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優秀な頭脳にさせる「最強の勉強法」

●成績のいい子供たちは「最強の勉強法」を身につけているだけ

 多くの人々は「アイツは頭がいい」とか「アイツは頭が悪い」とか平気で言って来るものだ。一体何の基準を以て頭の良し悪しを決定しているか解らないが、その評価でその人間の将来まで変わってしまうものだ。経済力が低い国家なら、第一次産業が中心になってくるから、それほど頭の良し悪しは問われない。しかし経済力が発達してしまった国家なら、貨幣経済が沸騰するから、頭が良い者は大金を手にすることができるし、頭の悪い者は幾ら働いても貧乏なままだ。だから頭を良くして行くことが必要だし、その試練はもう小学生の頃から始まっているのだ。

 子供というのは元気一杯だから、その溢れるエネルギーが脳にまで及んで、利発なものである。だが、その利発さを勉強にまで及ぼして行くことができるかと言えば決してそうではない。勉強以外では利発な子供でも、勉強し出すと魯鈍になる者は幾らでもいるものなのである。ではどうすれば子供の利発さを勉強にまで及ぼして行くことができるかといえば、それは「最強の勉強法」を身に付けるしかないのだ。

 学校の成績というのは、その子が本来持っている知能を評価しているのではないのだ。そうなのではなく「最強の勉強法」を身に付けて、勉強に取り組んでいますかということを問いているにすぎないのだ。だから「最強の勉強法」を身につけない子供は成績が悪いものだし、「最強の勉強法」を身に付けた子供は成績が良いものなのである。「最強の勉強法」自体はそんなに難しいものではなく、たった3つの遣り方からなる。

①反復学習

②時間制限

③要点掌握

 たったこれだけだ。「反復学習」「時間制限」「要点掌握」を繰り返すと、勉強が簡単に解って来るようになり、試験を受ければ高得点を叩き出すことになるのだ。学校の勉強も高校生になれば高度化してくるので、小学生の頃のように比較的優しい段階でこの「最強の勉強法」を身に付けてしまえば、その後の勉強が非常に簡単になってしまうのだ。

 母親が絶対に忘れてはならないのは、「頭の良し悪しというものは、勉強の仕方を身に付けているか否かなんである」ということなのである。子供の中には自発的に「最強の勉強法」を身に付けて来る子供もいるが、大半の子供たちは身に付けることはないのだ。それゆえ身に付けられなかった子供に幾ら「勉強しなさい!」と言っても勉強して来ないのだ。なぜなら勉強の面白さが全く解らないからだ。そういう場合、母親が「勉強の仕方」を教え込んでいくしかないのだ。

●反復学習

 反復学習とは、或る一定の勉強を何度も何度も繰り返すことだ。「予習」「授業」「復習」の三位一体が大事だというのは、これらを繰り返すことで反復学習ができるからなのである。人間の記憶の回路というのは、1回勉強したぐらいでできるものではないのだ。何度も何度も勉強を繰り返すからこそ、記憶の回路が出来上がるのである。

 基本的な所は何度も何度も繰り返して覚えて行くしかないのである。例えば国語なら漢字の書き取りなど延々と遣って行くしかない。算数なら問答無用で公式を覚えて行くしかない。そうやって既に解ったことを何度も繰り返すからこそ、知識が身について行くのである。勉強が解らないといっている子供はこの反復学習をしないからこそ、脳の中に記憶の回路が形成されないのだ。

 反復学習は基本的なことを繰り返しているのに、それをやっていると理解力が身に付くことになる。これが一番解り易く出て来るのが、国語の試験であって、漢字の書き取りをしっかりとして来ない生徒は、幾らどう勉強したとしても、国語の試験の点数が上がらないのである。基本ができていないから、内容を深く理解することができないのだ。

 大学入試とかで過去問を解くことに重点を置く勉強の仕方があるが、これを余りに遣り過ぎてしまうと、学問の基本がきちんと理解できなくなるという弊害が出て来るのだ。大体、大学に入学するのに、過去問を解いて受験テクニックを身に付けて来る生徒は、大学に入っても学問に精進しないものだ。

 その教科の基本を理解するためには、反復学習を延々とやっていくしかないのだ。解るまで勉強を繰り返すべきだし、解らないのならそれを飛ばしてしまわないで勉強し続けるべきなのである。小学生の勉強ならそんなに急ぐものではないので、解らないことがあるなら、教師に訊くなり、親に訊くなりすればいいのだ。

●時間制限

 時間制限とは、時間を制限を設けて勉強をしてしまうことだ。人間の集中力はそんなに長く続かないものだ。大人であっても1時間30分が限界なのである。子供の場合は20分から30分程度なので、その時間内に勉強をするようにすることだ。長時間、机の前に座って勉強するのではなく、20分から30分に1度は休憩を取るべきなのである。長時間勉強してしまうと、集中力が落ちてしまうものなのだ。

 時間制限を設けると、時間を濃縮することができるので、時間エネルギーを放出することができるのである。その時間エネルギーを使うと、自分のエネルギー以外のエネルギーを使えるので、時間制限を設けて勉強していると、通常なら解らないことでも解って来るようになるのだ。

