死後の世界
●霊魂は輪廻転生する
人間の命は死んでしまえばそれで終わりというわけではない。死によって人間の肉体は滅びるかもしれないが、人間の霊魂は生き続ける。「唯物論」だの、「無宗教」だの、「霊魂否定」だの、自分勝手なことを唱えるのは結構だけど、そんな間違った意見を唱えていると、死んだら悲惨な目に遭ってしまうことになるのだ。
人間の霊魂は輪廻転生する。
人間は何度も生まれ変わり、様々な場所で生きて、そして死んでいく。それを繰り返すことで人間は成長して行くのである。言わばこの世は修行のようなものであって、日々精進し、成長し続けるからこそ、来世をより良い人生にすることができるのである。
人間の中には余りにも悲惨な境遇に生まれ、悲惨な事件の連発を食らい続ける人もいるかもしれない。そういう人生であっても耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで、生き続けると、来世は素晴らしい人生になることができるのである。逆に恵まれた境遇に生まれ、衣食住に何一つ不自由せず、豊かな生活を送っていても、その人生で怠惰な生活を送っていれば、何も成長していないのだから、来世では悲惨な人生が待ち受けているのだ。
日本人なら大体300年周期で輪廻転生している。この世に執着心があると輪廻転生の時間は早くなり、霊界で浄化されることなく、この世に生まれて来るので、霊力が劣ってしまい、自分の精神レベルを下げてしまうことになるのだ。正しく輪廻転生をするためには、如何なる状況に於いても一生懸命に生きて、この世に未練を残すことなく死ぬべきであって、そうすると霊界できちんと浄化されて、強力な霊力を持って、再びこの世に生まれて来ることができるのである。
人間はこの世に生まれる前に、霊界の雲の上に呼び出される。この時は既に子供の姿になっており、雲の上からこの世を覗く鏡のようなものがあって、そこから自分の両親を選んで生まれて来るのだ。よく「子供は親を選べない」と知ったかぶりの人たちは言うが、これは完全に間違っていて、実際には子供たちは親を選んで生まれて来るのだ。、
●霊界の構成
この世に生きていれば、自分勝手に生きるのではなく、常に神を崇敬して、神の聖慮に従って生きることが肝要である。この生き方を貫いていれば、功徳を積んだことになるし、この生き方をしていなければ、罪悪を積み重ねてしまうことになるのだ。人間は死んだ時点での功徳があれば天国に行けるし、罪悪があれば地獄に行くことになるのだ。
まず罪悪がある人が死んだ場合、行き成り地獄に行くのではない。その前に「幽霊界」というのがあって、そこで少しの間、休憩することになる。この幽霊界はその名の如く幽霊が由んでいる世界で、この幽霊たちは現世に行くこともできる。我々が見る幽霊にはこの世を彷徨う浮遊霊や自縛霊のほかに、幽霊界から出て来る幽霊も存在するのだ。
幽霊界を通り抜けると、「暗黒界」に辿りつくことになる。この暗黒界こそ本来は地獄だったのだが、暗黒界出身の人間たちが地獄についてさんざん妄想し続けたために、地獄界が出来上がってしまったのだ。この暗黒界は真っ暗な世界であり、死者たちはひたすら暗黒の世界を彷徨い続けることになるのだ。
その次が地獄界である。地獄を盛んに強調する宗教に入ってしまったり、自分が犯罪を起こして「自分は地獄行き」だと言っていると、本当に地獄界に行ってしまうことになる。地獄界は憎しみ合い、殺し合いの世界であって、想像を絶する苦しみが延々と続くことになる。因みに地獄界出身の人間は人間の皮を被った獣になり易く、他人を傷つけても平気という人生を送ることになる。
逆にこの世で功徳を積んだ人が死んだ場合、まずは「安息界」に行くことになる。意外なことかもしれないが、人間は死んでも自分が死んだとはなかなか理解できないのだ。そこで安息界に行き、死のショックを和らげ、自分が死んだという事実を受け入れるのだ。人間の霊魂はこの世で死んでも49日間はこの世に居続けるので、しっかりと葬儀をあげ、供養しておくことは絶対に大事なことなのだ。そうすれば死者は自分の死を受け入れ、天国へと旅立って行くことができるようになるのだ。
我々が天国と呼んでいるものには、「天使界」と「天人界」の2つがある。天使界はユダヤ教やキリスト教やイスラム教といった人工宗教が作った世界である。この天使界は天使になった人たちが地上に降りて行けるのが特徴で、ユダヤ教やキリスト教やイスラム教でも経典を読んでいると矢鱈と天使が出て来るのだが、これは天使界を天国と看做した宗教だからなのである。ユダヤ教の神であるヤハウェは天使界の天使長ともいうべき存在で、絶対に唯一絶対の神ではないのだ。神というのは後述するように、絶対に地上には降りて来ないのだ。
天使界の上に天人界がある。神道や道教やヒンズー教のような民族宗教なら、この世界に辿り着くことになる。神道家なら天使界を簡単に通り抜けてしまい、天人界に入ってしまう。天人界は天使界と違って、地上に降りて行くことができず、この世界でゆっくりと楽しみ、自分を浄化させ続けるのである。
●解脱と転送
