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家計を苦しめているのは、固定費の高さなのである

●固定費と変動費

 家計簿をつけ続けて行くと、今まで出費は全部同じものだと思っていたのに、出費には2種類の違う性質のものに分けられるということに気付くものだ。或る支出は毎月一定の金額が出費され、或る支出は毎月出ては行くが変動するという動きを見せる。これが「固定費」と「変動費」なのである。

 固定費というのは、「税金」「住宅費」「保険料」「自動車代」などで、その夫婦が如何に生活したとしても、確実に毎月或る一定の金額を出費しなければならないというものだ。変動費というのは、「食費」「光熱費」「衣服代」「学費」「医療費」などで、その夫婦の遣り繰りで変動させることができる出費なのである。

 実を言えば、家計に於いて固定費の高さこそが家計を苦しめることになるのだ。というのは固定費は毎月必ず或る一定の金額が出て行くことになるので、この固定費を削減しない限りは家計を潤すことができないのだ。しかし変動費はその夫婦の努力次第で削減することが可能なので、大方の夫婦は変動費を削減しようと躍起になってしまうのである。

 よく話題になるのが、税金の高い地方自治体に住んでいる夫婦と、税金の安い地方自治体に住んでいる夫婦だと、税金の安い地方自治体に住んでいる夫婦の方が豊かになってしまうということだ。税金が高いということは、それだけその地方自治体は社会福祉に重点を入れているのだが、その恩恵に浴したとしても、税金が高ければ、どんなに努力しても貧しくなってしまうものなのである。

 戦前の日本がなぜあれほどまでに驚異的な発展をしたかというと、庶民には所得税が課かっていなかったからだ。戦時体制に突入することで所得税が導入されたのだが、それ以前は所得税がなかったからこそ、庶民の家計は税金に圧迫されることなく、自分たちの労働の成果をそっくりそのまま消費や投資に回すことができたのである。だから猛スピードで豊かに成って行ったのだ。

●固定費を削減すると貯金をするのが楽になる

 気をつけるべきは、主婦向け雑誌なのでは、固定費と変動費の区別が解っていないので、変動費を下げようと躍起になった意見を言って来ることだ。例えば食費を下げて貯金しようとか、学費がこれだけかかるとか、社会保障を充実して医療費を無料にしようとか言って来るのだ。そういう考えでは絶対に豊かになることはできないのだ。

 主婦の立場としては変動費は自分の意思で変動させることができるから、そのような家計運営こそ正しいことだと思ってしまう。しかし変動費は生活して行くためには必要な物であって、確かに削減することはできるかもしれないが、極端に削減してしまったら、なんの豊かさも感じなくなってしまうのだ。

 それよりも固定費を削減することなのである。固定費を削減すれば、変動費を極端に下げることなく、余剰金を持つことができ、家計を潤すことができるのである。家計の基本的なパターンとしては、固定費を削減して、それを貯金に回すべきなのである。この基本を繰り返し行っていれば、簡単に莫大な貯金を貯め込むことが可能になるのだ。

 夫婦の切実な問題としては住宅費が挙げられるであろう。賃貸のマンションやアパートに住んでいると、毎月一定の金額が家賃として出て行くことになるからだ。そうなると当然に家賃の安い物件に住んでいる夫婦は豊かになり、家賃の高い物件に住んでいる夫婦は貧しくなってしまうのだ。

 これこそが地方暮らしなのに豊かな生活を送っている夫婦が続出する原因であり、都市部の中での強烈な貧困で苦しむ夫婦が出て来る原因なのである。若い時は絶対に見栄を張らずに家賃の安い物件に住むべきなのである。大した資産を持っていない夫婦が都会のド真ん中に住み、都会暮らしを満喫してしまえば、家計は火の車になるのは当然にことなのである。

●エンゲル係数の嘘

 固定費の高さこそが貧困をもたらしてしまうということが解れば、エンゲル係数などいう考え方は間違っていることに気付くものだ。エンゲル係数は家計に占める食費の割合の高さこそが貧乏を決定づけるという考え方だ。この考えに取りつかれるからこそ、食費を下げれば豊かになれると思い込み、食費を下げるということをやってしまうのだ。

 食費というのは貧乏人だろうが金持ちだろうが必ず支出するものだ。しかも金持ちになるとグルメに走るものだし、高価なお酒を飲むようになるので、結構、食費に関する出費は嵩むものなのである。貧乏人が食費を削減してしまうと、栄養不良から病気に罹る率が高くなってしまい、食費を下げた所で今度は医療費が上がってしまうことになるのだ。

 社会主義国ではエンゲル係数の理論に基づいて、政府が食料品の値段を意図的に下げてしまい、そのために国民は非常に安い値段で食料品を買うことができる。しかしそのために農家や漁師や酪農家は疲弊してしまい、経済が停滞してしまうという結果を引き起こしてしまうのだ。

 なぜこんな馬鹿げた考え方が出て来るのかといえば、エンゲル係数を考えたフリードリッヒ・エンゲルスは社会主義者であったとしても、工場を有する資産家だったから、住宅費が家計を圧迫するということに気付けなかったのである。ブルジョアのエンゲルスにしてみれば、貧乏人たちが貧しいくせに沢山食べ物を食べていることが気に食わなかっただけのことなのである。貧困を決定づけるのは、食費ではなく住宅費なのであって、そこを弄らないと、どうにもならないのである。

 エンゲル係数は明らかに間違った考え方なのに、食料品の値段が変動すると、それで一喜一憂してしまう主婦たちが出て来るものだ。人間は生きている以上、何か食料を食べなければならないのであって、その出費は覚悟しておくべきなのである。野菜が高騰したのなら乾物を使うとか、肉が高騰したのなら魚を食べるとかすればいいのである。食料品の値段に囚われるとり、夫や子供たちに栄養バランスの取れた美味しい食事を与えようという気持ちの方が大事なのだ。