 人間が1日の内に本当に集中できるのは、3時間程度しかないのだ。子供ならこの時間よりも短いのであって、子供に余りにも多くの勉強を強いるべきではないのだ。通常の日なら学校から帰宅して来たら遊ばせて、夕食後に1時間から2時間程度、勉強するようにしてしまえばいいのだ。夏休みなら朝の涼しい内に2時間程度勉強してしまい、勉強が終わったら、遊ばせればいいのだ。

 子供が長時間に亘って勉強し続ければ、その勉強への熱意とは裏腹に、その子供の学校の成績は悪いものに成って行くのだ。長時間勉強することで、集中力が完全に低下してしまい、その状況下で幾ら勉強しても、頭の中に入って来ることはないのだ。集中力が低下したら、勉強を止めるということは、とっても大事なことなのだ。

 試験をやると、なぜどの子供も集中するかといえば、試験には時間制限があるからだ。だから子供たちは自分の頭を振り絞って問題を解いて行こうとするのだ。だから通常の授業もダラダラとやらず、教師には授業に時間制限があるということが解っているのだから、授業内容を濃縮して教えて行けば、子供たちも必死になって勉強するようになるのだ。

●要点掌握

 要点掌握とは、勉強内容の要点を整理することで、その教科の要点を掌握してしまうことだ。勉強して知識を増やして行っても、それだけではなんの役にも立たないのだ。それは丁度雑学のようなものであって、「あれも知っている」「これも知っている」では、知識を体系づけて使うことができなくなってしまうのだ。

 勉強をしていると、「学問の知識の海」に溺れてしまう人たちが出て来てしまうものだ。そういう人たちに試験を受けさせても、そこそこの成績は取って来るのだが、その人たちに話を聞いてみると、肝腎なことが解っていないという事実が暴露されてしまうことになるのだ。余りにも多くの知識を持ってしまったために、自分の頭の中を整理していないのだ。

 要点掌握とは、要点を整理し、その要点だけを記憶して行くのだ。これをやるとその教科の体系がはっきりと見えて来るようになるので、大局観を持つことができ、重要なポイントは全て押さえることができるようになるのである。要点を整理してしまうと、学校の勉強はそんなに難しいことを教えていないことが解るのである。要点を整理していないからこそ、頭の中がゴチャゴチャになってしまうのである。

 要点掌握は中学入試とか高校入試とか大学入試の時に非常に役に立つ。その教科の要点を整理した本が売っているので、それを熟読して、暇がある時にパラパラと読んでいけばいいのだ。そうすると要点を掌握することができ、入試に於いて高得点を叩き出してしまうことになるのだ。

 「最強の勉強法」は小学校4年から中学高校大学まで役に立つ「勉強の仕方」である。小学生の段階でこれを身に付けてしまえば、落ち零れることなどなくなるし、学校の成績は常に上位に入ることができ続けるのである。試験の点数に一喜一憂をするのではなく、「最強の勉強法」を身に付けることにこそ全力を投入すべきなのである。

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コメント

有難うございます
実は、前から靴底の左足 カカト左側がスッゴく削れて、 右足はカカトの右下側がちょっと削れていたので体が歪んでいるのかな?と思ってました!足の指をマッサージする事も効果ありますか?
職場は一応私に共感してくれる人もいるのでその人を大事にします 正直 五十代の女性が苦手になりました&AB型の人との付き合い方が難しいです…(私はA型)
タマティーさんは血液型の特性を信じますか?まずポジティブに楽しい事を見つけていきたいと思います

投稿: あや桃 | 2010年11月27日 (土) 08時59分

 あや桃さん、典型的に重心が後方にずれていますね。
 それだと脳下垂体が刺激されなくなるから、受精卵が子宮に着床してくれなくなるんです。
 歩く時は足の指に力を入れて、地面を蹴るようにして歩くことです。
 特に勤務中には意識して足の指を動かすことです。
 それと踵が擦り減った靴は捨てて、新しい靴を購入した方がいいです。

 あや桃さん、50代の女性が苦手なのではなく、その女性が嫌いなんでしょ?
 自分が嫌いな人間の範囲を広げ過ぎないように。
 50代の女性に何か言われたってことは、あや桃さんが仕事で足らざる所があるってことですよ。
 相手の意見を鵜呑みにする必要性はないけど、痛い言葉だからこそ聞く耳を持った方がいいです。

 血液型は信じるか否かというより、組織を機能させるためには、様々な血液型の人物たちを入れた方がいいんです。
 組織を作ると、必ずAB型の人間が1人はいるので、結構、貴重なんです。
 AB型の人間はヘンテコな意見を言って来るので、それでみんなが逆に冷静になれるんです。
 あや桃さんがAB型の女性に苦労しているのは、タマティーもよ~く解ります。
 AB型の人間は基本的に二重人格なので、それを踏まえて付き合うことですよ。


        

投稿: タマティー | 2010年11月28日 (日) 06時49分

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