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貯金が簡単に貯まる「天引き貯金」

●生活費を使ってからでは貯金は貯まらない

 家計の初心者は収入から生活費を使い、その残りを貯金に回せばいいだろうと考えてしまう。しかしこの遣り方では絶対に貯金は貯まらないのだ。人間はお金があれば全部使ってしまうものなのであって、収入の全てが生活費に充てられたのなら、大方の既婚女性たちはそのお金を使いきってしまい、貯金どころではなくなってしまうのだ。

 いつも貧乏生活を強いられているとか、金欠から抜け出せないという主婦たちは、「収入=生活費」という考えを持っているために、収入があればそのまま生活費としてy使ってしまおうという考えを持っているのだ。そんな考えを持っているからこそ、幾ら経っても貯金が貯まらなくなり、資産が増えて行くことがないのだ。

 同じ収入であっても、一方には貯金がなく、もう一方には貯金があった場合、貯金のない夫婦はいつも貧しい暮らしをしてしまい、逆に貯金のある夫婦はいつも豊かな暮らしをしてしまうものだ。それは貯金があるという余裕があるために、その心の豊かさが生活の豊かさになって現れて来るのである。

 貧乏なグータラ妻に限って、所得金額に拘るものだ。しかし大事なのは資産の総額なのである。幾ら低所得であっても、地道に貯金をして行き、資産を増やして行けば、いつの間にか豊かになってしまうのである。それなのに所得金額に拘り、その所得金額を全部使ってしまおうとするからこそ、いつまで経っても貧乏な暮らしのままなのである。

 「所得金額が多ければ豊かだ」という間違った考えは捨てることだ。そうなのではなく豊かな暮らしを実現するためには、所得金額がどのようなものであtっても地道に貯金して行くことが必要なのであって、その習慣がありさえすれば、必ず豊かな生活を実現できるようになるのだ。確かに貯金の習慣がない女性が結婚後に貯金の習慣を続けるのはしんどいものだ。しかしその貯金の習慣があるならこそ豊かな生活を実現することができるようになるのである。

●天引き貯金

 ではどうやって貯金の習慣を無理なく行って行けばいいのかというと、「天引き貯金」を実施してしまえばいいのだ。収入の20%を行き成り天引きしてしまい、それを天引き貯金として貯金してしまうのだ。この天引き貯金は預金通帳を別にして、生活費と明確に区別することだ。

 天引き貯金は資産運用のために使い、絶対に生活費には回さないことだ。資産運用すれば当然に資産収入を発生させるのだが、その資産収入は全額再投資に振り向けてしまい、生活費には如何なることがあっても充当しないことだ。こうすれば資産が雪達磨式に増えて行くことができ、あっという間にお金持ちになってしまうのだ。

 なぜ20%なのかというと、収入の20%を天引き貯金に回すというのが、経験則から得られる適正な割合だからだ。これ以上多くしてしまうと生活が苦しくなってしまい、これ以下だとなかなか貯金が貯まって行かないのだ。生活に無理なく貯金して行く割合が、丁度収入の20%ということなのである。

 天引き貯金は収入の20%までというと、女性たちの中にそんなことでは早くにお金が貯まらないと思う女性たちもいるかもしれない。しかし20%を天引き貯金に回すと、「80対20の法則」が働き、その20%の貯金が80%の効果を生み出すので、結果的に非常に高い成果を上げることができるようになるのだ。もしも収入の50%を貯金に回しても、「80対20の法則」からいうと95%の効果しか出て来ないので、80%の効果と大して変わらないのだ。

 天引き貯金を始めてやる場合、最初の3ヵ月間は確かに生活が厳しくなる。天引き貯金は簡単にできるのだが、今までの生活に無駄が多かったために、その無駄な生活をスリムにして行かない限り、生活は落ち着かないのだ。収入の80%の金額でも生活を遣り繰りできるようになれば、生活がスリムになり、今まで味わったことのないような生活の充実感を感じることができるようになるのだ。

●繰越金

 生活費に回せる金額が収入の80%しかないとすると、当然に出費にブレーキがかかり、無駄遣いをしなくなるようになるのだ。後は妻が自然に家計を遣り繰りして行けばいい訳であって、生活費を全額使い切ることなどせず、繰越金という形で翌月に回せることができるようになるのだ。

 その繰越金を徐々に増やして行き、当月の生活費分だけの繰越金を貯めることができれば、生活は安泰になる。というのは生活費は変動するものなのであって、時には生活費を上回る出費をしてしまうものなのだ。その際に繰越金がないと一気に家計が乱れてしまい、その乱れが家計そのものを破綻させることになってしまうのだ。

 特に結婚だとか出産だとか葬式というのはラッシュして来るものなので、集中的に出費が嵩めば、どの夫婦であっても家計が苦しくなってしまうものなのだ。これを通常の生活費で遣り過ごそうとすると、生活が苦しくなってしまうので、だからこそ繰越金が必要になって来るのだ。

