真夏の調布駅灼熱地獄事件
●東京は暑い 調布は最も暑い
夏は暑いに決まっている。夏なのに「猛暑だ」「酷暑だ」と言っても、それは夏として当たり前の現象であって、逆にそれを楽しめばいいのである。夏なのに冷夏になってしまえば、農作物は一気に冷害にやられて、途端に食卓を直撃して来ることになるのだ。夏は暑かろうが、汗を流しながら、楽しんでいればいいのだ。
だが、俺は夏になると東京には行きたくなくなる。俺が住んでいる千葉県は暑いといっても海からの風が常に吹いているので、そんなに暑くないのだ。しかし東京は違う。東京は海からの風が少ないために、本当に暑いのだ。東京の体感温度は千葉県よりう3℃ほど高い。東京駅に着くだけで、「ムワンッ」と熱風が押し寄せて来るのだ。
東京駅はまだいいかもしれない。地下に入ったり、ビルの中に行けば冷房が効いているために、非常に涼しいのだ。新宿も渋谷も似たようなものだ。問題は東京23区を離れた場所に行く時だ。東京都の場合、そこらの地域は海からの風が東京23区で遮断されるために非常に暑くなるのだ。
仕事で調布に行った時、調布駅に降り立った時点で頭がクラクラするくらいに暑かった。しかも調布駅は現在、駅の建て替え中で、階段では多くの乗降客が上り下りするというのに、建物の構造上、空気の流れが非常に悪いので、蒸し風呂状態なのである。それなのに何を勘違いしたのか、階段の上に扇風機を設置しており、その扇風機が強烈な熱風を吹き付けて来るのだ。
東京は暑いが、調布は最も暑い! 岐阜県の多治見市が日本で最も暑いというが、それどころの話ではないのだ。なんでこの情報をニュース番組で報道されないか不思議なくらいだ。調布駅の階段を上り切った所は確実に気温が40℃を超えているので、この夏に於いて、日本の中で最も暑い場所である筈なのだ。
●空気の流れ
今回、空気の流れが悪くなると、こんなにも暑くなるのかと初めて知った。駅の建て替え中だから、仮設の駅とはいえ、もう少し空気の流れには配慮して欲しいものだ。日本の場合、とにかく夏は暑いので、その夏の暑さを乗り切るために、建物に工夫を凝らすということは絶対に必要なことだからだ。
俺は流体力学のことは余り詳しくないのだが、経験的に天井の高い建物は涼しいというのが解っている。天井が高ければ、それだけ空気が流れてくれるので、気温が高くても暑いとは感じないのだ。調布駅が暑いのは、天井が低すぎるからなのである。工事中だから仕様がないと考えがちだが、仮設の駅だからこそ、天井を高くすべきだったのである。
タマティーの家では、空気の流れをよくしてあるので、夏がどんなに暑かろうが、冷房も扇風機も使っていない。暑ければウチワでパタパタしながら乗り切っているのだ。そのお蔭で夏の電気料金は今年最低をマークし、思わぬ利益を発生させている。健康面でも夏に汗をかいておくことは大事なことで、夏に汗をかくと体内の老廃物や毒素が出て行くし、自律神経を整えることができるのだ。そのため心身ともに健康でいられるという訳なのだ。
幾ら夏が暑いからといって、冷房をガンガン効かすことは問題があるのだ。まず寒さのために体内の余分な水分を排出することができなくなり、体が徐々に調子が悪くなって行き、或る日突然にドッカ~ンと大病を患ってしまうのだ。また冷房は自律神経を狂わすので、幾ら冷房に当たるのが涼しいからといって汗を流さないでいると、これまた或る日突然に精神が狂ってしまうのだ。職場で冷房が強烈に効いているのなら、長袖長ズボンの格好をすることは勿論のこと、仕事が終わったら軽ジョギングをして汗を流すとか、お風呂やサウナに入って汗を流すことだ。そういうことをやっていれば、病気に罹ることはなくなるのだ。
東京が非常に暑くなってしまうのは、海からの風が少ないということもあるが、緑が少ないということもある。植物は夏の暑さを吸収してくれるので、緑を多くすると涼しくなるのだ。特に道路に街路樹や花壇があるだけで、気温がかなり下がるものなのである。しかも緑によって冷やされた空気が流れて行くのだから、街全体を涼しくしてくれるようになるのだ。東京が暑いのは緑が少ないからで、地道に街路樹や花壇を増やして行くべきなのである。そういう努力をしないからこそ、毎年、夏の暑さで苦しむことになるのである。
