料理本の使い方
●料理本を買って熟読すべし
料理を巧くなりたいからといって料理本を買ってしまうものだが、料理の初心者は料理本を買うべきではない。買った所で料理本の使い方が解らないから、所詮、本棚の肥やしになるだけなのである。料理本は料理が或る程度巧くなった人たちが買うものなのであって、それ以前は料理雑誌で充分なのである。
出版の世界で料理本は非常に売れ易い分野だ。そこそこのいい本であるなら、確実に売れてくるものなのである。なんで料理本がそんなに売れるのかというと、既婚女性たちは日々料理を作るために、そのネタに困っており、そのネタを調達するためにどうしても料理本が必要なのである。
料理本は料理雑誌とは違う。そもそも定価が高い。それに料理本は料理雑誌と違って、そう簡単に廃棄することはできない。料理雑誌は意図的に保管しないと保管しないものだが、料理本はそういう意思がなくても保管し続けてしまうものだ。だから料理本を選ぶ時は慎重に選んで買うことだ。
①写真入り
まず料理本の条件として絶対に写真入りの料理本を買うことだ。文字だけの料理本は読者のことを考えていない。料理の場合、その制作過程を写真で見せて貰えれば簡単に解ってしまうので、その写真を掲載しないというのは、その著者の思考に重大な問題があるということなのである。
②料理をした人のインタビューが掲載されていること
料理はその料理を作った人の性格が如実に反映されるので、料理をした人の写真やインタビューが掲載されていた方が、その料理本の趣旨が明確になるのだ。料理本の出来不出来は、料理人の顔で判断していいといっても過言ではない。美味しい料理を作る人は顔の表情が物凄くいいのである。料理本を買うような既婚女性にとっては、その料理人の考え方こそが重要なのであって、その人の料理に関する考え方が解ると、自然と料理が上達してしまうものなのである。
●まずは料理を作ってみる
料理本は普通の本とは違って、本を読んだだけでは理解できないようになっている。料理本を読んでみて、何か気に入った料理があったのなら、早速、自分で料理してみるべきなのである。意欲が湧いている時に料理を作ってみないと、永遠にその料理を作ることがなくなってしまうのである。
料理本というのはそれを読むことで理解すると同時に、体を使って理解しなければならないのだ。実際に料理してみると、料理のことが非常によく理解できるようになっているのだ。料理本を皆同じだろうと思っている人は、料理本はその料理を作る人が誰かで大いに違ってしまうということが解っていないのだ。
実際に自分が料理をしてみると料理本の良し悪しが解って来る。まず料理研究家なら主婦経験者であることが絶対条件なのである。主婦を経験しているからこそ、飽くまでも家庭でできる料理になっているのだ。料理本で一番使い勝手がいいのは、やはり自分と同じ主婦の料理研究家が作った料理本だろう。
かといって主婦だけが作る料理本だと、家庭料理の枠内に収まってしまうので、そこで男性の料理人が作った料理本が有益となって来るのだ。男性の料理人が作る料理は、基本的にお金を支払って食べる料理だと思っておいた方がいい。味付けがしっかりとしているし、料理が出来上がってみると、如何にも豪華な料理になってしまうのだ。
但し、お菓子に関しては女性の料理人が作った物の方が自宅で作るにはいいのだ。というのは男性がお菓子を作ると甘くし過ぎてしまい、それを食べ続けていると女性はどうしても太ってしまうからだ。その点、女性の料理人は甘さを控え目にしているので、食べた時は強烈な甘さを感じないが、その反面、そのお菓子を食べても太らないのだ。
料理本で絶対に買うべきではないのは、独身女性や独身男性の書いた料理本である。独身だと愛する家族のために作ろうという意欲がないので、どう考えても異常な料理が紹介されて来るのである。それ以上に駄目なのはオカマが書いた料理本で、オカマが紹介している料理は全ての分野で何かがおかしいのだ。見た目は整然と整っているのだが、それを見ただけで何か不気味さを感じてしまうのである。
●料理本の落とし穴
料理本を買って幾ら読んでみても、どうも巧く行かないと嘆いている主婦たちのために、料理本の落とし穴を紹介しておく。本来なら自分が悪戦苦闘して気付くべきものなのだが、意外とこの落とし穴に気付けない主婦たちが多いので、先取りして紹介しておいた方がいいだろう。
①味付けが関東標準
まず料理本で紹介されている料理は、特別にコメントされていない限り、味付けが関東標準だということなのである。和食では関西は鰹節と昆布を使ってしっかりとダシを取るのだが、関東は醤油と塩がメインになっており、かなり塩っ鹹い料理になっているのだ。これは江戸時代の経済格差が生んだ悲劇で、関東は関西に比べて貧しかったので、鰹節や昆布をそう簡単にふんだんに使うことができなかった。そのため醤油や塩を使って味を誤魔化すことをやってしまい、それが今現在に至るまで続いているのだ。