 家計簿をつける主婦たちが家計簿をつけながら一体何をやっているのかといえば、繰越金を巧く貯め込んで行こうとしているものなのである。家計の遣り繰りに精を出せば、当然に繰越金に注目するものなのであって、着実に繰越金を貯め込んで行くことができるようになるのである。

 家計簿をつけていないと、繰越金が一体幾らなのか全く解らないから、多少の家計の変動ですぐさま家計が破綻してしまい、その後、どうやっても家計を立て直すことができなくなってしまうのだ。家計に繰越金を持たせるというのは、「主婦の知恵」なのであって、この知恵がなければ家計が火の車になるのは当然にことなのである。

●夢実現貯金

 繰越金が生活費分だけ貯め込むことができたら、今度は「夢実現貯金」を作り出すことだ。夢実現貯金は夫婦の夢を実現するための貯金であって、まずはマイホームの購入資金に充てることになる貯金だ。夢実現貯金は天引き貯金や繰越金が整備され終わった後にした方がいい。というのは天引き貯金を持たねば資産が貯まらないし、繰越金がなければ生活費の変動を押さえ込むことができないからだ。

 夢実現貯金は収入の10%程度でいい。出費が嵩み繰越金を切り崩した時は、その分だけ繰越金の充当に当てて、夢実現貯金への貯金額は少なくしていい。「そんなことでマイホームの購入資金を貯めることができるの?」と思われてしまいがちだが、資産がきちんとあり、生活費の変動を抑える繰越金があると、意外と簡単にお金を貯め込んで行くことができるのだ。

 毎月は収入の10%程度の貯金であっても、臨時収入の20%を天引き貯金に、残りの80%を夢実現貯金に回してしまえばいいのだ。こうなればボーナスの度に夢実現貯金の金額が膨らみ、短期間でマイホームの購入資金など調達できてしまうものなのである。大事なことは無理なく貯金できる仕組みを作ることであって、無闇に生活費を切り詰めることではないのだ。

 大体、天引き貯金と繰越金と夢実現貯金の合計で収入の30%以下にした方がいい。30%を貯金に、70%を生活費にというのが、生活を楽しみながら、着実に貯金できる方法だからだ。貯金の合計が収入の30%を超えてしまうと、どうやっても生活は苦しくなってしまい、貯金は貯まるかもしれないが、生きていることに楽しさを感じなくなってしまうのだ。

 主婦向けの雑誌では「私たちはこうやって100万円を貯めました!」という特集をやっているものだが、この100万円の貯金は資産のための貯金も、繰越金のための貯金も、夢実現のための貯金もごっちゃにしているのであって、確かに貯金をすることはできたが、自動的に貯金が貯まって行くシステムを作り上げた訳ではないのだ。そのため記事に書かれたことを実際にやってみると、参考になるものは多々あるけれども、余程工夫を凝らさないと、生活が苦しくなってしまうのだ。

 そうなのではなく、自然と貯金ができ、尚且つ生活も豊かになっていく仕組みを作ることが大事なのである。貯金の限界点は収入の30%であり、それ以上多くしてしまえば生活が苦しくなってしまうものなのだ。収入の70%を生活費に充て続けるということも、地道に貯金を行って行くためには必要なことなのである。貯金は1つに纏めてしまうのではなく、3つに分散すれば、100万円程度の貯金など簡単に貯まって行くものだし、それがいつの間にか1000万円、1億円と成って行くものなのである。

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コメント

はじめまして。来年より家計を預かる、結婚4年目の駆け出し主婦です。いつも勉強させていただいており、ありがとうございます。
さて質問がありまして、
収入の20%とは給与額面か、それとも手取りでしょうか?
また、夫は退職金制度がなく自分で毎月貯金していますが、これはどう考えればよいでしょうか?資産でしょうか?
新米主婦にご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

投稿: かめ | 2010年12月21日 (火) 15時48分

 かめさん、コメント有難うございます!happy01

 ここで書いてある収入は、手取りのことです。

 老後のための貯金は、今の時点では資産です。
 しかし貯金しても、今はゼロ金利のために利子が殆どつかないので、株式投資とか考えた方がいいです。
 株式配当が発生しても生活費に回すのではなく、それをそのまま再投資して行けば、資産は雪達磨式に増えて行くと思います。

heart01 happy01 heart01 happy01 heart01 happy01 heart01

投稿: タマティー | 2010年12月22日 (水) 07時04分

お返事ありがとうございます。
手取りと聞いて安心しました。
株式投資はまだリスクが怖いイメージがありますが、ゆくゆく資産を準備しながら勉強していきたいなと思っております。
これから記事を参考に、家計の予算配分をしていくつもりです。
またわからない点がありましたら、質問させていただければありがたいです。
では今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: かめ | 2010年12月22日 (水) 10時01分

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