●ちょこまか立て替えて行くことの大切さ
駅を建て替えるというのは、まずは既存の駅を壊し、次に仮設の駅を建て、そして改築の駅を建てることになる。そのため駅を建て替えるには通常の3倍の資金を必要とするのである。だから資金不足でどこかに皺寄せが行く。改築後の駅には充分なお金をかけざるを得ないし、既存の駅を壊すには確実にお金がかかるので、結局、仮設の駅の費用を削ることになるのだ。
しかし仮設の駅といども、お客様は利用しているのであって、乗降客が不満を抱くような仮設の駅など作ってはならないのだ。仮設の駅は余計に混雑するものなのだ。しかも今年は『ゲゲゲの女房』がヒットしたので、調布駅は通常のお客様だけでなく、観光客も遣って来るのである。観光客は観光でしか使わないから、その不評が全国各地へと広がってしまうことになるのだ。駅の建て替えをする場合、仮設の駅であっても、多少の資金を注ぐべきであったのである。
海外旅行を経験した人々は、外国の豪華な駅にビックリするものだ。そのため「日本も最初から合理的に設計して、豪華な駅を建てるべきだった」という人が跡を絶たないものだ。だが完成された駅は鉄道そのものが崩壊しているのである。豪華な駅がある国に限って、鉄道が廃れ、自動車に取って代わられているのである。
日本のように最初は小さな駅を作り、利用客が増えてきたら、駅を大きくして行くという遣り方の方が、結果的に鉄道を生かすことになり、鉄道産業が繁栄して行くのである。日本の至る所で駅の改築が行われているということは、日本の鉄道産業は多くの利用者によって使われ続けているということなのである。
だから仮設の駅をチープなものにするのではなく、仮設の駅といえども通常の駅となんら変わらないような駅にしておくべきなのである。この点はまだまだ改善を要するのであり、この点を改善していけば、駅の改築がもっとスムーズに行われるようになる筈だ。そういうノウハウを溜め込んで行けば、それがビッグビジネスに繋がるものなのである。
●鉄道会社の社長だからこそ鉄道に乗れ
京王線の社長が鉄道を利用していれば、調布駅のようば馬鹿げた改築などしなかった筈だ。日々鉄道を利用しないからこそ、京王線のお客様が不快を感じるようなことを平気でやるのである。トマトジュースで有名なカゴメでは、社長が1日にトマトジュースを5本も飲むというのだ。そうやってトマトジュースを飲んでいるからこそ、お客様に安全で美味しいトマトジュースを販売することができるのである。そこで今回、俺が鉄道会社の社長なら、どういう改善策を行うか考えてみた。
①駅のトイレは絶対に臭くなるから掃除を徹底させる
駅は多くの乗降客が利用するのだから、トイレは絶対に臭くなる。トイレ掃除は勿論毎日行うべきだし、定期的にトイレその物を改築するしかないのだ。駅のトイレが臭いのに、それを放置しているのは、鉄道会社の社長が駅の見回りを全然していないということなのである。俺は駅のトイレを定期的に改築するのは、鉄道会社の経営が解っている証拠だと思っている。
②駅で自殺者を出さない駅に変えて行く
どこの駅を見ても気になるのは、駅が直線で設計されているということだ。駅が殺風景になってしまうのは、駅に直線しかないからなのである。建物に丸味を帯びないと、人間はストレスを感じてしまうのだ。だから駅で自殺者が出て来てしまうのである。そこで壁にしてもそのまま平面の壁を置くのではなく、波を打っているような形の壁にしてしまえば、駅の利用者はストレスを感じなくなり、自殺者が出て来るような現象が激減するのである。
③駅は人々が集まる以上、幾らでもビジネスが展開できる