天人界で自分が浄化されると、浄化され終わった人たちは霊界の指導者に呼び出されて、「最上霊界」というべき世界に連れて行かれる。そこで審判を受けることになる。「この輪廻転生から解脱するか、それとも再び人間界に戻って修行するか?」を問われるのだ。この最上霊界でその者が精神レベルを高くして、しっかりとした霊力があり、真心があるなら、この輪廻転生から解脱してしまい、「神界」へと送られることになるのだ。この条件を満たさない者は人間界に送り返され、再びこの世で人生を生き続けなければならないのである。
仏教がいう解脱というのは、安息界→天使界→天人界→最上霊界と霊界で浄化されることなく、行き成り輪廻転生から解脱してしまおうというとんでもない遣り方なのである。では本当にこれができるかというと殆どの仏教徒たちができない。まずこの遣り方で解脱するためには、この世で仏教戒律をきちんと守らなければならない。その上で人間は輪廻転生していることをきちんと知って、無明から解放されなければならない。更にこの世での執着を一切捨てなければならない。これが出来た人だけ解脱できるのだが、仏教徒に限ってこれらのことができないので、解脱することができないのだ。
輪廻転生から解脱したいのなら、この世で戒律を守ることが必要だし、無明から目覚め、この世に対する執着心をなくさなかければならないのだ。特に喫煙や飲酒や肉食は霊力を下げてしまうので、喫煙は絶対にすべきではないし、飲酒や肉食をできる限り控えることだ。仏教の僧侶で喫煙をしているのは論外であるが、飲酒や肉食をしているのは、明らかに仏教戒律に反しているので、絶対にやめることだ。
神界というのは、巨大な白い光の球があり、選ばれた者はその中に入って行けることができるし、選ばれない者はその中に入って行くことができない。巨大な白い光の球というのは、復古神道の神道家たちが霊視で見た神の姿とピタリと一致しているが、実を言うとこの神は地球の守護神というものであって、究極の神は更にこの上の世界にあるのだ。
この地球の守護神に選ばれなかった者は、地球に送り返されたり、地球以外の惑星送りになってしまう。キリスト教徒は基本的に神界に呼び出されることはないのだが、アメリカ合衆国のプロテスタントで、教会に行かなくなり、ニューソ-トの影響を受けた者たちは、神界に呼び出されている。
実はニュ-ソートは仏教が出所であって、仏教が西ヨーロッパで研究され始め、その研究成果がアメリカ合衆国に送られ発達して来たために、ニューソートを勉強していると、知らず知らずの内に仏教の影響を受けて、この世に対する執着心がなくなってしまうのだ。
そのため輪廻転生から解脱してしまい、神界に辿り着くのだが、神に選ばれることなく、「スバル」「オリオン座」「シリウス」などといった惑星に送られてしまい、そこで再び人生を遣り治すことになるのだ。他の惑星に転送されるのは個人レベルでは喜ばしいことであるが、アメリカ合衆国を守る死者たちが少なくなってしまうので、アメリカ合衆国自体が危うくなってしまうのだ。現在のアメリカ合衆国の衰退は経済上の問題だけでなく、霊界で異常なことが起こっているからなのである。
●神界での経験以降
神界で神に選ばれた者は、神の霊に溶け込んでしまう。そこで最高レベルの霊力を受けてしまい、神の体と一体化してしまうのだ。その後、神の意思によって霊界の指導者として活躍させるさせるために、地球の霊界に送り込んだり、他の惑星に送り込んだりするのだ。そこで人々を輪廻転生から解脱するように導いて行くのだ。
この世に降り立った霊界の指導者が、神社神道に於ける祭神であって、祭神として霊力を発して、子孫を霊的に守るのである。祭神の霊力が非常に強い場所は、「奈良の三輪大社」「出雲の熊野大社」「伊勢神宮」などである。伊勢神宮では女神が祀られているので、ここに女性が参拝すると霊能力が覚醒したりしてしまう可能性があるのだ。
神社ではないが、皇居や京都も天皇の先祖だちの霊力によって守られている。そのため皇居に行ったり、京都に行ったりすると、非常に健康になってしまうのだ。清らかな気持ちで皇居を一周してみたり、京都を散策してみると、心身が清々しくなってしまい、自分の人生で様々な幸運が訪れて来ることになるのだ。
自分の先祖の中に霊界の指導者になった人がいるのなら、その霊界の指導者は霊界から自分たち家族を守ってくれる筈なのである。だから先祖祭祀をきっちりと行い、先祖が喜ぶようなことをしていると、家族全員が健康に過ごせて、子孫が繁栄して行くことができるようになるのである。
人生というのは僅か100年程度で終わるのではないのだ。何度も輪廻転生をする以上、現世での人生はしっかりと修行していくしかないのである。生きていれば楽しいことも苦しいこともあるが、どのようなことが起こっても「これは修行なんだ」と割り切れば、耐え忍ぶことができるようになるのだ。そのような生き方をした上で、正しい宗教を正しく修めて、自分が死んだ時には輪廻転生から解脱できるようにすべきなのである。
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