高校生だから聞こえて来るもの、見えて来るもの
●高校生の気持ちを大人が理解できないのは当たり前
高校生の時期は人間の人生にとって宙ぶらりんの時期でもある。大人でもないし、子供でもない時期だからだ。中学生なら子供扱いされてしまう。しかし高校生ではもう子供扱いはされない筈だ。かといって大人として扱われるということはないのだ。しかもこの時期、性ホルモンは男女ともに大量分泌されるので、完全にぶっ飛んだ時期に突入してしまうのである。
高校生なら自分の心を刺激する物にビンビン感じる時期になってしまうものだ。それらに接している方が勉強をしているよりも断然楽しいから、そちらの方に思いっきりシフトしてしまうものだ。高校生だからこそ見えてくるもの、聞こえて来るものがあって、それを絶対に否定してはならないのだ。それらの物はその時期にしか聞こえないし、見えないのだ。
この時期、大人たちが高校生の気持ちを理解できなくて当たり前だ。脳内が性ホルモンのためにぶっ飛んでいるのだから、そんな大人が存在しているわけがないのだ。よく高校の教師が生徒たちを理解しようと近づきすぎてしまうと、逆に生徒たちから嫌われてしまうものだ。高校生を育てて行く時、下手に理解力を持ってはならないのだ。高校生のぶっ飛びを放置しつつ、勉強をさせて、きちんとした大人に育て上げて行くしかないのである。
高校生ならこの時期、音楽にのめり込んだり、読書にのめり込んだり、映画にのめり込んだりするものだ。音楽はジャンルが多くあっても、自分の好きな音楽は非常に限定されるから、音楽の好みが合う友人はほんの僅かしかいないものだ。そうやってレベルの高い友人と知り合い、友情を深めて行くのである。
この時期、テレビを見ていたら、あっという間に時間が過ぎ去ってしまう。高校生ならテレビなど見るべきではないのである。テレビに高校生がビンビン感じるものなんて決して出て来ないからだ。テレビ中毒に罹っている高校生に限って話が面白くないものだ。なぜ詰まらないかというと、自分が本当に面白いと思えるものに手を出していないからなのである。
●若いからこそ新たな作品を生み出す可能性がある
高校生ならこの時期、新たな作品を生み出す可能性が出て来る。この世に存在するもので自分が満足できなければ、自分で新たな作品を作ってしまえばいいのである。高校生という時期に創作に励めば、必ずしもとはいわないが、神に選ばれた人物たちにはスイッチが入り、新しい作品をバンバンと生み出して行くことが可能になるのだ。
プロのミュージシャンなら高校生の時期にもう作詞作曲をしている筈だ。下手糞ではあるけれども、既に新たな作品を生み出しているのだ。漫画家なら高校生の時期にもう漫画を描き、それを漫画本として纏めてある経験を持っている筈だ。小説家なら高校生の時期に短編小説を既に書いており、それをミニコミ誌として纏めた経験を持っている筈だ。
この世には不思議な人々がいて、ミュージシャン志望なのに作詞作曲を1つもせず、漫画家志望なのに漫画を1つも書いたことがなく、小説家志望なのに小説を1つも書いたことがない人々がいるのだ。彼等はレコード会社なり出版社なりが依頼されてから初めて作るつもりなのであろう。しかしそういう考え方は完全に間違っているのだ。誰かの依頼がなくても、自分が勝手に作ってしまうからこそ、幾らでも作品を生み出すことができ、その中から名作が生まれて来るのだ。
ロックバンドが未だに人気があるのは、楽器を弾ける連中が集まれば、インスピレーションが湧き易くなり、その刺激の中で簡単に新しい楽曲を作り出すことが可能になるからなのだ。ロックバンドが空中分解してしまうのは、練習しようと集まったのに、お喋りに時間を費やしてしまい、肝腎の練習をしないからなのである。練習をしていれば、その中から新しい作品が生まれて来るものなのである。
現在では漫画が小説を追い抜き、しかも圧倒的な大差をつけるようになってしまった。それは漫画家たちは高校生の頃にはミニコミ誌を作って、既に自分たちで売った経験を持っているので、どうすれば売れるのかというのが朧げながら解っているからなのだ。それに対して小説家たちは高校生の頃にミニコミ誌を作った経験を持っていない人たちが多いし、しかもそのミニコミ誌が売れたという経験を持っていないものだ。高校生の時のその差が、自分たちが大人になった時に大きな差となって現れて来るようになるのである。
