問答無用で暗記せよ
●思春期は記憶力が急激に高まる時期
人間の脳は19歳までは脳そのものが大きくなって行くので、実は16歳から19歳までの時期は最も記憶力が高まる時期なのである。正確に言うと、自分で記憶したい物を確実に記憶できる時期なのである。人間が無意識で多くの言語を記憶してしまう時期は乳幼児期である。この時期に、母親を始めとして、周囲の人々が話しかけてくれるからこそ、言語を記憶して行き、多くの語彙を無意識の内に獲得していくことができるのである。
ところが16歳以降は自分が意識して記憶して行くことになり、自分がこれらのことを記憶したいと思えば記憶できてしまうのだ。脳の海馬は使用すれば使用するほど機能が高まっていくので、記憶する訓練を積めば積むほど、高い記憶力を持つことができるのである。逆に言えばこの時期に記憶をしないと、高い知能を持つことができないのだ。
高校で気をつけるべきは、記憶を否定する教師が必ずいるということなのである。生徒たちに記憶させることを禁じて、記憶させないで高い成績を取らせようと実験しているのだ。因みに、この実験が成功したことは一度たりともない。大学入試を受ければ解ることだが、大学入試というのは高校までの勉強での記憶力を問うているのであって、記憶せずに大学入試を突破できるのではないのだ。
英単語を記憶していなければ、英語の文章なんて読めないものだ。化学記号をきおくしなければ、化学の問題など珍紛漢紛である。歴史などは年号や事件名や人物名を暗記しねければ、歴史をきちんと理解できる訳がないのだ。全ての教科を合わせれば、記憶する量は膨大なものとなってしまうが、記憶力が高まっている高校生の時期なら、簡単に暗記できてしまうものなのである。
勉強したことを記憶させるためには、記憶の方法を巧く使いこなしていくことだ。まずは真面目に勉強する。そして翌日に勉強した箇所をもう一度見るのである。これをやると記憶が固定されるのである。これをせずに勉強して、そのままにしてしまうからこそ、記憶に固定されないのである。
●教科書をよく読め
勉強をする場合、教科書をよく読むことだ。勉強ができる生徒はきちんと教科書を読んで来るものだし、勉強のできない生徒に限って教科書を読んで来ない。教科書は通常の書物とは違う。通常の書物より遥かに面白くない書物である。これは勉強用の道具として機械的に読むべきであって、決して通常の書物と同じレベルで扱ってはならないのだ。
教科書が面白くないのは、多数の執筆者がいること、更に政府の検定が入ることなのである。通常、書物が面白いのは、1人の執筆者が自分の意見を淡々と述べるだけでなく、他人が思いつかぬ思わぬことを言ってくれるからだ。しかし多数の執筆者が本を書いてしまうと、個性的な書き方が減退してしまい、非常に味気ない書き方になるし、その内容は空疎になってしまうのだ。
しかも教科書に政府の検定が入るために、その検定のために教科書が大いに歪んでしまい、執筆者たちは読者のために教科書を作っているのではなく、政府の検定を如何に潜り抜けようかという態度になってしまい、全く面白みを欠いてしまうのだ。予備校とかで自主制作されてあるテキストを読むと解り易いのは、政府の検定なしに自由に出版されているために、読者のために書かれているからなのである。
教科書の中で特に問題なのが、『現代文』と『古文』と『英語』と『日本史』の教科書だ。『数学』や『物理』や『化学』の教科書のように客観的な記述をしていけるのではなく、教科書の製作者たちの主観が入るために、どうしても異常な記述が入って来るのである。理系を選択した生徒たちが、理系の教科では点数が高いのに、文系の科目では点数を下げてしまうのは、教科書自体に問題があるからなのである。
例えば現代文の教科書では、近代日本文学を嗜んでいる人すら知らない作家が出てきたり、英語の教科書では現在英語を話す人々が通常の生活では絶対に使わない言い回しが出てきたり、日本史の教科書では近代日本の遣ったことは全て悪いことをしたかのように記述されているものだ。文系の教科書を読む時は、決してその内容を鵜呑みにしないことだ。かといって高校生が教科書批判をしていては、成績が上がらなくなってしまうので、我慢して教科書を機械的に読むようにすることだ。
●参考書は1つに絞れ
通常、勉強ができる生徒でも教科書に書かれている内容がイマイチ良く解らないと言って来るものだ。それもその筈、教科書の記述の仕方が悪いし、もしもその教科書を読んで解らない場合は、そのフォローの記述をしておくということをしていないから、教科書を読んでどこかで躓いてしまうと、幾ら読んでも成績が上がらくなってしまうのだ。