駅は人々が集まって来るので、そこで幾らでもビジネス展開が出来るのである。「キオスク」や「立ち食いソバ」などは駅にあるからこそ有難いお店なのだ。それ以外にも例えば「ブランドショップ」を作ってみたりするのもいい。俺はJR東日本の子会社が作った「折り畳み傘」を使用しているのだが、この折り畳み傘は非常に頑丈に出来ているので、俺は重宝しているのだ。こういうのをブランド化して売れば、駅の利用者にとって有難いお店となるのだ。
鉄道会社はその路線を独占して商売しているために、競争原理が余り起こりにくい産業なのである。そのため鉄道会社の社長が社長室に閉じ籠り、社内でふんぞり返ってしまえば、お客様へのサービスは急激に低下していくものなのである。鉄道会社の社長だからこそ、自社の鉄道に乗るのは勿論のこと、国内や海外の鉄道に乗ってみて、日々改善を心掛けるようにすべきなのである。
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コメント
タマティーさん、
毎日、少しずつ過去の記事を読ませてもらっています。得に、不妊症、不育症克服の方法、幸せな家庭生活を送る方法、育児法について、レベルの高い、役立つ記事が満載ですね!タマティーさんのエネルギーと、志の高さに感動します。
私のブログで、タマティーさんのブログを紹介させてもらいました。 http://www4.atword.jp/naturalhigh/
ところで、タマティーさんのブログのサイドバーに、特集の目次(不妊症、不育症克服の方法、幸せな家庭生活を送る方法など)があれば、新しい読者にとって、記事が探しやすくていいのではないかな、と思います。目当ての記事が見つけやすいと、読者も定着しやすいと思いますよ。
では、これからゆっくり時間をかけて、過去記事をすべて読みこんでいきたいと思いまーす。ありがとうございます!!
ジンジャー
投稿: ジンジャー | 2010年9月 5日 (日) 05時19分
ジンジャーさん、アドバイス有難うございます!
サイドバーを作ればいいのですね、
タマティーはパソコンが不得手なので、悪戦苦闘しながらやってみます。
それから早速ジンジャーさんのブログを訪問させていただきました。
ジンジャーさんのブログって、奇麗に作られているし、女らしさがきちんと出ていて、人柄の良さを感じますよ。
序に足も奇麗だし、ファッションセンスもいいですよ。
今まで色々なブログを見て来たけど、トップ10に行き成りランクインですよ。
ただ気になるのは、女性にしては文章が論理的で、内容は纏まっていて、レベルが高いってことです。
もしかしてジンジャーさんて、頭のいい女性なのではないですか?
タマティーのブログはどうも頭のいい女性をひきつけるみたいで、常連さんの中には大学院卒の女性もいるので、多分、そうなのではないかと思っています。
それに「2年前にこの情報に出会ったら、きっと私は素通りしていたかもしれない。」と書く辺り、とっても素直で非常に好感が持てます。
ジンジャーさんはオーストリアに在住ってことですが、あちらの水には気をつけた方がいいです。
ヨーロッパの水は日本の軟水とは違って硬水なので、その水を飲むと便通は良くなるのですが、日本以上に体内に水が溜まり易くなってしまいます。
体重は普通なのに、体を重いと感じたり、顔がパンパンに膨れ上がったり、足が浮腫んでしまったりと、結構、悲惨な目に遭ってしまいます。
タマティーの知り合いもドイツに留学していたのですが、日本の帰国して来たら、顔どころか、体そのものがパンパンに膨れ上がっていました。
硬水の出る地域で住む時は、軽ジョギングをしたり、サウナに入って、とにかく汗を流して、体内の過剰な水分を排出するように心掛けることですよ。
それにしてもこんなに素晴らしいブログを作ってくれて、しかもタマティーに紹介してくれて、本当に有難うございます。
投稿: タマティー | 2010年9月 5日 (日) 06時51分
タマティーさん
ブログをほめていただき、ありがとうございます。トップ10入りだなんて、光栄です!!
