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夫婦共働きの逆説

●家計が苦しいからという理由で働き出すと余計に貧乏になる

 専業主婦は父系家族だからこそ出て来る特殊な女性たちなのであるが、父系家族の全ての女性たちが専業主婦をする訳ではない。父系家族では母系家族とは違って、教育に物凄く力を入れるので、父系家族で育った女性たちは高度な教育を受ける機会を得てしまい、その結果、結婚しても働く女性たちが出て来ることになるのだ。

 ところが夫婦共働きをする夫婦に限って、収入は倍増した筈なのに、生活が貧しくなってしまうという、奇妙な逆説が発生してしまうのだ。この「夫婦共働きの逆説」は「家計が苦しいからという理由で働き出したから」なのである。夫が余程の低収入でない限り、家族が生活しているだけの費用は賄える筈だ。それなのに生活が苦しいと思ってしまうからこそ、妻が幾ら働いても生活が潤わないのである。

 家計の法則で述べたように、家計を楽しむからこそ、家計が豊かになって行くべきであって、家計を苦しいものだと考えると、更なる苦しみを招き寄せてしまうものなのである。夫婦共働きなら、夫の働きで充分な収入が得られるのだから、自分が働き出せばもっと豊かになれると思うべきなのである。

 専業主婦がいる家族では貧乏のスパイラルに陥ってしまう家族は少ないが、働く母親がいる家族では貧乏のスパイラルに陥ってしまう家族が非常に多いものなのだ。それはお金云々なのではなく、心が貧しいために、生活も貧しくなってしまうという現象が起こってしまい、しかもその現象から抜け出せなくなってしまったのだ。

 母親が働き出す時は、必ず自分たち家族の生活を自問自答してみることだ。「今の生活でお金に困っているの?」って。

 そうやって自分に尋ねてみれば、「今の生活でも充分にお金はある!」って思えるようになる筈だ。自分が豊かな生活を送っているからこそ、お客様を豊かにできる仕事ができるのであって、そういう仕事ができるようになれば、収入は上がって行くものだし、自分たち家族の生活も益々豊かになって行くものなのである。

●消費と投資を担当する者がいなくなる

 夫婦共働きのもう一つの弱点は、母親が仕事に出てしまうために、消費と投資を専門に処理する者がいなくなってしまうということなのである。専業主婦が外に働きに出てもいないのに、豊かな生活を送っているのは、専業主婦が専門に消費と投資を処理しているからなのである。

 しかし母親が働き出すと、消費と投資を専門に処理することができなくなってしまい、それが後回しになってしまうものなのである。そのため消費や投資がいつまで経っても合理化することができず、無駄な出費が多くなったり、充分な貯蓄すらできなくなってしまうのである。

 家庭内の消費と投資は妻が働き出したとしても、その中心的役割を果たすのは妻の方なのである。こういうと働く母親たちの中には「なんで妻だけがそんな重たい負担を強いられなければならないの?」と疑問を呈する女性たちが出て来るのだが、父系家族では夫を家長にし、妻が家庭内の実権を全て握ることで機能することになるので、妻が仕事に出たとしても、消費や投資に関して中心的役割を果たすことにはなんら変更はないのだ。

 妻が外に働きに出れば、理論上は収入が倍増する筈である。ところが妻が消費や投資を疎かにしてしまえば、充分過ぎるほどの収入はある筈なのに、生活は苦しくなってしまい、それがストレスになって夫婦喧嘩が絶えなくなってしまうのである。このような不毛な夫婦県が積み重なれば、離婚へと悪化して行くものなのである。

 既婚女性が仕事をする時は、絶対に男性と同じように仕事をしないことだ。男性は仕事に全力を投入して来るので、女性がその物真似をしてしまえば、独身を貫くしか手段はなくなってしまうし、それにそういう生き方をしても男性が出す成果には遠く及ばない成果しか出せなくなってしまうのだ。既婚女性であるなら、仕事をする時は一生懸命に仕事をするが、消費や投資のために充分なエネルギーを残しておき、仕事が終われば母親モードになってきちんと消費と投資をこなして行くべきなのである。