●固定費で下げられるものがあるなら徹底して下げる

 固定費の高さこそが家計を圧迫するということが解ったのなら、固定費を下げて行けばいいのである。まずは納税の見直しである。税金で所得控除ができるものがあるなら、必ず所得控除で落としておくことだ。税金で解らないことがあるなら、税務署に行って聞いてみること。意外なことかもしれないが、税務署は国民が何か質問すれば懇切丁寧に教えてくれるのだ。

 家計が苦しくなるほどの家賃の高さであるなら、引っ越しをした方がいいのだ。賃貸物件はよくよく調べてみると、掘り出しものがあったりするからだ。特に新婚当初は適度な広さの家であっても、子供たちが生まれてしまえば手狭になってしまうので、そういう時は思い切って引っ越してしまうことだ。

 夫婦にとってはマイホームを所有することこそが最初の夢となるだろうが、賃貸物件で20年暮らすと、大体、マイホームを購入できる金額になってしまうのだ。そのためマイホームを買うなら、早目に購入してしまった方がいいのだ。賢い選択としては頭金を多くして、ローンの部分を少なくすると、家計を苦しめることなくマイホームを購入できることになるのだ。頭金が少ないからこそ、ローンが高くなってしまい、利息の支払いのために家計を圧迫してしまうのだ。

 保険料の内、健康保険料の出費は仕方がないが、それ以外の保険はできる限り削った方がいいのだ。例えば生命保険なんかは削減の筆頭である。夫が死亡率の高い職業に就いているなら別であるが、そうでないのなら生命保険はかける必要性はないのだ。生命保険が必要となるのは、ずっと後のことであって、若い内はその保険料を貯金に回した方が賢明なのである。

 自動車は「走る税金」と言われるくらいに税金がかかってくる。そのため自動車は所有しないことだ。自動車を所有しなければ、その分だけ貯金に回すことができ、猛スピードで資産を増やして行くことが可能になるのだ。特に都市部に住んでいるのなら、電車やバスを使った方が遥かに安上がりなので、自動車を持たなくても不便をすることがないのだ。

 地方とかで交通の便が悪い所では自動車を購入せざるを得ない。そういう時は税金の安い軽自動車を購入すべきであって、税金を安くする努力をすべきなのである。しかも軽自動車は燃費がいいので、通常の自動車よりもガソリン代を安くすることができるのである。但し軽自動車は死亡率が高くなるという危険性があるので、絶対に安全運転を心掛けることだ。

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コメント

こんばんは、タマティーさま。

先日はありがとうございました。
また問題が起きてしまいました。
3歳の長男が、二日前から体調を崩してしまいました。原因は私の事を心配することからくるストレスです。水以外を受け付けなくなり、吐いてばかりになりました。
義理母は、その長男の状態が腹に立つらしく、今朝は長男にいつも以上につらく当たってきました。(普段は、5ヶ月の次男を可愛がってるところをわざと見せつけることをします)
即、義実家から出て、今は私の祖母の家に来ています。
長男に食欲が戻ったら、義実家へ戻るつもりです。
しかしその時、また長男に当たるようであれば、同居を解消してしまおうと考えています。

私の考えは短絡的すぎるでしょうか。

投稿: ゆう | 2010年12月20日 (月) 16時55分

 ゆうさんね、短絡的な行動を取っておいて、「短絡的なのでしょうか?」って、俺はどう答えればいいんだ?happy01

 その前に子供が病気で食べ物を受け付けないのなら、
断食をさせることです。
 食事を食べると、その分だけエネルギーを使ってしまうので、逆に病気の治りが遅くなってしまうんです。
 子供はお腹がすいたら、きちんと意思表示をしてくるので、その時になってから食事を与えればいいんです。
 汗をかけば喉が乾くので、水よりも白湯、できれば生姜湯を与えた方がいいです。薬局で売っている物を買ってきて飲ませれば、体温が上昇して、体の治りも早くなる筈です。

 ゆうさん、もっと悪どくならんと。
 子供が病気になったから実家に帰ったのに、病気が治ってすぐに帰ったら、また姑の餌食になってしまいますよ。
 こういう時は相手が折れて来るまで帰らないことです。
 旦那さんに自分の窮状と、子供たちが姑から虐待を受けていると大袈裟に訴えて、旦那さんが自分の母親の行動を変えさせるように仕向けるべきなんです。
 今回の引っ越しは、そもそも姑の意見を受け入れて引っ越しをしたのだから、それで姑からイジメを受けたら話にならんですよ。
 本当に正しいことをするためには、表面的に正しいことをするだけでなく、悪どいこともやるべきなんです。善悪をきちんと使い分けることができるからこそ、自分たちの利益をきっちりと獲得することができるようになるんです。


heart01 happy01 heart01 happy01 heart01 happy01 heart01

投稿: タマティー | 2010年12月21日 (火) 05時22分

すみませんでした、タマティーさま。
対応策までいただいて、ありがとうございます。
まさかこんなにも悪意に満ちた対応を受けるとは、考えがおよびませんでした。
『人を簡単に信用するな』『性悪説に立って考える』
…少し分かったような気がします。

「アパートに帰りたい」と繰り返してきた長男に、ついに「そうしようか」と返事をしました。すると、大好物のイチゴとピザを少しずつ食べだしました。うつろだった表情に、笑顔も戻ってきました。

義母は変わりはしないと思います。同居中も話し合いが数度あったのですが、翌日には元通り、もしくは悪化するのです。しかしこれが最後と思って、今後の勉強のために、伝えてみます。

投稿: ゆう | 2010年12月21日 (火) 13時14分

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