教科書の内容を理解したいのなら、参考書を買って読むようにすることだ。参考書を読まないと、教科書をきちんと理解できないのだ。参考書は政府の検定を受けないので、その内容はしっかりとした物が書かれてある。通常、高校生が高校を卒業してしまうと、教科書は捨てるが、参考書は捨てないものだ。参考書は価値ある書物だからこそ、高校を卒業しても捨てないのだ。
参考書を買う時は、大学の合格した人たちにどの参考書を買って勉強したかを聞いて、その中で一番良い物を買うことだ。参考書を買ったのなら、参考書は1つに絞ることだ。参考書への浮気は成績を低下させることにしかならないからだ。1つの参考書を繰り返し読んでいれば、成績は確実に上がって行くことになるのだ。
教科書は分厚い物になってしまうので、持ち運びには不便である。そのため参考書を読むのは自宅に限定し、それ以外の場所では『要点整理』の本を買って、それをパラパラと見るようにすることだ。こうすると通学の時間を有効に使えるし、常に重要な箇所を勉強していることになるので、脳に記憶され易いのである。
参考書や要点整理ではないが、漫画が書かれた教材というのは、結構使えるものなのである。漫画家は読者に解り易いように伝えることに関しては非常に長けているので、その漫画を読むと簡単に理解してしまうことになるのだ。ただ問題点としては、その内容を深く理解したことになるのではなく、非常に浅く理解したことになってしまうので、漫画の教材に深入りするのは非常に危険である。
●重要な古典は原文で暗記してしまう
古文では古典がそのまま出て来るので、とにかく古典を直接に原文で暗記してしまうことだ。『古事記』『万葉集』『古今和歌集』『枕草子』『源氏物語』『平家物語』『徒然草』『方丈記』『奥の細道』などは原文で読んでしまうことだ。原文と現代語訳文を見比べながら読んで行けば、暗記できてしまうものだ。古典を読んでいると、いざ問題文が出されても、その文章の流れから大体答えが解って来るので、確実に点数を取って行くことができるようになるのだ。
日本の文章は中国古典の圧倒的な影響を受けているので、中国古典を暗記することは絶対に必要になって来る。『四書五経』『『荀子』『韓非子』『孫子』『呉子』『史記』『唐詩選』などは絶対に暗記しておくべき古典だ。中国古典の素晴らしさは内容を極限まで圧縮させることにあるので、中国古典に慣れていないと、内容の濃い文章が書けなくなってしまうのだ。
英語ができないというのなら、『シェイクスピア全集』を読んで、重要な箇所は暗記してしまうことだ。シェイクスピアは今でもイギリス人に読まれ続けているので、シェイクスピアの古典を読んでおかないと、英語の面白さが解って来なくなってしまうのだ。英語で書かれた古典には、日本や中国の古典よりも遥かに劣る古典が多いので、英語で書かれた本を幾ら読んでも面白いとは思えなくなってしまうのだ。
気をつけるべきは、国文学者が書いた本には優れた本がないということである。国文学者が国文学を専攻していたのに、日本語の文章が物凄く下手糞なのである。まず日本の古典を書いた人々は全て神仏を崇敬してきたのであり、全員が神道や仏教に対する深い宗教心と多大な宗教的知識を持っていたのだが、現代の国文学者たちの多くが、無宗教なのである。それに古典そのものを素直に読んでおらず、常に穿った見方をして、現代の視点を古典に持ち込んでしまうのである。そのため多くの学術用語を使いながら、その内容は空疎で、非常に馬鹿らしい結論に辿りついてしまうことになるのだ。要は文献をきちんと用いて論証せずに、自分の主観的意見を結論に擦り替えているだけなのである。
中国古典を研究する学者は国文学者ほどひどくはないが、かといって中国を称賛し過ぎる嫌いがある。現代中国は反日国家なので、おいそれと中国と手を組むことはできないし、中国を称賛すれば日本の独立が危機的状況に陥ってしまうのだ。英文学者が英語はできても、古代ギリシャ哲学や、ラテン語ができないという欠点がある、そのため英文学者の本を読んでも、イギリス文学を正確に理解したことにはならないのだ。シェイクスピアは英語が母国語だけであったのではなく、ラテン語を学んだからこそ、あれだけ素晴らしい古典を作り上げることができたのである。
高校生の時期を最も無駄にしてしまうのは、実は教科書を愛読書にしてしまった高校生であろう。教科書は勉強するために仕方なく使っているのであり、それだけを読んでいては学問の面白さが解らなくなってしまうのだ。教科書だけでなく、参考書を読み、できれば古典を熟読して行くべきなのである。高校生なら簡単に読めてしまうし、暗記することができてしまうのだ。この高校生の時期を決して見逃してはならないのだ。
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