父母会の役割
●PTAだからこそ何も機能しない
人間の行動についてこれだけは言えることは、外国人によって押しつけられた組織は絶対に機能しないということである。人間の行動には民族や国家によって独特の動きがあるために、外国で成功した組織を国内に輸入しても、そう簡単に巧く行くわけがないのだ。増してや外国人から強制的に押し付けれた組織は絶対に機能しないのだ。
例えば昭和憲法がいい例で、憲法では第9条で戦争の放棄を規定しているのに、国会は平気で自衛隊を作り、毎年予算を与えてしまい、それを最高裁判所が憲法違反と判決を下すことなく存続し続けてしまっているのだ。憲法や法律といった国民の行動を規定するものは、必ずその国の国民の手によって作られ、制定されなければならないのだ。外国人が作った憲法や法律は、問答無用で無効なのである。これが国民国家としての当然の原理原則なのである。
学校の現場では「PTA」こそこの法則が当て嵌まってしまう組織である。PTAは外国人が作ったからこそまともに機能しないし、未だにPTAという横文字を使っているから全く機能しないのだ。生徒の父母たちを悩ますのは、PTAの役員になって貰うことを要請された時であろう。たとえPTAの役員になっても、PTAはなんの権限も持っていないので、その役員たちが集まってお茶を飲む程度のことしかやらないから、時間の無駄になってしまうのだ。
公立学校では未だにPTAだが、私立学校では既にその名称を廃止し、「保護者会」という名称に変えているものが多々ある。父母会ではなく、なぜ保護者会なのかといえば、「孤児上がりの生徒がいた場合にそれが差別になってしまうからだ」というのだ。大体、私立学校は学費を取られるために、孤児上がりの生徒は絶対に来ないし、殆どの生徒は両親揃っている家庭の子弟ばかりなのである。こういう所にも昭和憲法の悪影響が及んでいるのだ。
義務教育の履行責任者は子供ではなく両親なのである。日本国民の中には未だに間違って捉えている人がいるのだが、義務教育だからといって、子供に義務教育を受けなければならない義務があるのではないのだ。親が子供に義務教育を受けさせる義務があるのであって、子供は親の決定に従っているだけなのである。だから生徒の父母には義務教育の執行に関して多大な権限を与えるべきであって、生徒の父母たちは父母会に集まって、学校が正しく義務教育を施すよう統制する必要性があるのだ。
●父母会だからこそ機能する
PTAではなく父母会だからこそ機能するのである。保護者会ではなく父母会だからこそ機能するのである。父母会は学校不信の現れである。もしも学校が常に正常に機能してくれるのなら、父母会という組織は要らないのである。なぜ父母会が存在するかといえば、学校は放置しておけば悪事しかなさず、父母会が監視しなければその悪を糺すことができないからなのである。
①校長を選ぶ
まず父母会には校長を選ぶ権限が与えられて然るべきである。校長こそが学校の経営を決定するので、その者を父母会が選べば、父母たちにとって望ましい教育が施されることになるからだ。校長はできる限り校内の教員や職員から選ぶべきであって、もしも人材が校内にいなければ外から引っ張ってくればいいのだ。
②学校の経営計画書を承認する
校長が学校の経営計画書を作成した場合、校長は父母会に於いて経営計画書を承認して貰わなければならない。その経営計画書に基づいて学校が経営されて行くので、これを父母会が承認することは非常に重要な意味を持つのである。経営計画書に於いて経営の目標が明確になっていない場合、校長や教員や職員がどんなに一生懸命になって努力しても、なんの成果も得ることはできないのだ。
③教員の雇用に同意し、問題教師を追放する
父母たちにとって優秀な教員を学校が確保しておけば、校内でレベルの高い授業が行われるようになるのだ。だから学校は出来る限り多くの優秀な教員を集めるべきであって、教員を雇用する際には父母会の同意を求めるべきなのである。それと同時に実際に授業をやらしてみて、その教員に問題がありすぎるなら、その問題教師を追放する権限を与えるべきなのである。
これらの権限を父母会に与えてしまえば、父母会による学校への統制は確実に行うことができるようになる。逆に言えばこれだけの権限を与えなければ、父母会は学校を統制することができないのだ。権限があれば父母会での会合も価値あるものになるし、権限がなければ父母会自体が名誉倶楽部になってしまい、なんの価値もなくなってしまうのだ。
●政府の教育改革はなぜ失敗するのか?
