教育の技術は劣化するくせに、それがばれにくいもの
●教育の技術は4年から6年で劣化してしまうもの
ありとあらゆる技術は劣化していくものだ。だから定期的にその技術を見直す作業が必要となるのだ。教育の技術も例外ではない。しかし教育の技術は必ず劣化するのに、その劣化がバレにくいという現象が起こって来るのだ。なんせ教育の相手は未成年者たちであるために、もしも教師が教育をしてもその成果が上がらないのなら、生徒たちが遊んでいたからだと言い張ってしまえば、自分の劣化した技術を隠蔽することができるのである。
どんなに優秀な教師であっても、教育の技術は4年から6年で劣化してしまうものだ。自分が4年から6年もの間、教壇の上に立ちながら教育を施して行くと、本来なら効果があるような教え方がどうも効果が出なくなり始めたり、教師自身が不要な知識を溜め込んでしまって、授業の中で不要な発言を多くしてしまったりと、明らかに教育の技術の劣化が目立ち始めるのだ。
現在、日本では師範学校が存在しないために、大卒後、教師になった人は、就職後3年以内で教育能力が底をついてしまう筈だ。教育の基本的な知識や技術を大学では教えられていないために、自分がどう立ち回っても、教育能力は底をついてしまうのだ。だから教師になったのに、精神病を患ってしまったり、犯罪を起こしたり、早期に退職してしまったりする教師たちが続出してくるのである。師範学校を潰してしまった弊害が、若い教師たちに如実に出て来てしまうのである。
教育の技術の劣化は幾ら隠蔽しても、教師自身が最も解っているものだ。自分が持っている教育の技術が高いものなら、自分が生徒たちに教育を施せば、確実に教育の成果が出て来るのであって、それは非常に面白いものだからだ。しかも生徒たちが勉強やスポーツに熱心になるために、学級が異様なエネルギーを発して、教師自身が疲れを知らない体になっていくからだ。
自分たちが勤めている学校の評価が落ち始めたということは、その学校教員たちの教育の技術が低下して来たということなのである。通常、学校が荒れ始めると生徒たち自身を問題視してしまうが、荒れている学校というのは教師の質が低いからこそ、生徒たちが勉強もスポーツもしなくなっているのである。だから学校を立て直すためには、まずは教師の質を高めて行く努力をしなければならないのだ。
●「日記をつける習慣」と「研究テーマの設定」
教育の技術を劣化するのを遅らせるためには、教師自身が教育の技術は劣化していくものだと理解し、日々の仕事の中で自分の教育の技術を見直して行くことが大事なのだ。自分が学校教員になったらそれで終わりなのではなく、学校教員で有り続ける以上、自分の教育の技術を常に見直し続けなければならないのだ。
①日記をつける習慣
そのためにはまずは日記をつけることだ。正確には「日誌」というべきなのだが、個人レベルでその日の出来事を記すために日記の方がいいのだ。日記をつけていれば、今の自分が一体なんの問題を抱えているかが解るようになるのだ。問題点が解れば、早急に対策が打てるよういなるのだ。もしも日記をつけないと、自分の問題点がなかなか解らなくなってしまうのである。
日記をつけるのが嫌なら、1週間に1度、自分一人で反省会を行うことだ。今週1週間、自分の仕事の成果はどのようなものであったかを振り返り、その問題点を探し出してしまうのだ。週に1度なら、日記をつけるように日々負担しなければならないことがなくなるので、負担を軽減した形で反省会を開くことができるようになるのだ。
②研究テーマの設定
それと共に、自分で学校教員としての研究テーマを定めてしまうことだ。例えば「国語を効果的に教えるためにはどのようにすればいいのか?」という研究テーマを持って取り組むのだ。国語の授業はよく解らないという生徒たちは多いものだ。しかし通常、教師はそれを無視してしまうものだ。だが研究テーマがありさえすれば、その生徒たちに歩み寄り、「一体どこが解らないのか?」と聞くこともできるし、本を購入して調べることもできるようになるのだ。
研究テーマは「1年間の研究テーマ」と「5年間の研究テーマ」の2つを持っておくことだ。1年間の研究テーマは自分が受け持つ学級と並行して研究していけばいいし、5年間の研究テーマは学級とは関係なく、学校教育に必要な物を研究すればいいのだ。こうすることによって、自分の研究成果を直接に自分の学級に投入することができるし、その一方で自分の研究成果が自分の学級だけに起こる特殊的なものであるということから免れることができるのである。
もしも日記をつけず、研究テーマ、も持たずに仕事をしていると、あっという間に1年が過ぎ、3年が過ぎ、10年が過ぎ、そして定年退職を迎えてしまうのだ。学校教育では教育技術の劣化を隠蔽することが幾らでも可能なので、日記をつけくとも仕事はできるし、研究テーマを持たずとも仕事はできるのだ。だが定年退職を迎えた時には明らかに無能な教師と化しており、その教師が退職してくれたお蔭で、同僚たちも生徒たちも清々することになるのだ。