●大学への受験勉強は自分の夢を消滅させる危険性がある
もしも高校生の時に創作のスイッチが入ったのなら、大学に進学することは非常に危険である。大学への受験勉強は自分の夢を消滅させる危険性を持っているのだ。高校生という時期を勉強に費やしてしまえば、創作能力が一気に落ちてしまい、下手をすると消滅してしまう危険性が出て来るのだ。
この世には大学に行ってしまうと駄目になる職業もあるということを決して忘れてはならない。大学というのは高校生たちが思っているほど素晴らしい場所ではないのだ。確かに学力は高いが、知識があっても知恵がないし、誰かの批判をすることは達者でも、自分から新たな物を生み出すことは出来ないものなのだ。
もしも自分がこの職業なら成功できると思うなら、ドロップアウトしてしまうことだ。高校で勉強している時間など無駄なのだから、退学して練習に注ぎ込んでしまった方がいいのだ。但し、学歴が終生付いて回るのだから、高校には卒業できるだけの出席数だけを確保し、それ以外は練習に費やすという悪どい遣り方もある。
高校中退を馬鹿にしてはならない。日本を代表するギタリストの布袋寅泰は高校中退だし、大卒で彼よりも巧いギタリストはいないものだ。脳が大きくなっている時期に集中してギターの練習に励んだからこそ、大人になって誰より巧くギターが弾けるようになったのであって、大学に行ってから本格的にやろうとしても、もう遅いのだ。僅か数年の遅れが決定的な差を作り出してしまうのである。
漫画家も大卒の漫画家よりも高卒の漫画家の方が断然面白い作品を作るものだ。物語を作るテクニックとか、絵を巧く見せるテクニックとかは、早い頃から本格的にやっていた方がいいのであって、それなら高卒や高校中退の方が圧倒的に有利なのである。大学に進学しなかった分、漫画作りに費やす時間が多かったのだから、当然に腕が良くなって行くのだ。
●映画『耳をすませば』はなんで感動するのか?
スタジオジブリの映画に『耳をすませば』があるのだが、何かしらの創作をしたことのある人物ならこの映画を見て感動するものだ。主人公の女性が中学3年生と設定が若すぎるが、ラストシーンではプロポーズを受けているので、これは実は高校生の物語だと解る筈だ。大体、中学生が小説を書いても碌な物を作ることはできない。脳の関係上、きちんとした小説を作れるようになるのは高校生からなのである。
主人公の女子生徒は生活や勉強に追われる中で、時間を捻り出して小説を書き始めるのだが、その書き方が完全に勢いで書きまくっているのだ。高校生の頃に創作を経験した者であるなら、「そうそう、俺もああやってたな」と言える筈だ。ペース配分など何もせず、ただ勢いに任してせっせと作品を作れるのは、高校生の時期しかないからだ。
高校生なら脳のドーパミンが大量に分泌されるので、通常では有り得ない創造物を生み出すことができるのである。そういう作品は出来上がってみれば、荒削りの作品かもしれない。しかし巧い技術を持っている大人が作れる作品ではないのだ。本当に創造的な作品は高校生の時期だからこそ生まれて来るのである。
創造能力というのは全ての高校生たちが持てるものではないのだ。それまでの育ち方があるし、高校生という時期をどのように過ごすかで、或る者には創造能力にスイッチが入り、他の者たちには幾らやってもスイッチが入らなくなくなってしまうのだ。創造能力にスイッチが入ったのなら、後はその創作物を高値で換金する技術させ身に付ければ、頭角を現わして行くことができるようになるのだ。
高校生の時期は3年間しかないのだから、ボサ~ッとしていればあっという間に過ぎてしまうものだ。学校で勉強して、自宅でテレビやラジオを見たり聞いたりしていれば、そのローテーションで高校生の生活が終わってしまうものだ。大事なことは自分が本当にやりたいと思うことに、全力を投入してみることなのである。それをやっていれば、或る日突然に創作にスイッチが入ってしまい、次から次へと新たな作品を生み出して行くことができるようになるのである。
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