昭和憲法体制下の国政に於いて、首相が教育改革に手を出すとその教育改革は必ず失敗している。その首相は今の悲惨な学校教育を見て、なんとかせねばと思って教育改革をやったのに、自分の思いとは裏腹に教育改革をすることで、学校教育がより悲惨なものになってしまうのだ。
理由は簡単なのである。政府主導で教育改革をしても、結局は政府の権限を強めてしまい、学校の現場で働く校長や教員や職員たちは政府の顔色を窺うことだけをするようになってしまい、肝腎の生徒やその父母たちにサービスを施そうという気がなくなってしまうのである。
本当に教育改革をしたいのなら、PTAを廃止して父母会を設置し、その父母会に学校を統制できるだけの権限を与えてしまえばいいのである。そうすれば父母会は学校を統制しようとし出すので、父母会が学校を良くしたいと思えば改革を施して、優秀な成績を収められる学校に変わって行くことになるのだ。
よく学校教育を批判する知識人は、「学校教育は画一的で怪しからん!」と言って来るのだが、学校教育は国民教育なのであって、それゆに全国共通のものでなければならないのである。国民として教育されるために画一的な教育になるのは、已むを得ないものなのである。学校教育が画一的になるのは、国民教育の当然の結論なのである。
しかしそれを余りにも推し進めてしまうと、余りにも味気ない物になってしまい、多種多様な人材を生み出して行くことができないのである。国民教育として最低限のことを遣りつつも、その学校が独自性を出して行くためには、校長や教員や職員たちだけが頑張ってしまうのではなく、父母会によって学校を統制し、自分たちの子弟に最適の教育を施すことが必要になって来るのだ。そういう教育こそが独自性を持って来るのであり、多種多様な人材を生み出して行くことが可能になるのだ。
●最も多くの責任を持つ者に最も多くの権限を与えよ
責任と権限の関係には或る一定の法則がある。それは「最も多くの責任を持つ者に最も多くの権限を与えよ」ということである。責任を多く持っているからこそ、その責任をきちんと果たすべく、多くの権限を持たねばならないのである。学校に於いては、生徒の父母たちなのであって、校長でも教員たちでも職員たちでもないのだ。現在の公立学校のように教員たちが職員会議に権限を集中させてしまえば、途端に公立学校全体がおかしくなって行ってしまうのである。
親だからこそ我が子の教育に対して必死になるのである。特に小学校の場合、生徒が親から自立をしていないということもあって、父母たちは積極的に学校に介入していかねかなければならないのである。中学生や高校生なら自立を開始して来ているから、生徒たちの自治を重んじることができるが、小学生となればそうはいかないのである。
父母会に於いて父母たちが集まるということは、そこで教育に関する情報が交換されるということでもあるのだ。そのため父母会に出席しているのなら、その情報を多く集めることができ、自然と最適な行動を取ることができるようになるのである。父母会が機能しないからこそ、児童虐待が起こったり、少年少女が凶悪犯罪に手を出すようになるのである。
今まで様々な知識人たちが教育改革論を唱えて来たものだ。しかしその中で「PTAを廃止し、父母会を設置して、その父母会に学校を統制できるだけの権限を与えよ」という主張を目にしたことは一度もない。そのためそれらの教育改革論は小手先の改革案にしかならず、その改革案を実施してみても、多少は効果が上がっても、すぐに問題が多数生じて来てしまい、教育改革に挫折してしまうことになるのだ。
人間には優れた人物から教えを乞いたいという感情があるから、教師に対して偉大な教師を求めてしまう。しかしそういうことを実際にやってしまうのは、非常に危険なのである。もしもその偉大な教師が暴走してしまった時には誰も止めることができないし、またその偉大な教師が輝かしい功績を収めて引退した後には、大きな権限を残したまま、それを使いこなせない教員たちだけが残ってしまうのである。教育に於いて、教師の質は問うべきであっても、かといって教師に過剰な期待をしてはならないのだ。
大事なことは学校を組織化することなのである。教師の一個人に頼るのではなく、父母会が学校を統制するようになれば、生徒の父母たちは自分たちが望むような教員たちを必要に応じて確保していくことができるのである。歴史に名を残すような偉大な教師は百年に1度しか出現してこなくても、父母会が望むような優秀な教師はいつの時代にも必ず存在しているのである。だからこそ常に優れた教育を施し続けることができるようになるのである。
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コメント
ご無沙汰しております。今回記事に関係ない質問で申し訳ありませんが、お許し下さい。
以前のコメント欄で玄米について書かれていましたが、私も今玄米を朝だけ食べています。
私は玄米だけで食べるのがすごく好きなのですが、色々調べると玄米について気になる記事が多々ありました。
玄米のフィチン酸という物質がカルシウムやミネラルの吸収を阻害することや、残留農薬について書かれていましたが、タマティさんはどのようにお考えですか?
娘に食べさせて良いものか、迷っております。
玄米を肯定する記事も否定する記事も多く、どれを信じて良いか分からなくなりました。
投稿: フラワー | 2010年8月25日 (水) 21時52分
フラワーさん、玄米にフィチン酸は含まれていても、それを上回るビタミンやミネラルを持っているんです。
但し、気をつけるべきはカルシウムであって、玄米食をしているとカルシウムの吸収率が落ちることは確かなんです。
そのため玄米食をするなら、必ずゴマを一緒に食べるようにすることで、カルシウムの補給を行うようにするんです。
もしもフィチン酸を完全に除去したいのなら、発芽玄米にして食べるようにすることです。
そうするとフィチン産が機能しなくなり、安全な食べ物になるんです。
残留農薬に関しては、寧ろ逆です。
玄米は体内の有毒物質を除去する力を持っているので、白米を食べるより、体がクリーンになるんです。
玄米食をすると便通が非常に良くなるので、とにかく1日数回はウンコをするようにすることです。
ウンコをすればするほど、体内が奇麗になっていきます。
タマティーの家では玄米食といっても、玄米と押麦を半々の割合で炊いた物を食べています。
しかも米の飯は基本的に朝食だけです。
朝食に玄米食を食べると腹持ちがいいので、絶対に間食をしなくなります。
それとゴマの消費量は非常に多いです。
必ず問屋に行って徳用サイスの黒ゴマを買ってきて、家族全員で食べています。
玄米食を行うようになって家族に起こった最大の変化は、誰も滅多に風邪をひかくなったことです。白米を食べていた時は、タマティー以外はみんな風邪をひきまくっていたので、風邪を滅多にひかないというのは本当に有難いです。
投稿: タマティー | 2010年8月26日 (木) 06時31分
お返事ありがとうございます。
ゴマがいいのですね!
玄米を否定する記事は否定ばかりして、どのように補えばいいか書かれているものはなかったので、タマティさんに補う方法を教えていただけてとても参考になりました。
私も便秘ではありませんでしたが、玄米を食べてますますお通じも良く、疲れにくくなった気がします。
これからは教えていただいたように、ゴマを多く摂取するよう心がけます。
ありがとうございました。
投稿: フラワー | 2010年8月26日 (木) 20時32分