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育児や子育てを経験した母親だらこそできる最高の慈善

●育児の喜びを次世代に継承させていくこと

 人間というのは自分が何かを体験して幸せになったのなら、その幸せを他人に伝えて行きたいというお節介な気持ちを持っている。幸せというものは自己完結しないで、必ず外に溢れ出て行くものなのである。それゆえもしも自分が育児や子育てで幸せを感じまくったのなら、その幸せを他の女性たちに伝えて行けばいいのである。

 育児というのは、新米ママが「育児の仕方」を最初から知っている訳ではない。人間というのは他の動物とは違い、「育児の仕方」を赤ちゃんを産む前から知っている訳ではないのだ。「育児の仕方」を先輩の母親たちから教えて貰うことで、一人前の育児ができるようになるのだ。

 この「育児の仕方」というのは「技術の塊」なのである。例えば新米ママのみならず、普通の母親でも間違っているのが、赤ちゃんの抱き方なのである。赤ちゃんを抱く時、抱き方が間違っているために、赤ちゃんは筋肉を硬直させてしまい、そのために夜になって夜泣きをしまくり、母親にその異常を知らせるのである。しかしこの赤ちゃんの抱き方はその抱き方を知っている母親に教えて貰わないと絶対にできないものなのである。

 このようなものだから、もしも新米ママが自分勝手に育児をしてしまえば、滅茶苦茶くな育児をしてしまうものなのである。そのくせ新米ママは自分が赤ちゃんを産めば、他人には自分の赤ちゃんを触ってほしくないという動物の本能があるために、無闇に手を出せば新米ママの怒りを買ってしまうのだ。

 そこで新米ママの怒りを買わないように、実際に育児や子育てを経験した母親が柔和な態度で教えて行くべきなのである。下手に教え過ぎてしまうと、新米ママは自信を喪失してしまうし、かといって少ししか教えないと、新米ママは育児でトラブルを起こしてしまうようになるのだ。

●育児のサポートをしてあげること

 育児や子育てを終えた母親が、自分の子供たちが大きくなって、結婚し、赤ちゃんを産んだ時、姑になった母親は息子の嫁や自分の娘に遂々ケチをつけてしまうものだ。我が子が自分の元から独立していったために、どうしても感情的になってしまい、冷静になることができないのだ。

 育児や子育てを遣り終えた母親から見れば、20年以上も年下の女性が育児をやれば、余りにも未熟だなと思ってしまうものだ。しかし未熟だからこそケチをつけるのではなく、未熟だからこそ育児のサポートしてあげるべきなのである。姑である自分が少し手伝ってあげることで、新米ママは育児の負担を大いに軽減させることができるのである。

 赤ちゃんが大きくなって、母親なしで他人の家に泊まれるようになったら、孫だけを我が家に泊めてあげるべきなのである。そうやって夫婦を夫婦水入らずの状態にさせ、リラックスさせてあげるべきなのである。このような配慮をするだけで、息子夫婦や娘夫婦は母親に感謝をするようになり、きちんと親孝行をするようになるのだ。

 姑の中には息子夫婦や娘夫婦のことが心配の余りに、その心配事を口にしてしまい、余計に心配を悪化させるようなことをしてしまうのだ。息子夫婦や娘夫婦をきちんと独立させていくためには、そのような心配事を言うのではなく、その心配事を解決できる方法を取るべきなのである。

 姑が感情的にならずに育児の手本を示すと、新米ママにとってはその手本があるために、大いに成長して行くことができるようになるのだ。大事なことは、小さなテクニックを教えていけばいいということではなく、新米ママを成長させてあげることなのである。母親として成長させてしまえば、後は自分できちんとできるようになるものなのである。

●難民を救済することが最高の慈善なのではない

 母親たちの中には、育児や子育ての支援を行わず、難民を救済することに躍起になったり、平和運動に従事し躍起になったりする母親たちがいるものである。こういう慈善が最高の慈善ではないのだ。目の前に困っている人がいるのに、海外の難民を助けても意味がないのだ。新米ママが育児で戦争状態にあるのに、世界レベルの平和運動を展開しても全く意味がないのだ。

 母親というのは、育児や子育てをし終えたのなら、その方面のことに関しては如何なる者よりもプロフェッショナルになっているものなのである。だったら、その方面で自分の能力を活かすことで、慈善活動を行っていけばいいのである。自分の目の前で溺れている人がいるのに、地球の反対側で溺れている人を救っているようであるなら、それは大馬鹿な行動なのである。