●夫婦共働きでも育児に関しては妻が責任を負うものなのである

 母親が外に働きに出る場合、とにかく幼い子供を保育園に預かって貰わないと働きに出ることができないという切実な問題が存在する。保育園は無料で子供を預かってくれる訳ではないので、その費用を充分に上回るお金を稼ぎ出さねばならないのである。働くことに焦る余りにこの金額を考慮しないと、保育園の費用を稼ぐために働いているという逆転した事態になってしまうものなのである。

 近所に保育園がなくて外に働きに出ることができないのなら、それは「今は働くな」ということなのである。金銭的に生活がギブアップしているのなら別であるが、そうでないのなら子供が幼い時は育児に徹してしまい、もう少し大きくなってから働き出すという選択肢を選んでもいいのである。

 母親が外に働きに出るということは、自分の子供に相当な負担を強いていることを決して忘れてはならないのだ。子供にとっては母親には側にいて欲しい時期がある。それは乳幼児の時期なのである。子供の脳は5歳から6歳で脳の臨界期を迎えるので、この時期に母親がいないというのは、脳の成長に相当なダメージを与えてしまうということなのである。

 そういうことをきちんと考慮していれば、自分は外に働き出そうとした時に簡単に保育園が見つかってしまい、しかも保育園から帰ってきてもきちんと育児ができるようになるし、今はまだ外に働きに出て行かない方がいいなと思うなら育児に徹して、子供が大きくなったら外に働きに出ればいいのだ。

 人間の運命というのは自然に流れて行くものなので、自分が無理をすれば、どこかで損害が発生するものなのである。夫婦共働きであっても、育児は妻が責任を負うものだと覚悟していれば、神様が「お前は母親でも外に出て働きなさい」と命じられれば保育園が見つかるものだし、「今はまだ育児に専念しないさい」と命じられれば幾ら探しても保育園が見つからないものなのである。

●夫婦の愛の形が出来上がっていないのに、収入を増やし過ぎてしまうと、結婚は破綻してしまうもの

 夫婦共働きの夫婦には外で働いて収入が増えれば生活も豊かになるだろうと思っていたのに、実際にやってみると一向に生活が豊かにならず、それどころか逆に生活が貧しくなってしまったという事態に襲われてしまった夫婦が多数存在する筈だ。所得というのは、消費と投資があってこその所得なのであって、消費と投資に充分な時間を割かねば、幾ら収入を増やしても一向に豊かにはならないのである。

 だからこそ「夫婦の愛の形」というものが大事ななのである。夫婦の愛の形が出来上がっていないのに、沢山のお金を持ってしまうと、お金がある筈なのに貧乏になってしまい、結婚が破滅してしまうものなのである。お金は必要以上に持ってしまうと、想像を絶する不幸を招き寄せてしまう。ものなのである。

 そう! お金は必要があるなら、どこからともなく遣って来るものなのであって、決して焦って得ようとするべきではないのだ。結婚当初ならどの夫婦も所得は低いものなのである。その低所得の内に夫婦の愛の形を築き上げ、消費や投資を整えて行くのである。そういうことをやっていると徐々に収入が増え始め、収入が増えたとしても結婚が破壊されなくて済むのである。

 若い時は上昇志向に取りつかれるものだ。独身であるなら自分が上昇志向に取りつかれても、誰にも迷惑をかけることがないから、その遣り方で生きていても別に構わないのだ。しかし結婚してしまえば、自分には家族がいるのだから、独身の頃のような無茶な上昇志向を持つべきではないのだ。結婚しているのに、独身の頃のような無茶な上昇志向を持てば、確実に家族が不幸になるし、自分自身も強烈なストレスを感じてしまい、自分が意図しないことを平気でやってしまい、自ら墓穴を掘ってしまうようなことをしてしまうのである。