やっぱり、オーストリアの硬水は体内にたまりやすいのですね。運動はあまり得意ではないのですが(これこそ、水がたまっている証拠か)、さっそく週に3度の軽いジョギングと週1のサウナ、そして週3の筋トレをはじめています。お風呂は、もちろん毎日入っています。
タマティーさんのブログで、とても大切なことに気づくことができました。それは、自分がとっても自己中心に生きてきた、ということです。でもそれで人生がいままでうまくいってきたのです。周りの人の包容力もあり、だから自分を変えずにやってきました。でも、30代半ばから、自分の中で少しずつ歯車が狂い始め、体と心と魂のバランスが崩れました。そのため、一番ほしいものが手にはいらない状況に。
いろいろ試行錯誤するなか、タマティーさんの「自己中心的な考え方が病気の原因」という言葉に出会い、腑に落ちました。タマティーさんのご指摘どおり、私は海外の大学院にまでいって勉強するような、勉強好き、理論大好き、主体性が強すぎるのです。フェミニズムにはあまり興味がなかったのですが、気がつけば、フェミニズムが推薦するような、バリキャリ路線を走っていました。
それで手にいれたものもたくさんあるのですが、小さな「自分」がつよくなりすぎて、自分より大きなものが私の人生に流れ込むスペースがなくなってしまいました。ある意味、心と魂が便秘しているのだ、ということに気がつきました。
フェミニズムよりの生き方をしてきた結果、壁にぶつかった今だからこそ、タマティーさんの女性論、健康論、幸福論が素直に心にしみこんできます。10年前だったら、毛嫌いしていたかも(笑)。何事も、タイミングなのかもしれませんね。
これからは、自我に固執せず、我を忘れ、他人につくす、慈悲の心を大切に日常生活をおくりたい、と思います。その変化のプロセスをブログでもつづっていきたいと思います。
ところで、タマティーさん、現在の本職は何ですか?執筆活動をされているようですが、出版された(また出版予定の)本があれば、ぜひお知らせください。大人買いして、貢献させていただきます(笑)。
ジンジャー
投稿: ジンジャー | 2010年9月 5日 (日) 18時07分
ジンジャーさん、10代や20代の時は自己中心的な生き方でも別に困らないんですよ。若いゆえに我儘が効きますからね。
しかし時が来れば、その生き方じゃ駄目で、その時に生き方を変えて行けばいいんです。
もしもその時に自分の生き方を変えないと、得体の知れないトラブルが続出するし、何より自分が自分に対して違和感を感じ続けてしまい、人生を楽しめませんからね。
ジンジャーサンはフェミニズムに洗脳されていないし、汚染されてもいない筈です。
ジンジャーさんは精神レベルが高いいんですよ。
ご両親に人徳があったことだろうし、ジンジャーさん自身も色々読書をしたり、自分で考えたりして、自分の精神を向上させていたんだろうと思います。
自分の精神レベルを上げずに、知識を大量に増やして、「頭でっかち」になってしまうからこそ、フェミニズムに洗脳されてしまうんです。
特に日本の場合、経済力はあっても、文化レベルが低いから、どうしてもフェミニズムは女性を確実に不幸にするイデオロギーだってことに気づけないんですよ。
日本の女性の学者の中で、そのことに気付いているのは、長谷川三千子さんや、竹内久美子さんぐらいですよ。
そういった意味では、細木数子は批判されるようなことをやったけど、日本に於いてはそれなりの役割があった女性なんですよ。
職業を聞きたいのは、こっちの方じゃ。
ジンジャーさんは普通の仕事をしている女性じゃないでしょ?
大体、オーストリアのウィーンに住んでいること自体が意味ありげですからね。
現在、円高ユーロ安なのでヨーロッパに暮らしいれば、僅かなお金で豊かな暮らしができるってもんです。
ジンジャーさんは頭も良さそうだし、自分の考えもきちんと纏められるし、食事に気を使っているみたいだし。
これで仕事に成功しなかったら、その方がおかしいですからね。
タマティーは作家じゃないですよ。
ただ、将来的には本を出したいと思っています。
ブログで公表した『幸せ色の出産ラブストーリー』は加筆修正した上で本として出版したいですね。
嘗てミニコミ誌とか小冊子は出版したことがあるんですよ。
でも、それらの物は今のジンジャーさんでは、かなりヘビーな内容になっているので、今はまだお勧めできませんな。
その代わり、今のジンジャーさんにぴったりの本を紹介しておきます。
それは舛田光洋さんの『ゴールデンルールとブラックルール』(ソフトバンククリエイティブ)です。
薄い本だけど、著者の言っていることは、精神レベルが高いです。
簡単な文章だからといって、速読するのではなく、ゆっくりと熟読することです。一読して終わりにしてしまうのではなく、せめて10回以上は読むことです。
そうしないと、頭では解っていても、心では納得できないから。
投稿: タマティー | 2010年9月 6日 (月) 06時55分