 この世が乱れて行くのは、個々人の人々が自分が自分でできることをやらないからなのである。自分が真面目に働くこともしないで、他人の富を奪い取って、怠惰に暮らそうという連中がいるからこそ、戦争が発生するし、難民だって出て来るのである。そうやって他人を犠牲にして自分だけが幸せになろうとせず、自分ができることをやって地道に幸せになる方法を教えて行けば、世の中は自然と幸せになって行くものなのである。

 もしも難民救済をやっている慈善活動家と、育児のサポートをしている母親たちを比べるなら、世間から称賛されるのは難民救済をやっている慈善活動家たちであろう。もしもノーベル平和賞を貰うことがあるのなら、育児のサポートをしている母親たちではなく、難民救済をやっている慈善活動家たちであろう。育児のサポートをしている母親たちは称賛されるわけではないし、ノーベル平和賞なんか絶対に貰うことができないのだ。

 では、育児や子育てを遣り終えた母親たちがなんにも育児のサポートをしなければ、それでいいのかというと、それでは新米ママたちに育児の負担が最大化してしまい、それで社会を崩壊させかねない少子化という問題が出現し、しかもその問題が深刻化してしまうのである。育児や子育てはそれを終えればお仕舞いではないのだ。それを後継者たちに伝えて行く努力をもしなければならないのである。

●「育児の喜び」は永遠に母系相続され続ける

 赤ちゃんを妊娠し、出産するという体験は女性にしかできないものだ。性転換して男性から女性になった者でも、体は女性のようになれたけど、赤ちゃんを妊娠したとか出産したとかいうことは全くできないものなのである。女性にしか体験できない行為だからこそ、大切に扱って行くべきなのである。

 「育児の喜び」や「子育ての楽しさ」を自分自身は自分の母親から継承し、自分がそれを体験したのなら、今度は自分が息子の嫁や自分の娘に伝えて行けばいいのである。家系は父系家族で相続され続けても、「育児の喜び」や「子育ての楽しさ」は永遠に母系相続され続けるのである。そうやって太古の営みが家族の中に流れ続けていくのである。

 もしも育児や子育てを遣り終えた母親が、「育児の苦しみ」や「子育ての哀しみ」を息子の嫁や自分の娘たちに伝えていったのなら、その女性たちは子供を産もうとしなくなるし、たとえ産んだとしての苦しみながら育てて行くことになることであろう。だからこそ、その苦しみの流れを誰かがどこかで終わりにしなければならないのだ。

 人間の脳と言うのは、ちょっとした物の考え方で大いに、その能力の発揮の仕方が異なってしまうのである。もしも育児や子育てをすることが楽しいと思ったのなら、幾らでも能力を発揮して行くことになるし、自分が想像すらしなかった楽しさに出会えるものだ。しかしもしも育児や子育てをすることが苦しいと思ったのなら、どうやっても能力が追い付かないし、自分が想像すらしなかった悲劇に見舞われてしまうのだ。

 要は「人生を楽しい」と思っているのか、「人生を苦しみ」だと思っているかの違いでしかないのだ。母親の脳に「人生は楽しい」とスイッチが入っていれば、育児や子育てを楽しめるから、子供たちも楽しみながら育って来て、結果的に非常に高い能力を持てるようになるのだ。しかし母親が「人生は苦しみ」だと思っていると、育児や子育てを苦しみだらけにしてしまうから、子供たちも苦しみながら育って来て、非常に捻くれた人物に育ってしまうのである。

 人間を根本的に考えた場合、必ずそこに辿りつくものなのである。幾ら高い知能があっても、幾ら強靭な肉体があっても、「人生は楽しい」と思っているからこそ、それらを有効的に使うことができるようになるのである。その根幹を絶対に間違えないことだ。この世には知能を高め過ぎてしまったがために、ひっくり返ってしまった人々が大勢いるものだし、強靭な肉体を持ちすぎてしまったために、人生を破滅させてしまった人々も大勢いるのだ。人間として根本的な所を間違えてしまったために、高い知能を持ちながら、強靭な肉体を持ちながら、人生を失敗させて行ったのである。

 人生の根本を教えてくれるのは、母親であることを決して忘れてはならない。人間は自立して行くまで二十年以上は母親と暮らすのだから、母親の考え方が自分の考え方の基本をなしてしまうのである。母親にしても育児や子育てを楽しむことこそ、我が子の能力を最も高めることができるものであるということを常に忘れないようにすることだ。母親が人生を楽しんでいれば、我が子も人生を楽しみ、その子が大人になれば大いに高い能力を発揮して来るようになるものなのである。

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