の思い通りに動かすために、危険な言葉を連発して来るのである。

 この問題が恐ろしいのは、家庭の中で行われるために、問題が表面化して来ないことなのである。確かに母親は危険な言葉を使えば、子供は反抗して来るし、親子で大喧嘩したりすることになるものだ。だがそうはいってもそのまま家族生活を送って行くことは可能だから、敢えて誰も「それをいっちゃ、お仕舞いよ」とは指摘してくれないのだ。だから母親は言動を改めようとはしないのである。

 小学生に頃に母親から危険な言葉を浴びせ続ければ、その子供は家族も学校も面白くないから、中学生になればグレてしまうものだ。当然、グレるためにはお金が必要になるのであって、母親の財布からお金をちょろまかすということをやってくるのだ。その内、不良行為もエスカレートして警察沙汰になり、母親が警察署に行って謝罪しまくることになってしまうのである。

 不良になってくれるのなら、まだいい。最悪なパターンは、危険な言葉を使う母親にきちんと反抗して来ないで、真面目に学校に行き、大学に進学してしまうような子供である。その子供は家族や学校になんの喜びも見出してこなかったので、大人になれば家族や学校を廃止するイデオロギーに洗脳され、家族や学校を潰して行くようなことを仕出かして来るのである。

 夫婦別姓を唱えたり、同性愛に走ったり、平等教育を企画してみたり、ゆとり教育を推進してみたりと、既存の家族や既存の学校にとって明らかに有害なことを真面目に推進し始めるのである。そのことを知らずに「夫婦別姓なんて認めてもいいじゃん」と思っていると、夫婦別姓という論議自体が、実は「家族制度潰し」にあるために、次から次へと家族制度が解体して行く政策が打ち出されてしまうのである。そして気付いた時は、日本国中の家族が解体されてしまっていることになるのだ。

 育児や子育てに宗教が大事なのは、家族に宗教団体がへばりついていれば、母親を母親としてきちんと成長させ、家庭内で危険な言葉を使わないようにさせることができるからなのである。神道なら「七五三」という儀式を行うことで、母親の成長を促しているのである。七五三は子供に晴れ着を着させて、記念写真を取るだけの行事ではないのだ。母親が我が子の成長を確認し、我が子が数えで7歳になれば、もう乳幼児扱いしてはならないことを教え、これからは育児ではなく、子育てをして行くように切り替えさせるものなのである。そうやって母親は成長して行くことができるようになるのである。

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コメント

タマティー様こんにちは!!今日の記事は食い入る様に見ました。長女が来年小学生なので…もう最近自分でもわかりすぎてる位長女になにかと怒ってるし…旦那を一生懸命立てているのにも関わらず当の旦那には…ガックシ主婦させていただいていて掃除家事マッサージなど育児子育てしながらも…確かにそんなんだけで男の人に比べたら遥かに楽であろうし、それらが出来なくなればなんにもすることなくなりますしね…何だか全て頭で理解してる様でしていないのか、自分自身これで疲れてしまっているし子供には理不尽な怒り方してしまうし、家事を完璧にこなそうと家事ばかりてをつけてるはで脱力感です。旦那を心から立てたいし長女にもうまく母親らしくしたいのに…そして私は携帯依存してる気がします。子育てブログをみてるし、自身でもやってて携帯がないとイライラしてしまいます。私救い様がないのでしょうか…

投稿: リカ | 2010年7月30日 (金) 15時22分

お久しぶりでっす
仕事の事は 勤務時間の変更に伴っての時給downなので仕方ないです 心配して下さり有難うございます
私なりに給料の3割増し位は働いてる気でいるのですが…
まだまだ甘いかもしれません…
所で 旦那の事なのですが 最近、仕事内容がかわったりして体力的に無理がかかる様で 転職を考えています
毎日疲れて 見ていてもキツそうです
そこで相談なのですが 今は仕事を辞めるのに良いタイミングなのでしようか?
又、 仕事を辞め 新たに始めるのに良い月 年 がありましたら教えて下さい

投稿: あやのん | 2010年7月30日 (金) 18時13分

 リカさん、救いようがないって、言い過ぎですよ。
 勇気を出して、母親としての夏休みを取ろう!
 温泉に行くのもいいし、キャンプに行くのもいいし。
 お金がないなら実家に帰ればいいんです。

 それと1日でもいいから、携帯電話を使わない日を設けることですよ。
 携帯電話中毒になっている人は、四六時中携帯電話を弄っていますからね。
 あれじゃ、心が落ち着かないですよ。

 後、頭が疲れた時は、カレーがお勧めです。
 カレーが脳の疲労を取ってくれるんです。
 我が家では脳が疲れた時は、カレーライスを食べ、翌日の朝はカレーうどんというお決まりのコースがあります。
 カレーを2回続けて食べると、本当に脳の疲労が取れますよ。