しかも東京は美味しい水が取れなかったために、関東の中でも非常に塩味が強い料理になっているのだ。地方の人たちは「関東=東京」だと思っているのだが、東京は矢張り別個の都市なのである。そのため薄味に慣れている京都の人たちが東京の料理を食べれば、その塩味のきつさに嘆いてしまうことだろう。
②調味料の変化
和食では塩なら天日塩、砂糖なら黒砂糖、お酢なら純米酢と決まっているものだ。しかし近代以降この調味料が変化してしまい、塩は化学塩に、砂糖は白砂糖に、お酢は穀物酢になってしまい、これらの調味料を使うと、どうしても和食の料理が美味しくなくなってしまうのだ。料理本でも特別の記載がない限り、間違った調味料が使われている場合があるので、それらの調味料で味付けをしてもどうしても美味しくはならないのだ。和食は天日塩と黒砂糖や純米酢を使うと、本来の味になるものなのである。
③手順が実践的ではない
料理本では手順が実践的ではない。本を執筆したために、事細かに書いてしまうのである。家庭料理では何か1品料理だけを作るという訳には行かない。他の様々な料理を作りながら料理を作って行くので、余りにも時間がかかりすぎる料理は作れる訳がないのだ。調理の時間を短縮させるという配慮を必ずすべきなのである。
④個性が強すぎる料理は美味しいとは感じてくれない
料理本の料理を忠実に再現してみても、家族から喜ばれない場合がある。料理には料理人の個性が出て来るので、その個性が食べている人たちに合わないと美味しいとは感じられないのだ。それゆえ個性の強すぎる料理は要注意なのである。大衆食堂で出される平凡な料理なら誰が食べても美味しいとか感じるが、高級レストランで出される料理には好き嫌いが出て来るのと同じことだ。
⑤愛情が入っていないと料理は美味しくならない
料理本を見ながら作って、自分でも出来がいいなと思っているのに、家族の反応がイマイチな時がある。それはその料理に愛情を入れることを忘れているのだ。自分がきちんと料理を作ろうと焦ってしまった余りに、愛情がなくなってしまい、その料理を食べると味はいいのだが、何かが足りないと思ってしまうのだ。また離婚経験者である料理研究家の意見はそのまま採用してはならず、必ず割り引いて考えることだ。料理研究家は仕事が忙しいために、中には離婚してしまう女性が出て来るので、その手の女性が作る料理は美味しいのだが、矢張り何かが物足りないのだ。
●料理本の料理を自分で書き出してみる
料理本を買ってしまうと、その材料や手順がしっかりと書かれているのだから、レシピを作ったりしなくなってしまうものだ。しかしそんなことをやっていると、イマイチその料理に関して理解することができないのだ。料理本で紹介されてある料理でも、自分がレシピに書き出すと良く解るものなのである。
特に味付けない関しては料理本の記述をそのまま採用することはできず、自分の家族たちに合わせた分量に変えた方がいいのだ。例えば味付けの濃い料理を好むなら味付けを濃くすべきだし、薄味を好むなら薄味にすればいいのだ。料理は味付けの加減1つで、まるで違った料理になってしまうので、家族の好むポイントを探し出すことだ。
もしも自分が料理本を買ってみて、その作者が紹介している料理が好評なら、その作者が出している本を重点的に揃えて行くことだ。料理はあれこれと色々な人々に学ぶよりも、自分が好きと思える人から重点的に学んでしまった方が上達は早いのである。物真似するからこそ基本が出来上がるのであって、基本が出来たのなら、徐々にその人から離れて行って、自分のオリジナル作品を作っていけばいいのだ。
料理本を購入するだけでなく、料理エッセイを買ってみることだ。料理エッセイはその作者の料理に関するアイデアが惜しみなく紹介されているので、そのアイデアが料理に非常に役立つことになるのだ。料理のプロたちが日々実践する中で見つけ出したアイデアを、自分が見つけ出そうとすれば相当に時間がかかってしまい、非常に労力と時間の無駄になってしまうのだ。
但し料理エッセイはその性質上、一読すれば終わりなので、図書館で借りた方がいいともいえる。料理エッセイをごっそりと借りて自宅でじっくりと読んでいると、そのアイデアの宝庫から様々なアイデアを頂戴することができ、自然と料理が巧くなって行くことができるようになるのだ。
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コメント
明けましておめでとうございます!タマティーさま!