●研修と試験
教育の技術を定期的に向上させなければならない。これは学校側がやるべきであって、そのためのシステムを構築すると共に、教育の技術を向上できなかった者を解雇するという権限を持たせないと、教育の技術が劣化した教師が学校に居座ってしまうことになるのだ。学校で教職員の労働組合の力が強まると、教師の教育技術が劣化していくのは、教育技術を向上できなかった者の解雇を阻止してしまうからなのである。
①研修
学校は定期的に教師たち全員に研修を施さなければならない。在り来たりの研修を用意してしまうと、教師たちは真面目に研修を受けなくなり、ただ飲酒をするということに終わってしまうので、高度なプログラムを用意しておくことだ。研修として効果がある研修は矢張り宿泊を伴う研修であって、最低でも2泊3日の研修にしてしまえば、否が応でも研修の効果は高まるのだ。
研修が最も必要なのは、実は教頭である。教頭は教員たちのトップに君臨するので、この教頭の出来がよければ、他の教員たちの出来も自然と良くなるのだ。研修というのは、その参加者たちの20%に研修の効果が出始めると、集団の力が働いて、全ての者たちに研修の効果が出て来るようになるのだ。だからまずは教頭に対して研究の効果が出てくれば、他の教員たちにも研修の効果が出て来るようになるのだ。
②試験
学校が研修を施しても、教育技術を上げることができない教員は必ず出て来るものだ。そういうものは免許更新試験で落としてしまい、教員になれないようにすべきなのである。問題教師は教育の技術がなかいからこそ学校の現場に於いて問題を起こしているのであって、それを免許更新の際に落としてしまえば、穏便に解雇に持って行くことができるようになるのである。
現在の日本で問題を起こしているのは、1度免許を持ってしまうと、その後に更新試験を受けない職業に就いている人たちばかりなのである。「弁護士」であり、「医者」であり、「学校教員」であるのだ。だからこそ日弁連や日本医師会や日教組が異常な権力を持って国政を振り回しているのである。日弁連のために日本の司法制度は滅茶苦茶になってしまったし、日本医師会があるために国家財政は破綻してしまったし、日教組があるために日本の学校教育は駄目になってしまったのだ。国政に手を出せるような過剰な権力を持つ団体は政治の力を使って必ず叩き潰すべきなのである。
●学校内での評価システム
学校教員という仕事は頭脳労働に属するのだから、終身雇用や年功序列を用いるべきではないのだ。学校教員は学校と1年間の短期契約を結び、教育の成果を出せば契約更新になり、教育の成果が出せなければ契約更新ならずとすれば、学校は問題教師を抱え込まなくても済むようになるし、学校教員自体も自分の教育技術が劣化していることに気付けるようになるのだ。
学校教員に年功序列を用いて、年齢によって差別をするのではなく、能力主義を採用して、優秀な教員には給料をアップさせ、平凡な教員には給料を上げさせないようにすべきなのである。もしも教育の成果を出して来ないのなら、減給させていくべきなのである。そうやって教育の成果が自分の給料に直結すれば、学校教員たちは死に物狂いになって働くようになるのだ。
実は学習塾や予備校では終身雇用も年功序列も採用していない。だから講師たちは一生懸命になって働き、学校では絶対に得られないような非常に高い教育成果を出しているのだ。今まで政府は幾度となく教育改革を施して来たけれども、その教育改革が失敗し続けたのは、この肝腎なポイントに気付かなかったからなのである。ここさえ破壊してしまえば、問題教師は全て消滅するし、日教組も確実に滅亡して行くことになるのである。
終身雇用や年功序列を用いていいのは、第一次産業や第二次産業だけであって、教育産業のような第三次産業は最も用いてはならないものなのである。人間の脳と言うのは、安定した生活が保障されると、途端に高い能力を発揮して来なくなるのであって、学校教員に対しては意図的に生活を不安定にさせ、教育の成果を出せなければ、自分の給料が下がり、最悪の場合は解雇されるという状態に置かねばならないのだ。
この問題は何も昭和憲法体制下の特殊な問題ではないのだ。江戸時代でも幕府の聖堂学問所や、藩の藩校では、終身雇用や年功序列を用いたために機能しなくなってしまい、幕末に於いて有能な人材たちは松下村塾や適塾のような私学から出て来たのである。教育者自身が不安定な場所に身を置かねば、その生徒たちが優秀な人材になることは絶対にないのだ。これは日本国民が肝に銘じておくべき教育の鉄則なのである。
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コメント
アドバイス有難うございました
色々と試して やってみたいと思います
赤ちゃん 欲しいな
投稿: あや桃 | 2010年8月19日 (木) 21時50分