 結婚したのなら無茶な生き方をするのはなく、地道に且つ着実に生きて行くしかないのである。そうやって現実的になって生きていると、自然と自分の進むべき道が示されて、自分が働くべく時は自然と職が見つかり、しかも仕事だけするのではなく、きちんと消費や投資、家事や育児に充分なエネルギーを回せることができるようになるのだ。そういう生き方をするから豊かな生活を実現できるのであって、夫も子供たちも笑顔になってくれるものなのである。

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コメント

こんにちは。
いつも拝読しております。着眼点がおもしろいなぁ、と感心しながら楽しんで読んでおります。
 今回、メールをさせていただいたのは、そういう着眼点をお持ちのタマティーさんがどのようなお考えか教えていただきたいと思いご相談させていただくことにしました。
義母の介護のことです。ひとり暮らしの義母がおりますが、体も弱りひとり暮らしが難しくなってきております。長男の嫁として、また、専業主婦という立場上、義母を引き取り面倒をみるのが本当でしょうが、過去に一緒に暮らした苦い経験から、あの母とずっと過ごすというこのがつらく、その選択ができかねております。主人は老人施設に預けたらよい、といってくれますが、本心からでないのは痛いほど分かります。
タマティーさんは、親の介護についてどのようにお考えなのかお聞かせ願えませんでしょうか。

投稿: オーノー | 2010年11月23日 (火) 10時34分

 オーノーさん、このブログを読んでくれたら解ると思うけど、「介護問題」は取り扱っていないんですよ。crying

 んがッ、これでは回答にならないので、番外編ということで返答をしておきます。

 まず絶対に拒否しよう。
 オーノーさんは介護の恐ろしさを解っていない。
 介護している人が寝たきり老人を殺すような事件も発生しているくらいだから、介護というのは健康な人間をも追い詰めてしまうんですよ。
 もっと旦那さんの優しさに気づいてあげるべきですよ。
 長男の嫁といえども、新婚当初から姑と同居しているなら介護をする義務はあるけど、旦那さんが親元から離れて独立したのなら、長男といえども親の面倒はみるべきではないんです。
 他に弟や妹がいるなら、その人たちに任してしまった方がいいんです。
 姑さんだって年老いて見知らぬ土地に来ても、友達がいないから、余計に寝たきりになってしまいますよ。

 とはいいつつも、恐らく受け入れる羽目になりそうなので、「介護の仕方」を教えておきます。
 
①まずは蛋白質をしっかりと食べさせること!
 寝たきりになるような老人はとにかく蛋白質の摂取量が少なすぎるんです。そのために筋肉が委縮してしまい、生活して行けるだけの筋力がなくなってしまうんです。
 大豆などの豆類、木の実、植物油、魚、肉をしっかりと食べさせることです。
 特に亜麻仁油は寝たきり老人には非常に良く効きます。

②些細なことでもいいから家事を頼むこと!
 人間はこの世で自分の役目がなくなれば死んでいくものなんです。
 だから何かしらの役目を与えておけば、寝た切りになることもなく、きちんと生き続けます。
 買い物を頼むとか、裁縫を頼むとか、留守番を頼むとかして、何かしらの役に立たせるようにしてあげることです。
 中には「お婆ちゃんに用事を押し付ける酷い嫁!」と悪口を言って来る人もいるけど、用事を押し付けないと、寝た切りになってしまうもんなんです。

③寝たきりを治療してくれる人を探し出すこと。
 実を言うと、この世には寝たきりを治してくれる人たちがいるんです。
 タマティーの知り合いの整体師も寝たきりを治せます。
 但し、長期間寝たきりになってしまい、筋肉が異様に衰えてしまえば、その人でも無理みたいです。
 だから筋肉がある内に、寝た切りを治してくれる人を見つけて、寝た切りを治してしまうことです。

 それと茨城県か栃木県に、漢方薬を使った温泉ホテルがあって、そのお湯に浸かると寝たきりも治るという話を聞いたことがあります。
 人気があるホテルなので、自分で探し出してみれば、きっと見つかると思います。

 heart01 happy01 heart01 happy01 heart01 happy01 heart01

投稿: タマティー | 2010年11月24日 (水) 06時24分

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