  

投稿: タマティー | 2010年7月31日 (土) 06時50分

 あやのんさん、転職するなら8月中がいいです。
 9月になれば夏の疲労が出て来るので、正常な判断が出来なくなるので、8月中に転職できなければ、今の職業を維持した方がいいです。

 それと改めてあやのんさんの運命鑑定をしてみたのですが、あやのんさん、もしかして腰に何かしらの異常がないかな?
 腰に異常があるために、普通の女性よりも子供が出来にくい体になってしまっているんです。
 それに保育士として身をかがめる動作が多そうなので、余計に拍車がかかっていると思います。

 そこで、腰に異常があるなら、腰の異常の治し方を教えておきます。
 まず夫婦で背中を合わせあって腕を組み、旦那さんにあやのんさんを背負ってお辞儀をして貰うんです。
 これをやると背骨がポキポキッと鳴るので、背骨の位置が修正させていくんです。
 出来ればあやのんさんが旦那さんを背負って、同じようなことを遣って下さい。旦那さんは運送業なので、腰に異常が来やすいですからね。
 毎日やると面倒だから、週に1度はやって、腰の異常が消えるようにすることです。


  

投稿: タマティー | 2010年7月31日 (土) 06時57分

有難うございます
あやのんでっす 気分転換に子宝っぽい名前にチェンジしてみました(無意味~!?)
所で、私の腰ですが 昔 医者に腰骨のすり減りが早く神経を骨がツンツンして痛くなると診断されました
今も時々ギクッときます
旦那と体操やってみます!
8月中の転職…
急ですね今年中に様子を見ながらと考えていましたが矢張り現状維持がよいのでしようか…?
ついでに引っ越しも考えています
最近は運勢が気になってぱっと何でも決めたり意見出来ないでいます…
気にし過ぎですかね?

投稿: 桃 | 2010年7月31日 (土) 09時52分

 あやのんさん、ビックリするじゃないですか!?

 「桃」と言う名前は却下です。
 桃はタマティーの大好物なので、桃を食べる時にあやのんさんのことを思い出してしまい、桃を堪能できなくなります。
 かといって、あやのんさんの気分転換を台無しにするわけにもいかないので、「あやのん」と「桃」を合体させて、「あや桃」ではどうでしょうか?
 これなら受け付けます。

 あんまり占いのことを気にし過ぎるのも良くないです。
 タマティーなんかもニュースで死亡事故を見ると、必ずその犠牲者の姓名判断をしてしまいます。
 有名人が事故や離婚を起こした時は、生年月日まで調べて、運命鑑定をしてしまいます。
 そうすると「ああ、やっぱりな」というのが出て来てしまうんですな。
 これって完全に職業病なので、あや桃さんもそうならないようにした方がいいです。

 あや桃さんの旦那さんは財運があるので、転職に焦らないことですよ。
 転職しなければならない時は自然と転職して行くことでしょう。
 但し、旦那さんは相手の意見ばかり尊重して、自分の本音をなかなか言わないので、そういう生き方はビジネスの世界でははっきり言って損です。
 「自分はこの仕事をしたいんじゃ~ッ!」と言っているような人こそ、大儲けしているし、仕事も順調に行っていますよ。

 引っ越しとなると、生年月日の他に方位とかも絡んで来るので、自分で勉強してみて下さい。
 それと住宅は長らくそこに住むことになるので、しっかりしたものを選んだ方がいいです。
 下調べするのは勿論のこと、実際に現地に夫婦で行ってみて調べてみることです。
 下調べで得た情報とは随分違うって物もありますからね。
 自分たち夫婦にとって本当に適した物件が見つかると、直感が働いて「これだッ!」って感じることができるので、そういう直感を大事にして下さい。
 占いは飽くまでもサポートなので、占いをメインにしてはイカンです。


投稿: タマティー | 2010年8月 1日 (日) 06時49分

馬鹿とか勉強しなさいとか早くしなさいとか、上の全部言われてましたー!
というか今も言われてます…(28才大卒ニート)
全ての行動に対していちいち否定されてきたから自己肯定感も低いし全てにおいてやる気が低いんですよね…
力を入れるのはは反抗する時くらい。
学生の時は親が嫌いすぎて、いかに親に恥をかかせるか、損をさせるか、(歪んだ過保護の為)自由になれるかで行動してたんで人生割とめちゃくちゃです。
今はニートでお金もないので実家にいますが、さっさと親が死んでお金が入ってくる事を日々願ってます。(って親にも日々言っている)
小さい頃の思い出なんてガミガミと怒られたことしかないし、今思い出してもイライラします。
上記の事を言い続けていた母親は、児童教育課程を出たので一応子育ての知識はあるとは思うんですが、自分の子育てには完全失敗していると思う。

投稿: ぱるる | 2017年3月18日 (土) 17時46分

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