例の同居問題の件でゴタゴタしており、新年のご挨拶が大変遅れてしまいました。
今回の同居の事は大変残念でしたが、解消させていただくことにしました。
たった四週間足らずの同居でしたので、世間の人は「こらえ性がなさすぎる」と呆れることでしょう。が、私の実力からいって、今、解消しなければ、結婚生活が壊滅してしまうのが目に見えてしまいました。
バカだアホだと言われようが、子どもを精神病にするのに比べたらへのカッパです。
主人には申し訳ないことをしてしまいましたが、これからの人生の中で恩を返せるように努力します。そのためにも、タマティーさまのブログを、今後も拝見させていただければありがたいです。
タマティーさまの益々のご活躍をお祈りいたしております。
投稿: ゆう | 2011年1月 5日 (水) 15時40分
ゆうさん、明けましておめでとうございます!
ゆうさん、世間の人がどうのこうとか、お金の問題がどうのこの、息子さんが精神病になってしまうとかじゃなくて、これって旦那さんのメンツ丸潰れじゃないですか?
というか癌面崩壊ですな、これは。
旦那さんはこの件でなんて言ってた?
これでは夫として立場ないですよ。
この姑さんは本当に問題ありすぎですよ。
姑さんが引っ越しを誘っておいて、1ヵ月後に嫁が逃げ出したのなら、余程、ひどいことをやりまくったわけですな。
それに対して今回、ゆうさんは姑さんに宣戦布告をしたようなものなので、今後の展開が楽しみです。
大雪が日本海沿岸で降りまくっているけど、ゆうさんの近辺では血の雨が降るかもしれないので、今後、タマティーは傘をさしながら、記事を書くことにします。
引っ越しの際にはトトロの森から猫バスを派遣しますので、家族全員で乗って下さいね。
但し、姑さんは乗車禁止です。
投稿: タマティー | 2011年1月 5日 (水) 19時47分
タマティーさまの言うとおりです。
主人の面目丸つぶれです。
しかし今はそれを承知の上で、主人も別居を受け入れてくれました。
今回の同居で分かったことの一つが、今は私たち夫婦が何をやったところで、義理両親は全てを恥ととること。そもそも、私たちの結婚が気に入らなくなってしまったのです。
私たちに「同居しろ!」爆弾が投げ込まれた頃、主人の実家内部が大モメしていました。①姑&舅がケンカして、別寝室になった②次男の結婚式が決まったが、式の挙げ方が気に入らない(次男が嫁の言いなりにされていると義理両親は激怒)③26歳の長女が、初の一人暮らしを県外でするため実家を飛び出てしまった……など。
子ども達が言いなりにならなくなってきたことによってたまった不満が、一番身近にいた長男夫婦に向けられたと、ヒシヒシ感じています。
結局、長男夫婦にもないがしろにされたと、義理両親は悲嘆しています。
可哀想だけど、まだまだ元気で働いている義理両親の大きな不満や怒りを、一手に引き受ける余裕が私たち夫婦にはありません。
幼い子ども達が大きく育った時、改めて向き合えればと考えています。
投稿: ゆう | 2011年1月 6日 (木) 08時46分
ゆうさん、恐らく旦那さんは優しすぎるんですな。
タマティーなら怒りの鉄槌が母親に下りて、、この問題を解決させてしまうんだけど、旦那さんはそうじゃないんですね。
優しさだけじゃ、この手の問題ババァに対抗できませんよ。
でも、今回の一件で夫婦の絆が非常に強固になって、逆に良かったんじゃないかな?
これってお金では買えないから、怪我の功名ですよ。
旦那さんの顔は丸潰れだけど、旦那さんはゆうさんをこれまで以上に大事にすることでしょう。
それと今回の一件で家族を巡る問題が明確になったことで、今後の対策をきちんと打てるようになると思います。
弟さんや妹さんには今回の騒動を伝えておいて、ゆうさん夫婦に有利な状況を作り出すことです。
対姑包囲網を形成しておけば、姑さんも手出しはできないでしょう。
投稿: タマティー | 2011年1月 6日 (木) 18時58分
主人は優しいし、のん気すぎたかもしれません。
私、同居のキッカケをタマティーさまに伝えましたでしょうか…。
ある朝、我が家の玄関のドアノブに、次男のお宮参り時の記念写真が掛かっていました。それは義理実家に差し上げた写真でした。私たち夫婦は意味が分からず、その日の夜に主人が義母を訪ねて問いただしました。すると義母は「同居しないのならば、目が届かないような遠い場所へ引っ越せ。もう孫とも思わないから好きにしろ」と言ったそうです。
いきなりの話に私は驚きました。報告し終えた旦那は「自分は実家に入るから楽だけど、ゆうは大変だろうから、同居するかどうかはゆうに任す」と私に言いました。これを聞いた時、この同居は上手くいかない可能性大だと、実は頭の片隅で感じてしまいました。
とにかく私たち夫婦は、まだまだ未熟すぎることが存分にハッキリと分かりました。
姑さま包囲網、コツコツと造成していきます。
後は、お舅さまが顔見世興行を望んでくれているので、やっていきたいと考えています。
投稿: ゆう | 2011年1月 7日 (金) 14時42分